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2025-02-27 17:20

17|あな特アワード1位『給食室の酷暑』「まさか」「人ごとでは」通信員から反響と共感

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。


 あなたの特命取材班は2024年、寄せられた情報や調査依頼などから、紙面や「西日本新聞me」に計195本の記事を掲載しました。このうち取材班が厳選した15本について、印象に残ったものを無料通信アプリLINE(ライン)でつながる「あな特通信員」に投票してもらいました。最も票数が多かった「あな特アワード」は、「40度!? うだる給食室 エアコンの設置進まず 熊本、鹿児島市10%以下 福岡市は半数」でした。

 「酷暑なのに小学校の給食調理室にエアコンがありません」。「あなたの特命取材班」に、給食調理員の知人を持つ長崎県佐世保市の50代男性から情報が寄せられました。調べると、同市では給食調理室がある全小中学校にエアコンがなく、熊本、鹿児島両市も設置率10%以下。福岡市は5割を下回った。記録的暑さのこの夏。夏休み前の調理室は高温多湿で熱中症の危険も高かったはず。なぜ設置が進まないのか。記者が取材しました。


◆出演:野村創(報道センター記者)、宮﨑真理子(あなたの特命取材班事務局長)、梁京燮(MC/販売部)/ 音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)


◆収録日 :2025年1月16日


◆野村創記者の記事一覧
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Summary

このエピソードでは、給食室にエアコンが設置されていない問題に焦点を当て、特に佐世保市の状況を調査した野村記者の記事を紹介しています。暑さの中で給食を提供する現場の厳しさや、自治体間でのエアコン設置率の違いが取り上げられており、エアコン整備の重要性が語られています。給食室の夏の過酷な環境に対する反響や理解が深まり、調理員たちの実情を知ることで改善の必要性が強調されます。

