あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。
今回のテーマは、前回に続き、居住地によって13の学区(通学区域)に分かれ、学区内の高校しか受験できない福岡県立高校(全日制普通科)の「学区制」。全国有数の細かさのその仕組みや、LINEでつながる「あな特通信員」の賛否の声、シビアな進学率の違いなどをご紹介します。
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◆出演・スタッフ
・出演:仲山美葵(報道センター記者)、金澤皓介(報道センターデスク兼記者)、梁京燮(MC/販売部)
・音声編集:中富一史(販売部)
・映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘 真理子(報道センター)
◆収録日
・2024年11月28日
【西日本新聞Podcast情報】
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西日本新聞 Podcast
西日本新聞 あな特 Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで
読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材犯の果敢な挑戦を紹介し
リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、西日本新聞社の梁教授です。
こんにちは、西日本新聞の金澤です。
こんにちは、西日本新聞の中山です。
さて、前回に引き続き学区制の話ということなんですけども
今後、その学区制がどうなっていくのかとか
取材してどうだったのかみたいなところからちょっと行きたいなと思うんですけど
何かありますか?
今後を考える上で、そもそもじゃあ学区制ってみたいなところを
ちょっとおさらいしたいなと思うんですけど
学区制って戦後ですね、高等教育、高校とか
高等教育を普及させようっていう目的で
最初、全国で導入されたんですね
福岡県でも戦後導入されて、その時は50学区だったんですよ
福岡県の約ですね、約50学区
今が13学区なんですよ
最初は50学区からスタート
それで、だいたいずっと50学区で来ていて
1972年にこの約50学区が一気に15学区に減るんですよね
それが今13学区になってるんですけど
その間に国の動きがあって
高等教育を普及させるっていう目的で学区制始まったんですけど
実際1970年代には高校に行く人って9割超えてる状態だったんで
そういう時代の背景もあって
2002年に各都道府県教員で
学区を設定しなくてもいいですよっていう変更があって
その後から各都道府県で
自主的に判断して
じゃあ学区をなくそうというような動きが
そこの2002年以降いろいろ出てきて
それで2021年時点で25でしたね
卓球とかも早めに学区廃止される
福岡ももう、九州もですね
福岡以外にもいろんな学区も廃止してるんですけど
そういう状態の中で福岡がまだ学生を
立場を取ってると
在地ですね
学区なくてもいいんですね
そういうふうになった
知らんやったっすね
変更のきっかけっていうことになっていて
福岡よりも今北海道が19学区で多いっていうことになってるんですけど
ちょっとそこも福岡との違いがあって
そこちょっと金澤さんに
福岡っていうのは北海道全国に2位なんです
2011年ですけども
福岡、北海道って19学区あるんですけど
03:02
北海道って今ちょうど最近ありましたよね
こう数年で福岡が人口を追い抜いてみたいな話がありました
人口はだいたい同じくらいなんですけど
でも面積は全然違いますね
だから17倍くらいあるんです
北海道ですもんね
13学区と19学区だから全然
それからちょっとやっぱり福岡はすごく細かいなと
確かに
北海道教育委員会に取材したんですけど
北海道の同一高校っていうのは
学区外、学区が決まってるけど
学区の外から進学する一定の割合の枠みたいなのがあって
何パーセントまでは進学ができますよ
何割までは決まってるんですよ
全く福岡の場合はかなりもうダメなんですけど
一応例外的に認める場合ってのはもちろんあるんですけど
基本的に原則認めないという風になってて
やっぱり北海道と比べてもかなり福岡の厳しさっていうのは
際立っているなと思うところですね
確かに下関もあったんですよ
何パーセントくらいはオッケーみたいな
学区別のとこから来てもみたいな
北海道とか例えば函館の人とかが
札幌で下宿して札幌の学校に通うとか
