あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。
今回のテーマは、居住地によって13の学区(通学区域)に分かれ、学区内の高校しか受験できない福岡県立高校(全日制普通科)の「学区制」。全国有数の細かさのその仕組みや、LINEでつながる「あな特通信員」の賛否の声、シビアな進学率の違いなどをご紹介します。
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◆出演・スタッフ
・出演:仲山美葵(報道センター記者)、金澤皓介(報道センターデスク兼記者)、梁京燮(MC/販売部)
・音声編集:中富一史(販売部)
・映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘 真理子(報道センター)
◆収録日
・2024年11月28日
【西日本新聞Podcast情報】
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このポッドキャストは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで、読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、西日本新聞社の両教授です。今日も素敵な記者の2人に来ていただいているんですけども、まずは金沢さん、簡単に自己紹介をお願いいたします。
こんにちは、西日本新聞の金沢浩介です。今、本社の報道センターというところで、あなたの匿名取材班の担当デスクをしています。
2006年に会社に入りまして、博多町中市局だったりだとか、熊本市の熊本総局だったりだとか、長崎県伊沢谷市の伊沢谷市局だったりだとか
あと、7月まで東京報道部にいました。別にポッドキャストでやってる鉄道学の旅にも出演させてもらったんですけれども、鉄道大好きです。よろしくお願いします。
長崎では僕一緒にしてましたよね。
そうですね。
忘れられないのが、金沢さんが僕を初対面の時に、あの人部長ですかって言ったのを覚えてますね。
感覚がね。
はい。そしてもう一人、中山さんです。自己紹介お願いします。
中山です。報道センターで、あなたの特命取材班の担当の記者をしています。
これまではですね、鹿児島総局、経済部とかで働いてまして、今、あなたの特命取材班などの取材をしているという感じです。よろしくお願いします。
今日はポッドキャスト初めてということで。
そうなんですよ。すごく緊張してます。
大丈夫です。ディラックスして、泥船に乗ったつもりでいてもらえれば。
はい、ということで早速ですね、本編に入っていきたいんですけども、本日のお題は、全国でここだけ福岡県立高校の学生の謎を絵です。
ということで、僕下関なんですけど、出身が。なんか福岡の人、ものすごい学生にこだわってるというか、そんなイメージを持ってるんですけど。
やっぱり自分も福岡出身なんですけど、中央への転機の都合で、小学校2年から中学校2年まで東京に住んでいて、
中学校3年の時にこっちに戻ってきて、高校にしていくことだったんですけども、もともとやっぱり、公立志向も強いし、
それで、同じ高校はちょっと鹿児島県の方に行って、また大学は東京の方に行って、就職でまた福岡に戻ってきたんですけども、
みんな二言目ぐらいに、どこの高校出身みたいな感じでね、ちょっと知らない高校だったり、ちょっと変な高校だったりすると、そこでちょっと失聴されると。
なんか異様にやっぱり、東京なんかでも、そういう自己紹介する中でも、まず他の地域と比べてもやっぱりすごく高校へのこだわりが強いなって感じますね。
03:03
中村さんどうですか?
そうですね。私もですね、実は私立の高校なので、あんまりその学区についてもともと詳しくなくて、
学区の話、みなさん知ってるな、こだわってるな、みたいなのは感じることはあったんですけども、詳しくないまま大人になって、今回。
初めてちょっとなんかよくしっかり調べたっていう感じですね。
なるほど。何がきっかけで調べるようになったんですか?
そうですね。あなたの匿名書社にいろんな投稿来るんですけども、学区に関するものもたまに来ていて、
で、ちょっとこれはなんかいくつか来ているし、ちゃんと調べてみようっていうところで、最初はそういうきっかけだったんです。
どんな投稿が出た?
そうですね。一番こう自分の中でちょっと引っかかったのが、昔からよくその学区がこの学区の高校に行きたいから引っ越すみたいなことを聞いたりしたことはあったんですけど、
実際になんかそれを考えている方とか、実際それでなんかこう嫌な思いをしている方とか、そういう話を聞いたときに、ちゃんと調べてみないと。
なるほど、なるほど。
確かにいますよね。なんか身の回りに引っ越される方とか聞きますよね。
実際にいらっしゃいます。
はい、聞いたことありますね。あの、何、ばあちゃん家だけ、準備票を移すとか。
素朴に不思議ですよね。東京とかだと結構長い、自分も通勤も1時間以上かけて通勤とかしてましたし、
でも結構損害かけて学校に通う人とかいっぱいいるはずなのに、なんか得らず細かく学区だけは決まってて、そこが学区じゃないとダメだというのがちょっとやっぱり、
不思議だなって思ってましたね。
いや、ほんとそうですよね。
なんか学が細かいっていう感覚も、多分ずっと福岡に住んでらっしゃる方って意外とないんじゃないかなというふうに思っていて、
今実際その学がない、47都道府県のうち学がないところって半分はあるんですけど、ただなんかその、なんかそういう意識も福岡の方ない方結構多くて、
今回の記事見て初めてなんかその学区を意識したみたいな声も結構多いんです。
あー、なるほど。
実際ご存知でした?今の福岡をかなり全国的に見ても学区は多いんですよっていうのは。
いや、全然分かんなかったです。それこそその子供たちが、今やっと長女が中学校1年生になったんで、ちょっとこう意識し始めたかなっていうぐらいで、
え、そんなになってんやっていうのがなんか分かってきたかなってことです。僕も。
学区いくつかそうやって覚えてらっしゃる?
