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2024-11-29 17:39

05|消えた!タワマンヘリポートマークの謎を追う!

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。今回は、福岡市内にそびえるタワーマンションから忽然と消えた緊急ヘリ設備の謎についてお話しします。 「うちのタワーマンションには緊急時のヘリコプター用スペースがありません。以前はあったようなんですが…」。福岡市の男性から「あなたの特命取材班」にそんな調査依頼が寄せられました。建設時は屋上にあったはずが、いつの間にかなくなったというのです。特命取材班が謎に迫りました。 ◆関連記事 あなたの特命取材班「緊急ヘリ設備なぜ消えた タワマン防災に不安も」 ◆出演・スタッフ ・出演:坂本信博(報道センター総合デスク)、宮﨑真理子(あなたの特命取材班事務局長/エンゲージメントエディター)、梁京燮(MC) ・音声編集:中富一史 ・映像編集:井上知哉、三笘 真理子 ◆収録日 ・2024年10月29日 【西日本新聞Podcast情報】 ・「あな特LINEと特設サイト」で調査依頼を募集中です。リスナーの方は調査依頼文の末尾に「#西ポキャ」をご記入ください。 ・Xの公式アカウントです。フォローをお願いします。「#西ポキャ」をつけて投稿お願いします。

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西日本新聞 あな特 Podcast
このポッドキャストは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材犯の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組でございます。
こんにちは、西日本新聞社の梁巨匠です。
西日本新聞報道センター総合デスクの坂本伯宏です。
あなたの匿名取材犯の宮崎真理子です。
いやー、寒くなってきましたね。
寒いですね。
だいぶ暑さを。
秋が短いですね。
秋が短いですよね。キャンパーからしたら、もうあるまじきことでですね。
梁さんは、キャンプ大好きですかね。
キャンプ大好き人間なんですけど、シーズンインしたかと思ったら、すぐ寒くなるからですね。
寒くなってもいいんですけど。
焚き火とか。
そうそうそう。
ちょっと気になってたことがあって、中国って今バンバン建ってるんですか、まだタワーは。
建ってますね。
建ってるんですね。
マンション、高層マンションがあちこち建ってます。
一時期ですね、ちょっと経済不況になったときにマンションの建設がストップしたりとかして、ゴーストマンションみたいな。
鬼城って書くんですけど、ゴーストタウンのことですね。
誰も住まなくなったマンションみたいなのがあちこちに残ってた。
鬼城、鬼滅の刃みたいな。
まさにそうなんです。
あるんですけど、中国も今不動産バブルが崩壊したと言われていて結構大変なんですけど、
とにかく北京に行くとですね、北京中心部で普通にマンションを買おうとすると、1億出さないと買えないぐらいなんですよ。
すごく値段が高くてですね。
で、今日本で日本の不動産を中国の方がたくさん買ってるみたいな話もあって、中には日本を侵略しようとしてるんじゃないかみたいな。
実態はそういうことではなくて、一つは投資ですね。
中国内での不動産バブルが崩壊したんで、その投資先として日本で不動産を買いたいという人と、
あと中国もいろいろな問題を抱えてますので、何かあったときに避難先として自分の不動産、財産を日本に移したいという方も結構多いですよね。
福岡は何か天神とかは。
縁起がいいんですよね。天の神とか福が、福の積もる丘ということで。
聞いたことありますよ。
中国の方はすごく縁起を大事にされるので、そういった方にしてみればマンションが3000万とか4000万で買えるんだったら安いと。
しかも飛行機で上海からだと1時間半とか2時間、東京に行く、ここから東京に行くのと同じぐらいの距離なので、
それだったら福岡に買いたいっていう方が多いっていうのは絶対ですよね。
ちょっと中国のタワーマンションみたいな話を聞いたんですけど。
私、北京に住んでたときは52階建てのマンションの51階に住んでましたね。
タワーマンションですね。
自信が少ないので多いんですよ。人生最初で最後の。
めちゃめちゃ高くないですか。51階って。
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高かったですね。鳥が時々ガーッと巻きつける時に。
