今回はインターネット空間を飛び交う様々な情報をあなたの匿名取材班がチェックするアナと空ファクトチェックがスタートしましたが、
ちょっと今回のこの内容に入る前に、最近よく耳にするファクトチェックってそもそも何っていう話と、
平峰さんと市宮さんがアナと空ファクトチェックを始めたきっかけをよかったら教えてください。
はい、昨年ですね、11月頃に炎上ポリティックスっていうSNSと選挙について取材をする企画を市宮さんと他の先輩記者たちと一緒にやりました。
それの中で11月にちょうどタイムリーに兵庫県知事選がありまして、
斉藤元彦知事が再選したのを受けてすぐに兵庫に行って、初めて県庁に登庁する日に合わせてですね、現場に行ってきて、
そこに集まってた200人ぐらいの支持者の方たちに聞き込みとかをして、
すごくマスコミが信用されてない、マスコミは信じないからとか肝心なことは報道しないからねと散々言われまして、
何が起こったのかなというのを取材していると、選挙期間中っていうのが公正に中立にっていうのを大事にするんですけど、
その中で斉藤さんについて失職数に至った経緯とか、読者が知りたかった部分っていうのがなかなか見られなかった、届かなかったようで、
そこの溝を埋めたのがSNSだったっていうことが、私たちは兵庫を担当してるわけじゃないので、実際のところわからないんですけど、そういうことが起こっていたようで、
メディアとして何ができるのかっていうのを、今年の参院選に向けてそこから議論をして、ファクトチェックをしようというふうに取り組んだというのが経緯です。
そうですね。
そうでしたよね。
平峰記者が言ったみたいに、そもそもやっぱり政治とか選挙とか、いろんな物事がそうなんですけど、意見とか考え方が違うなっていうのがあって、
それで話し合いをしたり議論したりとか、対立するっていうことがあると思って、民主主義っていうのは多分そういうもんだと思ってるんですが、
ただ、Aさんに投票したいとか、Bさんは嫌だとか、A党が好きだとか、B党が嫌いだとか、そういうのって実際に選挙の場面では得票として実際に現れるものなんですけども、
意見の考え方が違って溝が埋められないっていうのは多分当然というか、そういうことはあるものだと思うんですけど、
ただその議論だったり対立するものの事実自体が間違っているとか、全く違うという場合には、
それで民主主義によって一票が投じられて、事実が根底が違うものを元に議論した上で投票してしまうっていうのは、
有権者にとっても民主にとってもかなり不幸なことだなと思ってます。
さっき平美音記者の話でもあったように、公選法っていうのは本当は報道の自由っていうのは認めてるんですが、
これまで選挙期間中に入ると、公正中立だというようなことを報道機関は我々が考えてしまって、
あまり踏み込んだ報道をしないと、AさんBさんについての踏み込んだ論評をしないみたいなのがあったりしたので、
兵法知事選では明らかな虚偽の情報とかが流れたりとか、それに何もできなかったんじゃないかということで、
オールドメディアの敗北というようなことも言われたこともありました。
今回アナトシックチェックでアンケートを取ってみたところですね、いろんな意見をSNSと選挙に関することで思うことないですかっていうのを呼びかけたら、
なんで兵法知事選の時にデーマを放置したんだとか、何が真実かわからなくなってしまったとか、期間中もちゃんと報道機関がファクトチェックすべきなんじゃないかっていう声が結構寄せられたりしたんですね。
今回もそのいわゆる新聞の読者の皆さんが見る人、読んでくれるもの、
新聞の読者さん以外、SNSとかを見る人たちにもファクトとは何なのかというのを届けられないかということを考えてファクトチェックをやろうということになりました。
ファクトチェックってどういうふうにやってるんですか。
一応、日本ファクトチェックセンターというところがやっているファクトチェック要請講座を受け、ファクトチェッカーという認証をいただいた。
満点だった。
満点だったんですよね。
そう、私もそれ聞きました。
なんとか夜なべをして。
夜なべをして、いいか。昭和感が。
ファクトチェックっていうものはですね、一応国際的な一定の基準があって、いろんな国際的に、例えばアメリカとかヨーロッパだったりとかいろんなところあちこちであります。
日本にもいくつかそうやってファクトチェックに取り組んでいる団体があって、私が今言ったような日本ファクトチェックセンターとかですね、アドインファクトとかさまざまなファクトチェックをしている団体があります。
