育児ストレスの体験談
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、261 回、育児ストレスで真っ暗なトンネルを一人で歩いているようだったあの日々というタイトルでお届けしたいと思います。
これ、働く女性の問題というジャンルに入りますね。これをふと配信しようと思ったのは、先日参加したロイロノートのイベントで、ロイロの社員の方と再会したんですね。
若い女性の方です。赤ちゃんが生まれて産後復帰されたということで、お腹が大きい時にあって、もう1年経って赤ちゃんはもう8ヶ月だということで、
育児で大変だというふうにいろんな車の中でお話しされていて、私も大変だったなということを思い出したので、そのことについて配信したいと思います。
私は、出産した時は女の子を最初に出産しました。この女の子が実は、だいぶ後になってわかったんだけど、非常に敏感な子で、いろんなことに感じやすい。
非常に育てるのが難しい子だったんですね。暑いとか寒いとか、何か物音がしたとか、ちょっとしたことに敏感で感じやすくて、いろんなことに気づく。
そういうタイプの敏感な子だったんで、育てるのが難しくて大変でした。例えば、ちょっとしたことで起きちゃう。ぐっすり寝ていたはずなのに、ちょっと物音がしただけで起きる。
それから、抱っこしていてよく寝たなと思ったけど、床におろした途端に起きる。
それから、後になってわかったんだけど、薄味が大嫌いで、お乳をあまり飲まない。
離乳食も薄味すぎて、あまり食べない。
それから、ちょっと風が吹いたら泣き出す。
外の日差しが眩しくて嫌がる。
後になってわかったんだけど、私が雑なものですから、彼女は理解できなかったんですよね。
本当によく泣くし、ぐずぐず言うし、ぐっすり眠らないし、あまり食べないし、ちょっとしたことでギャーギャー言うし、本当に育てるのが難しかった。
私自身が追い込まれて、本当に鬱状態になって、当時、育児乗りローゼと言ってたんですけれど、本当に子育てが面白くなかったです。
さらに追い打ちをかけたのが周囲の反応。
特に、お仕留めさんなんかは、お母さんがイライラしてたら子供に伝わるよ、みたいなことを言われて、
こんなことをしたら子育てに悪いんだとかっていうように、暴政心配が強くてですね。
お母さんのせいで子供が神経質なんだっていうことを、やっぱり周囲の人が言ってくるわけですよ。
本当誰が言い出したんですか、あんなことね。
私は思うんだけど、持って生まれたものがあるわけなんですよ。
その証拠に、うちの2番目の産んだ子、男の子だったんだけど、これが雑さが私と似てて、本当にね、1回寝たら起きません。
大きい音がしても起きません。
お乳は大量に飲んで、多分、母乳で育てたんだけど、すっからかんになるくらい伸び上げて、すぐ寝ます。
それからグズグズ言ったら、食べさせておけばニコニコします。
ぐっすり寝て、シャキッと起きて、機嫌がいいです。
グズグズ言えば、抱っこしたらニコニコします。
物で釣って、機嫌を直します。めっちゃくちゃ単純ですね。
同じ親から全然違う子が生まれるわけですから、お母さんのせいでこうなるわけないんですよ。
私、2番目の子を産んで、なんて子育てが楽なんだろうと。
1人目の時は、自分は母親としてふさわしくない。
母親不適合者なんだっていう風に、自分自身のことを否定的に考えてたんですけど、
2番目の子供を産んで、子育てってこんなに楽だったのか。楽ではないんですけど、比較の問題でね。
こんなに楽だったんだって、楽しめたのが2番目の子供でした。
こんなことがあって、1人目の子の時は、たった1人で解決できない道を、真っ暗な道を1人で歩いていたような日々が延々と続いて、
育児の変化と楽さ
いつ終わるんだろう、いつ終わるんだろうという風に思っていました。
いつも難しいことを対面しながら、ずっとずっとずっと日々過ごしていて、
私が救われたのは、結局のところ、育児休業明けで出勤した時。
保育園に預けて、子供がその時だけ離れて、自分の時間が持てるということで、自分を取り戻したんですね。
子育てが辛かったから、仕事が逆に楽に思えちゃって、
私は、もしかしたら、仕事に合っていて、子育てには合わないんじゃないかってすら思いました。
それぐらい、子育てって大変だし、煮詰まるんですよね。
多分、私が感じたこと、体験したことは、多くらい少ないから、いろんなお母さんも体験されているんじゃないかと思います。
どんなことをやっても思うようにならない。
これって、でも、今思い起こしてみれば、
私は子育てするまでは、いろんなマニュアル、例えば教科書とか、それからひよこクラブとかたまごクラブとか、
ああいった雑誌からいろんな情報を得て、いわば教科書やマニュアルを読んで問題解決してきたわけですよ。
それが初めて、育児書にも書いていないことばかりに遭遇しないといけないっていうね、そういう事態になっちゃって、
本当にどうしたらいいかわからない状態で、ストレスを感じて打つ状態になっちゃったと、そういうわけなんですね。
後々、自分が成長して思うんだけれども、子供っていうのは自然の中でこそ育つ。
子供自体が自然なんですよ。
マニュアルとか情報とか、そういったものでは判断できない、一人一人が個性を持った自然のものなんですよ。
だから自然と同じように嵐の日があれば晴れの日もある、突然変なことも起きるし、非常に良くない状況からバーっと急にいい状況になったりっていうように、
天変地異と付き合っているようなものなんです。予測不可能なんです。
自分の思い通りにならないんです。対策が難しいんです。
そういった自然っていうものを相手にしながら、子供は自然なんですよ。
自然と共に一緒に暮らしていきながら、人生を歩んでいろんなことを乗り越えていく。
山あり谷ありっていうのが人生そのものなんだ。子育てそのものなんだっていうことがわかったんですよね。
そう考えてみると、今の自分自身の生徒、生徒を見る目にもつながっているし、子育て中の生徒のお母さんお父さんにもつながっていく。
子育ての終わりなき道
そういうものがありました。私自身が子育てを通して大きく成長したんじゃないかなって思います。
お母様方、お父様方の子供に対するどうしようもない気持ち、やらせない気持ち、どうやったらいいのかわからないっていう迷いとか、つらい気持ちっていうのが私にはよくわかります。
だからこそ、自分自身がいろいろな経験を通して、子供さんとそれから保護者の方と信頼関係を結びながら、子育てをやっていかなくちゃいけないなっていうふうに思っています。
まあね、とか何とか言いながら、やっぱり子供っていくつになっても大変ですよ。
うちの子供も成長して自分で自分の給料稼いで生活してるけど、本当に山あり谷ありです。
子供はいくつになっても自分の子供で、心配だし大変だし、子育てに終わりはないなって思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。