いや、覚えてないです。何個なんですか?
13個。
そんなあるんですか?福岡県で。
福岡県で。
自分の学区が何学区みたいなのは皆さん意識されてるのかなと思ったんですけど、
やっぱり全体で何学区で、どの地域が何学区でみたいなのって、福岡の人でももしかしたらそんなに意識することがないのかもしれないですね。
めちゃくちゃあるんですね。
有名なところで言うと福岡は3つの学区に、福岡市は3つの学区に分かれてますけど、北九州市も久留米市も同じ市内でも学区は分かれてますし。
06:02
北九州でも分かれてるんですか?
そうですね。それぞれの学区ではない。
それぞれの学区に伝統校というかそういう。
北九州だったら小倉高校。
小倉高校。
陶築高校。
陶築ですね。
それで福岡だったら、福岡、築志賀岡、朱雄館。
朱雄館、はい。ありますね。
御三家、福岡の御三家とか言われるようなこともあります。
御三家ってどこですか?
今言ったの朱雄館。
福岡高校、築志賀岡高校。福岡市の3つの学区。3つに分かれてる学区の中の伝統校って言われるところで。
よく聞くのが、そういうところを受験したいから、それ以外の地域から引っ越すとか、住民引っ越すとか。
やっぱりその収入感狙いたくてみたいなの聞きますね。
そうですね。実際転勤される方が引っ越してくる時もやっぱり学区を初めて知って、なんかじゃあこの学区にとかですね。
今回も取材の中で、声の中でその、この学区に行きたいから家をここにしたとかですね。
そういう声もあったりして。
なんか全然行けるっすよね、あの朱雄館と福岡高校って、そんなめちゃくちゃ遠いわけじゃないから。
そうなんですよね。
実際その通えるかっていうところもまあ1つ学区を選ぶ、その学区を決めるポイントにはなってますけど、
でも実際こっちの方が通いやすいのに、こっちの方が高校には行けないとか。
非常に細かいですよね。改めて今回なんか学区細かいんだなと。
そうですね。
学力的なところだけじゃなくて、やっぱりここのスポーツは強いから、やっぱり高校に行きたいから、
まあ同じように準備票を写すところにおばあちゃんっていうのも結構あるらしいんだよね。
だからまあそう、本当はねやっぱり行きたいところに行ければいいっていう風なところあると思うんですけども、
まあやっぱり今やっぱり四国志科も進んだりだとかして、
なかなかその人気がある高校、人気がない高校みたいなのも結構出てきてるとかっていうのもやっぱありますからね。
倍率がすごく寄ってるみたいな感じですか?
そうですね。それでいくと、一応その福岡県の方で基準となる人数みたいなものを昔出してたりするんですけど、
一学年だいたい240人から320人ぐらいが望ましいみたいな方針が昔あったんですけど、
実際はもうそれを下回って、店員自体がそれをしたっていうところが結構多くて、
ただ一方でさっき言ったその福岡市内の三つの伝統校って言われるようなところは、
それよりも多い人数でさらに倍率も高いみたいな感じで、かなり差がもともとある状況で。
なるほどですね。
一番はその学区の中に何個あるかみたいなところもあったりすると思うんですけど、選べる。
ここの。
それで言うと、前提としてですね、これまた細かいんですけど、普通科の全日制の普通科っていうところが、
一応その学区で分けられてるようなところなんですけど、普通科の中にも特色のあるコースっていうのがあって、
09:02
例えばそのスポーツだったり芸術だったりとか、そういうところは県内全部から受けられるんです。
特色のあるコースを除いた普通コースと言いますか、一般コースと言いますか。
そういうところがその学区で。
そうなんですね。
そうなんですよ。
なんですけど厳しいだけじゃなくて、逆に県境にあるような高校は他の学区からは受けられないけど、県外の人は受けられるようなものもあったりして。
いびつになってるんですね。
そういうのをいろいろ考えて、いわゆるその普通科の中の普通コースみたいなところが学区内に何個あるかっていうところで言うと、
その福岡市内の、例えば第4学区とか第5学区とかだと、
普通の学区の中に8校くらい普通の選べるところがあるんですけど、
この少ないところは1校とか2校とか選択肢がだいぶばらつきがある。
だいぶあるっすね。
そうなんですね。
今の状況っていうところをちょっと再認識してはそうだったんだと。
例えば選挙区とかだって区割りが、
衆院選なんかでもありますけど、
大体人口である程度近い1%の格差とかが問題になるから、
そういうの分けてますけど、
この13区割りは地域を分けたところでも全然人口の数とかがすごく違ったりとかもするし、
1校しかないってところになると、そこしか選択肢がないみたいな感じになっちゃって、
そういうのやっぱり不公平って感じる人はいないはず。
確かに。そう感じるっすよね。
今回いろんなところからいろんな声を聞いたんですけど、
選択肢が多いところよりもやっぱり選択肢が少ない地域の方とか、
選択肢の多い学区がすぐ近くなんだけどうちは外れてるとか、
そういうところの方がいろいろこう思いを持ってらっしゃる。
やっぱりそうですよね。そうなっちゃいますよね。
福岡市に人口集中してるんで、そこからはそんなに不満は出ないかもしれない。
全体で見るんですよ。いろいろ思いを書く。
そうっすよね。
