2025-05-07 13:42

"大きな"アメリカ政府の夜明け──金融政策主導の成長から、財政出動と分断型経済圏の時代へ|2025年5月7日 相場雑感

2025年5月7日正午過ぎ。

トランプ大統領の関税・利下げ・減税発言の“本質”とは。金融政策による経済成長は限界に達し、利下げのカードはもはや機能しない。インフレと時間価値の回復が「金利」という秩序を取り戻し、経済の主導権は中央銀行から国家へ──財政出動による成長モデルへと移行する。しかし、そのドルを国外に流出させるわけにはいかない。トランプ大統領は高関税によってブロック経済を築き、ドルを内国で循環させる構造を目指す?AIによってオールドエコノミー産業を再武装し、分散・分断された経済圏ごとに自律した生産と防衛を行う、新しい国家資本主義の到来を意味する。

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Just past noon, May 7, 2025.

What is the true intention behind President Trump’s recent remarks on tariffs, interest rate cuts, and tax reductions?

Monetary policy-driven economic growth has reached its limits. The rate cut card no longer functions.
As inflation rises and time regains its value, interest rates are once again restoring order to the economy.
The era of central bank-led growth is fading, and a new growth model driven by fiscal expansion is emerging—led by the state.

But letting those fiscal dollars leak abroad is not an option.
President Trump appears to aim for a structure in which the dollar circulates only within the United States,
protected by high tariffs and a reformed block economy.

In this model, AI retools old-economy industries like energy, agriculture, and infrastructure,
and each fragmented, decentralized economic zone builds self-sufficient systems of production and defense.
This marks the arrival of a new form of state capitalism, tailored for a divided, post-globalized world.

サマリー

2025年5月7日のポッドキャストでは、トランプ大統領の政策が金融政策から財政出動と分断型経済圏へとシフトしている様子が詳しく解説されています。特に関税、減税、利下げの優先順位が論じられ、ドルの循環を守るための政策が議論されています。2025年にはアメリカの金融政策が変化し、財政出動と分断型経済圏の時代へと移行することが示唆されています。このことから、国防費や関税の増加が予想され、AIと時間価値の重要性が再認識されています。

