ポッドキャストの始まり
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと発信しています。
今日は373回、国語の先生が話すのが苦手って開き直っているってどうなのよというタイトルでお届けしたいと思います。
私のポッドキャストも373回を迎えました。
このポッドキャストを始めたのは、笠原先生という先生が、ポッドキャストを国語の先生も始めませんかと盛んにSNSで言われているのを聞いて、
ちょっとやっぱり面白そうだなと思ったのと、私自身が話し方を鍛えたいなというのもあって、このポッドキャストを始めることにしましたが、
373回を迎えて、ずいぶん話し方が成長したなというふうに思います。
やっぱり回数というものが質を担保してくれるというふうに思いましたね。
私は本当にね、自分が話し方が上手いとは未尽も思っていなくて、どっちかというともっと上手に話したいなというのをずっと思い続けてきて、
いつも話し方については意識してきたと、そういったほうがいいかな。
世の中には本当に話しの上手い人がたくさんいて、やっぱりね、笠原先生とかも淀みなくスムーズにお話しなさいますので、
聞いていてよくあんなにスムーズに淀みなくしゃべれるなっていつも思うわけですけども、
その他にも聞いていて惚れ惚れするような先生もたくさんいらっしゃいます。
全然レベル違うけど、やっぱりアナウンサーはプロというふうなこともありまして、
あんなふうに話せたら本当に面白いだろうなって思うんですね。
というふうなことだけど、全員が全員アナウンサーになるわけじゃないから、
やっぱりその人のパーソナリティを大事にしながら、いかに自分らしさを守りながら、
他者にも聞いてもらえるような話ができるかということを私は心がけるようにはしているんだけれども、
やっぱり話し方は難しいですね。文字情報というのが6%とか8%とか言われていて、
あともうほとんど9割ぐらいが身振り手振りとか、それから声のトーンとか調子とか、
そういった全然言語情報とは違うところに左右されるのが話し方でもありますので、
そういったあたりももう少し聞きながら、
期待でいかなくてはならないと私は思っているわけですが、
先日、いろんなオンラインでのお話を聞く機会がありまして、
複数でいろんなところに参加しながらお話を聞いている中で、
国語の先生自身が話し方が苦手だから、生徒に活動させるということをさせているというようなことを
チラッとおっしゃった時には、聞くとか読むとか話すとか書くとか、
そういった4領域が有機的に連動していく国語化において、
授業する先生が話すことが苦手だから、
生徒に活動させるという意識というのはどうなのかなというふうにこの間思っちゃいました。
私は大学時代にいろんな講義で野次淳也先生とか大村浜先生とかいったレジェンドの
おっしゃったことっていうのを大学の先生からよく聞きまして、
授業者が話すこと、これについて自分自身が期待続けていかないと
ダメな状況になってしまうので、
授業者が話すこと、これについて自分自身が期待続けていかないと
ダメなんじゃないかということをおっしゃっていたということをよく聞いてたんですね。
国語の先生が話し手として生徒の前に優れた話し手として立たなければ、
なぜ国語の先生と言えるんですか、みたいな。
半語でもって非難される勢いで、やっぱり大村浜先生、野次淳也先生はご自身の話し方も鍛えていらっしゃったと。
そういうふうなお話をよく聞いておりました。
AIとの違いとスピーチの重要性
だからやっぱり私自身も話し方を鍛えていこうというふうにずっと思い続けていて、
特にやっぱり生徒の前では授業中はほとんど敬語で話します。
一対一とかちょっとフレンドリーな場面、非公式な場面では方言で話すけれども、
やっぱりフォーマルな場面ではすべて敬語を使って形態の文章で話をします。
そして生徒にはちゃんと訓付け算付け、そういった相手に対する形象もきちんと使いまして、
例えば相性とかいうのはあまり使わない、下の名で呼び捨てとかもしません。
社会に出て一応これが本当にスタンダードな話し方なんだということを生徒に耳で聞いてもらって、
イメージとして残してもらいたいなというのがとても大きい理由です。
というところから自分自身がわかりやすくて、それから身振り手振り、イントネーション、超短、強弱、
