2025-05-04 12:53

ウォール街の72時間のルール──米国大統領が生み出す不確実性、SNS社会、そして時間価値(金利)の過小評価|2025年5月4日 相場雑感

2025年5月4日、日本時間の22時すぎ。トランプの一言が市場を揺らす時、ウォール街の一部では“72時間待て”というルールが静かに浸透。それは単なる投資戦略ではなく、「即時反応」と「思考停止」が支配する現代社会への無言の抵抗か。SNSによって加速された反応主義。問いを立てる前に「いいね」が押され、思考よりもリアクションが評価される時代──そこに、未来への信頼(=金利)は存在できるのか?「思考することの価値」の復活は人類未来になにをもたらすのか。

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Around 10 PM JST, May 4th, 2025.

When a single word from Trump shakes the market, a quiet rule spreads among some on Wall Street: “Wait 72 hours.”

It’s more than just a trading tactic—
it may be a silent act of resistance against a society ruled by instant reactions and thoughtless behavior.

In an age driven by social media,
where “likes” come before questions, and reflex is valued over reflection,
can trust in the future—what interest rates truly represent—still survive?

And if we begin to reclaim the value of thinking,
what kind of future might humanity create?

サマリー

2025年5月4日のエピソードでは、トランプ大統領の発言が市場に与える影響やそれに関連する72時間のルールについて言及しています。また、SNS社会における反応の重要性や思考を重視することの必要性が論じられています。このルールは、発言後の不確実性を考慮し、十分な時間をかけて行動することを促しているとされています。

