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2025-10-11 08:39

350_AIアシスタントが大活躍!修学旅行トラブル対応集を共有ノートで作成!

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京都に修学旅行に行きます。

その時自由行動が多いので、クラスでトラブルが起きたときのイメトレとして、トラブル対応マニュアルを協働学習で作成することにしました。AIにも効果的に介入してもらいましたw

 

#修学旅行 #AI活用 #自由行動 #トラブル対応集 #協働学習

サマリー

このエピソードでは、修学旅行に向けたトラブル対応集の作成にAIアシスタントを活用した経験が語られています。特に、国語教育とデジタル教育の融合が生徒の問題解決能力を支援する重要な役割を果たしています。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
修学旅行トラブル対応集の作成
今日は350回、AIアシスタントが大活躍、修学旅行トラブル対応集を共有ノートで作成というタイトルでお届けしたいと思います。
これを配信する頃ぐらいには、修学旅行にそろそろ行くぞという感じになっているんじゃないかと思うんですけれども、私は修学旅行で清水寺方面、京都方面に行くことになっております。
それで、生徒が修学旅行でいろいろと研修で自由行動する場面が多いものって、いろんなトラブルとかいろんな困りごととかにどうやって対応したらいいかっていうのを心配だったんですね。
生徒の問題解決能力っていうのは当てにしてないんで、これは事前にトラブル対応集っていうのをイメトレさせておいた方がいいだろうということで、ちょうどいい道徳の授業を使いまして、トラブル対応集っていうのを作ろうと思い立ったわけですね。
どうやって作ろうかなと思っていたところ、いろいろいろいろいろいろ頭の中で考えまして、次のような段取りを取ることにしました。
まず、修学旅行で考えられるトラブル問題点をロイロノートのカードで提出してもらいます。
一人何枚でもいいよっていうことでカードを全部提出してもらいまして、つまり問題点の洗い出しですね。
その次にそれをPDFで一括データ回収します。
それをノートブックLMに投げまして問題点の整理分類を行ってもらいました。
本当にこのあたり楽になりましたね。
今までだったら生徒が出してきた問題点のブレイングストーミング、それ全部一つ一つ自分でカードを分類したりとか整理したりとかカテゴライズしたりっていう作業を私がやってたんですけど、
それをやらなくてよくなったんです。
AIにやってもらったら見事にきれいに分類してくれる、整えてくれるんですよね。
これすごい時短になりました。
ノートブックLMで出してきた問題点っていうのを今度はジェミニに投げまして、
ジェミニにこれをスプレッドシート化してくださいというふうにお願いしましたら、見事な一覧表になるわけですよ。
マトリックスになって帰ってくるわけですね。
それ私がやっぱり整理しまして重なっているものとかこれはちょっと今のところいらないなと思うのを整えて数を絞ったりしまして、
そして子どもたちが記入できるような解決策を提示する欄を1個設けてマトリックス状にします。
そしたらそれをコピーしまして、ロイロノートの共有ノートに貼り付けるわけですね。
今回、修学旅行の研修班が8班ありましたので、8個共有ノートの部屋を作りまして、それにこのシートを全部貼っておきました。
共有ノートは最近のバージョンアップで一つ一つ共有ノートに入ることができる生徒、書き込み権限を持つ生徒を設定することができるので、他の班に入っていたずらをするということが防げます。
それから一つ一つの部屋に更新履歴が残るので、その部屋ごとで悪さをしているか不適切な書き込みをしていないかということもある程度管理できます。
トラブルが起きたときに、また閲覧履歴から遡って適切なところにリセットすることもできるということで、安心安全に共同作業ができるようになりました。
ということで、それぞれ班ごとに席に座ってもらって話し合い活動をしながらトラブル対応集に記入していきました。
記入しているときにやっぱり男の子だから脱線したり行き過ぎたりおふざけがあったりということで、不適切な受け狙いの書き込みをそのまま放置してしまうという、そういうふうなことが見られたので、私はここでピーンとアイディアが浮かびまして、
AIにこのデータを投げて不適切な回答をチェックしてもらうよというふうに呼びかけまして、ちょっとある置いたをしていた一半のデータを丸ごとAIノートブックエディアに投げ込んで不適切な回答をチェックしてくださいというふうにお願いしたら、ものの見事に不適切な回答をチェックしていました。
俺たちが何々するわけがないみたいだね。そういった回答についてAIはこれは前提条件をまるっきり無視した不適切な回答だと言えますというふうに、理路整然とその不適切さを淡々と述べるわけですよ。
それを授業中に読み上げたら、みんながAIこえーとかって言いながら訂正に走っておりました。途端におふざけが止まりましたね。本当にAIは私の強力なアシスタントです。
私がこういうのはダメよねって言うと、教員のバイアスがかかっている。教員だから言っている。しょうがねえなまた先生がうるさいこと言ってるわみたいなそういった反応になると思うんだけれども、AIが判定しているということになると一気に客観的視点が下りてくるような感じがして、生徒自身が我に振り返るというそういう教育的効果が抜群にありましたね。
もう本当にAIの使いどころはここにあったかなというふうに思います。そういうことで、全範囲のものを完成したらAIにチェックしてもらって不適切なものをいちいち全部あげてもらうというふうに言ったところ、おふざけが止まるというふうな流れになりました。
その後もワイワイ言いながら共同作業で回答集が作成されていき、最終的には班ごとで典型的なものを一つ選んで発表してくださいとお願いして前に出てきて発表して、そしてそれを共有するという流れになったわけです。
まあこれね、10年前には考えられなかったことですね。共有ノートも使えなかったし、AIも使えなかったし、あれこれしたくても実現しようと思ったらものすごい労力がかかってきたものが時短でできるという。
パソコン上で30分ぐらいで仕込めばできるという素晴らしい時代になりました。私がアナログ時代にあれもしたいこれもしたいと思ってきたことを思い出しながら一つ一つICTやAIで解決するというふうな時代はまだまだ続きそうな予感がしています。
生徒はしっかり脳を活性化させて考えている様子が伺えました。AI活用についても生徒に直接使わせる前に私自身が使い手として熟達することで生徒にも適切な使い方を指導できるんじゃないかなと思っているので、まだまだ私の修行時代は続きそうな気がしています。
何よりもAIを使わせるということをついつい目の前に置いてしまうと大事な大事な教室で対話する。テキストと対話、友達同士と対話、先生と対話するということが2の次3の次に降りてこないように。
まず中学生だし、しっかり対話ができるような下準備とか、それから鍛える時間っていうのをきちっととって、その中でAIを効果的に投入するということをやり続けていくことによって生徒も効果的なAIの活用っていうのを目の当たりにすることになるので、そのあたりで生徒は勉強していってもらえているんじゃないかなと思っています。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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