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西日本新聞ポッドキャスト 西日本新聞あな特ポッドキャスト
このポッドキャストは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで 読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも答えちゃおうという番組です。
こんにちは、西日本新聞社の梁教授です。
こんにちは、あなたの匿名取材班の宮崎です。
こんにちは、西日本新聞の野村です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
野村さん、初登場ということで。
そうですね、緊張してます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そう緊張なさらずに、梁の家に来たと思ってですね。
くつろいでいてもらったらと思いますので。
よろしくお願いします。
簡単にちょっと自己紹介をしてもらっていいでしょうか。
私は1997年に入社して、本社とか長崎総局、熊本総局で那覇駐在というのを経て、2023年の4月から本社の報道センターでキャリアをしております。
沖縄長かったんですか?
沖縄は2年間やってまして、楽しませてもらいました。
早期そばが食べたいです。
いいですね。
アナトクアワード受賞記事の紹介
ということで、もう早速今日の本題に入っていこうと思うんですけど。
今日はなんと、アナトクアワードに選ばれたということで、言ってみたら、アナトクの中のアナトクみたいな記事の紹介になると聞いてるんですけど、アナトクアワードって何ですかね。
アナトクアワードっていうのは、まずアナトクは去年ですね、寄せられた情報とか調査依頼などから、紙面とかですね、あとは西日本新聞MEに掲載された本数が195本。
2024年、195本。
その中で、取材班が選んだ、厳選した15本について、LINEで繋がるアナトク図書院に、どれがどの記事が印象に残りましたかというアンケートを取ったんですけれども、その中に、それで1位に、アワードに選ばれたのが野村記者の記事になります。
なるほど。それが今日の話ということで。
話のタイトルを言うと。
40度、うだる給食室、エアコンの設置進まずという記事になるんですけども。
これは衝撃的な記事でしたね。
8月の22日に掲載された記事です。
真夏に掲載された熱い記事。
そうです。
記憶に新しいですよね。
今年の、去年の夏、熱かったですもんね、本当。
そうですね。
野村さん、この話題は何でまた取り上げたんですか。
私が去年の夏に、あなたの匿名取材派の担当になって、最初に目に留まったのがこの投稿で。
ちょうど本当に熱い時だったので、本当に最初はエアコンがないのか驚いて、仕事に入ったんですけども。
投稿されたのは、あそこそ給食室で働く方ですか。
いや、それがそうではなくて、人づてに聞いて、佐世保市の方だったんですけども、投稿してきたんですよね。
給食室のエアコン設置状況
その方を通して話を聞いて、佐世保市の教育委員会に聞いたところ、私立の小中学校38校全てにエアコンが設置されてないということが分かったので。
衝撃ですよね。
それで、これは佐世保だけの問題なのか、九州全体の問題なのかということを、九州の大きな市の方に取材を広げて。
そうしたら、北九州市とか福岡県の久留米市とか佐賀市とかは、給食調理室のエアコン設置率が100%あったんですけども、一方で熊本市とか鹿児島市とかは10%以下というふうに。
めちゃめちゃ違うっすね。
そうそう、地域によって差があることが分かったんですよね。
給食室ってあれですよね、それこそ給食作るところ。
そうですそうです。
小学校でいうと給食室のおばちゃんがいるところですね。
そうですそうです。
非常に熱い環境。
そうですよね。だって真夏で…。
大鍋を取り扱い。
そうですね、そうですね。
宮崎さんが一人すっぽり入るような鍋ですもんね。
入るかな。
でも、あの取り扱いはかなりものが大きいので、もう体力もいると思うし。
そうですよね。
大変な過酷な環境なのかなと。
それで、文部科学省の基準では調理室は温度25度以下とか、
湿度80%以下を保つように努めるというふうに定まってるんですけども、
今の暑さを考えると、エアコンがないと基準を守れない可能性が高いというふうに思うんですけども、
実際に佐賀市なんかはその基準に当てはまってないということで、
すべての調理室がある、すべての私立学校にエアコンを整備してると。
ただ一方で、給食室は強力なエアコンが必要な場面に換気とかもいるんでですね、
なかなか財政的に難しいという声があって、進んでないところがあるのかなということですね。
窓も開けれない。
そうですね、窓も開けれないという制約があって。
ああ、その虫とかゴミが生えるから。
そうそう、そうですね。
ただ、工夫してるところもあって、そういった給食師さんなんかはそのリースのような形でエアコンを所有して、
初期費用を抑えるような取り組みがやってましたんで、
自治体のやる気とか、なんか知恵で差が出てるように感じました。
なるほど、エアコンを借りる。
そうですね、エアコンを借りて、エアコン最初に買うとすごい高いじゃないですか。
