1. 西日本新聞 あな特Podcast
  2. 51|かゆくない夏 蚊はどこに?
2025-10-17 13:12

51|かゆくない夏 蚊はどこに?

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。

 記録的暑さとなった今夏。「例年より蚊に刺されることが減った気がする」。「あなたの特命取材班」にこんな声が寄せられました。専門家によると、猛暑や少雨の影響で蚊も「夏バテ」し、数も少なくなっているそうです。でもこれから気温が下がって雨が多くなれば、一気に増える可能性があると言います。取材した黒田加那記者に蚊の生態や効果的な対策について話を聞きます。

◆出演:黒田加那(報道センター記者)、坂本信博(メディア戦略局兼編集局上級専門委員)、宮﨑真理子(MC/あなたの特命取材班事務局長)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(me戦略担当)

◆収録日:2025年9月29日

◆ステッカープレゼント
https://www.nishinippon.co.jp/mypage/member_benefits/242/

◆黒田加那記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/415/

◆坂本信博記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/1/

◆西日本新聞me(無料ダウンロード)
https://nnp.link/3B8F9X1

◆西日本新聞(紙)購読申込はこちら
https://f.msgs.jp/webapp/form/16701_jsy_1/index.do

◆西日本新聞Podcast番組一覧
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1294904/

◆あな特LINEと特設サイトで調査依頼を募集中です。リスナーの方は調査依頼文の末尾に「#西ポキャ」をご記入ください。
https://www.nishinippon.co.jp/anatoku/

◆X公式アカウント:「#西ポキャ」をつけて投稿お願いします。
https://x.com/nishinippon_poc

◆番組はYouTubeでも配信してます
https://www.youtube.com/@N-StudioTENJIN/featured

◆メッセージ受付フォーム
https://x.gd/O5RFS

◆収録スタジオ「N-Studio TENJIN」(福岡市)
https://n-studiotenjin.jp/

#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞 #あな特Podcast #あな特 #あなたの特命取材班 #蚊 #記録的猛暑 #夏バテ #夏の季語 #秋 #虫よけ対策 #ヒトスジシマカ #害虫防除技術研究所 #効果的な蚊の対策 #気候変動 #地球温暖化 #デング熱 #ウイルス #感染症 #虫よけスプレー

サマリー

このエピソードでは、夏に蚊に刺されることが減少する理由やヒトスジシマカの繁殖について話題にされています。また、蚊の活動が気温の影響を受けることや、刺されやすい体質についても触れられています。蚊による感染症やかゆみへの対策が議論され、夏の間に蚊に刺されないための予防策や発生源を減らす方法が紹介されています。特に蚊が発生しやすい環境に注意が必要で、家庭内での工夫が求められています。

