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2025-10-10 15:07

50|セミも夏バテ?昼間に鳴き声が聞こえないのはなぜ?

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。  今夏、九州北部で観測史上最も早い梅雨明けとなった後、しばらくは聞こえなかったセミたちの大合唱。「鳴き声はするようになったけど、日中はあまり聞かない気がする。記録的猛暑のせい?」。「あなたの特命取材班」にそんな質問が寄せられました。「セミも夏バテしているのかも」という声も届きました。謎を解くため、黒田加那記者がセミに詳しい九州大農学研究院の紙谷聡志教授(昆虫学)を訪ねました。その「答え」は? ◆出演:黒田加那(報道センター記者)、坂本信博(メディア戦略局兼編集局上級専門委員)、宮﨑真理子(MC/あなたの特命取材班事務局長)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(me戦略担当) ◆収録日:2025年9月29日 ◆ステッカープレゼントhttps://www.nishinippon.co.jp/mypage/member_benefits/242/ ◆黒田加那記者の記事一覧https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/415/ ◆坂本信博記者の記事一覧https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/1/◆西日本新聞me(無料ダウンロード)https://nnp.link/3B8F9X1◆西日本新聞(紙)購読申込はこちらhttps://f.msgs.jp/webapp/form/16701_jsy_1/index.do◆西日本新聞Podcast番組一覧https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1294904/◆あな特LINEと特設サイトで調査依頼を募集中です。リスナーの方は調査依頼文の末尾に「#西ポキャ」をご記入ください。https://www.nishinippon.co.jp/anatoku/◆X公式アカウント:「#西ポキャ」をつけて投稿お願いします。https://x.com/nishinippon_poc◆番組はYouTubeでも配信してますhttps://www.youtube.com/@N-StudioTENJIN/featured◆メッセージ受付フォームhttps://x.gd/O5RFS◆収録スタジオ「N-Studio TENJIN」(福岡市)https://n-studiotenjin.jp/ #西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞 #あな特Podcast #あな特 #あなたの特命取材班 #セミ #セミの鳴き声 #シャーシャー #九州大学 #紙谷聡志教授 #福岡市 #昆虫 #昆虫学 #夏バテ #福岡市・天神 #猛暑 #気候変動 #地球温暖化 #再開発 #夏の風物詩 #セミの大合唱

サマリー

今回のエピソードでは、セミの鳴き声が日中に聞こえない理由とそのメカニズムを探っています。特に九州に多く見られるクマゼミの鳴き声の特性や、気温や日射量が影響を与えることに詳しく触れています。セミの鳴き声の変化や気候変動が動物や昆虫に与える影響について議論されています。特にクマゼミやアブラゼミの生態が注目され、夏バテの可能性についても考察されています。

