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2025-11-03 15:22

56|福岡の51歳男性「独りは寂しい」 中高年にマッチングアプリ定着…裏ではトラブルも

西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。恋人や結婚相手を見つけるツールとして定着しつつあるマッチングアプリ。近年、利用者は若者にとどまらず中高年、さらには高齢者にまで広がっているようです。「1人で生きていくのはやっぱり寂しい」と思い利用を始めた51歳の男性会社員に、本田彩子記者が話を聞きました。

◆収録日:2025年9月25日

◆出演:本田彩子(報道センター)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞mePodcast #西日本新聞ポッドキャスト

サマリー

マッチングアプリは中高年層にも広がっています。福岡に住む51歳の男性が体験談を紹介しています。彼は同級生の結婚がきっかけで登録し、マッチングアプリで出会う楽しさやその結果について話しています。しかし、利用する際のトラブルやリスクについても触れられています。この男性は、マッチングアプリを利用して出会いを求める中で、トラブルや詐欺の実態についても語ります。中高年層におけるマッチングアプリの定着と、それに付随するリスクが浮き彫りになります。

中高年層のマッチングアプリ利用
西日本新聞 Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話ししています。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今日は、報道センターの本田さんに来てもらいました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。報道センターの本田彩子です。
今回はですね、僕も新聞、ついついグッと前のめりで読んでしまったんですけど、マッチングアプリの話を聞きたいなと思ってお伺いしようと思っておりますと、中高年の新たな出会いの場にということで、見出しもとって確かあったと思うんですけども、そうなんですか?
そうですね、マッチングアプリって言えば今、若い人たちの間では普通に恋人を見つけたり、結婚してる方もマッチングアプリでってすごく多いと思うんですよね。確か子供家庭帳とかの調査で4人に1人はマッチングアプリを理由に結婚してる。
私もそういう若い人が使うツールなのかなっていうふうに思ってたんですけど、結構もう年代関係なく使ってる人が多いんだよっていう話があって、結構中高年でも普通に使っているって話を聞いてちょっと取材を始めました。
で、あれですよね、1人の男性の方にお話を聞けたんですよね。
そうですね、福岡市の会社員で51歳の方。
僕とあんまり変わらない。
マッチングアプリを使ってらっしゃるということで、かつこのマッチングアプリが普通のマッチングアプリではなくて40歳以上を対象にした。
そういうセグメントを切ったマッチングアプリがあるんですね。
私も取材をして知ったんですけど、やっぱりこの20代とか年代を区切らないやつになると、ちょっと50歳以上とかは使いづらいところがあるみたいで。
わからんじゃないですね。自分自身を置き換えても、それはなんもなんでも20代と言われたらこっちゃよくても向こうが嫌だろうなと思うし。
うまくマッチしなかったり、あとちょっと冷やかしとかがあったり。
50代以上の人は本気、40代50代とか本気なのにちょっと向こうはちょっとふざけてたりということがあるんで。
本当にマッチしたい40歳以上を対象としたマッチングアプリが、私取材させていただいた会社さん以外にも結構何種類も出てて。
しかもかなり好評ということでニーズはかなりあるというお話をマッチングアプリの会社の方から伺いました。
体験談と出会いの楽しみ
この51歳の男性の方はマッチングアプリを始めたきっかけってのがあるんですか。
そうですねきっかけを聞いてこれもびっくりしたんですけど、同じ同級生、去年から始めたって言ってたんですけど、当時50歳か51歳かの同級生が全く同い年の女性と結婚されててことがあって。
その2人が何で出会ったのかなっていうのが結婚式に呼ばれた時に気になったみたいで。
ずっと聞いて、進路の方は言いたがらなかったらしいんですけど、新婦さんが普通にマッチングアプリですみたいな風に言われて。
やっぱりそうなんだって思ったみたいで、その披露会の日に自分も登録したそうです。
高度力ありますね。
すごいなと思って早いの。その日のうちにやっぱりマッチングアプリで出会えるんだって。
登録したっておっしゃってました。
