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2025-12-12 19:01

59|【特別編】共同通信若手記者に聞く!男性の育休 阻む壁は?

あなたの声が社会を変える!読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査するオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。今回は、スタジオに来てくれた共同通信若手記者による特別編「男性の育休 阻む壁は?」です。

◆出演
黒田加那(MC/報道センター記者)
坂本信博(メディア戦略局兼編集局上級専門委員)
北野 貴史(共同通信)
白鳥 礼珠(共同通信)
河野 在基(共同通信)
高橋 実結(共同通信)

◆制作
映像編集:井上知哉(スタジオ担当)

◆収録日
2025年10月30日

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#西日本新聞 #西ポキャ #あな特 #記者 #新聞 #共同通信 #通信社 #福岡

サマリー

第59回のポッドキャストでは、男性の育児休業取得に関する現状と意見が取り上げられています。コミュニケーションの不足や職場の理解が阻害要因として指摘されており、育休の取得に関する希望と実際の取得期間のギャップについて議論されています。このエピソードでは、男性の育休取得に関する障壁や制度について話し合われ、特に経済的要因や職場環境の重要性が強調されています。また、福岡市の事例を通じて、育休取得がしやすい環境を整えることが男性の育児参加を促進することが期待されています。

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西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班の黒田香菜です。
前回に引き続き、共同通信社の若手記者の方たちをゲストにお招きしています。
それぞれ自己紹介をしてもらいましょうか。
2回目です。白鳥レミと申します。3年目になりました。県警担当しています。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
同じく3年目の北野孝史といます。担当は気象防災と、あと生き物を担当しております。
よろしくお願いします。
同じく3年目の河野有紀と申します。担当は県警を担当しています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
同じく3年目の高橋美優と申します。福岡市政を担当しています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。そして前回に引き続き、報道センターの坂本信寛記者もお呼びしています。
よろしくお願いします。
前回は坂本さんに穴徳についていろいろ質問をしていただきましたけれども、聞き漏らした質問があるということで、ちょっと質問を一つしていただきたいんですが。
穴徳という企画のいわゆるワッペンの中に動物が1匹登場しているようなんですが、それについて詳しく聞かせてください。
穴熊をモチーフにした穴徳ちゃんというマスコットキャラクターです。
最初は穴徳をより親しんでいただくために何かマスコットキャラクターを作ろうという話になって、取材班でいろいろ知恵を出し合って、
九州に住む穴熊で地中に潜って広く深くネタを取ってくるということで、穴徳ちゃんという名前にしました。
東京オリンピックとパラリンピックのマスコットキャラクターのミライトアとかソメイティの作者である谷口亮さんが福岡県出身在住ということで、谷口亮さんにお願いして、
穴徳の趣旨を説明して賛同してくださって書いてもらったのが穴徳ちゃんなので、ソメイティとミライトアは穴徳ちゃんの兄弟だと、お父さんが谷口さんなので。
で、おおむね好評でぬいぐるみ作ったりとかしてグッズも作ったりしてすごく人気なんですけど、一件だけクレームがあってですね、穴熊は外獣であると、
その外獣をキャラクターにするのはいかがなものかという、長崎県漁師というですね。
漁師はただのお客様先頭で、一件だけクレームがあったんですけど、穴徳ちゃんは世のため人のために皆さんの地域の課題とか困りごととか不正の告発に動くという外獣ではないということで、こちらが穴徳ちゃんです。
