皆さん、おはようございます。Dr.ねごの走る健康習慣ラジオ。
仕事も趣味ももっと全力で楽しみたい。いつまでも健康でいたい。
この番組は、そんなあなたへ送る走る医師による健康ラジオです。
医師であり、サブスリーランナーでもあるランニングドクターねごが、
医学知識とこれまでの経験を掛け合わせた絶好調のヒントをお届けします。
ランニング中や通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
今回はランニングについて話していくんですけれども、
皆さん、ランニングするときってどんな装備で走っていますか?
どんなシューズでとか、どんな服装でとかあると思うんですけれども、
他の器具を使うスポーツと違って、唯一使えるガジェットとか、
シューズだったりとか、あとはやっぱりスポーツウォッチになると思うんですよね。
皆さん、スポーツウォッチつけていますかね?
すごくいろんな機能がついているものがいっぱいありますよね。
Apple WatchからGarmin、Carlos、Sunto、Polarとかいっぱいありますよね。
最近ではFarwayとかそういうものもあるかと思うんですけれども、
すごく便利なわけです。1キロごとのペースだったりとか、
心拍数だったりとか、呼吸数だったりとか、足の回転数、ピッチだったりとか、
左右のバランスだったりとか、ランニングエコノミーだったりとか、
そういういろんな数値を出してくれるわけなんですよね。
だからランニングの解像度がすごく上がってめっちゃいいですよね。
練習を組むときとかも、ジョギングをベースとしてやっている、
ジョギングだけやっているという方もいると思うんですけれども、
やっぱりランニング早くしていこうと思ったら、いろんな速度で走る、
いろんな負荷を体に与えていくっていうのが大事になるわけなんですけれども、
ジョグおよびテンポアップ、息地走だったりとかビルドアップ、
いやいや、LSDというロングスローディスタンス、ゆっくり長く走るとか、
いろんな練習があるわけですね。
この練習をどういうふうに目的別に分けて、実際に走り分けていくかっていうときに、
スポーツウォッチってすごく便利になってくるんですよね。
実際、心拍数がしんどいときのほうが上がるわけですよ。
楽なときのほうが低い数値になるわけですね。
その心拍数とかを見ながら、強度を調整したりとか、ペースを調整したりとか、
そういうふうにしている方がいらっしゃると思うんですけれども、
でも、心拍数、さすらウォッチを見て走ってたりしませんかね。
もしくはペース、ウォッチを何回も見て、今これぐらいのペースだなって、
ずっとウォッチを見たりとかしちゃったりとかありませんかね。
そういうことをしている中で、あれ、今ちょっと心拍数高いから疲れてるのかな、
どうなんだろうっていうふうに、寝不足だったからかな、
あの行動がいけなかったのかなとか感じたりとか、
でも自分の感覚としてはまだいけるのに、なんかちょっと違いがあるなとか、
そういうことを感じることもあるんじゃないかなって思うんですよね。
スポーツウォッチっていうのはすごく便利な反面、
ランニング中に見すぎてる人もいるんじゃないかなと、
こだわりすぎてる人もいるんじゃないかなと思うんですよね。
絶対にキスってわけじゃないんですよ。
そもそもスポーツウォッチっていうのは昔はなかったわけですし、
でも今でもみなさん、今でこそいっぱい使われるようになってるわけなんですけども、
一流選手の中でもですね、あえて時計を見ないで走る人もいるんですよね。
例えば青山学院大学のこの駅でのエースですよね。
今年、極の山登りで区間新記録を出した黒田あさひ選手なんかも、
基本的には時計を見ないスタイルで走るっていうのを知られているんですよね。
見ないというか、つけてないんですよね、そもそもね。
ということを見ると、別にウォッチがあるから速くなれるというわけではないんですよね。
じゃあどういうことなのかっていうことなんですけど、
やっぱりウォッチじゃなくて、それと対抗するのは自分の感覚だと思うんですね。
自分の感覚を信じて走るのか、ウォッチをしっかり見て自分を管理するのか、客観的に。
どっちのほうがいいんだろうということなんですけども、
今日はもっと自分の体を信じてみましょうと。
スポーツウォッチに走らされないでねっていう提案をしたいと思います。
この話を聞いて、お、ドキっていう風になった人もいるんじゃないかなっていう風に思うんですよ。
やっぱりウォッチっていろんなことを教えてくれますから、
走ってる途中とかすごく見る方も多いと思うんですよね。
でも結論から言うと、僕は体の感覚を信じて走る。
体の感覚をしっかりと感じながら走る方がメリットがあるという風に感じてるんですね。
その理由はシンプルなんですよ。
ウォッチよりも自分の感覚の方が自分の体のことをしっかりと表しているからということなんですよね。
それにレース本番でやっぱり最終的に役立つのはやっぱり自分の感覚だという風にとてもよく感じることがあるからということですね。
実際、普段の練習から自分の感覚にしっかりと集中して研ぎ澄ませておくこと自体が
ランニングの経験値を上げてランニングを上達していく上で役に立つという風に考えているからなんですよ。
実際こんなことがあったんですよ。先日ですね、LT層ですね。
Lactate Threshold層って言うんですけど、域地層もしくは乳酸域地層とかペース層とかね、言ったりしますけれども
要はこれ以上早く走るともうペバってしまうけれども
ギリギリいけるぐらいの速度で走り続けるという練習ですね。
マラソンを早くするためにはすごく重要な練習になるんですけれども、そんな域地層をしようと思った時に
今まではですね、自分の域地のペースっていうのは大体これぐらいだから
そうですね、そのペースを設定してウォッチを見ながらそのペース通りに走ろうというような感覚で今まで練習やっていたんですけど
先日はですね、あえて時計を見ずに走ろうという風に思ってやってみたんですよ。
時計としてはですね、今までの僕の練習のデータを持っているわけなので
そこから計算すると、僕の乳酸域地のペースですね、Tペースって言いますけれども
Tペースは1キロあたり3分46秒だっていう風に示していたわけなんですよね。
なのでTペース層、域地層をしようと思ったら、それでずっと走り続ければいいわけなんですよ。
でも1回ウォッチは見ずに、つけて答え合わせはしようとは思ったんですけど、あえてウォッチは見ずに走りました。
感覚としてはですね、脱力できる最高速で走るみたいなイメージでしょうか。
グッと肩にとか体に力を入れることなく走れる最高速度で走ると、なんとなくTペース層ぐらいかなっていう感覚がなんとなく自分であるんですね。
他にも、しんどいけど走っていけるかなとか、長くおしゃべりはできないけど一言二言の会話は横の人とできるぐらいのしんどさで走っていく。
これで大体乳酸域地かなと今までの経験で思ったんですね。それで5キロ走りました。
結果的に蓋を開けてみると、ペースは1キロあたり3分47秒だったんですね。
もともとの予測値が3分46秒だったんで、1秒差はほぼぴったしだったんですよね。
やっぱり自分の感覚を研ぎ澄まして、そして狙ったペースで、狙った感覚で走る。
その結果、狙った通りの練習結果を出せる。これこそがペースコントロールなんじゃないかなと思っていて、
これはね、やっぱり初めからできるわけではないわけですけれども、やっぱり練習していかないとできないわけですし、レース本番役立つのはこういう感覚なんですよね。
レース本番はやっぱり全然状況が変わってきますから、風とか気温とかそういうのでも変わりますし、大会の雰囲気でも全然自分の感覚変わってくるんですよね、普段と。
周りにも走ってるランナーがいっぱいいるわけです。その中で集団走をすることもあったりするわけなので、一人で走ってるのとみんなで走ってるのでも感覚が違うわけです。