その方はずっと独身の方だったんですか。
元々ご結婚されてお子さんもいらっしゃったんですけど、8年くらい前に離婚されて今は独身ということで、やっぱり一人で生きていくのは寂しいということで。
寂しかったよね。
常に人生100年時代ですね。まだ全然先も長いので、常に恋愛していたいっていうタイプの方でしたね。お話を聞いたら。
出会いを求めてマッチングアプリっていうことでした。
若々しくもありますね。
若々しいですね。今のそれこそ40代50代60代ってそういう方すごく多いっていう風にマッチングアプリの会社の方もおっしゃってました。
登録しましたと。ここの方の話を少し聞いていきたいんですけど、登録しました、出会いは実際あるもんなんですか。
そうですよね。もしかしたら人によるかもしれないんですけど、少なくともこの方は顔写真とか自分のプロフィールとか趣味とか入れて登録したらすぐマッチ、いいねっていうのを押すんですよね。
お互いいいねが一致すると会ったり約束ができるってことなんですけど、かなり複数の方から間もなくしてきたっておっしゃっていて、そういうもんなんだと思ったんですけど。
それで10人以上、1年ぐらいですけど始められて会われて、最近偶然近くにお住まいの方とマッチされて、彼女のような関係に今なってらっしゃるっていうお話でした。
よく話ですね。よく話ですよね。
そうですね。すごく楽しいって。
よろうかと思いますけど、僕ら世代の老いちゃんが普通に生活してても1年間に10人の女性と出会うとか、なかなかねえって思うんですよ。
趣味が一致してて、この方も自分が50代だからできれば同年代の方と出会いたいってそういう条件も設定できるみたいで、
それでほぼ同じ50代の方と出会われて、趣味も似てたりして、すごく充実した毎日だというお話でしたね。
いいですよね。仕事終わりに一緒にジョッキングしたり、お酒飲んだり。
トラブルとリスク
されてるっておっしゃってました。
で、こんな男性っていうのは、それこそさっきその結婚式もそうだったですし、この方もそうなんですけど、実際その数字の上でも増えてるっていう話なんですか?
そうですね。ちょっと古いデータなんですけど、MMD研究所っていうところが2023年に実施した調査では、20代とか30代って半数以上とかなんですけど、マッチングアプリの利用経験者ですね。
ただ40代でも33%、50代でも19%、60代でも13%がマッチングアプリの利用経験があるっていう回答だったんで。
50代から60代で数字はあんまり下がらないですね。
そうですよね。なんで最初、中高年で話しちゃっても、高齢者に違い方でも利用された経験があるんだなって、ここまで幅広い年代に浸透してるものなんだなってことは取材をして、私自身も初めて知りました。
それこそ背景にはみたいな話っていうのは何か?
そうですよね、まず離婚が増えている。過去最高とかではないんですけど、ここ数年ちょっと離婚が増えている。
増加傾向ってことと、あと全く結婚、生涯一度も結婚されない方、50歳児で測るっていう調査があるんですけど、50歳まで一度も結婚経験がないっていう方が男女ともに増えている。
結婚が絶対ではなくなっているっていう状況の中で、ただ人生100年時代で、もういいやっていうよりもまだ先が長いからって考えられる方が多いのかなという、そういう背景があるのかなと思っています。
一世代前の50代というのと、今の50代ってそれはちょっとやっぱ本当に寿命が伸びてるものと本当に違いますよね。
若いですし、もう恋愛はしないとかそういう年でもないのかなというのもあります。
あと恋愛だけじゃなくて、それこそ結婚までは考えてないけど一緒に趣味を楽しみたいとか、ジョギングとか登山とか、そういう目的の方も一定数いらっしゃるっていうのを伺いました。
なんかほのぼのとしたいい話ばっかりでもあるんですが、なんか心配な部分もあるじゃないですか。やっぱりマッチングアプリいろいろとトラブルって言ったらあれだけど、そういったのは大丈夫なんですか。
そうですね。やっぱり各報道とかでもマッチングアプリはすごくいろんな事件絡みで問題になっていて、
もともと私もこの取材をしようと思ったのが、障がいのある方の向けのマッチングアプリでぼったくりが多発してるとか、そういうのがすごく問題になった時期だったので、
マッチングアプリの実態っていうのを一回取材したいなと思っていて、うちも警察担当だったりがそのマッチングアプリでこれだけ騙された人がいるっていう話も書いてたんで、ちょっと違う方向にはなったんですけど、
実際こういう流行の裏でトラブルが絶えないという事実はありまして、福岡県警によると恋愛感情を抱かせて金銭を騙し取るロマンス詐欺は、
24年の認知件数が313件あるんですけど、そのうちの3割以上がマッチングアプリがきっかけだったというデータもあります。