記事に地図載せてたじゃないですか。見ると本当複雑っすよね。
そうですね。そうなんですよ。
静岡とかそういう、でもないんですよ。
私も中山記者が書いた地図をデザインにしてもらうためのチェックとかをされたんですけど、
今の何々町とかっていうところともちょっと違ったりだとか、
あの地図には書いてないですけどめちゃくちゃいっぱい例外があって、
隣り合ってる同じ中学校で、中学校だといろんな小学校が空いてるじゃないですか。
こっちの小学校の子はこっちの校科は受けられるんだけど、
こっちの小学校の子は同じ中学校なのに受けられないとか。
ああ、なるほどなるほど。
同じ中学校だからみんな同じ学校。
いけると。
なるほど。思っちゃいますよね、いけるって。
一覧表みたいなのを見るとやっぱ複雑ですね。
なるほどですね。これはだって下関住んじゃったらわかんないですよ。
そうですね。
12:01
下関とかその学区とかって。
まあちょっとあったけどですね、僕が住んのとかもうなんか高校いくつかあって、
一番頭のいいところが下関西高っていうところあって、
僕はそこ落ちて、はいとも高校ってところに行ったんですけど、
大越監督が野球部の監督をしてた、すごいマンモス高なんですけど、
山本浄司さんの母校ですね。
でも一方でちょっと意外だったのが、
学区の中にあんまり学校が多すぎないほうが選びやすくて楽だみたいな、
思いも一方であったりして。
もう少ないほうがいいと。
そうですね。考えなくていいみたいな。
なるほど。
それはちょっと意外というか、そういう考え方もあるんだなと思いましたね。
なかなかですね、いろいろありますよね、やっぱり人によってですね。
今回中山さんがかなり苦労して、
県にも開示請求をして、実績なんかを出してもらったりとかしてて、
実際多くの学校ってホームページを見ると、
1年前ぐらいのは載ってたりするケースがあるんですけど、
さかなか遡って、もちろんどことこ大学に合格してるから、
そこの学校はいいっていうふうには必ずしも言えないですけれども、
比べてみるとやっぱり全然地域、学校によってかなりそこに差が出てきたりとかしてて、
そこはやっぱり実際そこに住んでる人からすれば、
その学校の中に縛られてるから、
もうそういうところしか選べないんじゃないかみたいなやっぱり疑念みたいな。
ありますよね。
なるほどですね。
ちょっと学校の話、まだまだ深掘っていきたいところなんですけども、
残念ながらちょっとお時間が来てしまったということで、
エンディングに向かいたいなと思っております。
なので続きはちょっと次回でということで、
そこでここまで話して、金田さんいかがでしたか。
金田さん、これからの続けてのお話にもつながってくるかもしれないですけど、
皆さんやっぱりいろいろ思うところっていうのはやっぱりあると思うんですけれども、
やっぱり今ってやっぱり何でこうなってるのかっていうのはよくわかんないまんま、
私が当時高校生だった頃もそうだし、中学生高校生だった頃もそうだし、
それがずっと今まで続いてきてて、
それが何か当たり前なんだけど、
まあでも当たり前なのがおかしいじゃんって改めて言われると、
確かに中山さんとも話してましたけど、
なかなかじゃあその理由って何だろうってところまで遡ってみると、
なかなか根が深い話だなとすごく感じています。
本当そうですね。
じゃあ中山さんどうですか。
そうですね。
いろいろ思ったんですけど、やっぱり一番は何かこう、
いろんな県によってかなり状況が違うと、
各県によって結構状況が違うっていうのを知らない方が多いなっていうのが。
まあそうですよね。
なんか感覚としてあって、
全然別にこの学生があった方がいいという選択のもとあるのは全然オッケーだと思うんですけど、
いっぱいちょっと他の事例とかも知ってみて、
福岡ってどんな状況なんだろうとか、
知った上で、
なんか物事というかこのことについてちょっと考えると、
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また何かちょっとよりいい形になるかなっていうのは思いました。
じゃあちょっと次回でまた学区の話を深掘りして、
また感想を聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
今日は金沢さんと中山さんに福岡県立高校の学生のお話を伺いました。
金沢さんと中山さんの記事は、
西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。
記事のリンクは概要欄に貼っています。
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ぜひご購読をお願いいたします。
そして次回もお楽しみにと。
これからもアナ読は読者の皆さんと一緒に成長していきます。
情報提供はあなたの匿名取材班の投稿フォームやLINE公式アカウントで受け付けています。
文末にハッシュタグ西ポキャの記入をお願いいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
16:00
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