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こんにちは、遠藤嘉輔です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日もいきましょう。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。さあ、ということでね、今日もいきたいと思います。
今日は、シャール王子の先生から質問をいただきましたよ。
60代の方からの質問です。ありがとうございます。
はい。
ただですね、この質問、私にとってマニアックすぎてですね、わからなかったんで、ちょっと解説もぜひしていただきたいなと。
わかりました。
では、次の質問にいきたいと思います。
はい。
今年9月中旬ごろ、大手の派遣会社である株式会社アウトソーシングが、
サブロク協定締結につき従業員代表と合意に至ることができないため、
新たな従業員代表を選出して、サブロク協定を締結したとのニュースに接しました。
あくまでもニュースからのみの情報ですが、
旧従業員代表の女性は外部ユニオンに加入し、サブロク協定の締結を断交事項としましたが、
会社側が団体交渉を拒否したとのことです。
組合側はこれを不当労働行為として、東京都労働委員会に救済申立てをしたようです。
大手の会社がこのような不可解な対応をするとは到底考えられず、不思議なニュースとしか言いようがありません。
会社としてなかなかサブロク協定を締結しようとしない従業員代表や、
サブロク協定の締結を断交事項とした外部ユニオンに対し、どのように対応すべきだったのか、
またこの問題がどのような方向へ向かうのか、ぜひご意見を伺いたく投稿いたしました。よろしくお願いいたします。
長年番組させていただいているのですが、質問がわからない。どういうことですか。
サブロク協定は残業、実は残業というのは日本では違法行為なんです。
違法行為なんですけども、サブロク協定があることで罰せられないという、
キリスト教でいう労働みたいな感じ。
イメージつきやすいですけど。
労働って確かね、僕の理解ではキリスト教では労働というのは、
本来やっちゃいけない、
そういうマイナスの行為なんだけど、
神の許しでやってるみたいな、そういう理解だったと思うんですよね。
それと同じ残業はやっちゃいけない行為なんだけど、
サブロク協定によって許されてるっていうね。
そもそも残業ってダメな行為なんですね。
そうなんですよ。実は罰せられちゃうんですね。
ただサブロク協定によって我々は残業ができていると。
そうです。
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そう言われると、そうなんだって感じですか。
という中で、今回このご質問というのは。
これはですね、派遣会社って特殊でして、
その名前の通りいろんな会社に人を派遣してますよね。
働く場所は派遣会社じゃなくてお客様のところなんですよね。
なんだけど、自分たちが属している会社でサブロク協定を締結する必要があるんですよ。
そうすると、その会社でサブロク協定を締結できないと、
派遣社員全員というかその会社に所属している派遣社員が、
残業ができなくなっちゃうんですよ。
派遣先で残業ができない環境になってしまうということですね。
そう。そうすると売り上げがくんと下がったり、利益が減ったりするじゃないですか。
あとクレームお客さんから。
そうですね。求められたときにできませんで、クレームで解約とかありそうです。
ありますよね。お宅どうなってんのと。
サブロク協定で揉めてる?じゃあ次回は他のところ頼むわみたいなね。
わかんないですよね。派遣社員も稼げないから辞めちゃう可能性ありますよね。
はいはい。
それで、泣きどころは実はサブロク協定なんですよね。
それをローソが抑えたんでしょうね。何らかの方法で。
おそらく選挙で勝ったんだと思うんですよ。
それでサブロク協定の私代表者ですって言って、
サブロク協定結ばないってなったんだけど、会社は困っちゃって、
もう経営上非常に問題があるから、何かの理由つけてもう1回選挙したんでしょうね。
そしたら会社が巻き返しをして、新しい人が選ばれたんだと思います。
会社側の人間の人が。
あーそういうこと?