そうですか。
今日はそんなタワーマンの話を聞けるということを聞いております。
早速本題にならお願いします。
宮崎さん、今日はどんな調査依頼が。
うちのタワーマンションには緊急時のヘリコプター用スペースがありません。
以前はあったようなんですが、福岡市の男性からあなたの匿名取材犯に調査依頼が寄せられました。
建設時は屋上にあったはずが、いつの間にかなくなっていたという話で。
なくなることなんかあるんですね。
というところを坂本さんが今から追いかけていったと。
今ポッドキャストじゃなくてYouTube見ている人はですね、ビフォーアフターが見れますよね、バックでね。
ヘリポートがあったバージョンと。
Rという字が。
ちょっと僕がのけぞりますので見てくださいね。
この左側の方にあったRという字の書いたいわゆるヘリ設備がですね、なくなっていたという調査依頼があって調べようとしたんですけども。
現場のマンションに行ったんですが、何せ屋上がどうなっているか見えないと。
踏みを伸ばしてるんですね。
またセキュリティの関係もあって部会社が勝手に入れないと。
どうしようかと考えて、Googleマップとかですね、衛星画像を今手軽に我々見れますので。
しかもこの時間を例えば何年か前の衛星画像と今の衛星画像を比較するというサービスもありますので、それを調べてみたところ。
確かにYouTubeでご覧のいただいた方の背景に映っているように、ヘリポートがあったはずのヘリ設備がなくなっていたということが確認できました。
そもそもタワーマンの定義って何なんですか。
高いマンションのイメージありますけど。
そうなんですね。タワーマンって実は定義がないんですね。
ないんですね。
一般的に建築基準法をもとに超高層建築物に分類されるのは高さ60メートル、20階建ての高さ程度のもので、それの住居用建築物がタワーマンだと言われています。
福岡市内でもこの10年ほどで急増した印象がありますが、福岡市役所の住宅都市局に聞くとですね、数は把握していませんと。
建築指導課に聞くと建物を建てる際の建築確認申請という手続があって、その書類には建物の高さが書かれているんですけども、実際に建物を工事する前に内容が変更されるということも結構ありますし、そもそも申請はしたけども建てなかったケースとか、完成したけども解体しているという事例もあって、
そういった高さ60メートル程度の超高層建築物のマンションが福岡市内に何とあるかというのは役所が把握する仕組みがないんですということでしたね。
一方で記憶に新しいと思いますけども、2017年にロンドンの24階建て超高層マンションで火災が発生して多くの犠牲が出たということもありました。
はしご車も届かないタワーマンの防災対策をどうするのかというところの中の一つとして、やはり緊急時のエリポートも一つあるわけですね。
06:09
なるほどなるほど。
構造建築で火災が起きると消火や避難が難しいですよね。建物が密集した都市部では、炎症や建物の倒壊によって被害が周囲に及ぶリスクもあると。
高いというんですね。
そうですね。一定以上の高さのある建物については、耐火とか耐熱の構造を強化するということもありますし、スプリンクラーの設置などが義務付けられています。
ヘリ設備についてはですね、2種類あるんですね。ヘリ設備、ヘリポートというとRと書いているものとHと書いているものが2つあります。
Rスペースと言われるんですけど、これは緊急救助用スペース。
これは救助ヘリが空中停止、ホバリングすることが可能だと。着陸するわけではなくて、この上でホバリングして脱出したり、救急隊が降りてきたりするというもので。
Hスペースというのは緊急離着陸上、文字通りヘリポートでヘリが着陸する設備ですね。
Rスペースは高さ45メートル長の建物、Hスペースは高さ100メートル長の建物にそれぞれ設置を促されています。
なるほど。確かに2つありますよね、RとHスペース。
そうなんですよね。そんな違いだったんですね。
私たちの西日本新聞社は天神1丁目にあります大丸が入っている茶色い建物なんですけど、その上にもヘリポートがあってですね。
かつて私も取材で何度かヘリで行ったことがあったんですけども、てっきりヘリポートから会社の上にヘリが止まってそこから乗り込めるのかなと思ったら、
弊社の西日本新聞社の建物のところにあるのはRスペース、緊急救助用スペースなので着陸ができないんですね。
そこで荷物とかを写真とかを受け渡したりとかかつてはですね、いろいろあったんですが乗れなかったので、我々の場合はタクシーで福岡空港まで行って、そこから現場取材に行くってことが何回かありました。
