日経平均の反発と市場の状況
はい、今日は2025年3月3日、ひな祭りの日ですね。
5時20分になります。 今日もですね、日経比の方から見ていければと思いますけど、
今日はですね、日経比が大きく反発しました。 37,785円ということで、
前日比の1.7%アップということで、先週金曜日のですね、大幅な下落を一定取り返したというところになりますね。
ただ38,000円届かなかったというところで、
37,900円から800円ぐらいのところにあるラインのところは、
踏み越えられなかったというところになるので、引き続きそんなに強い局面ではないのかなと思っておりますけれども、
今日は大きく反発できたというところですね。
株価のモメンタムの方から見ていくと、
今日は大きく反発はしたんですけど、ただやっぱり引き続き強いとは言えないのかなと思ってまして、
今ドル円と日経比のモメンタム、株価の動きのモメンタムを見ておくと、
今はドルに対してモメンタムが中でも日経比が弱いという状況になりますので、
そういう状況下においては、やっぱりちょっと買いづらいのかなと思います。
日中見てても、あんまり上に買われている割には、コールも買われていないなと思ってまして、
あんまり値段が伸びていかないような印象を持ってますので、
やっぱり引き続き売りの方が強いのかなというのが、日中見てた感想ですね。
オプションの伊達玉で言うと、今日は久しぶりにコールの方はまあまあ買われたかなというところで、
ほとんどプットとコールで言うとイーブンぐらいの水準感ではありますけれども、
久しぶりにプットよりもコールが買われたというところになります。
ただですね、やっぱり今の状況、特に金とかも見ていると、金もかなり調整局面に入ってまして、
今のベースで言うと2,860から2,870ドルを大きく動きしておりますけど、
それがあんまり大きく超えるような動きというのはまだ見込めないのかなと思ってます。
バリエーション的にも安いとは思っているんですけど、
やっぱり結構続いてきたこの受給環境が、強い受給ですね。
買いの方に強い受給がずっと12月の30日ぐらいから続いてますかね。
それぐらいから続いてますので、それに対しての受給調整というのはあるのかなと思いますので、
ちょっとまだ金は新たにポジションを取る局面ではないのかなと思います。
ただバリエーション的には安いので、しっかりといいタイミングを狙っていくべきなのかなと思ってますけれども、
そういう感じですね。
そういう意味で言うと、やっぱり金融資産に対して高いなという印象が相場全体には広がっているように思います。
日経に限らず、金もそうですし、ドル円もそうですし、
S&Pこそ反発しましたけど、また最高に超えられるかというのはちょっと難しいんじゃないかなと思ってますし、
日経平均も弱くなってきているので、明らかに景気の曲がり角というのは少なからず株価に織り込まれ始めているのかなと思います。
景気の曲がり角への懸念
今日もISMの指標が24時にアメリカでもありますけれども、
EPS自体はすごく好調なんですけれども、ただEPSはあくまで過去3ヶ月の結果でありますから、
その過去めちゃくちゃ良い3ヶ月が将来続くかというと、そこに多分疑念が市場全体にはあって、
貯金の指標を見ながら動きが進んでいるのかなと思いますね。
実際やっぱり今、小売がCPIに対して弱いような状況がまた見えだしているので、
この例が続いてくると、スタグフレーションというのはあり得るのかなと思いますので、
その辺を考えると、市場的には危険なタイミング、景気の曲がり角の直前なのかもしれないなと思ってます。
まずサイクルの話をすると、個人的には景況サイクルを割と重視していまして、
大体景況下のサイクルは15年から20年くらいの目安かなと思っているので、
それを考えると、結構大幅な調整が来ても珍しくないのかなとは思ってます。
振り返ると、2020年のコロナショックというのは、名称こそコロナという名前がつきましたけど、
ショックというほどのショックでもなかったのかなとは思ってます。
そう考えると、カウント的にリーマンショックがあってコロナショックがあってという、
その大きなショックはリーマンショックとコロナショックって捉えられやすいんですけど、
そうなのかなというのは思ってます。
リーマンショックがあって、その次はまだ来ていないというのが、僕個人の感覚ではありますので、
それを考えると、リーマンショックが2007年から2008年くらいに来て、
それに対して今も15年も経過して、まだ20年はなっていないですけども、
そろそろというところではありますので、
どこかでそういった大きめの調整というのが来る可能性はあるんじゃないかなとは思ってます。
それがトランプ関税なのかどうなのかというところもあるんですけど、
ただやはり今のインフレと消費の弱さというのは注目すべきポイントかなとは思ってますね。
特に僕が今重視というか気になっているところで言うと、
EPSこそ強いんですけど、EPSの成長の傾きが弱まっているなというのは感じています。
要は今まで3%4%伸びていたものが1%くらいになっていたりとか、
なのでやはり株価というのはEPSの成長の期待値みたいなもので決まってくるので、
その傾きが弱くなるとやはり曲がり角に近くなってくるのかなというのが持論ではあるので、
そういう意味で今はEPSが傾きが弱くなりだしているというのも着目しています。
その辺も考えるとやはりそろそろ大きいしゃがみ込みというのはあるのかなと思ってますね。
なのでやはり今日の大きな反発というのは楽安心しない方がいいのかなと思ってます。
以上です。