やっぱり相談ねっていう部分はありますよね。
そうですね、やっぱりリスクはすごくあるのかなと思います。福岡県消費生活センターにも取材をしたんですけど、マッチングアプリっていう項目でのちょっと相談は調査のデータが取れなかったんですけど、
マッチングアプリとトラブル
マッチングアプリを含む異性交際関連のサービスをめぐるトラブルの相談も大体年間100件ずつ多いときは200件とか寄せられていて、5年間で1000件以上寄せられていることが分かりました。
具体的にはマッチングアプリで知り合った女性にお金を払ったんだけど、直接会うことができなかった。そういった相談もあるようです。
あれですよね。マッチングアプリを悪者にするかどうかは別としても、そういったトラブルとか詐欺とかお金取られちゃったとかいうこともあるんですよってことなんですね。
そうですね。本当に出会いを求めてるんじゃなくて、何か騙そうとして利用されてる方もいるので、やっぱりそういうアプリの運営会社もかなり厳しくそういう本人確認の強化や悪質な利用者を排除するっていう対策はやってらっしゃるみたいなんですけど、なかなかそこをすり抜けてっていう現状もあるんだなということが分かります。
なんとも言えないけど、白黒つかないような話ももちろんするでしょうからね。
記事も最後の方に書いてますけど、いわゆる冒頭でご紹介した男性もトラブルにあったこともある?
そうなんですよね。やっぱりいい話だけじゃないっていうのが男性の話からも分かったんですけど、男性も本人は出会いたくて一回会ったんだけど、相手はもう完全に食事をおごってもらうことだけが目的で、それ以上はもう恋愛とかはしないっていう人もいたり、
偽物の宝石を売りつけられそうになったっていう話も、明らかに偽物でもうそれを高値で買いませんかっていう相手もいたし、行ったことあるお店で食べたらいつもの値段の3倍ぐらいの値段を請求されて、これはお店とグルになってやってるんじゃないかとか、そういったケースも、そこは女性の方が決めたお店だったみたいなんですけど、
そういうトラブルもたくさんたくさんあるんだよっていうことを教えていただきました。
この男性の方もまあまあなんていうか、まあ騙されてますよね。
そうですね、本人もおっしゃってたんですけど、やっぱ一定数ちょっと悪い人が紛れ込むのがマッチングアプリだと思っていますっていうことで、多くの人は最初にそういうちょっと悪い人に引っかかっちゃったらもう無理かなって言って諦めちゃうと思うんですけど、本人はまあそういう人もいるみたいな前提でやってらっしゃるんで、めげんずに使われて出会われたっていう形みたいですね。
なんかこう、この記事を読みながら、その部分がこの男性が、僕の感想が合ってるとか間違ってるとかもう言わないで欲しいんだけど、大人だなというか、マッチングアプリはある意味正しくて、正しくなのかなんなのかわからないけど、
いい距離の取り方をしながら使ってらっしゃって、ちょっと危ないとかひどい目に遭うこともあるけど、まあいい出会いもあるよってことなんでしょ。
そうですね。
普通に恋愛しててもそうだしっちゃそうだしって。
そうですね、いろんなリスクはありますよね。
なんか僕もそうだなと確かにマッチングアプリに限らず、それは悪い人が紛れ込んでるって男性の話はまあそりゃそうだしって。
結構なんか同僚の若い方とかともマッチングアプリの話はするらしくて、今日マッチングアプリで出会った人と会うんだとか、こういう人に騙されないためにはどうしたらいいとか結構下の30代とか20代の同僚に聞いたりしてやってました。
会社でもみんなやってるからっておっしゃってました。
全然恥ずかしいことではないと少なくともその男性はおっしゃってて、それぐらい浸透してるのかなっていうのは思いました。
僕らの世代にはなかったもんだから、なんかすっごい珍しい気がするんだけど。
そうですね。
えーと思うけど、まあ今のそれこそ若い記者もみんなやってるのかもしれないですね。
そうですね。
聞くと結構普通に皆さん使ってらっしゃる感じだったんで、特別なものってものではないのかなというふうに思います。
なるほど、そういうことなんですね。
はい。
じゃあまあ注意もしながらでも楽しむのもいいんじゃないですかっていう話でいいんですかね。
そうですね。やっぱりリスクはもちろんあっていろんな事件とかも起きてるけれども、そういう新しい出会いのツールとしていろんな年代に使われているという現象もあるという。
ありがとうございました。このあたりでいいですね。
はい。
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ありがとうございました。
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