Hだったら止められる。
そう、離着陸できる。
で、Rだったら。
降りてくるのはプロの方はできるかもしれませんけど。
で、実は福岡消防局がですね、航空隊ってありますけどね、それで目視調査、目を上空から見る形で福岡市内に何箇所ヘリポートがあるのかっていうのをチェックされているそうです。
で、2019年3月現在では市内に45メートルを超える建物が198棟ありまして、航空砲に基づくヘリポート以外にHスペース、着陸できるところが10箇所、Rスペースが47箇所あったんですが、最近もう一度消防局の方に聞いてみると、
今年の6月現在ではHスペース、離着できるところが15箇所。
増えてるんですね。
オーバリングできるところのRスペースが50箇所。5年間でそれぞれ5箇所増えています。
なんで増えたんですか。
そもそもこの対応が増えてるということですよね。
09:00
なるほど。
で、改めてヘリポートの件に戻りますけども、今回取材をしてみたところですね、確かにかつてはRスペースがあったと。
で、消防隊に聞いたところ、2016年の調査時点ではRスペースがなくなっていることに気付いたと。
現地で確認するとすでに撤去済みで、消防局としてはあった方がいいんですけどと、災害時に備えて再ループしかできなかったと。
で、タワーマンの関係者にも取材をして話を聞いてみました。
すると数年前に屋上の水漏れ被害が起きて、防水工事をした際にこのRスペースを撤去したと。
なるほど。
なぜかというと工事のために必要だったので一度消したんですよね。
ただ再設置するためには当時の価格で450万円費用がかかるということで、再設置は見送ったということでした。
もともとついとって工事で撤去しないといけなくなったらまたお金がかかるってことですね。
そうですね。再設置しようとすると450万円かかるということですね。
ちなみにRスペースについては初活消防署長の許可なく変更撤去することはできないというふうにこの当該のタワーマンの管理規約には書いてあったんですけども、撤去されていたと。
消防局の方に聞いてみると、ヘリ設備を撤去することについて相談を受けた事実は把握していない。
つまりタワーマンの管理者が消防局とかに相談せずにヘリ施設を取ってしまったということですね。
住民などで作る管理組合の総会でいろいろ議論があったんですけど、その費用がかかると住民の負担が増えてしまうということで、
管理組合の総会でヘリスペースの廃止を決定したということだったんですね。
住民たちの声でそうなった。
そうですね。ただあんな時に調査依頼を寄せていただいた住民の方としては、やっぱり有事に備えてヘリポート、ヘリ施設が欲しかったという声もあったということですね。
なので万が一火災が起きたら不安なので、あとさらに不動産の価値にも影響するんじゃないかというところで。
ありなしではないですよね。
再設置を働きかけていきたいということをお話しされていましたね。
ちょっと話戻りますけど、タワーマンで火事が起こりました。そしたらスプリンクラーが埋まります。
このヘリポートがあればそこから上がっていって、逃げ場をする間に逃げることもできるんじゃないかと。
ヘリが近づけるかどうかという状況にもよりますけども、これなかったらどうなるんですかね。
なかったら下に降りていくしかないですよね。
スプリンクラー命みたいな。
タワーマンも近年防災対策とか防火対策、対火対策が進んでいるので、災害が起きにくくなってはいると思うんですけども、
やはり住んでいる方の気持ちとしては、いざという時のためにヘリポートとかがあると安心だというのはあります。
そうですね。福岡で今どれくらいですかね。一番高いタワーマン。
12:00
何階だっけ。アイランドシティとかあちこちに。
それこそあの辺もすごく中国の富裕層の方とかがたくさん住んでいらっしゃるみたいですよね。
それこそ坂本さんがさっき住んでたような50階建てみたいなんてあるんですかね。
福岡市内では。
あるんですかね。
吉山のほうがそれぐらいあるかもしれないですけどね。
そうですね。
でもやっぱりさっきおっしゃってたように、はしご車も届かないタワーマンの防災対策はやっぱりしっかり対策立てて。
確かに。
やっぱり住民側としてはですね、多分私は済むことはないと思うんですけど。
はしご車で届く範囲ってどれぐらいなんでしょうね。それも気になるですよね。
はしご車で確か届くのが。
それも調べられてるんですね。
そうですね。その高さによって防災対策もまた基準が違っているんですよね。
