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2025-10-14 16:53

55|憩いの公園の駐車場有料化なぜ?@福岡・春日市「白水大池公園」

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。

 福岡県春日市民の憩いの場、白水大池公園で9月から、30分を超える駐車場利用が有料となりました。「30分では公園を1周散歩することもできない」。「あなたの特命取材班」に市民から困惑の声が寄せられました。取材班は市都市計画課にその理由を聞きました。そこでわかった背景や他市の事例も紹介します。

◆出演:金澤皓介(報道センター記者/デスク)、坂本信博(メディア戦略局兼編集局上級専門委員)、宮﨑真理子(MC/あなたの特命取材班事務局長)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(me戦略担当)

◆収録日:2025年10月22日

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サマリー

福岡県春日市の白水大池公園では、9月から駐車場が有料化され、市民から疑問の声が上がっています。公園は家族連れに人気があり、訪れる人々の利便性や駐車場の運営について議論が進んでいます。また、城沢池公園では、駐車場の有料化の理由や市民への影響について話し合われており、公園の利用促進や制度の柔軟性が考察されています。さらに、日本と中国の公園文化の違いにも言及されています。

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西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班事務局の宮崎麻里子です。
こんにちは、西日本新聞の坂本信弘です。
こんにちは、西日本新聞の金澤浩介です。
今回は、報道センターの金澤記者と坂本記者と一緒に進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
白水大池公園の駐車場有料化
今回は、春日市にある白水大池公園の話になるんですけれども、坂本さん、今回どんな投稿があったんでしょうか。
福岡県のベッドタウン、春日市の市民の憩いの場となっている白水大池公園、白い水に大きい池の公園と書く、
その公園で今年の9月から30分を超える駐車場の利用が有料になったそうです。
30分では公園を一周することもできないと、あの時に市民の方から困惑の声が寄せられて記者が取材をしました。
ありがとうございます。
春日市民にとって、その白水大池公園って、機人でいうと大堀公園のような大きな公園というような存在になるんですか。
この金澤記者は春日市在住ということで、この公園も詳しいと思います。
そうですね。春日市の中心部よりちょっと外れたところにあるかな。
でもすごい住宅地がそばにあって、その中にまた住宅地があるんですけど、ちょっと一歩入るとそういう大きな池があって、白水池ですね。
周りはそういう遊歩道が2.2キロぐらい。
ちょっと登るところがあって、展望台があって、展望台からは結構見晴らしもいいみたいな形で、結構市民にとってはすごい親しみ深い公園でですね。
で、大きな遊具とかもあるんで、子供を遊ばせるとかにもすごくいい公園で、週末なんかには家族連れなんかでよくにぎわってます。
私も公園のそばはよく車で通るんですけど、いつもにぎわっているような印象があります。
ただ、やっぱり駅から外れてるんで、どうしてもやっぱり車で行くしかないかなってところがあって、家族連れとかでも車を使うんで、やっぱりこういうふうに車で行ってって方が多いと思うんで、この公園の登校者の方みたいに。
この話っていうのは結構、かすが市の指定だよりとかにも結構大きく掲載されてて、大池公園が有料になりますみたいな結構大きな記事が載ってるのがありました。
市民の反応と意見
で、もともとこの記事を取材する中でのあれなんですけれども、1991年に公園自体はできてて、開園時から駐車場は無料だったけども、入校後30分は無料、1日最大300円から500円みたいな形で、
最初は30分は無料だけども、さっきおっしゃってたそうですね、1周2.2キロあるから、人間が普通に歩いてだいたい時速4キロだから、かなり止めて走ったら早歩きして1周回せるとなかなか不便かなっていうところもありますよね。
そうですよね、確かに子どもたちも遊具で遊んだりもするし、おっしゃってた散歩したりジョギングしたりっていうことができるんであれば、やっぱり入校後30分は無料で、それ以降は有料になるってのはちょっとゆっくりできないですよね。
それが市民の声が市にやっぱり届いてるっていうことになるんですね。
今回記者が勝川市の都市計画化を取材したところですね、市の職員の方が、賛否論の声は私たちにも聞こえていますと神妙な面持ちで伝えました。
市としては、ただ突然決めたわけではなく、数年にわたって議論を重ねて、先ほど金澤記者も教えてくれましたけど、市政大学でもちゃんと説明をしたりして、次の2つの観点から有料化に踏み切ったと。
1つは土地の有効活用、もう1つは駐車場の適正利用の促進と、この2つの目的で数年間準備をして有料化に踏み切ったということで、その中でただいざ有料化してみると市民から議論の批判の声が出たということで、担当者としてもそれを受け止めているということのようです。