今日は穴徳ちゃん見守って頂きで番組を進行していきたいと思います。
よろしくお願いします。
男性の育休取得の現状
はい、今週のテーマは男性の育休取得にまつわるいろいろな意見です。
西日本新聞のmeの穴徳アンケートのコーナーで育休の日、9月19日は育休の日ということでですね、これに合わせて男性の育休取得にまつわるアンケートを実施しています。
その現況をお知らせしたいと思います。
今回答者がだいたい50人くらいなんですけれども、うち男性の回答者の中でですね、6割くらいが男性の育休取得について希望されている方がいらっしゃってですね、希望者の中に理想の育休期間と実際ではどれだけ取ったか、もしくはどれだけ取ると思うかっていうのも聞いてみました。
するとですね、希望者に聞いたところですね、6割くらいが半年以上の長期取得を望んでいる方多かったんですけれど、一方で実際に取得した、もしくは取得予定という育休期間では2週間未満っていうのが最も多くてですね、3割近くはもう取得もしていないっていうのが多くてですね、理想よりも短い取得もしくは取得しないケースっていうのがほとんどなんだなというところがありました。
はい。どうでしょう。これから共同通信の若敵者の方たち、ライフプランを考えたりとか、もしかしたら今後お子さん考えたりするかもしれないですけれど、実際今日男性の方もいらっしゃるんで、もしお子さん生まれるとしたら希望されるとかしないとかありますか。
私はまだ配偶者もいなければ子供もいないんですけど、もし仮に親になった場合は是非希望したいなと思います。で、できる限り長く家族と一緒に過ごしたいっていう思いから、やっぱりできる限り許す限り長く取れたら嬉しいなとは思います。
なるほど、思いつつ。
はい。
北山さんの職場の先輩とかってどうですか。育休取得されてるとか。
社内ではないんですけど、他社のそれこそ地方支援に勤めている先輩が、8月にお子さんが生まれて育休入られるってことで、どのくらい取るのかなと思ってたら1ヶ月くらいで戻って、復職されて。
僕個人としては早いなって思って、ただこのアンケートの結果見ると2週間未満が最も多いってことで、1ヶ月でももしかしたら長い方なのかなと思って少しうるきました。
ありがとうございます。河野さんはどうですか。
そうですね、自分もまだ単身で子どももいない身ではあるんですけど、将来的にもし子どもができたら育休は取れたら嬉しいなとは思っています。
理想の期間みたいなのありますか。
そうですね、回答が北野君とすごいかぶっちゃうんですけど、できるだけ長く取れたら嬉しいかなとは思うんですけど、会社の先輩とかを見ていても、実際に取ってっていう方ではない、これからっていうライフプランを見てっていう方なんですけど、
やっぱり担当というかどこを担当してとか、配属っていうところもすごく取りやすさとかに関わってくると思うので、その仕事面での将来設計とライフプランというかライフステージっていうところの兼ね合いもバランスを見ていかないといけないのかなっていうのはすごく感じています。
ありがとうございます。実際あのアンケートの声でもですね、長い期間の取得を希望していてもどうしても職場が取得に難職を示してしまったとかですね、あとは職場の繁忙期を避けた、逆にですね職場よりも妻や両親から育休を長期間取ることへの理解を得るのが難しかったとか、そんな声もありました。
そういう声もあるんですね。
そうですね、意外と言うとあれですけど、女性の回答者にはですね配偶者に育休取得を望むかどうかというのを尋ねているんですけれど、7割が取得を望んでいる方が多くてですね、やっぱり女性の方も配偶者に取ってもらいたいなという方が多いんだなというところでした。
一方で決められた期間のみ育休取るんじゃ意味がないんじゃないかと、育休終了後の母親の負担がどうしても増えてしまうっていうことを考えると、平時にも子育てに関われるようにしてほしいっていう、育休取得だけにこだわらないっていうような声もありましたね。はい、そういう形でした。
女性人はいかがですか、もし自分の配偶者これからもし取ってくれるかどうかという時に希望されたりは。
そうですね、取りたいと言っていれば取っていただければと思いますけど、確かにこの意見があった、平時でも子育てに関われるように、子育てってずっと続くものだと思うので、育休にとらわれずにその後の子育てを一緒にできる環境の方が大事なのかなというふうには思います。