トランプ大統領の政策分析
はい、今日は2025年5月7日12時43分になります。
ちょっと今日マーケットというよりかは、いろいろずっと考えていた中で──
なんとなくやっとですね、自分の中で腹落ちするレベルで──
トランプ大統領の政策の意図が、かなり高解像度で分かってきたので──
ちょっとマーケットレビューというよりかは──
その内容をさらっと触れたいなと思いまして、今記録しています。
トランプ大統領が今やっているのは、皆さんご存知の通り、トランプ関税であったり──
大型減税を示唆するコメントであったり──
あるいは、FRBに対して金利を下げろといった圧力であったり──
パウェル総裁を解任するぞというような脅しであったり──
そういった3つの方面から、いろいろ責めているなというのが、皆さんご存知だと思います。
関税、減税、そして利下げですね。
この中で、僕が思った本当にやろうとしている政策に関しては──
関税は絶対やろうとしていると思います。
なので、後ほど申し上げますけど──
トランプ関税というのは、やっぱり僕の中ではなくならないんじゃないかなと思います。
いろいろ言ってますけど──
利下げですね。
利下げに関しては本気じゃないと思います。
今後、たぶん今から話しますけど──
構造的に利下げができない経済になってくるというよりかは──
金利が復活したというふうな表現もできるのかなと思ってまして──
要は金利というのはいわゆる時間価値ですよね。
時間価値が復活した未来を作り上げていく中で──
金利を下げることはトランプさんもできないと思ってますし──
本音ではやらないと思ってます。
じゃあ、なんで利下げを要求するのかというところで言うと──
これだけ経済が悪い中で、利下げを示唆するということ──
ある種の票集めができるのかなと思ってます。
なので、別に利下げができないとしても──
彼が利下げに対してプレッシャーをかけることによって──
トランプ大統領は国民に対して非常にポジティブに移るというか──
ああいうふうなところで──
ポピュリズム的なコメントとしてやってるんじゃないかなというのが──
利下げのところです。
なので、利下げをするつもりはあまり──
彼の中でもないんじゃないかなと思ってます。
減税なんですけど、減税はどうですかね。
減税はあるかなとは思うんですけど──
これに関してもやはり完全による財源が得た上で──
経済シフトの現状
減税だと思うので──
やっぱり一番のプライオリティが高いのは関税で──
利下げは一番プライオリティが低くて──
やるつもりないと思うんですよね。
で、減税は関税で言った税収がアップすれば──
それはできますという感じだと思うんですね。
なので、端的に言うとそういう構造でトランプさん考えてるなというふうに──
考えてます。
じゃあ、なんでそういうふうな僕の中で結論に至ったかというところなんですけど──
2009年からリーマンショックが起きて──
非常にその金利を引き下げて──
それによって今まで経済成長してきたんだと思います。
17年ほど。
歴史的な低金利の状態が続いて──
なおかつ中国の労働力によって人材コストも非常に低い状態で──
ビジネスをやってこれたというところで──
その中でいろんな産業ができたと思います。
ハイテク産業であったり──
テクノロジー産業、IT産業であったり──
いろんな産業ができてきたんですね。
で、一方でその中で犠牲にしたものというのがやっぱり金利だと思うんですね。
時間価値をある種なくしてしまったということだと思うんですけど──
それが結果的に今の思考停止の社会を生んでいると思うんですけど──
このある種この時間価値をなくしたことで──
いろんな産業が発達したことは良かったと思うんですけど──
それによって失われたのは金融政策によって経済を刺激するという構造が──
もうできなくなったというのが今の現状だと思うので──
ある種FRBの経済をコントロールする、経済成長を後押しするということが──
FRBはもうできなくなっているんだと思うんですね。
で、その中でインフレがすごく今発生していて──
それを止める術も金利の利上げによっても──
そこまでできない状況になりつつある中で──
たぶん今後この金利というものが向上化するというか──
普通に金利がある時代が当たり前になるというのが今だと思うんですね。
で、そうなった時に──
政府として経済成長を成し遂げていくにあたって──
どうすべきかというと金融政策ができないと考えると──
やっぱり財政出動しかないんだろうなというふうに考えます。
なのでトランプ大統領はおそらく大型の財政出動をしたいと考えていて──
それは公共投資ですよね。あるいは防衛力の強化であったり──
インフラの整備であったり──
脱炭素によってエネルギーシステムを変えていくというところであったり──
いろいろ出動すべきポイントというのは全然あると思うんですね。
なので財政出動をしなきゃいけないんですけど──
財政出動をした時にこの財政出動したドルが──
海外に流出するというのは間違いなく避けたいと思うんですよ。
やっぱりこのドルの起軸というかドルというものを守っていく中で──
ドルが海外に流出するというのは問題だと思っていて──
いわゆる国内でドルが循環するだけにしたいという──
それによって貨幣価値を維持するという観点で見れば──
ある種それによってインフレが収まるというのはあると思うので──
ドルの流出を防いでドルの価値を一定に保つ──
それによって財政出動をしやすくする構造にしたいんだろうなと思っていて──
いわゆる関税をかけるというところでブロック経済を築くわけですよね。
なので高関税という大きな壁によってアメリカ経済を他国から守る──
それによってドルの流出を防ぎ──
分散型エコノミーの展望
財政出動して得た国内の利益も国内で循環させるというような──
構造に持っていきたいんだろうなと思っています。
なのでそれがおそらくトランプ大統領が考えている──
大きな政府というような構造なのかなと思ってまして──
それによってオールエコノミーの復活というのは──
それが理由で起こるんだろうなと思っていて──
