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2025-06-22 09:55

262 若手の先生のために自作自演模擬授業動画を作ってみた。

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この配信でもときどき登場する、若手の先生からの質問。

古典の現代語訳に悩んでおられるとのこと。

どうやって答えようと思いながら、動画を作ることにしました。今回はそのいきさつを語ります。

#授業動画 #自作自演 #若手の先生 #国語 #古文

模擬授業動画のリンク申し込みはこちら

https://forms.gle/1Tc4RbTpBCVBHGg8A

Summary

このエピソードでは、若手の先生たちのために自作自演の模擬授業動画の制作方法が解説されており、特に助動詞の扱い方に重点が置かれています。また、授業動画が多くの人に視聴され、コメントも寄せられている様子が紹介されています。

若手の先生の悩み
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は262回、若手の先生のために自作自演模擬授業動画を作ってみた、というタイトルでお届けしたいと思います。
この配信でも、過去時々登場される若手の先生からのお悩みコーナーに答えるという企画。
その企画のおまけで、この若手の先生、インスタのDMでやり取りしてるんですけれども、ある配信の後で感想を寄せてくださいました。
その時に、最後に配信でお話しされていた予習プリントやグラフィックファシリテーションの実際について、ノート記事で発信していただけるとありがたいです。
こういうコメントがありました。
ノート記事にするのは難しいんですよね。予習プリントについていろいろ語ったり、その予習プリントの使い方について語ったり、グラフィックファシリテーションについて説明したりっていうのをノート記事でやるっていうイメージが私にはなくて。
でもね、過去にもいろんな若手の先生がどうやって現代語訳させてるんですかとか、グラフィックファシリテーションでどうやってやるんですかとか、結構ちょいちょいちょいちょい質問がありまして、その都度は自分のオンライン研修会で扱いますとか言いながらちょいちょい扱ってきたわけですけれど、
もうちょっとこれ動画にしようかなって思い立ったのが今回の企画のスタートです。やっぱり説明するのをリアルで生徒とのやりとりとかを交えながらしたいんだけれど、生徒とのやりとりを交えながら授業動画を作ると音声の入り方とかカメラワークとかものすごく大変になってしまって、そんな1日2日じゃ終わらないようなそういうものになるので、
それとあと出演する生徒の所蔵権の問題も発生するので、もうこれは自作自演模擬授業動画を作るしかないなっていうふうに思ったのが今回の動画作成のきっかけとなります。
次にその方法についてです。画面共有しながら画面にipadでいろいろ文字書きながら授業と同じようなスタイルをイメージしやすくしようと思って、結局はipadの画面を画面録画したらいいんじゃないかなというふうに思いました。
ipadの画面を画面録画するには、例えば今使っているeverythingっていう、なんちゃらeverythingっていう名前忘れましたが、ipadのアプリがあるんだけど、あれちょっと音声が良くないので、
音声をどうしたらいいかと考えて、結局zoomの画面共有で説明しながらそのzoomの画面を録画すればいいという結論に達しました。
ちょっと画面が荒いんだけれども、拡大すれば全然大丈夫だし、音声も最近マイクを買い替えたのでクリアに聞こえるし、私zoomに課金しているし、音を録るという意味でもzoomの画面共有でしゃべりながら説明すればいいというふうに判断してzoomの画面共有でipadとそれからパソコンとの画面を両方映し出して、それで画面共有することにしました。
題材は何にしようかと思って、この方のリクエストは古文の現代語訳だったんで、あんまり見やすくてもダメだし、難しすぎてもダメだし、コンパクトにまとまっていて、ストーリーがある程度完結できているもので、初歩すぎてもまた説明が難しくなるしということで、高校2年生でよく出てくる中南語も参りたまいてっていうね、クラゲの骨の話を題材にすることにしました。