そうですね、どうでしょうか。
その時、育児休暇を取りたい時の働いている仕事の業務の量であったり、それぞれ違うと思うので、そこの話し合いというか、あとはその仕事、職場への理解というところで、職場も取得しやすい環境を作ってくれるかどうかっていうところも、
育児休暇をお互いどちらが取るっていうのを考える上で必要になってくるのかなと思います。
職場の理解と意見
ありがとうございます。今お話しいただいたこととちょっと関連するところではあるんですけれど、アンケートではですね、男性の育休取得の障壁は何だと思いますかっていうことも例を挙げた上で複数回答で聞いているんですけれど、ちょっと私意外だったんですが、男性で圧倒的に多かったのが障壁では上司や職場の理解が8割超でですね、
ついで収入が減るなど経済的な不安、もしくはキャリアへの影響みたいなところもあるんですけれど、圧倒的に多いのが上司や職場の理解で、ちょっと私の想像からするとどっちかというと経済的な不安とか、キャリアへの影響みたいな部分を考える方が多いのかなと思ったので、ちょっと意外だったんです。
男性の育休取得、本当は先ほど北野さんとか小野さんおっしゃっていたように1ヶ月とかもっと長くっていうところでしょうけど、実際に取っている方が2週間とか短いということもあって、キャリアへの影響というよりは確かに周りの職場の先輩、上司の理解というところでなかなか難しいというところがあるのかもしれませんね。
逆に女性の回答者ではですね、障壁として感じるものを聞いたところ、やっぱり上司や職場の理解というものもそれなりにあって6割ぐらいの方を挙げているんですけれども、同じぐらい経済的な不安ですとか長期間休むことでのキャリアの影響というのを挙げている方が多くて、どちらかというと結果からするとですね、経済キャリア的な壁よりもソフト面の壁を感じる方の方が男性では多かったのかなと思います。
一方ではですね、30代など若い男性ほど経済面の不安を挙げる方は目立っていたので、もしかしたらジェネレーションギャップみたいなのもあるかもしれないですね。
どうでしたか、坂本さん。
私自身振り返ってみると子どもが2人いるんですけど、育休を取るという発想がそもそもなくてですね、今にして思えば本当に家族に申し訳ないなと思うんですけども、もっとそれこそ一生にない貴重な機会ですよね。
その子どもが生まれて育つ、本当に親戚の時期にしっかり夫婦で子どもの面倒を見えるというか、子どもを可愛がれるというのは本当に人生の大きな喜びだと思うので、損をしたというか、もっと取っておけばよかったなという、自分自身の発想が固かったのかなというのを反省するところがありますね。
なので、もし今後輩とかで育休を取りたいという仲間がいればもう喜んで、生徒が許す限り取れるだけ取ってほしいなと思ってます。
ありがとうございます。今回、消費期に対してですね、国や企業に積極的に取り組んでほしい施策についても聞いたんですけれど、特に男性でやはり多かったのは取得しやすい雰囲気づくりでしたので、そういった雰囲気の醸成みたいなものが大事ですよね。
そうですね。私も子どもは最初の子どもが生まれた時は警察担当だったので、もう休むって発想がなかったんですよね。で、なんかあの里帰り出産で、私長崎が初任地で長崎で妻は福岡で出産したんですけど、もう休む、出産の時だけ立ち会いたい、どうしても立ち会いたかったのでそこだけは休んだんですけど、戻ったらもうすぐ仕事が待っていて、その当時から育休の制度は本当あったはずなんですかね。ですよね。今から20年以上前でも。
もっとこういう制度が当たり前になっていればと思います。これからもっともっと広げていかないといけないですよね。
結構あの一定期間も育休を義務化してほしいっていう声もありましたね。逆に女性ではですね、あの求める施策だと同僚への金銭的だったり代替休暇みたいなフォローとか、あの人位の補充とか、そういった割と現実的な企業内での施策みたいなところが結構挙げられてたりして、これも男女差がちょっと見られて面白かったなと思ったんですけれど、どうでしたか。
こう内容を聞いて、自分だったらこれが一番障壁だなとか、もしくはこういう施策があったらいいなとかあれば。