もともとやっぱり恥ずかしい、福岡市が人口増えているようにどんどんベッドタウンとして各地開発が進んでいて、やっぱりそういう中で緑が減ってきているみたいなところがあったみたいな、そういう中で市が基本計画を作っていて、やっぱりそこの大池公園自体はすごく緑があふれているところなんですけど、そこをちゃんと再整備するためにはお金がかかるということで、
その財源の一部としてやっぱり駐車場の有料化を図りたいみたいなことを盛り込んでいて、急に有料化になったというよりかは、市としてはもともとこういう計画に盛り込んでいたし、丁寧に一応説明した上で、世代にもそういうのが載っていましたけど、そういうふうな形で有料化したというふうな経緯になります。
先ほど1991年に公園が開業して、それから今年で34年経ったということで、市によると駐車場の舗装工事など、老朽化対策も急務になっていると。一方で資材費とか人件費が高騰していて、舗装工事とか老朽化対策の費用の一部を公園の利用者にも負担してもらおうという目的もあるということでした。
記事には目的外利用も目立つというふうに書いてあるんですけれど。
そうですね。当然公園の駐車場というのは公園を使う方のためのものなんですけども、一方で少なからずの方が公園を使わないんですけども、駐車場だけを使っている方もおられた。近くにディスカウントストアがあるんですよね。複数あって、あと飲食店とかバス停もあるので、例えば通勤の時に公園止めてバス停、パークアンドライド的な通勤したりとか。
公園を駐車場代わりに使っている人もいたり。その影響で週末にスポーツイベントなどがある際は、本来であれば公園の行事に参加したいんですけども、近くのディスカウントストアが駐車場が結構いっぱいになることがあるんですかね。
その時にそのために車止めている方がいて、本来スポーツイベントで公園に行きたかった人が満車で入れないという苦情も多数寄せられていた。
送迎などの人が無料駐車場、路上駐車をせずに買い物などの目的買い利用を妨げる長さということで、30分だけは無料にするというのが適切ではないかという判断だそうです。
金澤さん実際に勝賀市に住んでいらっしゃってて、市民目線と記者目線でどういうふうに感じられています。
最近勝賀市のふるさと納税でも話題になりましたけど、ロピアって大きなスーパーが、今回も何店舗もできてますけど、結構今ロピアっていろんなバラエティ番組とかでも取り上げられる結構人気があるスーパーで、
すごく小池公園の近くにロピアができてます。やっぱりそこはすごく開店した時は相当繁盛してました。今でもやっぱりあるんですけれども、
具体的にちょっと私が記者として厳任したわけじゃないですけど、駐車場を込むんで、公園に用事もあるからみたいな理由をしてた方も多分いらっしゃるのではないかなというふうに思います。
一方でさっきも説明しましたけど、駐車場があるわけですけれども、駅からだいぶ離れているから、どうしても車でしか行けない方がいらっしゃいますし、
バスも一応ありますけど、これもあれですよね、不効化しないほどやっぱり頻繁にバスが走っているわけでもない。あとコミュニティバスとかもありますけど。
だからどうしてもやっぱり車、それぞれに大きな公園ですから、近くに住んでいる市民以外にも利用していて、私もこの公園からは車で15分とか20分ぐらい離れた場所に住んでますけど、
そういう人もやっぱり少なからずいると思うから、どうしてもやっぱり使いたいって人からすると、果たしてせっかく来たのに、じゃあ子どもがもっと遊びたいと言っているのに、
ちょっと有料に見慣れるからみたいになるとちょっとかわいそうかなというふうに思いました。
だからなかなか悩ましいなと思いつつも、どういううまいやり方があるのかなというところですね。
笠田市としては、毎日公園を利用する市民も当然いらっしゃるので、毎日利用する市民を対象にした助成制度も始めたそうです。
具体的には、周辺の商業施設がまだ開いていない午前4時から9時の2時間以内の利用に限って、
いっぺん公園でお金を払って、後日市役所の窓口で申請すれば、駐車料金を全額キャッシュバックする仕組みもやっているそうです。
仕組みもあるんですね。
やっぱり払った後にわざわざ市役所に行かないといけないという。
ちょっと面倒ですよね。
他の公園との比較
他に公園の駐車場有料化というのは、他の都市とかでも事例とかってあるんですか。
結構増えてますよね。
いろいろ記者が調べたところ、遊具とかスポーツ施設などの設備が充実している公園ほど駐車場が有料化される。
利用者が多いということだったり、
今回のカスガの公園みたいに多分スペース的に駐車場がないとなかなか通えないようなところにあったり。
例えば福岡市西区の今津運動公園とか、東区の海の中道海域公園も最初の30分だけ無料で駐車できます。
一方で福岡市中央区の福岡の真ん中にある大堀公園ですね。
それから大野城市こちらも別途タウンですけども、大野城の憩いの森中央公園については入庫した時点から駐車料金が即発生する仕組みとなっています。
やっぱりそのいたし返しみたいなところがあって、
カスガ市でも例えば県営のカスガ公園とかだと、
今もしかしたら変わってるかもしれないけど、私も何回か止めた限り言うとそこは駐車料金がかからないというのもあるし、
一方で今こういう取材のお話もあったので見ると、
大野城公園なんかも今ホームページ上で今駐車場が空いてますみたいなところがちゃんとわかるようになってるんですよ。
だから実際に以前は無料で混雑してたけど、
今だったらある程度混んでるのはもう少し考えようかなみたいな、
そういうふうな判断とかができるようになったという意味では、利便性が有用になったから全て下がってるとも言えないなという。