これでじゃあもう労基書に届けて終わりだって思ったら、
これは組合員を敵視してて、労基法に違反してると私が代表者なのに、
もう1回不要な選挙をして選んでると言って、
労働委員会に訴えたみたいなんですよね。
実はこれって理論上昔から私も疑問に思ってて、
会社に圧力かけるには一番いいんですよね、サブロク協定拒否って。
でもさっきの話だとそうですよね。
ホワイトカラーで業種によっては、別に残業なんかないから関係ないよでもあるんですけど、
現場でかつ人手不足の場合は、
死活問題になっちゃうんですよ。
会社回らない。
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そう、回らない。
で、会社は要求を飲まざる得ない。
サブロク協定とセットで、例えば少余1ヶ月分は乗せしてくれとか、
要求する場合が多いんですよ。
あーなるほど、交渉に使うってことですね。
そう、影で実は要求してる場合が多くて、
まさにこのケースはそうなんじゃないかなと思うんですよね。
あーなるほど。
そう、一種のストライキじゃないけどそれに近いやり方ですよね。
あー、そういうことか。これはやっとわかりました。
そしてですね、放送収録のまさにいいタイミングで2つニュースが飛び込んできて、
ここね、そうですね。
山口テレビという地方の山口県のテレビ局が、
ローカルからテレビ局ですね。
ローカル48時間ストライキに突入し、
半分ぐらいの人がストライキをして、アナウンサー含めてですね。
なんとニュースができなくなっちゃうという。
ニュース、夕方ニュース一部休止で出てますよね。
で、理由はこれ見たら、要するに商用が減らされて、
それはあり得ないと、おかしいと言って抗議をしてるみたいですよね。
はぁはぁはぁはぁ。
ですね。で、もう一つは、
ストライキってこんな簡単に起きましてだっけ?
いや、事前に交渉して、
ストライキの組合内投票をして、
その上でやるんで、
もう10月からくすぶってたと思いますね。
あぁ。
なるほど。今2つって言ってましたよね?
2つって何でしたっけ?
ニュースがまだある。
あぁ、もう一つはスイスポートジャパンっていう、
関空とか成田とか羽田で働いてる、
荷物の上げ下ろしとか、受付業務とか、
そういうものを受託している会社の従業員。
飛行機が下で、飛行機の移動とか誘導してくださってる人とか。
あ、誘導も入ってると思いますね。
チェックインカウンターでの受付。
あぁ、いらっしゃいますね。あそこか。
あれの要は、受託してるわけですね、仕事が。
残業拒否を始めたと。
あ、こっちはストライキと言っても、
残業拒否ストライキ。
残業拒否、そんな部分的なストライキあるんですね。
あるんですよ。
これは日本的でして、要は。
日本的ストライキ。
要はね、追い詰めたりしないのよ、日本の場合は。
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あ、企業を。
ギリギリまでやらないんですよ、日本のストライキは。
やっぱりちょっぴり痛めつけるだけで終わらせる。
なるほど。
で、これも人がいないのに特定の人ばっかり、残業が多くて。
なるほど、長時間労働ってことですね。
特定の人たちが。
ていうかこれ、両方とも11月16日のニュース同時。
そんな、今何?ストライキ?
なんかね、西部のストライキ、ちょくちょく増えてる気もしますね。
いやいや、向井ラン当ててたじゃないですか。
これをきっかけにストライキ増える気がするって言ってましたね。
いや、というのはね、山口テレビとか、実は地方のテレビ局も、あと日テレとかも、
ストライキやってるんですよ、これまでも。
この10年ぐらい。
僕がしてるのは日テレなんですけど。
だけどね、1時間とかしかやんないんですよ。
1時間ストとかね。
なんで小さな抵抗?