だけど、一回借りて月々に使用料を払うという形にすると、
最初の費用が低くて済むので導入しやすいということなんですね。
本当想像すると、もう本当想像絶するんですけど、すごいですよね。
そうですね、実際にその給食長委員の方にも話を聞いたんですけども、
現場の苦境と対策
やっぱりその窯に、さっき言われたように窯に火をつけると室温40度近くになると。
で、暑くても離れられないと。
特にその薄衣を着てるとか、マスクをしてるとか、
その髪の毛入っちゃいけないんで帽子をかぶってるとか、
暑い格好をしてるんで、本当に1日3回着替える人とかもいるという話もありますし、
実際気分悪くなるような人もいて、いつ倒れるかもしれないというふうな不安を口にする人もいました。
そりゃそうでしょうね。
体感的にはもう40度超えでしょうね。
窓も閉まってる、エアコンもない、火は使う。
サウナより暑いですよ、多分。
だからもう本当に給食を子どもたちに提供するという使命感でやってるというような感じでしたね。
ありがたいしかないですよね。
早く整備してほしいですね、それは。
福岡市で言うとですね、設置率は2023年度末で43.9%ということで半分ぐらい。
近年は厳しい暑さも控除して整備を急いでいるということですね。
ただ今は半分ぐらいは整備されてないので、緊急対策みたいなことで熱中症対策のこのアイスベストとかですね。
スポーツドリンクを支給したりもしてました。
なるほど。
そんなんじゃ追いつかんでしょうけどね。
そうですね。
特にやっぱりですね、今年、去年ですかね。
去年はもう統計開始以来最も暑い夏と言われてましたので、早くエアコン整備をした方がいいんじゃないかというふうに思いましたね。
いやそうですよね。だって無理ですね。
福岡市が43.9%?
そうですね。
まだまだなんですね。
そうなんですよね。差が本当に激しくて福岡市がちょうど半分、真ん中ぐらいですね。
そうだったんですね。
大法を報じてから反響が?
いろいろあったんですね。
いろいろなんか読者の方からありまして、
一つ記事にしたのはですね、その給食を、小学校の場合はですね、自分の学校で給食作ってるんですけども、
中学校なんかは給食センターって言ってですね、他の場所で給食を作って、それを中学校に持ってきて、
それから各クラスにの方が取りに来るというところがあって、その受け書っていう名前、ちょっと難しいんですけど、
給食の配膳室みたいなところがあって、そこもエアコンがないんですよ。
そういうことで、暑いですという投稿があったので、実際に行ってみました。私も取材に。
そうするとやっぱり本当に暑くて、その時はもう9月になってたんですけど、35度、気温35度で、中見ると36度とかになってましたし、
やっぱりさっき言ったように帽子、マスク、ゴム手袋という姿でなんか黙々と作業してて、
これは本当に熱中症で倒れるんじゃないかなというふうに心配しながら見てました。
そこはあれですよね。同じように窓を開けちゃダメで。
そうそうですね。給食が外部から届いた時点で窓を閉めてましたね。それまでは窓開けてたんですけど、そこからはもう窓を閉めて作業してましたね。
昔の日本の夏と違いますからね。
まだ僕ら子供の時、30年前ぐらいですかね。まだまだ暑くても30度超えることってなかなかなかったと思うんですけど、今は平気で超えてきますからね。
だから8月とかは夏休みなんで休職ないんですけど、昔だったら9月になると涼しくなったりしてたんですけど、今は9月でも暑いし、7月も暑いから本当に大変だと思います。
本当ですよね。早くつけてあげてほしい子供たちのためにもですね。
そこの受け所はエアコンの設置の予定はないんですか。
そうですね。今のところはないというふうに福岡市さんがですね。
なんかあの簡易エアコンみたいなのをね、自作しておくとかそういうのも許可してほしいですけどね。
大きな扇風機がですね、今ちょっと見えてるかもしれませんけど。
あのyoutube見られてる方はね、あのバッグが大きな扇風機が。
風はあったんですけども、そんなに涼しい風が来るわけではない。
私キャンプするんであれなんですけど、クーラー発泡スチロールの中に氷をでっかい氷を入れて、その下にファンをつけてちょっと穴を開けてするとこう霊風が出てくるんですよ。
例えばそういうのとかですね。なんかそういう緊急対策が多分必要だと思うんですけどね。
そういうのはですね、結構取り入れられてはいるんですけど。
なかなかやっぱりですね、ここは受け書なんですけど、給食作ってるとこもそういうのを導入してるんですけど、やっぱり暑いんで。
つゆを使うんで、なかなか効かないみたいですね。
そうですよね。早くエアコン入れてほしいですね。
給食室の過酷な環境
アナトクアワードのアンケートの感想の中に、まさかと思う劣悪な環境に驚いたとか。
そうですよね。
あと妻が保育園、給食の従事者だから、とてもちょっと人事ではないと思ったっていう。
やっぱ保育園も同じような環境なんでしょうか。場所にはよるんでしょうけどね。
声がやっぱり人事じゃないなっていう。
それは僕みたいなリアクションありますよ。マジですかっていう。
教員の方もですね、やっぱり働く環境だとはとても思えない。