セミの鳴き声の特性
西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班事務局の宮崎麻里子です。
こんにちは、西日本新聞の坂本信弘です。
こんにちは、西日本新聞報道センターの黒田香菜です。
今回は、9月からあな特PodcastのMCをしている黒田香菜さんをお招きしました。
今回のエピソードは、黒田さんが執筆した記事についてお話しするんですけれども、先月、彗星のように現れてMCをして、リスナーの皆さんからは黒田さんのことが気になって仕方がないはずと思いまして、
ぜひまず最初に自己紹介をお願いします。
はい、報道センターの記者をしておりまして、あな特には2019年から関わっていろんな取材をさせてもらっています。
プライベートでは1歳と4歳の子供もおりまして、8月から育児休業より復帰しまして、Podcastの方にも関わらせてもらうことになりました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
黒田さんといえばですね、私、黒田さん入社したときのことをよく覚えているんですよ。
学生時代に非常にユニークなアルバイトをしていたということで、私初めてそういう記者を見たんですけど。
何ですか。
分かりますか。
そうですね、探偵事務所でアルバイトをしてまして。
元探偵が今取材をしているという心強い。
心強いアシスタントなんですけどね。
でもなんか黒田さん調べるのすごい早いですし、これどうだろうってなったらもうすぐバーッと調べてくれるので、そこは探偵の力が発揮できているのかなって思います。
そうですかね、実際は浮気調査とかで足を使ってはいましたが。
トレーニングみたいなのはあるんですか。
一応ですね、基本的に2マンセルというか2人組で動くので、だいたい自分よりもずっと先輩と一緒に動いて。
だいたい男女じゃないと入ったらちょっと目立つ場所、デートスポットとかあったりするので、そういうところで2人で入って、あたかもカップルのように振る舞いながらちょっと実際はターゲットを見つめているという。
マンツーセルという言葉も初めて聞きました。
やっぱり実際新聞社になってその時の経験とか役立っているなと思うことはありますか。
正直入る前は絶対に行かせるなと思ったんですよ。よくサインとか家を割ったりするというのを聞いたんですけど、初日佐賀でしてみんな車で通勤してるわけですよ。車で追いかける訓練ってしてないんで、全然行かせない。
今こそ本社に戻ってきて、それが行かせる。
そうですね。
どうですかね。
いかんなく発揮してると思うんですよ。プロのさん、手掛けるあら得の季節も多いし、さっき宮田さんおっしゃったみたいに早いからですね。
早いなと思ってます。では早速ですが、坂本さん今回はどうですか。
以前あら得でですね、今年の夏の初めぐらいに梅雨が明けたんですけども、セミが鳴かない。どうしてだみたいなのがあって、そのあら得を出したんですけども、その後にですね、セミが鳴くようになったんですけども、それでも日中はあまりセミの鳴き声が聞こえない気がすると。
鳴き声が聞こえない理由
記録的猛暑のせいなんでしょうかという質問があら得に寄せられました。
セミも夏バテしてるのかなという声も届きました。それに黒田さんが答えたというのが今回の記事です。
黒田さん、よかったらその内容を教えてください。
実際にですね、セミに食わせてもらったんですけども、セミの鳴き声はあまり聞こえませんでした。
これは基本的に午前中に鳴くセミでして、日中には鳴かないので、その鳴き声、そもそもクマゼミについては聞こえません。
実際にですね、あのセミに詳しい指揮者として、九州大農学研究院の上谷里史教授に尋ねてみたんですけれど、そもそもですね九州に多いセミの種類といえばクマゼミという種類なんですけれども、これは基本的に午前中に鳴くセミでして、日中には鳴かないので鳴き声、そもそもクマゼミについては聞こえませんという。
クマゼミってどんな鳴き声のあれですかね。
シャーシャーシャーというよくあの朝方とかに結構大合唱が聞こえるクマ
あのセミの中では一番鳴き声結構大きいほう
へぇーこのクマゼミがその日中に鳴かないっていうのは何かメカニズムみたいなのがあったりするんですか
そうですねそもそもメカニズムというのが完全には解明されてはいないんですけれども
あの上谷教授によるとあの要因が2つ考えられるんじゃないかというところで
一つ目が気温ですね
だいたい28度から34度ぐらいで鳴いてですね35度以上になるとあまりクマゼミっていうのは鳴かなくなるという研究があるそうなんですけれど
私すごく暑かったから鳴かなかったみたいなことも一つあり得る
と思うんですけれどもそう考えるとですねそしたら気温が下がり始める夕方とか3時以降に鳴かないっていう理由が説明できないということで
でもう一つの要因が日射量、日の光の量じゃないか
明るさがですね短時間で上昇する環境っていうのをクマゼミが感知していてですね
それを午前中はだいたい急に気温も上がってそして日の光の量もずっと急激に上がるので
その2つの要因があって今が泣き時だというので鳴いてるんじゃないかという
朝明け方とかにはシャシャ鳴いてるけども日中は鳴かなくなるという
そうですね午後以降になるともう鳴かなくなっちゃう
クマゼミと周囲の環境
以前よりもやっぱり鳴き声は少ない
えっとですね例えば天神なんかですとやっぱり私たちなんか聞いてて少ないなという疑問を結構周りの同僚とですねしたんですけれど
天神に限って言えばですね幼虫の生育に適した木ですとか生虫が止まれるような木が再開発で減った影響で
ちょっと減ったように聞こえるんじゃないですかという
別にビッグバンとかでどんどんビルの建て替えとか街路の整備とかが行われてますもんね
そうですね
猛暑で減ったとかそういうのはない?
そうですね猛暑でセミの数が少なくなったかどうかっていうのはですね
未だ未だそういった研究結果というのは出ていなくて判明をしてないんですね
そういうのもセミの幼虫というのは8年ほどかけて成長になっていくので