農業であったりエネルギーであったり──
非常に今まで株式投資という観点で見れば見込みがなかったような──
セクターにどんどんAIであったり──
生産性を高めるテクノロジーが入ってくることによって──
非常に良くなるというところなので──
それはトランプ大統領が考えていることで──
そこから考えるとやっぱり──
要は関税というのはなくせないというところなんだろうなと思っています。
これによってドルが内国で循環して──
ブロック経済が作っていく中で──
そうするとやっぱり社会は分断されてくるのかなというふうに思っていまして──
アメリカはアメリカだし──
アジアはアジアだし──
欧州は欧州──
インドがあったりとか──
いろんな国家間で──
今まであったグロバリゼーションから──
要は分散型エコノミー──
言い方をきれいにすると──
言い方を良さげに見せると──
分散型エコノミーという社会に行くんだろうなと思います。
なので今までグローバル化の中で──
適材適所に──
中国は労働力が安いから──
工場は中国だとか──
そういうのではなくて──
各経済圏で全てが一つ循環する──
分断型社会の到来
国家版のSPAみたいな形で──
回していくというところになるので──
社会が分断されてくるんだと思うんですね。
社会が分断されてやっぱり──
国防費・防衛費というのが高まっていくので──
今やはり国防費がどんどん高まっていっているトレンドというのは──
それがある種反映されている──
理由なのかなと思っています。
なのでこの関税によるブロック経済というのは──
今後ずっと継続してくるトレンドだと思いますし──
それによって作り上げられる分散型エコノミーの中で──
いろんなオールドエコノミーのサプライチェーンが見直されていき──
それが社会を支えていくというところになるので──
今までグローバルで社会全体を成り立てたものが一つ分散化していくので──
それぞれのコストは上がってしまうかもしれないんですけど──
そういう時代になってくるという──
それがある種金融政策によって経済支障ができなくなった──
社会における新しい解決策なんだろうなと思います。
その中で活躍するのがやはりAIであることは間違いないんだろうなと思っています。
ただ一方でもう一つ価値が高まるものはあるなと思ってまして──
やはり時間価値が復活するということに関しては──
結構大きなポイントだと思ってまして──
要は熟成させる価値が高まってくるんだと思うんですね。
今までは時間が経てばものの価値が陳腐化するというか──
時間をかけることが良くないとされてきたと思うんですね、効率化なんかで。
じゃなくて、時間をかけて何かを蓄積したものに関してどんどん価値が生まれてくるんだと思うので──
昔のものであったり、例えば今記録しているものが将来にあたって価値が出てくるとか──
本来当たり前の原理原則だったものがこのゼロ権利の中で──
金融緩和の中で忘れ去られた価値だと思うんですけど──
その熟成された価値というものがまた戻ってくる時代が来ると思うんですね。
そういう意味でいうと非常にデジタルコンテンツの価値がどんどん高まってくると思うので──
非常に古いものに価値が。アニメであったりサブカル。
そういう意味で日本は結構サブカル強いので、日本にとってはいい時代になるのかもしれないんですけど──
非常に金利が復活するというのはそういう意味を持つんだろうなと思ってまして。
その中でやはり分断されてくるので──
かつ分断されると結構公に多分政治家の発言というのがオブラートに包まれたり──
真意が汲み取られないようにしたりする社会になると思います。
なのである種のトランプ大統領の発言とかはそうなっていると思うんですけど──
彼の発言とは正直分からないだと思うんですね。
72時間ルールができるくらいですから真意が分からない──
その裏の文脈が分からないとどう受け取っていいか分からないとか──
そのまま受け取ると全然間違った方向に進むとか全然あると思うんですよね。
なのである種その政治家の発言を考察する個人というのはどんどん増えてくると思いますし──
そういうバリューが増えてくると思うので──
非常にこの分断された社会の中で──
中国でこういうことが起こっているとかアメリカでこういうことが起こっているとか日本ではこういうことが起こっているとか──
そういう人々の発信というのはやっぱり価値を持つ時代になると思いますし──
声が価値になる時代になると思いますし──
非常にそういう社会に切り替わっていくんだろうなというのが──
金融政策の変化と価値の再評価
なんとなく僕の中で考えていく中で腹落ちしたところなんですよね。
なのでやっぱり今というのは金融政策を主導とした経済成長というのが難しくなり──
それによって財政出動になる。
財政出動を内国で循環させるためには関税が必要になりますよねというところで関税を祝祷。
そうすると分断された社会になるので防衛費が上がるとかそういう時代ですよね。
なおかつ金融政策において低金利ではなく金利が復活して──
時間価値ができるということは熟成価値が生まれるというところで──
古いものに価値がどんどんついてくるとかそういう時代になってくると思うんですね。
なので非常に今の社会というのは構造変化がまさに構造転換が起きているタイミングだと思うので──
非常に面白いタイミングですし──
その辺から考えると長期のトレンドにおいて関税がなくなるというのはないと思いますし──
金利が下がるということも難しいんじゃないかなと思いますので──
日銀も金利制御期になりましたけど一旦制御期なだけで──
今後どうなるかって全然わからないと思いますね。
なので非常に面白い時代に生きていると思いますし──
その中でマーケットがどう動いてくるのかというのを見る分には非常にドラマティックなんじゃないかなと思っています。
本日は以上になります。
それではもしよろしければフォローの方よろしくお願いします。
また明日。
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