いろんなことを使い分けながら目線も変えながら教室で話をするようにしているんですけれど、
ここが身体制というところが一番AIには差をつけられる部分でありますので、
そういった身体制を伴った話し方というのが今後授業の中でとてもAIとの差別化というところで大事になってくる要素なんではないかと思います。
私が一番影響を受けたのは、おそらく青山由紀先生、お茶の水台付属小学校だったかな。
青山由紀先生の授業を日本国語教育学会で拝見することはありまして、
もうこれだと思って、あの先生の話し方を自分のメインのイメージとして真似することにしているわけですね。
授業中での生徒とのやりとりとか、間の取り方とか、上げたり下げたり冗談言ったり引き込んだりというのが自由自在で、
あれやっぱり教科書にするべきじゃないかと思ったんですけれども、私はあのイメージを持ち続けながら授業をやっております。
そんな私がずっと自分の話し方というのを鍛え続けてきて、
それでこれは私の話し方の今までの鍛錬をきちっと、完璧な形でアウトプットしてみたいというチャンスが巡ってきました。
それは11月23日の日曜日に広島で私たちのグループが開催したICTイベントコネクト&クリエイトでの開会挨拶、
これ私自力を発してやることにしました。
もうベテランもベテランだしね、こういう機会はなかなかもう持てないかもしれないと思って、
立候補して開会の挨拶と閉会の挨拶をさせていただくことになりました。
ここで自分自身の今まで鍛錬してきた話し方を何とかうまい形で出せないかなと思って、
いろんな準備をして、時間がだらだら話してもしょうがないから2分以内って決めて話をしました。
だいたいちょっとここでお昼寝しますとね、
皆さんようこそ広島へいらっしゃいました。
私は黒瀬直美と言いますという話からスタートしまして。
次にこの度挨拶はスタッフの皆さんで立候補して、
もうベテランだし偉い人がやる挨拶を一回やってみたいって立候補したらみんな大笑いで開学してくれましたって言って、
ここでちょっと笑いが起きて若干のアイスブレイクですね。
その後ガラッと話が変わりまして、
広島にはAK大学というところに相多先生という地域活性化に取り組んでらっしゃる先生がいますと言って、
ここでガラッと話が転換してなんじゃこらっと注意を引き付けるわけですね。
その先生は教育会は専門家を高度化して多骨場化しているということでみんながおおっと思うわけですよね。
それぞれがそれぞれの専門性で専鋭化していって、
その場所で自分の専門性を極めて、そしてマウントを取っている。
その結果横のつながりを書き、
アップデートをしていないという状態、高直化している状態になっているという風になっていてだんだんと深まっていきまして、
皆さんが所属している学校組織とか文章とか、それから教科でも多骨場化しているのではありませんか。
ということを言って、はっとさせまして、
多骨場イコールコンフォートゾーンを抜け出し、
ここに集まってきてくれた勇者の皆さん、
今日は多骨場を抜け出してバージョンアップしましょう。
今日は楽しみましょうということで締めくくったわけですね。
これはやっぱりAIにはこういった形のスピーチってできないと思うんですよ。
まず自分自身のパーソナルな情報から笑いを取って、
その笑いを取ることによって、
そして少しずつ少しずつ種をまくように深まりが深まっていくような話題になっていて、
最後は聞いてくださっている人に返していくというような、こういう展開っていうのはAIにはできないし、
おまけに身振り手振り、それから場を、雰囲気を持っていくようなスピーチができるわけです。
そういった振る舞い方、声の強弱っていうのはAIには絶対できないと思うので、
やっぱり人間がここは絶対に鍛えていかなければならない話し方だと思います。
ということで、何か思いつくままに話しましたが、
やっぱりポッドキャストも373回、
やっぱりポッドキャストの話し方は、
やっぱりポッドキャストの話し方は、
いい調子にいっております。
もっともっと話し方を鍛えていって、
いつどこでもある程度のクオリティが保てるような話し手になりたいというのが私の目標です。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。