そういうのができるらしいですね
物理的に毎日通学する学校になる
福岡の場合はそれもやっぱりなかなか難しい
厳しいんですね
全国トップクラスに細かいというか厳しいというか
そういう学生が福岡にあるというような見方というか
そういう状況ですね
なんでって思うんですよね
そうですね
変わるスピードがちょっと違うっていうところかなと思うんですけど
その学生儲けなくていいよってなって排斥するところ
それから学生福岡も15学区14学区13学区
少しずつ減ってきているというか
1学区あたりの面積が広がるというふうになってはいるんですけど
そこのスピードが都道府県によって違う
なるほどですね
アンケートもアナトクで取られたんですか
そうなんですよ
LINEでつながっているアナトク通信にアンケートを取ったんですけど
10月末から取って700人以上から
すごいですね
結構勢いがあるアンケートですね
だいたいそれぐらいっていう感じなのと
すごい関心高かったんだなというのを改めて思いました
どんなだったんですか
ちょっと意外だったんですけど
今結構こういう1回目からやり取りする中で
学生はなんとなく変じゃないかなっていう
自分なんか特にそういう県立高校とかでないとか
そういうところから思ったんですけど
廃止してほしいっていう
廃止してほしいかどうかみたいなのを聞いたんですけど
廃止してほしいっていう声が5割ぐらいある方で
現状維持っていうのも3割ぐらいいてですね
06:00
学校を広げてほしい
学校の数を少しずつ減らしてほしいみたいな意見も2割弱ぐらいあった
それぞれの意見いろいろあったんですけど
すごくやっぱり現状維持の方も納得できるようなことをおっしゃってました
どんなことを
いわゆる特に実際声を寄せていただいて
連絡先もあったので連絡を取った方とかも
そういうお話をされてたんですけれども
やっぱり通うとなると相当電車で時間がかかってしまうし
そういう人気がある
さっき御三家って話も出てきましたけど
そういうところに生徒が集中してしまうと
逆に家族が住んでるところがどんどん定員割れが
学校がなくなっていってしまうんじゃないのかみたいな
あと通うのに時間がかかると
やっぱりその先の大学受験とか勉強とかのことを考えると
部活動とかも増えて
それで早く切り上げて帰るとか
その子たちの学校生活も影響するんじゃないかみたいな
こんな意見がありましたね
村方から周遊館に行くとかですね
結構大変なりますよね
本人のことだけじゃなくて
将来の地域のために残してほしいっていう声が結構
そういう人気の学校に子どもたちが行くと
学校が存続できなくなってなくなってしまうと
将来のこの地域が困る
将来のこの地域の子どもたちが困るということで
反対されるっていう意見が結構メインだったかなと
なるほどですね
学校って一定の社会的な割合っていう意味合いというか
そういうのもありますもんね
やっぱり卒業生からすると
地域の自分たちの僕が
どうしても少子化とかで今学校の合併とか進んでますけど
そういうのがまたこうやって学区がなくなってしまうと
実際他県なんかで学区が減ってしまって
どうしても人気がある学校に集まってしまうみたいな事例なんかも
やっぱりあるのがあるみたいなんですよね
そういうところでやっぱり自分たちの
それこそ福岡ならではっていうか
高校へのそういう愛情みたいなものを
それぞれの地域に住んでる人も持ってて
やっぱりそういう方々とかから見ると
やっぱりどうしてもやっぱり
福岡はどうしても福岡市に人口が集中してるんで
そういうふうにさらに集中に拍車をかけるようなことをしてしまうと
やっぱり地域がどんどん家族化していってしまうみたいな
強いですね
確かに心配にはなりますよね
そうですね
でもどっちの面もあるなと思って
福生があるから
じゃあもうその行きたい高校がある学区に最初から住むとか
引っ越すとかいう人もいるわけで
その辺はちょっとどちらが地域のためっていうのは
一番には言えないなっていうふうに
09:01
確かにそうですね
やっぱり廃止派の方もかなりいろんな意見がありましたよね
そうですね
廃止派の人でやっぱり一番やっぱり共通してたのは
今そこにいる子の選択肢を増やしてあげようっていう
義務教育ではなくて
高校受験で高校に行くっていうところで
住所でそこの選択肢が狭められるのは納得できない
説明もできない
今そこに受けたい人がいるんだったら受けさせてあげよう
っていう
そういうのが廃止派の方たちの
一番共通するところだった
なるほど
親としては何か分かるところありますね
選択肢広げてあげたいっていうのは
年代で見ると
例えば40代の人は反対派が多いとか
そういうのってあるんですか