そうです。僕はこの経済的な要因が一番かなと思っていたので、全体のアンケートの結果を見ると意外だなと思いました。
まあその広い視点で言うと、割とその中にはその育休、まあ育産休休というものをかなり合理的に、経済的な、経済的に合理的に選んで取るか取得するかしないか選んでいる過程もあると思うんですよね。
まあその背景には男女での賃金の格差だったり、あとはキャリアのどこまでいけるかって、あの管理職が男性がほとんどで女性が少ないっていう現状とかがあると思うので、
まあそういった社会的な障壁も少なからず、この取得率とか、あとは取得の動機に影響してくるのかなとは思いました。
山梨県が結構男性の育休取得っていうところに力を入れていて、県職員の男性職員で多分9割以上とか結構高水準で取っていて、そういう取り組みをしている民間にも支援金をみたいな取り組みを結構強化してやっていて、
そういう行政であったりとか企業側の、まあ強制はもちろん家庭の環境とかいろいろあると思うのであれですけど、ある程度勇気を持ってというか大胆な取り組みを企業とか行政側で進めてくれるのがいいのかなっていうのと、
個人的には自分がもし育休を取るってなったら、人が減る周りの狩猟の負担が増えるってところが一番気にかかるところなので、そういうところの人員補充というか、そこはより柔軟にやってもらえる環境が整えばありがたいかなとは思っています。
福岡市の取り組み
たかしさんいかがですか。
はい、私は今福岡市の担当をしていて、福岡市がちょうど今年男性の育休の100%達成したっていうようなリリースがあって、記事として配信したんですけれども、その時に担当課でお聞きしたところで、やはりその育休を取得しやすい環境作りっていうところをやはり着目していて、
なぜ取れないのかっていうと、一人一人の男性の課題とか問題になっているところを、やはり上司が話を聞いて相談に乗るっていう環境が整っていることが100%達成できた要因というふうにも話していて、
やはり家族だけではなく、育児休暇を取ることで職場、同僚上司にも迷惑をかけるという不安がどうしても私も考えてしまうとあるので、そこの部分を少しでも職場が解決に導いてくれるような助言をしてくれるという制度はとてもいいなと思って参考になりました。
ありがとうございます。勉強になりますね、本当に。実際そういった職場の方が若い世代からしても選びたくなるという意味では、そういう企業とか自治体側からしてもPRになりますよね。
働きたい職場になるためには本当にこう育児休休は取って当たり前ってまさに先ほどおっしゃってましたけど、本当そういう世の中にしていかないといけないですよね。
そうですね。やっぱりそこもできないとその後の育児とか家庭への関わりを男性がしていくっていうことも難しいですね。その子も惚れない職場でその後関わっていけるのかというのもありますので。
そうですね。やっぱり心理的負担、休み、特に女性の場合だと体のこともあって個人差があると思うんですね。休みたい時が急に来たりとか、今日は体調が悪いとか、そういった時にやっぱり周りに理解をしてもらわないと休めないとか、休む時にどうしても申し訳ない気持ちになってしまったりとか、そういった心理的負担はあると思いますし、
そういう休みたい人、配偶者にとってもやっぱり家で休んでるのに自分が働いてとか、そういう心理的負担っていうのは結構大きいかなと思いました。
ありがとうございます。やっぱりこう皆さんこれから当事者になっていくような世代なので、本当にこう切迫感あるような話も聞けて大変勉強になりました。
ありがとうございました。今日は男性の育児休業取得にまつわるあなた関係等をご紹介しました。坂本信弘記者、共同通信の若手記者の皆さんありがとうございました。
ありがとうございました。
坂本さんの記事は西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞ミーでお読みいただけます。記事のリンクは概要欄に貼っています。記事が読みたい西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方、ぜひご高読をお願いします。
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ありがとうございました。
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