トランプ大統領と72時間のルール
はい、今日は2025年5月4日の22時36分ですね。
日本は日曜日で、明日も祝日ということになりまして──
先ほどの取引されますけど、ちょっと休暇中になりますので──
直近の報道で、ウォール街で取り巻く72時間ルールというところから──
取り下げて、いろいろ今の社会に関しての問題提起というか──
トランプ大統領が何をしようとしているのかというのを──
深く自分なりに考察してみようかなと思うんですけど──
5月3日にですね、ブルンバーグのところで──
ウォール街はこういうルールを作っている投資家がいるというところで──
トランプ大統領の発言に対して3日ぐらい待つというか──
72時間、彼の発言から待って方針転換がないかというのを待ってから取引するみたいな──
ルールを取り入れている投資家が増えているみたいなんですね。
SNS社会における思考の重要性
ある種、防御のためになんですけど──
これに関して、何でトランプ大統領がここまで相場に対して──
不確実性というか、よくわからない行動を取るのかというところを──
考察してみたいなというところになります。
おそらく僕の仮説なんですけど──
トランプ大統領はこの不確実性というものを──
世の中により深く根付かせることによって──
皆さん、ちゃんと考えてくださいねというところを伝えたいというのが──
ものすごく深く深読みしたときの意図なのかなと思っています。
というのも、今の社会って──
TikTokだったり、Xだったり、あるいはInstagramだったり、Facebookもそうですけど──
SNSが普及した結果、いいねとか、シェアとか、引用リツイートとか──
誰かの発言に対して、それが非常にすぐに拡散をして取り上げられて──
どれだけいいねをもらえるかとか、そういうSNSが中心となる社会になったと思うんですね。
ある種、それがSNS民主主義みたいなところになっていて──
誰かの発言に対してどれだけ早く反応できるかとか──
そういったところが非常に注目を浴びるポイントになっていて──
その発言を深く問いにして考えるとか、そういうのよりも──
瞬発力というか反応みたいなのが求められる社会。
それってすごく悪く言うと、深く考えずに──
思考を停止したままひたすらいいねボタンを押すみたいな──
なんじゃないかなという社会になってしまっているというのが──
もしかするとトランプ大統領の問題発言、問題発言というか問題定義なのかなと思ってまして──
僕もちょっと前にトランプ大統領の発言じゃないんですけど──
僕が尊敬しているレイ・ダリオという有名な投資家さんがいますけど──
僕もたまにリンクトインとかで彼の発言を見るんですけど──
正直彼の言っていることは本当に分からないんですよね。
分からないというか、なんとなく分かるんですけど──
哲学的で文学的で──
周りの人に本当に何かを分かりやすく伝えようとはしていないだろうなというぐらい──
すごく古典を読んでいるぐらいの文学で書かれている投稿がリンクトインであるんですけど──
それに対してすごく大量のいい意味がついていて──
本当にみんなこれ分かっているのかなと僕は思っているんですけど──
そういう即反応するというか、すごそうなものに対して反応するのが素晴らしいみたいな社会になっていると思うんですよね。
それが問題な社会で一種の反応、思考というよりも反応の方が重視されていて──
結果として思考停止の社会を生んでいるというふうに考えられるなと思っているんですね。
思考停止ってつまり、要は時間をかけないということじゃないですか。
反応、すぐ反応するために時間をかけずに即行動する。
その時間をかけるということをなおざれにしてしまっているというところだと思っていて──
それってつまり、飛躍して考えると、労働価値を過小評価しているということにつながると思うんですけど──
ちょっと前に僕も別の回で話していましたけど、要は思考停止によって何か問題を考えたりとか──
これってどういう構造になっているんだろうとか、そういう思考の労働者を消してしまっているというところがあって──
それってつまり、時間の飛翔性というか、時間をかけて何かをする。
時間をかけて何かをするというのはつまり、思考することだと思うんですけど──
時間価値と経済への影響
それを結果的に過小評価することになるので、労働価値だったら労働価値なんですけど──
時間をかけて何かをすることに対する価値が過小評価される時代になっていると思うんですね。
この時間の考え方というと、すごく古代にさかのぼると金利と結びつくんですよ。
金利って要はお金を貸して将来返してもらう。
そのための金利というものが発生するわけじゃないですか。
例えば1年とか2年とか何パーセントとか。
それって貸している時間に対してお金が返ってくるので、それってつまり時間価値だと思うんですね。
なのでこの金利という考え方ってつまりそれは時間価値で、
時間価値というものは結果としてというか要は思考の価値だと思うんですよ。
なので今の時代というのは時間をかけること、つまり思考することを過小評価してリアクション主義になり──
結果的に何かに対して問いを持つということを過小評価してしまう時代になっている。
結果として要は時間価値が減って金利の意味がなくなっているみたいな状況だと思うんですね。
それがおそらく思考というものを止めて、結果としてFRBがコントロールした金利とか、
そういう金利の意味さえも意味をなくしてしまっているというか、金利が高かろうが低かろうがあんまり経済をコントロールできなくなっているという意味だと思うんですけど、
そういう世の中になっているという議論がいろんなところを飛躍しているんですけど、
要はトランプ大統領は思考停止の未来に対して問題意識をしていて、そのためにみんなが自分なりに考えないとダメですよということを理解させるために、
自ら不確実性を投下して考えさせる。
結果として72時間待つわけですから。
72時間待つとしたら間違いなく72時間考えるわけじゃないですか。
だからそこのしっかりと思考する価値、時間価値というものをちゃんと取ってくださいねというところをトランプ大統領は狙っている。
それがもしかしたらあるのかもしれないなと思っていて、
要は彼が言っていることは考えろと。
俺の発言をちゃんと疑えろと。
考えろよというところを、
それでこういう不確実性を生み出しているんじゃないかなというふうに思っています。
今まである種、結局トランプ大統領が取り戻そうとしているのは、
労働価値の過小評価というものをやめさせようとしている。
そうしないと人類は発展しないよと。
思考停止してしまったらその時点で終わりですよというところを伝えようとしているんじゃないかなと思っています。
なんでこれがとても問題なのかというところをちょっとまた発展して話すと、
今ってすごくテクノロジーが発展してAIもどんどん今普及してきていますし、
人がやるべきことってすごく少なくなってきて、精進化していくと思うんですよね。
多分それによって人の余暇というのは明らかに増えると思うんですよね。
その増えた余暇をどう使うかなんですけど、これを本当に人類が発展していくにあたって何が大事なのかって考えると、
増えた余暇を単純に無駄って言ったらダメなんですけど、無駄なことに消費するのではなくて、
今までやってきた仕事じゃない新しい仕事って多分生まれてくると思うので、
それに対してしっかりと人類が時間を投資して思考してやっていかないとダメですよと。
そういうことを未来を予想すると考えられるので、そこを考えるとやっぱりしっかり今、
時間価値というもの、思考する時間の価値というものを取り戻しておかないと人類が良くない方向に行くと。
それが長い目で見た未来の問題なので、それに対して今のうちに手を打つというのが彼の考えなんじゃないかなというのをすごく深読みするとそうなるというところですね。
僕もAIとコミュニケーションしていると思うんですけど、
AIって住人トイロのAIがあって、結局自分の思考を高速処理するに過ぎなくて、
AIが一つの最適解を構築するってことは多分ないと思うんですよ。
オープンAIが作っているChatGPTでも結局その人の思考を学習して、その思考を高速化する機能だけであって、
いろんな人が言う問いに対して一つの解を答えを出すんじゃなくて、答えはいっぱいあって、
それをみんなが高速に処理できるためのツールなだけだと思うんですよね。
なのである種やっぱりAIをフルに使う上では何か問題を考えたりとか、深く考えるというところを自らができないとフルに活用できないと思うんですね。
なのでそういう未来に本当に来る寸前だと思うので、
そのためにトランプ大統領は本当にしっかり考えて投資行動しなさいよっていうために確実性というのがあって、
それを一定の投資家はしっかり認知した上で72時間ルールというのを設けて、
ちょっと72時間考えようということなんじゃないかなというのが僕の72時間ルールに対する見解です。
ということで多分これからトランプ相場というのは本当に不確実性が多い相場がずっと続くと思います。
なのでしっかりと彼の発言というのは考えていかなきゃいけないなというところですね。
なのでベリセントさんが関税日本としっかりやっていくよという話をしてましたけど、
普通に自動車部品の関税は始まってますし発動してますし、
やっぱりしっかり彼らのアクションを読んでいかないと乗っていけないなというところなので、
これがどれくらい月曜日に反応するかわかんないんですけど、というところになります。
本日は以上になります。
それではもしよろしければフォローの方よろしくお願いします。
また明日。
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