今回は蚊にまつわるお話で、例年より蚊に刺されることが減った気がするという投稿をいただきまして取材しました。
蚊といえば夏に出るイメージがあるかと思うんですけれど、やはり気温が高いと夏バテのような活動が抑制される状態になってしまいまして、結果的に蚊の出る期間が長期化しているというお話でした。
今年夏本当に暑かったですね。35度を超える日が多かったですけど、何度を超えると蚊が活動しにくくなる目安はあるんですか。
大体ですね、やっぱり35度という目安にしております。
確かに私も9月に入ってちょっと気温が下がりましたよね。
ちょっと取材で外に行ったとき、蚊に今年初めて刺されたんですよね。夏は8月中全くなかったんですけど、やっぱり9月に入って蚊が活動し始めているということなんですかね。
そうですね。やはり夏、特に今年は記録的な猛暑でしたので、気温が高いのもありますし、雨も少なかったりですとか、雨が降ってもすぐに蒸発してしまって水たまりの状態が長続きしないので、蚊というのは水たまりとかに産卵をするんですかね。
産卵をしてもすぐに乾いてしまうので、蒸発することができなくて、成虫になれないので結果的に数が抑制されてしまっていたということですね。
これから気温が下がって雨が多くなればまた一気に増える可能性があるということですか。
そうですね。じゃあ夏の間水がないところで耐えていた卵が雨によって水を得て急にまた息を吹き返すというか、蒸発するということですか。
そうですね。今回今お話していた蚊というのはヒトスジシマカという種類の蚊についてなんですけれども、このヒトスジシマカの蚊の卵というのはとても乾燥に強くてですね、しばらく孵化できずに水のない状態になってしまったとしても、また水に浸ければですね、無事孵化することができるということで。
今年夏は蚊が少なかったので、このまま蚊が絶滅して、蚊だけは絶滅してもいい昆虫なんではないかと勝手に人間の私としては思っていたんですけど、しぶといですね。
そうですね。やはり産卵から1ヶ月ぐらい経ってもまた水に入れれば孵化することができるということでしたので、8月に産まれた卵でも今ぐらいになって雨に浸かることができれば、孵化して成虫になると。
一筋シマカっていうのはどんな蚊?日本には蚊は結構いるんです。いろんな蚊がいるんですかね。
100種類以上の蚊が生息していると言われてまして、その中でも人間の血を吸う大きな蚊の一つがこの一筋シマカという蚊です。
じゃあ私結構蚊に刺されやすい人間なんですけど、私の天敵は一筋シマカと。
そうですね。特にこの一筋シマカというのは屋外で人を刺すような蚊になっていて、公園とか草むらとかで刺されるという。
体質によって刺されやすい人、刺されにくい人いますよね。
そうですね。刺されやすいのが特に体温の高い蚊ですって、例えば妊婦さんですとか子供ですとか、お酒に酔った時とか運動の後なお刺されやすいですね。
なるほど。
私あまり刺されない。
羨ましいですね。
それこそ屋外に行ったら多分、ヤブとかのところ行けばもちろん噛まれると思うんですけど、普段はあんまり噛まれなくて。
でもブーンって音がするとやっぱりイラッとしてくるなっていう。
最近少し涼しくなってきましたけど、やっぱりこれからが蚊が本番という感じなんですかね。
そうですね。もともと暑さに強いのがひとすじシマカでして、大体気温でいうと25度から30度ぐらいで動きが活発になる性質があって、なので7、8月ぐらいが発生のピークと言われていたんですけれども、
もうそれは10年ほど前の話になっていまして、最近は猛暑続き、7、8月というのはもう35度近い、それを超えるような猛暑が続くので、
それが後倒しになってですね、9月、10月ぐらいがピークじゃないかということでした。
蚊というと俳句とかの記号ですもんね。
夏の記号として蚊でしたけど、記号がいずれ変わっていく可能性もあるんですよね。
そうですね。
それも10年前くらいからそういう傾向があるという。
そうですね。ただこれがどんどんどんどん暑い期間が伸びていくと後倒しになるのではないかと一生思うんですけれども、
そういうわけではなくてですね、やっぱりここでも日照が関係して日が出ている期間が短くなると、
もう冬だというのが分かってあまり活動しなくなっているそうですので、
ですので、1月とか12月にピークが移ることがあるのかというとそうではないということでした。
なるほど。気温と日照時間が関係していると。
あと雨ですか。
東京の確かどっかの公園で電源熱がすごく。
そうでしたね。
代々木公園。
あの時結構大騒ぎというか、話題になりましたね。
やっぱ秋こそその対策、感染症対策も、感染症にならないように気をつけないといけないですね。
そうですね。
以前マレーシアに暮らしてたんですけど、マレーシアでもやっぱり電具熱が結構流行しててですね。
そういう意味で言うと、今ドナージアとかいろんな方がインバウンドで日本にいる、観光で来られてますけども、
人間が移動してきて、日本にいる人質しまかが媒介となって電具熱が広がるということもあり得るんですかね。
そうですね。
そういう意味で言うと、本当に蚊に刺されて痒いだけじゃなくて、子どもさんとかにも対策が必要ということですね。
そうですね。やはり一般的には夏のイメージがあって、9月は虫除けスプレーなんかもそんなにしなかったりという方もいるかもしれないんですけれど、
夏は沈んで外に出る機会も多い時期だからこそ、しっかり虫除けスプレーとか複数とかの対策をしていただきたいなと思います。
ちょっと先日私、あたご神社に行った頃行ったんですけれども、ちょうどセミの声とか森の音とか、すごい心地が良かったんですね。空気も澄んでて。
で、佇んで聞いているとブーンって音がして、もう速攻で退散しましたけれども、やっぱり今ちょうど蚊が出てきやすい時期になっているのかなというふうに感じました。
子どもの頃本当に蚊に結構刺されてたんですよね。大人になってきて刺されにくくなったのかなと思いきや、ありからず刺されてますね。
でも今年は本当に夏に刺されなかったんですよね。
もう9月に入っていきなりですね。
子どもの頃は蚊に刺されたのか十字をこうしてませんでした?
何なんですかね、あれ。
全然対策にならないと思うんですけど、あれをしたり。
水で洗うと蚊の毒が。
そうなんです。
大人になってきましたね。
十字付けたりとかして、かゆみの目を塗って終わりだったんですけど、今は感染症媒介するから、ちょっとこう注意しないといけないとか出てきているので、やっぱり蚊に刺されないことが大事だなって感じました。
油断してはいけないというのが、たかがかされるとかというか。
そうですね。
怖いですよね。
ありがとうございます。黒田さん、この記事の取材を通して何か付け加えたいこととかありますか?
そうですね。刺されない対策に加えて、発生しないための対策というのも重要でして。
例えば、お家の庭ですとかベランダに空きバケツとか放置したままですと、そこにちょっと水が溜まっただけでも散乱場所になってしまって、ぼうふらが湧いてしまったりということがあるので。
例えばバケツとか機関とか片付けるですとか、フランターを置いている場合はその受け皿を一時的に外してしまうとか、そういった対策もしていただけるといいのかなと思います。
これからまた台風シーズンとかになってきて、思わぬところに水たまりがあったり、そこに蚊が発生したりということがあり得るということですね。
そうですね。そういうちょっとこまごまとしたことを注意しながら発生させないことも大事ですね。
はい、ありがとうございます。今回はかゆくない夏、川床にお届けしました。黒田さん坂本さんありがとうございました。