実際に多分、この前の参戦の前後にも、例えばニュースの一覧の中にファクトチェックしたそういう団体のものが入ってきたということで目にした人がいるかもしれません。
ファクトチェックっていうのはその通り、ファクトをチェックする事実を検証することなんですが、これ大事なのは何を検証対象とするのかっていうところで、
例えばあくまで事実が正しいのか正しくないのかっていうのを検証するので、例えば何々になりそうだとか好きか嫌いかとか、意見みたいなものについては検証しようがないのでしません。
そういう一定の基準というのも一定学んだ上で、我々取材班としても検証していったという感じですね。
例えばある事象に対して、資料とかデータを調べて当局、国とかそういうところに取材したり当事者を取材して、後は迷えば専門家の意見を聞くと。
本来記者が従来やってきた取材活動とほぼ同じことをするんですけども、それを一定のほぼ正確だとか誤りだとか不正確だとかミスリードだっていうのを判定を、いわゆる取材をしてきた結果としてちゃんと判定をして出すっていうのが一つのファクトチェックのありかなと思います。
一つ今回ちょっと取材班としてもこだわったのが、事象というか情報というかの真偽を検証するだけでなくて、虚偽の情報が拡散されたことで、例えばどのような影響が起きてしまったのかとか。
なんでそのようなデマとか情報が拡散してしまっているのかとか、そういったことも伝えることで少しも読者とか有権者の皆さんに今SNSで何が起きてるんだろうかっていう現象を理解してもらえないかなということで取り組みました。
どういう情報とかを検証するかについてなんですが、これも我々アナトク迷子財閥とつながる特配の皆さんが、これ検証してくれませんかってこういう情報飛び交ってるけど本当なんですかみたいなものを募る形を中心に検証していこうかなということでやらせていただきました。
アナトクファクトチェックの初回の投稿はどんなのが寄せられたんですか。
ありがとうございます
最後にお二人それぞれ伝えたいこととか言い残したこととかはありますか?
実際その参院選がこの前の日曜日で終わって、期間中に福岡を特化した何かフェイクがあったりとかしたら対応しなきゃねとかを話してたんですけど
実際にこうやってJAの取材とかもしてみて、時間もかかるし、その題材選びからどういうふうに判定するかとか結構悩ましいところが多かったんですよね
大学のそういう詳しい先生とかに取材をすると適切なタイミングで出さないと、しかも新聞でネットのフェイクをやったってしょうがないというか
ネットに出さなきゃ意味がないし、それも72時間とか一晩二晩って経つともう鎮静化するのであまり意味がないっていう話をされて
なおさらどうやって効果的に出せるのかっていうのは課題だなというふうに思いました
今参院選の話がありましたけれども、我々も参院選の前から対象の言説というか情報をチェックしながらファクトチェックをしてたんですけど
選挙期間中にいかにファクトチェックできるのかっていうのが一つの大きな課題だったんですが
実際に選挙期間中直前だった選挙期間中の発言でのファクトチェックをするという試みをやりました
たださっき檜原記者が言ったようにすぐできたのかとか
ファクトチェックに対するファクトチェックをまたするとかいろんなことがSNS上で行われたりして
結局その一部の政党の人たち、支持者の方たちも含めてそうなんでしょうけども
ファクトチェックの対象になったことでむしろ注目を浴びたんだと
それが投票につながったんだみたいな声は識者も含めていろんな方がおっしゃいます
そうなのかと思いつつも、ただ最初序盤でも話したんですけれども
やっぱり議論の前提が事実、ファクトなのか
それが事実じゃないのだとするとやっぱり議論していることそのものがやっぱりおかしくなってしまうので
我々としてやっぱりある種補助期間としてそういう事態がないようにということで
引き続きですね選挙に問わずだと思いますけども
いろんなファクトチェックっていうのはこれからも続けていければというふうに思っております
ありがとうございます
今回はアナトクファクトチェック57万回再生のYouTube動画は謝りについてお届けしました
平峰さん、市宮さんありがとうございました
ありがとうございました
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ではありがとうございました
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