自分たちの教室とかはエアコン整備されてるんですけども、ちょっと暑い中で働かせるのは申し訳ないというような声がですね、ちょっときましたね。
そうですよね。
少しでも早く働く環境、過酷な環境を改善してほしいな。
してほしいですよね。
感じますね。
エアコンないとか窓開けてくださいって感じですね。
そうです。
少々虫が入るほうがオッケー。
そう言ってほしいですよね、保護者の方もですね。
そうです。
こうやって記事にすることで事例が皆さんにわかるので、少しでも理解してもらって改善につながるといいなと思います。
そうですね。
いや、給食のおばちゃんって言ったらちょっと語弊があるかもしれないですけど、頭上がらないですね。
子供たちのために毎日働いていただいて、暑い中。
私もね、こんなに大変な仕事だとは思っていませんでした。取材するまでですね。びっくりしましたね。
改善への呼びかけ
エアコンがあろうとなかろうが結構大変な作業が中で終わってて。
さっき宮崎さんおっしゃってましたけど、でかい鍋を。
運搬するのが大変だと思いますし。
ご飯ってどんな量を囲むんですかね、ほんとね。
って思いますよね。
何合炊くんですかみたいな。
家族の5合炊くのも毎日大変だなと思う。
眠いとこは1000人くらいいますからね。
そうですよね。何章でしょうね。ありがたい話でもありますね。地球もね、年々暑くなってますんで。
温暖化とかね、そういうのも気をつけて我々も生きたいなと思いますね。
くれぐれもね、無理されずにね、熱中症になりそうだったらちょっと涼しいとか嫌なとかね。
そうですよ。
してもらわないと本当に倒れてしまいますよ。
そこは本当に気をつけてほしいですね。命が一番大事ですからね。
そうですね。
今回アワードだったということで野村さんの記事の紹介だったんですが、
実は他にもね、アワードにノミネートされたという言い方であってます?
そうですね。15本の中で、2位が高科士の高校2年生が自殺したといういじめに関連する報道と、
それから3位は以前エピソードの中で話した学生の話と、
それから4位が高科士の職員がたくさん要求してるという副市長のパワハラの話と、
5位が修学旅行で風呂上がりの時に生徒の指導で裸の状態で水滴チェックという記事ですね。
あとはAIでデタラメの観光、情報が6位。
同じく6位にお仏入れが男性の記事もあるんだっていうのが入ってますね。
またこの辺りも今後ご紹介できたらいいなと記者を呼んで。
一番最後の何ケースって言いますっけ?お仏入れ、トイレにお仏入れ。
サニタリーボックス。
その記事載ってからなんかちょっと増えたような気がするんですよね。
男性用トイレ、気のせいかな?
入らないからちょっとでもわかんないですけれども。
なんか最近そういう話が増えたんで注目するようにあるんだとかいうのは見るようになりましたね。
そうですね。勝手にアンテナが張ってんのかな?
無理しけのうちに。
増えたような気がしますね。
そんな感じで今年も2025年もアワード多分やると思うんで。
皆さんも気になる情報はぜひぜひお届けいただけたらなと思います。
もうそろそろお時間なんであれなんですけども野村さん最後に何か言い足りないこととかありませんか?
もう先ほど言ったことが全てなんですけども、記事を書いた時も調理員の方から実態を知らせてくれてありがとうとかいう感謝の声をいただきましたので。
今回もこのポドキャスト続いて聞いた人から各国の環境で給食を作っている実態を知ってもらって少しでも改善に向けて何かつながっていければいいかなと思ってます。
そうですね。宮崎さんどうですか?
こういった実態は本当に私たちも知らなかったのでやっぱり一方報じた後に続報が2つ出ましたね。
アイスベストをするっていうのと受け書も自動エアコンがない。
それってどんどん情報提供が来て次の展開につながっていけるように日々のように。
今年は見年なので。
しつこくまとわりついて。
はい。
していけるように。
いきたいですね。
いやいやありがとうございました。
ありがとうございます。
本当に給食のおばちゃんたちいつもありがたいですし、やっぱり今年の夏もまた暑いでしょうからね。
早く導入を進めていただきたいなと私は思います。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
野村さんと宮崎さんの記事は西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。
記事のリンクは概要欄に貼っています。
記事が読みたい西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方ぜひごご読をお願いいたします。
また番組のフォロー高評価もお願いいたします。
これからもアナ読は読者の皆さんと一緒に成長していきます。
情報提供はあなたの匿名取材班の投稿フォームやLINE公式アカウントで受け付けています。
文末にハッシュタグ西ポキャの記入をお願いいたします。
ぜひ一緒に紙面を作っていきましょう。
引き続きよろしくお願いいたします。
それでは皆さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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