00:01
西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班事務局の宮崎麻里子です。
こんにちは、西日本新聞の坂本信弘です。
こんにちは、西日本新聞の黒田可奈です。
はい、前回に引き続き、報道センターの黒田可奈記者を招きし、坂本信弘記者と進めていきたいと思います。
前回、セミの話でしたよね。セミが鳴かなくなったんじゃないかとか、やつばてしてるんじゃないかっていう話で、
前回の番組収録後に聞いて驚いたことがあったんですけども、セミの鳴き声でかなかなか鳴くセミ。
日暮らし。
日暮らしの話になった時に、実は黒田さんの名前は黒田可奈さんなんで、私その時収録の中で、かなかなって黒田さんの名前みたいですねって言おうと思ったんですけど、
名前をいじるのはよくないんですって言わなかったんですけど、その話をした時に黒田さんから、実は黒田可奈さんの可奈はセミに由来しているという衝撃のお話があって。
盛り上がりましたね。
皆さんにご紹介したくて。
8月生まれなんですけど私は。生まれる前は夏生まれの女の子だっていうことで、夏子とか夏美とか夏のつく名前を考えられたそうなんですけど、
多分生まれたのが夕方だったんですけど、生まれた時にちょうど日暮らしのかなかなかなという声が聞こえたので、かなという名前がありました。
風情がある。
やっぱり日暮らしに親近感を持ったりとかしますか、そういう話を聞いたと。
思わなかったですけど、久しぶりにセミの取材をしてそれを思い出しましたね。自分のルーツを。
研究者の方はもう喜ばれるんじゃないですか。
すごく感動していただいて、ちょっとこれから公園とかで使いたいと。
さっそく黒田さんの今回のテーマもまたヒツツキ昆虫のテーマということで。
今回はどんな内容になりますか。
蚊の減少の理由
今回は蚊にまつわるお話で、例年より蚊に刺されることが減った気がするという投稿をいただきまして取材しました。
蚊といえば夏に出るイメージがあるかと思うんですけれど、やはり気温が高いと夏バテのような活動が抑制される状態になってしまいまして、結果的に蚊の出る期間が長期化しているというお話でした。
今年夏本当に暑かったですね。35度を超える日が多かったですけど、何度を超えると蚊が活動しにくくなる目安はあるんですか。
大体ですね、やっぱり35度という目安にしております。
確かに私も9月に入ってちょっと気温が下がりましたよね。
ちょっと取材で外に行ったとき、蚊に今年初めて刺されたんですよね。夏は8月中全くなかったんですけど、やっぱり9月に入って蚊が活動し始めているということなんですかね。
そうですね。やはり夏、特に今年は記録的な猛暑でしたので、気温が高いのもありますし、雨も少なかったりですとか、雨が降ってもすぐに蒸発してしまって水たまりの状態が長続きしないので、蚊というのは水たまりとかに産卵をするんですかね。
産卵をしてもすぐに乾いてしまうので、蒸発することができなくて、成虫になれないので結果的に数が抑制されてしまっていたということですね。
これから気温が下がって雨が多くなればまた一気に増える可能性があるということですか。
そうですね。じゃあ夏の間水がないところで耐えていた卵が雨によって水を得て急にまた息を吹き返すというか、蒸発するということですか。
そうですね。今回今お話していた蚊というのはヒトスジシマカという種類の蚊についてなんですけれども、このヒトスジシマカの蚊の卵というのはとても乾燥に強くてですね、しばらく孵化できずに水のない状態になってしまったとしても、また水に浸ければですね、無事孵化することができるということで。
今年夏は蚊が少なかったので、このまま蚊が絶滅して、蚊だけは絶滅してもいい昆虫なんではないかと勝手に人間の私としては思っていたんですけど、しぶといですね。
そうですね。やはり産卵から1ヶ月ぐらい経ってもまた水に入れれば孵化することができるということでしたので、8月に産まれた卵でも今ぐらいになって雨に浸かることができれば、孵化して成虫になると。
一筋シマカっていうのはどんな蚊?日本には蚊は結構いるんです。いろんな蚊がいるんですかね。
100種類以上の蚊が生息していると言われてまして、その中でも人間の血を吸う大きな蚊の一つがこの一筋シマカという蚊です。
じゃあ私結構蚊に刺されやすい人間なんですけど、私の天敵は一筋シマカと。
そうですね。特にこの一筋シマカというのは屋外で人を刺すような蚊になっていて、公園とか草むらとかで刺されるという。
体質によって刺されやすい人、刺されにくい人いますよね。
そうですね。刺されやすいのが特に体温の高い蚊ですって、例えば妊婦さんですとか子供ですとか、お酒に酔った時とか運動の後なお刺されやすいですね。
なるほど。
私あまり刺されない。
羨ましいですね。
それこそ屋外に行ったら多分、ヤブとかのところ行けばもちろん噛まれると思うんですけど、普段はあんまり噛まれなくて。
でもブーンって音がするとやっぱりイラッとしてくるなっていう。
最近少し涼しくなってきましたけど、やっぱりこれからが蚊が本番という感じなんですかね。
そうですね。もともと暑さに強いのがひとすじシマカでして、大体気温でいうと25度から30度ぐらいで動きが活発になる性質があって、なので7、8月ぐらいが発生のピークと言われていたんですけれども、
もうそれは10年ほど前の話になっていまして、最近は猛暑続き、7、8月というのはもう35度近い、それを超えるような猛暑が続くので、
それが後倒しになってですね、9月、10月ぐらいがピークじゃないかということでした。
蚊というと俳句とかの記号ですもんね。
夏の記号として蚊でしたけど、記号がいずれ変わっていく可能性もあるんですよね。
そうですね。
それも10年前くらいからそういう傾向があるという。