それでipadに映すアプリなんですけど、私は多分授業ではロイロノートを使ってるからロイロノートの画面共有で展開するんだけど、そのロイロノートの画面共有でやっちゃうと蛍光ペンとかが上に字がかぶさってクリアーに見えないんで、ここはgoodnoteを使おうと決めまして、
goodnoteだったら蛍光ペンを上から塗っても下の字が浮き出て見えるので大変に見えやすくなります。ということでアプリはgoodnoteを使ってそれを写しながらzoomで画面共有しながら予習プリントを写しながらやることにしました。
予習プリントもこういう風な意味でこういう形にしたよとか、こういう風な糸があってこの形式にしたよとかいろいろとしゃべりながらスタートして、で授業中に実際どうやって生徒に問いかけてどうやって意見をすくい、どうやってやり取りをしながら答えをそこに落とし込んでいくのかっていうのをずっと展開してみせています。
実際にはもうちょっと右右曲折とかあるんだけれども、基本的には生徒とやり取りしながら現代語訳を進めていっています。そのやり取りっていうのは結構面白おかしくやってるんで、授業動画をご覧になられた方からは笑いの面白かったっていうそういう風なコメントをいただいており、授業中に面白おかしく楽しくやっている様子が伺えるんじゃないかなと思います。
助動詞の重要性
それからこの動画の大変最大のポイントとなるところは助動詞の扱い方ですね。結局、現代語訳するときは助動詞というものが大変メインになってくるというか肝になってくると思うんですよ。助動詞にはその作者の判断とか、それから状況を的確に表すための表現が詰まっているので助動詞というのがとてもポイントになると思っています。
今回はその助動詞をどのように生徒に理解させていくか、どのように生徒が自分自身で助動詞の訳を判断してから訳せるようになるかっていうようなそういう道しるべをたくさん用意してお話ししておりますので、助動詞をどうやって生徒に納得させながら現代語訳させていくかというテクニックについては、私これ必見だなと自分でも思っているので。
ぜひ若手の先生を中心にご覧になられるといいんじゃないかなと思っています。助動詞は本当に覚えるだけでない助動詞の判断の仕方についてお話ししているので、これはやっぱり学力の低い生徒でも繰り返し繰り返し繰り返し繰り返しやってたらだんだん早くできるようになっていって、年度が変わって新しい先生に生徒をバトンタッチする際も
よく答えるねっていうふうに評価されているので、このやり方が学力の低い子も学力の高い子もまあまあいいんじゃないかなと私では思っています。
ということで授業動画について語ってきましたけれども、結構アクセス数がもう200を超えてまして、200人以上の方がこの動画を見ていただいていて、面白かったということで参考になったということでコメントもちょいちょいいただいています。
特に私が嬉しかったのは鶴文科大学の野中先生からのコメントでこれを大学生に見せたい。授業でのいろいろな細やかな工夫とか生徒との対話の仕方とか学生にとても参考になる。
ぜひお願いしますということで、もうどうぞどうぞということで本当にあの若い先生方がなんかこうイメージを持って楽しく生徒と面白おかしくやりとりしながら授業して、そしてそれが生徒に古典って面白いなっていうのが伝われば私としては本当に嬉しく思っています。
ということで結構この自作自演模擬授業動画っていうのが好評だったのでこれから忙しい時間はちょっと難しいけど夏休みとかね結構たくさん撮ってどんどんどんどんyoutubeで配信していきたいと思っています。
ただこの授業動画をsnsで拡散すると生徒も見ちゃって自分自身の勉強にならないというかネタバレになってしまうので授業動画のリンクについてはもうあのgoogleフォームに申し込んだ人がそのurlをゲットできて拡散しないような工夫を今考えて今そういうふうにしてるんですけど
sns上で拡散しないようにご自身の中でちょっとした参考にしていただければ私としては今までの苦労とか蓄積とかいろんな苦労しながらやってきたことが次の世代の人のお役に立ててそして授業が楽しくなって学ぶことが楽しくなる生徒がたくさんできてくれたら私としては大変に幸福に思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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