届かない建物ってのはありますので。
中国で50階建てのマンション住んでたときですよね。
はい。
51階でしたっけ。揺れるんじゃないですか風で。
いや、それはもうやっぱりかなりしっかり建てたんで、特になかったですよね。
めっちゃ揺れるイメージありますけどね。
ちなみにはしご車はですね、高さ45メートルまでとか40メートルとか。
それぐらい届くんですね。
そうなると20階建てのマンションが60メートルとかですので。
届かないんですよね。
届かないんですね。
そのヘリポートをつけるだけで450万かかるというのは驚きですよね。
やはり夜間の照明とか。
そういうのがいるんだっけ。
飛行物体が衝突を避けるようなランプとかいろんな設備がありますよね。
そうね。
パクだけじゃなくてね。
あるときもいいテーブル持ってたらいいですよね。
あとまたその維持費とかですね。
そうかそうか。
ありますよね。ただ安心安全のためですから、そこはやっぱり優先順位をどこに設けるかということなんでしょうけど。
まあまあでも増えてるっていうのはいいことかもしれないですね。
っていうところですかね。今回は。
よろしいですか。
最近調査以来で印象的だったものってありますか。
宮崎さん。
印象的だったもの。
選挙の投票で民主党と書かないといけない国民党とそれがどっちに入れたかどうしたらいいんだっていう投稿が結構数件来たかなっていう。
10月27日に投開票された衆議院議員選挙で立憲民主党と国民民主党はそれぞれ躍進しましたけども略称ですね。
比例代表のときに政党名を書くところで略称っていうのを決めるんですけども立憲民主党は民主党がいいと。国民民主党も民主党がいいと。
どちらも元々旧民主党から生まれた源流とする政党ですので。ただ有権者からするとどっちを支持する。
全然違いますもんね。
でも政党の言い分聞くと立憲民主としてもやっぱり民主党っていうブランドもありますから民主党がいいと。
国民民主も国民っていうのじゃ分かんないので民主党がいいということで。
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結果的にですね案文と言いまして同じ民主党だった場合はそれは分けてそれぞれの政党にふりふり分けることになってるんですけども有権者からすればなんで同じ名前なの。
そうですよね。変えたらいいのに。
自分の意思がどっちかに振り分けられてしまったら。
安分されると。
政党からすればやっぱり名が通ってる方1票でも獲得したいというところもありますから悩ましいですよね。
あとはその最高裁の事前に見る裁判丸をつけるかでしたっけ。
あれがやっぱり判断基準がなかなか目に見えてそのやっぱり投票者からするとやっぱり情報が少なすぎるっていう方向も何件か来てましたね。
最高裁の裁判官を否明するのかどうかというかですねこの丸をつけるかっていうところですけどもそれぞれの裁判官がどういう今まで判決に携わってきたのかっていうのが一般の方には分かりにくいですよね。
そういうところがあと来たる看板は誰々がここに来たるみたいな看板があるけれどもあれは道路交通法上とか。
そういう声も寄せられるんですね。
寄せられますね。
タイムリーな話題とか詳細題がすごく多いですよね。
それ面白いですね。
なんか都度聞いていきたいですね宮崎さんに。
いいですね。その都度わかった範囲で。
そうそうそう調べた結果を報告できるといいですよね。
宮崎が気になる投稿を毎回紹介していく。
最近のなんかこう何ですかね前なんか話した気がしますけど時代がわかるというか。
時代の歩道が見えるというか。
そうですね。
じゃあそれの代弁者になっていただいて。
気になるものを。
ピックアップしておきます。
またそのリスナーの皆さんからもぜひこのアナとくんポッドキャストに詳細なこととかお寄せいただければと思います。
それは概要欄に貼っておりますので。
投稿フォームとLINE公式アカウント。
そちらにハッシュタグ西ポキャと書いてぜひ詳細な依頼をお寄せいただければと思います。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
今日は消えたヘリポートとタワーマンションの防災対策についてお話を伺いました。
ありがとうございました。
これについてポッドキャストの投稿フォームを用意していますのでそちらも概要欄に貼っています。
よろしくお願いいたします。
ご意見お寄せください。
ありがとうございました。
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