そうでもないです
そうでもないんですけど
各今回ですね
各高校の
大学合格みたいなものを
全校分まとめて
民法に載せてるんですけど
それを見た卒業生
50代ぐらいの方とか
自分たちの頃と違ってる
結構変わってるみたいなところで
驚かれる方が多く
なんかその昔の感覚と今の現状が結構
例えば定員も全然昔と違いますし
それによって合格者数とかも昔と違ったり
昔の感覚で
ものを見てたけど
今は違うんだなみたいな
それなんかちょっと学区に対する考え方も
ちょっと変わるというか
そういうのは聞きましたね
そうですね
なんかこう
お互いのいいところ取りみたいな
バランスよくできたらいいですけどね
そうですね
確かにバランス
完全になくすとそこによって
影響が出てくる部分もある
そうですね
なんかその見直しって進みそうなんですか
今までですね
結構やっぱりこの問題っていうのは
それこそ県のホームページのバックの
見直しはされないんですかみたいなのが
載ったりとかしてるぐらい
結構やっぱり
こうやってアンケート取っても
これだけ関心が高いというところもあって
やっぱり
ずっとやっぱり疑問に思ってる人っていうのは
少なからずいるみたいなんですけれども
今のところ県自体はですね
何かを変えていこうみたいなスタンスっていうのは
今は持っていません
そういう状況になります
なるほど
じゃあなかなか進みそうにないというか
そういう現状
市長のお伝えしたスタンスでは
変える予定はないということなんですけど
今回本当に
反響がやっぱりあるなというか
いろんな意見を持たれている方が
こんなに多いんだなっていうのを
改めて感じたので
そういう声がもっと出てきたりすると
変わっていくことはあるかもしれないな
12:00
と思いました
実際に他の都道府県では
動きがどんどん来ていって
福岡が変わるスピードとしては
あまり変わってないっていう選択肢を取ってる
っていう状況だと思うので
変わる可能性としては
なくはないと個人的には思います
ちょっとずつ減ってきてはいますからね
個人的な感覚としては
あんまり活発に
いろんなところでこの話題が
県内いろんなところで
議論されてる感覚がないので
確かに
状況を知って
みんなで考えてっていう機会が
もっと盛り上がっていくといいなと
本当そうですね
先ほどリオさんもおっしゃったみたいに
都市圏だけ増えてるけど
あとはみんな子供の数なんか減ってて
やっぱり徐々に進んでますけど
やっぱり高校の全体の数も
いつか再編をしていかないと
高校時代が成り立たなくなる
っていうのもありますし
私学の無償化なんかもされて
私たちが高校生だった頃とは
だいぶ私いつに行くとか
こいつに行くとかっていう感覚も変わってきて
ハードルが下がってるんですよね
どちらかというと
私たち今42歳です
私たち世代の頃は
受験して
通った人が
こいつここは
別に資格が悪いとかじゃないですけど
落ちた人が
みたいなイメージがありますけど
今って結構やっぱりそういうこと
公立高校も建築校も結構長い経験をしてますし
私なんか今
かさがしに住んでるんですけど
小学生向けに
私の学区が
7学区の
高校の
校長先生が
親御さんとか小学生集めてですね
建築高校にぜひ来てくださいみたいな
イベントがあって
こういう取材もしてたんで参加しに行ったんですけど
やっぱり
そこでやっぱり
私学より公立の方がリーズナル
そういう話もしながら
呼び込みがやっぱりすごく
そうなってるんですね
やっぱり学校を見る目っていうのは
やっぱり高校生の目も変わってきてるし
やっぱりそういう
お金的な環境も変わってきてるし
そこがいえばやっぱり
そういうことは高校の
いわゆる進学のために始まった
とはいえこういう状況から来てると
やっぱり多少そこが変わっていかないと
やっぱりちょっとおかしいのかなっていう感じはします
そうですね
今すでに選択肢の数で言っても
福岡市内の学区とかだと
8校ぐらい選べて
1校2校しか選べないという学区も
今現状はありますけど
これさらに今後福岡都市圏は人口
まだ増えるっていう予想があって
他はさらに減るっていう風になってると
見直ししないとさらに
福岡都市圏は選択肢が増えていくけど
他はさらに減るみたいなことに
なりかねないので
なっていくので
やっぱりちょっと今後いつか
考えないといけないタイミング
間違いなく来るんじゃないかなと
まずは現状を知ってっていうところから
だと思うんですけどね
だって僕も知らんやったっすもん
学区
15:01
自分が受験するとかお子さんが受験するとか
いうタイミングじゃないとなかなか
考えないですよね
本当そうですね