そうですね。ただこれがどんどんどんどん暑い期間が伸びていくと後倒しになるのではないかと一生思うんですけれども、
そういうわけではなくてですね、やっぱりここでも日照が関係して日が出ている期間が短くなると、
もう冬だというのが分かってあまり活動しなくなっているそうですので、
ですので、1月とか12月にピークが移ることがあるのかというとそうではないということでした。
なるほど。気温と日照時間が関係していると。
あと雨ですか。
蚊の対策
今、蚊に刺される機会が増えてくるということで気をつけることとかそういったことってあるんですか。
対策です。対策でいうとですね、やはり服装ですね。
長袖ですとか肌をなるべく露出しない格好で、また色もですね、黒よりは明るい色の方が蚊が集まりにくい。
白っぽい服とか。
そうですね、明るい色の服で。
この蚊の血を吸う時の針がですね、大体2ミリほど今そうなんですけど、
ゆったりめの服を着ていると、もし服の上から刺されても針が肌まで届かないとするということで、
ちょっとオーバーサイズの服がいいんじゃないかと。
それは知らなかったです。
かていうとマラリアとか全線病とかを媒介するって言われています。
そうですよね。
電具熱とか。
電具熱ですね。
日本でも東京で感染が相次いだことがありましたので、
まずはそういった感染症を防ぐためにも刺されない対策をするということがとても重要になってくると思います。
なるほど。
蚊の対策と感染症
東京の確かどっかの公園で電源熱がすごく。
そうでしたね。
代々木公園。
あの時結構大騒ぎというか、話題になりましたね。
やっぱ秋こそその対策、感染症対策も、感染症にならないように気をつけないといけないですね。
そうですね。
以前マレーシアに暮らしてたんですけど、マレーシアでもやっぱり電具熱が結構流行しててですね。
そういう意味で言うと、今ドナージアとかいろんな方がインバウンドで日本にいる、観光で来られてますけども、
人間が移動してきて、日本にいる人質しまかが媒介となって電具熱が広がるということもあり得るんですかね。
そうですね。
そういう意味で言うと、本当に蚊に刺されて痒いだけじゃなくて、子どもさんとかにも対策が必要ということですね。
そうですね。やはり一般的には夏のイメージがあって、9月は虫除けスプレーなんかもそんなにしなかったりという方もいるかもしれないんですけれど、
夏は沈んで外に出る機会も多い時期だからこそ、しっかり虫除けスプレーとか複数とかの対策をしていただきたいなと思います。
ちょっと先日私、あたご神社に行った頃行ったんですけれども、ちょうどセミの声とか森の音とか、すごい心地が良かったんですね。空気も澄んでて。
で、佇んで聞いているとブーンって音がして、もう速攻で退散しましたけれども、やっぱり今ちょうど蚊が出てきやすい時期になっているのかなというふうに感じました。
子どもの頃本当に蚊に結構刺されてたんですよね。大人になってきて刺されにくくなったのかなと思いきや、ありからず刺されてますね。
でも今年は本当に夏に刺されなかったんですよね。
もう9月に入っていきなりですね。
子どもの頃は蚊に刺されたのか十字をこうしてませんでした?
何なんですかね、あれ。
全然対策にならないと思うんですけど、あれをしたり。
水で洗うと蚊の毒が。
そうなんです。
大人になってきましたね。
十字付けたりとかして、かゆみの目を塗って終わりだったんですけど、今は感染症媒介するから、ちょっとこう注意しないといけないとか出てきているので、やっぱり蚊に刺されないことが大事だなって感じました。
油断してはいけないというのが、たかがかされるとかというか。
そうですね。
怖いですよね。
ありがとうございます。黒田さん、この記事の取材を通して何か付け加えたいこととかありますか?
そうですね。刺されない対策に加えて、発生しないための対策というのも重要でして。
例えば、お家の庭ですとかベランダに空きバケツとか放置したままですと、そこにちょっと水が溜まっただけでも散乱場所になってしまって、ぼうふらが湧いてしまったりということがあるので。
例えばバケツとか機関とか片付けるですとか、フランターを置いている場合はその受け皿を一時的に外してしまうとか、そういった対策もしていただけるといいのかなと思います。
これからまた台風シーズンとかになってきて、思わぬところに水たまりがあったり、そこに蚊が発生したりということがあり得るということですね。
そうですね。そういうちょっとこまごまとしたことを注意しながら発生させないことも大事ですね。
はい、ありがとうございます。今回はかゆくない夏、川床にお届けしました。黒田さん坂本さんありがとうございました。
家庭での蚊の発生防止
ありがとうございました。
黒田さんと坂本さんの記事は、西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。記事のリンクは概要欄に貼っています。
記事が読みたい、西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方、ぜひご高読をお願いいたします。
そして最後にお知らせです。西日本新聞ポッドキャストの1周年を記念して、オリジナルステッカーを30名様にプレゼントします。
応募は11月30日までで、西日本新聞ME会員登録が必要になります。概要欄にリンクを貼っていますので、ぜひご応募ください。
引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
ありがとうございました。
新聞記者に直接SNSで聞いてみる?
みんなのなんで?に答えるあなたの匿名取材班です。西日本新聞で検索。
13:12

コメント

スクロール