今もう少子高齢化が進んで全体的に自治体の税収が減っている中で、
受益者負担という考え方が広がっています。今回のもそうですよね。
つまり利益を得られる人がそれなりの大物の負担をすると。
さすが市としてもより多くの方に愛される公園を目指したいということですけど、
やっぱり公園というのは基本市民が無料で使えるところなので、なかなか難しいですよね。
そのお金を払ってても止めるようにしないと公園の維持ができないというのもあり。
駐車場有料化の背景
やっぱりその駐車場有料化で市民からの本枠の声を受けて取材に至ったんだと思うんですけれども、
駐車場の舗装工事とか老朽化対策も急務で、
さらに資材や人件費が高騰していく現状もありますよね。
公園利用者以外の駐車場を抑制するという狙いもあるとかも分かりましたけど、
金澤さんとか坂本さんはどう思われます?
なかなか非常に難しい話だと思うんですけど、
技術的な側面ではもちろんあるかもしれないですけど、
もっと結構柔軟な、例えば駐車料金なんかでも日によって違うとか、
いろいろやり方とかは多分あるのかなと。
昔は例えばゲートがあるか、車止めみたいなところで駐車したのが当たり前でしたけど、
今はカメラで管理してる。
多分管理の仕方も技術の進歩とか、ITとかAIの進歩が変わってきてたりする。
例えばそういうダイナミックプライシングじゃないけど、
平日とか市民がやっぱり使いやすい時間とかっていうのはある程度考えるとか、
そういうふうな見つけた仕方も考えられるし、
市民の自力車負担とかっていうふうな観点でいくなら、
例えば市民はプールとかでも市民料金とか市民料金じゃないとかあるんで。
菅氏に住んでる人と他の市に住んでる人。
今のまさに駐車料金変換してるみたいなお話がありましたけど、
子育て世帯に関してはこうだと。
いろいろそういった部分。
制度を作れば作るほど煩雑になるっていうデメリットはあるかもしれないですけど、
市の担当者もこの記事の最後にありましたけど、
公園利用と文化の考察
より多くの方に愛されるものを目指しますっていうのがありましたんで。
もちろん今はこういう制度設計にしてるけれども、
もしちょっと変えないといけない点とか見つかってくれば、
柔軟にあえていくみたいなことになっていくと、
よりみんなが利用しやすい行為なのかなって感じですね。
今回の城津大池公園も街の中にぽっかり緑があって池があってて、
なかなか普段の暮らしでは接することのできない自然というか、
週末訪れてのんびり歩いて心身を癒すみたいな貴重な場所ですよね。
そうですね。
中国に私2年前までいたんですけど、
中国は社会主義の国ってのもあるんですけど、公園はすごい大事にしてて、
公園でお年寄りたちが、公園に卓球台とかあるんですよ。
そこで卓球してたりとか、あとジムみたいなのがあって、
卒業よりももうちょっと運動ができるような大きい具みたいなのがたくさんあって、
あと広場舞いって言ってですね、中高年の女性たちが大音量の音楽に、
一生懸命踊ったりとかしてて、騒音規制とか最近あってはいるんですけど、
公園をこんなに活用してるんだなと。
日本だとやっぱり個別で、そこまで公園を活用するとか、
公園がにぎわうっていうのはあんまりなかったですけど、
中国の公園は結構大混雑というか、すごく広いんですけど、
公園を愛用してる人がすごく多いんですよね。
だから日本ももっと公園を愛用したらいいなと思っていたんですけど。
結構難しいですね。
以前ボール遊び、実際その時にボール遊びができるかどうかみたいなことで、
私もこの公園を実際に訪ねて地図の写真を撮ったりしたんですけど、
どうしてもやっぱり困る人がいるから規制するみたいな方に、
ある程度しょうがないのかもしれないですけど、
政策的に向かって行きがちなところを考えると、
今おっしゃっていただいたような、みんながやっぱり集えて楽しめるような、
公園のやっぱりあり方みたいなことを見つめ直すとか進んでいくといいなって。
今回のきっかけでより良い方向に取り組みが進んでいくといいですね。
今回なんで30分以上経ったらお金取られるの?みたいな疑問があって、
取材をしてみたらそれなりのしのいい文だったり考えてるのもあって、
それで納得される方もいれば、それでも納得しない方もいると思うんですけど、
春日市としてはそれなりに姿勢で一生懸命伝えてはいると思うんですけど、
そこに届いてない部分で特にご要望させていただいて、
また改めて説明というか事情を理解を広げられるというのは、
また新聞の役目だなということを改めて思いました。
ありがとうございました。
今回は福岡春日市の城沢池公園の駐車場有料化なぜ?についてお話ししました。
金澤さん坂本さんありがとうございました。
ありがとうございました。
お二人の記事は西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。
記事のリンクは概要欄に貼っています。
記事が読みたい西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方、
ぜひご高読をお願いいたします。
また番組のフォロー高評価もお願いいたします。
これからも納得は読者の皆さんと一緒に成長していきます。
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ありがとうございました。
ありがとうございました。
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