今年すごく暑かったからじゃあそれが実際幼虫が死んだりとか成長できずに成長が減るのかっていうのが8年後にならないとわからなくてですね
結構スパン長いし
そうですね
クマセミっていうのは基本的に飼育するのが難しいそうでなので実験とかもしにくいそうなんですね
確かに地上で8年ぐらい地底でですね地上に出て8日目のセミとかってありますけど
1週間とか10日ぐらいでなくなってしまうとなると確かにセミを飼った記憶ってあんまないですね
ないですねやっぱ捕まえてもすぐ死んでしまうような感じですよね
なるほど
わかってないことが多いっていうのがちょっとびっくりだったですね
身近な昆虫だから結構わかってること多いのかなと思うんですけど
もうそれってクマゼミなんかセミにもいっぱいいろいろクマゼミとかニニゼミとかですかね
そうですねアブラゼミとか
アブラゼミとかあると思うんですけどなんかそれすらもなんかいろいろパターンがあるのかなと思ってしまうぐらいですけど
昆虫はどんな感じなんですか
アブラゼミとかはですね日中に鳴くんですねニニゼミも
アブラゼミってどんな鳴き声ですかね
アブラゼミはミンミンってよくアニメとかでオカオンで出てくるセミといえば多分
アブラゼミなんですねシャーシャーのクマゼミミンミンがアブラゼミ
ニニゼミ
でニニがニニゼミでツクツク帽子はツクツク帽子とか
ツクツク帽子ってカタカナのセミの名前ですかね
そうですねツクツク帽子はセミの名前であとあの有名なのがヒグラス
ヒグラス
カタカナ
結構いますね
います
九州に多いのはクマゼミなんですね
そうですねクマゼミは中でもどちらかというと都市部の街中に出るセミで
山だとニニゼミとか
なんかそう思うとでもやっぱりセミの声が都市部になると気が少なくなっているからか
やっぱり鳴き声が聞き少なくなったなみたいな感じは若干あるような気もします
この収録してるのは9月の末ですけども未だにまだちょっとセミの声しますよね
そうですね
子供の頃どうでしたセミというと夏8月という印象だったんですけど
8月なんか夏休みの宿題とか朝ラジオ体操行くぐらいからなんかこうシャシャ鳴き出して
うるさいって言いたくなるぐらいすごい私田舎が結構木とかがあったので
セミの生態と鳴き声
結構うるさかったなあって記憶がありました
今の子供たちのセミの感覚と我々が子供の頃の感覚ってまた違うのかもしれませんね
ですね網でこうすくえばもう手でも普通に取れるぐらいの答えすいたような記憶があります
そうそう黒田さんは結構様々なことを記事にされてるんですけれども
アニマルネタとか昆虫にまつわる記事とか多いと思うんですけど
なんかこれまでに印象に残った取材とかがあれば教えてください
そうですねあの福岡市の海岸でハマスズという珍しいあの絶滅危惧種に指定されていた昆虫が
大量に見つかったという投稿をいただいた時がありまして
実際指揮者に写真を見てもらったところやっぱりそのハマスズという昆虫だというのがあってですね
でもこれあの関心が高くてオンライン上ですと本当に自分の記者人生で一番読まれたんじゃないかぐらい
すごい読んでいただいて印象に残ってますね
投稿者から一応2匹いただいてきてしばらく社内で預かっていて
後日に取材に協力していただいた研究員の方に渡したんですけれど
それを標本にされてですね
あの他社さんがあのテレビ局のニュースでやったハマスズの話をやった時に標本が映ってですね
まさかの再会を果たした
すごい動物と昆虫の変化って今気候変動とか何かって言われてますけどかなり密接に関係してるんですか
そうねやっぱりそれに対して危機感を持っておられる研究者の方も多いですし
なので市民の方もですね結構意外と動物好き昆虫好きの方
姿勢にいっぱいいらっしゃって関心としてすごく動物とか昆虫の話って高いんですけれど
あんまりこう新聞がちょっと答え切れてなかった部分あるのかなと思っていてですね
結構自分でも取材していて面白いのもありますし
やっぱりこういう気候変動と動物みたいな話っていうのはこれからこう例えば農業とかにも影響が出てくる可能性もありますし
私たちの生活にすごく関わってくる話でもあるので今後も注意していきたいなと思ってます
ぜひ8年後即日のプログラムで解説いただければ
みたいですね
これ今回クマゼミの話だったんですけれど
記事を掲載した後日に別の昆虫学者の方からやっぱりこのクマゼミではなくてアブラゼミ
日中鳴くはずのアブラゼミの声も確実に減ってるんじゃないかという声をいただいてですね
今後もちょっと注意していきたいなと思ってます
気候変動の影響
夏バテみたいな可能性はあるんですか
そうですねその方の見立てでは実際あの気温が高すぎるせいでそう体力がなくなっているとか
長く生きられなくなったりしてるっていう影響があるんじゃないかという見立ても
動物とか変音動物でこう体温の調整機能が昆虫はないんですよね
そうですね
なんか毎年できる話題でもあるし8年後どうなってるのかとか
あとはそのセミの種類によっていろいろとこう記事が書けそうな気がしますね
身近な存在だけに興味もありますよね
結構知らなかったこと身近な生態ですけど意外と知らなかったことが
クマゼミのことはまだわかってないっていうのが衝撃でしたね
8年待って研究されている方がいるという
面白いですね
はいありがとうございましたちょっと昆虫のことですごい盛り上がりましたが
そろそろエンディングのお時間になります
えっと次回も黒田さんをお招きして番組を進めていきたいと思います
さくのさんその他セミの生態で何かこう思うこととかありますか
そうですねセミセミのあれたんですよね中国
私以前暮らしたんですけどセミを食べる文化もあってですね
セミいますねセミは食材の一つ
まあ皆さんが皆さんではないんですけども一部の地域とかでは昆虫を食べる
それによって栄養素っていうのもあって料理法とかも研究されている方もいますね
それ今度ゆっくり話したいです
ありがとうございます今回はセミ静か昼間中のは夏バテをお届けしました
黒田さん坂本さんありがとうございましたありがとうございました
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