議論深まれば嬉しいんですけど
新聞社としてできることって
ありそうですか
これから
今回赤山記者が
県に開示請求して
実際みーでもさっきすごく読まれた
っていう話がありましたけど
各学校の語学実績の変遷みたいなのを
作ったんですけど
語学実績が
必ずしも学校を
勉強することでは必ずしもないと思いますけど
現状は
学校が置かれている環境
みたいなのが変わってきている
ってことも
ちゃんと伝えていかないといけないと思いますし
そういう風な実績をちゃんと記事に
していくこともありますし
これも多分今回って
前日制の普通科高校を大事に調査してるんですけど
例えば商業高校とか工業高校とか
私たちの世代なんか
全然やっぱり位置づけがだいぶ変わってきてて
例えば
単独体産業集積して
工業の人材なんか
すごく求められる時代になってきてますし
今ディスキリングとか
プログラミングとかああいうのがやっぱり
商業高校で学べるからやっぱりそういうところが選ばれる
というような現状もあるんで
やっぱりその時代の流れみたいなのを
上手に我々も取材しながら
やっぱり一番はね
子供にとって一番いい制度を
作っていくことを考えていくことだと思うんで
ちゃんと幅広い現状を
取材していくことが
そうですね
ファクトを伝えるというか
ぜひなんかそのデータの方は一度覗いてみて
そうですね
覗きにみて
聞いてほしいなと思うんですけど
大学の合格状況だけじゃなくて
就職を選ぶ人の割合とか
いろいろ見て
高校
こういう高校なんだなこの学区には
こういう高校があるんだなとかですね
いろいろなんかデータ見るだけでも
いろいろ感想が膨らむ部分というか
考えられる部分があると思うので
ぜひ一度ですね
覗いていただきたいなと思ってますね
ぜひ観てほしいですね
県立高校も
特色がそれぞれあって
なんかこう地域と一緒に
いろんなことをやったりみたいな高校もあるんで
その辺もね観ていきたいなと思いますね
そうですねやっぱり流れとしては
特色を立ち出すっていうことで
いろんな学校が
今立ち出してきているところなので
その流れはぜひ
進めつつ
やっぱり特色打ち出したらそこに行きたい
っていう子は広い範囲から
希望が
上がってくると思うので
そこも含めてですね
やり方がいいのか考えていけたらいいんじゃないかな
と思いますね
僕も娘さっき言いましたけど中1なんで
これからまさに高校受験に入っていくんで
娘と一緒に
そんなこと考えていきたいなと
今日の話を聞いて思いました
ありがとうございました
最後に言い足りないこととかありますか
感想とか
医療さんがおっしゃいましたけど
子どものためにそういう制度って
18:01
作られていくべきだと思いますから
私も学校に疑問は
感じていましたけど
全国で2番目に多いとか
なかなかこういう風な形で
問題提起しないと気づかないところとか
あるんでそういう意味でも本当に
こういう風な形で今回も
アナトクに寄せられた疑問が
規定になりましたけれども
特に今すごく教育関係の記事
っていうのはすごく
日本新聞民の中でも
よく読まれているなという
印象がありまして
そういう風なもっと
子どもが小学生の子どもが
2人いますけどそういう風な
保護者としてのアンテナももっと張って
なるほど非常にありがたいですね
中村さんいかがですか
私もやっぱり
自分がずっと同じところに住んでいると
当たり前だと思うことが多いんで
アナトクの投稿でするのが気づかされることも
多いんでですね
その辺しっかりちょっとアンテナを張って
あれこれはなんかおかしいというか特殊なのかな
みたいなところは見つめつつ
ちょっと考えていきたいなという風に
ぜひよろしくお願いいたします
じゃあよろしいですかね
ここまで聞いていただきありがとうございます
今日は前回に引き続き金澤さんと
中山さんに福岡県立高校の
学生のお話を伺いました
金澤さんと中山さんの記事は
西日本新聞とニュースアプリ
西日本新聞ミーで
お読みいただけます
記事のリンクは概要欄に貼っています
記事が読みたい西日本新聞や
この番組を応援したいと思っていただける方は
ぜひご高読をお願いいたします
そして次回は未来に残したい
天神おといさんを募集してみた
ですお楽しみに
これからもアナトクは
読者の皆さんと一緒に成長していきます
情報提供はあなたの匿名取材班の
投稿フォームやLINE公式アカウントで
受け付けています
西ポキャの記入をお願いいたします
引き続きよろしくお願いいたします
ここまでありがとうございました
ありがとうございました
19:57
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