小さく抵抗するのが日本流なんですよ。
へー、そうなんですね。
それで、まあいいじゃないかって会社も譲って終わりみたいなね、シャンシャンみたいな。
ところが、この山口テレビはもう48時間っていうのは、
もうやっぱ壊滅的な打撃をこう、むるわけですよね。
スポンサーにも謝る必要あるし、場合によっては、
そうだよね。
はい、あの、いただいた広告費を返さないといけないわけですよね。
いや、ほんとですね。
この羽田成田も、今僕もよく移動するんですけど、コロナあげてから、
めちゃくちゃ多いんですよ。
人、あの、外国人の量半端ないんですよ。
で、もうあれで、いや私帰りますって言われると、
相当悲惨なことになりますね。
いや、でも分かりやすくコロナあげ、
そうか。
そうですね。産業的には動き出したタイミングでこれ。
そう。
だから、なんか日本社会もちょっとずつ変わり始めて、
もうあの、こうね、おとなしくこう、なんか、あの、
抵抗しないみたいじゃなくて、
もうやるときやるよ、みたいな会社とか労組が、
なんかちょっとずつ増えてきてる気もしますね。
いやー、このね、同日に首都が山口と羽田なんですかね。
あ、違う、関西だ。関空ですね。
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これ、いずみさの市だから関空でしょうね。
あー。
うん。
いやー、そこの今回のご質問とつながるわけですね。
関空も私行ったんですけど、先週、
なんとね、切符買えませんでしたね。
で、どういうことですか。
あの、関空から、すいませんね、マニアックな話で。
関空から、私ね、高松に行く必要あったんですよ。
ほうほうほう。
それで、新大阪から岡山行って、岡山から瀬戸橋の電車に乗るんです。
マリンライナーって。
で、一番合理的なのは、新大阪まで特急があるんですよ、JRの。
そう。
ところが、びっくりしたのが、
あの、長蛇の列が自販機の前にできて、間に合わないんですよ、電車に。
本当に?
いやいやいや。
で、要するにそこまで想定してないから、関空も。
自販機の数が足りないんですよね、全然。
今、そんな状況なんですか?
僕、諦めちゃって。
で、南海のラピートっていう、あの、ナンバーに停まるやつあるんですけど、
それを乗って、で、ナンバーから乗り換えて、新大阪行きましたね。
あっ。乗り換えできず?
はい。
変えず?
ナンバーまで行って、で、ナンバーもめちゃくちゃ混んで。
もう、すごかったですね。
いや、だから、そうやって、いろいろ、こう、観光業とかが動き出しているので、
で、今の時代の流れで行くと、こういうストみたいなのが現場では起きえるぞ、という話ですね。
そういうね、時代の流れになっているから、経営者としては、やっぱり、
もう、あの、常にそういう可能性があり得ると想定して採用とか、
賃上げとか、あらかじめ手を打つ人はありますね。
なるほどですね。
起きてからじゃ遅いですよね。
これ最後にまとめになりますが、今回のこのご質問いただいた、
サブログ協定の締結を断交事項として外部業に対してどう対応すべきだったのか、みたいな価格論で言うと、
結局のところ、何と言えそうなんですか?
いやー、僕は、この会社さんの気持ちも分かるんだけど、
私はですね、これね、成功法のやり方があるんですよ。
これどういうことかと言うとね、あえて組合とやり取りして、
で、サブログ協定拒否状態が続くわけですよ。
これ私やったことなんですけど、そうすると派遣社員が困るわけですよ。
派遣先で、すいません、私、残業できないんです、とか言わないといけないんです。
で、会社の営業担当者の人も困りますよね。
で、みんな一斉に困るわけ。
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そうすると、そうするとね、怒りの穂先は誰に向くかって言うと、ローソに向くのよ。
あー。
おい、何やってんだよ、とか。
いや、会社にも来ますよ。
だけどローソにも同じかそれ以上に、
穂先向くのね。
それが、もうびっくりするぐらい来るんですよ。
だからローソも自分が抗議することで、
いろんな人に巨大な迷惑かけるってことを身に染みて体験するわけですね。
なるほど。
そこで痛みは会社も感じるんだけど、
二度とやらなくなるんですよ。
へー。
私やったことあるんだけど、会社側で。
痛みは感じるんだけど、もう組合活動がシューンとなるんですよ。
従業員のためをもって動いているローソの活動が、
逆に社員さんたちからもお前がいい加減にしろって逆になって、
顧客からもなるし。
そう、顧客からもなるし。
それが穂先向いてね。
それですごく痛みは伴うんだけど、
二度と起きなくなっちゃうんですよ。
ただ大きな会社だからそれはできなかったんでしょうね。
ということで今回ニュースの時事ネタも交えながら、
時事性もあるぞというようなところでお話いただきましたので、
この方非常に専門家ですからね。
お勉強当然されているというか、
私ふるわずという感じなんですけれども、
またこれを受けて質問等ありましたら、
ぜひお寄せいただけたらと思っております。
お待ちしております。
ということで終わりましょうか。
ありがとうございました。
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