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467_ 羅生門×生成AI—長年の集大成授業で起きた対話的授業の背景
2026-07-04 09:27

467_ 羅生門×生成AI—長年の集大成授業で起きた対話的授業の背景

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【概要欄テキスト】
羅生門の授業が終わった。構造型板書というアナログの実践と、カスタマイズした生成AIチャットボット(Gem)のデジタル活用を掛け合わせた、自分にとって「集大成」と呼べる授業だった。Gemとの対話で深まり、全体の対話でまた深まる——その好循環が生まれた授業のリアルと、それを支えた生徒の力についてお話しします。

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#国語教育 #生成AI活用 #今日も明日も授業道 #羅生門 #ポッドキャスト

 

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。 この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は467回、羅生門×生成AI—長年の集大成授業で起きた対話的授業の背景、というタイトルでお届けしたいと思います。
今日は羅生門の授業が終わったので、その授業の記録と振り返りをお届けしたいと思います。 この授業は自分にとってまさしく集大成と呼べる授業になったと感じています。
構造型版書というアナログの蓄積と、生成AIのチャットボットというデジタル活用が初めて本格的に掛け合わさった授業でありました。
今回の羅生門の授業は、大きく2つの柱で構成しました。
1つは、これまで積み上げてきた構造型版書、立体型版書と呼ばれる版書を中心にした授業。
もう1つは、私自身がカスタマイズしたGeminiのGEM、生成AIのチャットボットを生徒に使わせるデジタル活用の部分。
この2つを組み合わせる狙いというものは、私1人とそれから生徒42人との対話というのはどうしてもやり取りに限界がありますよね。
でも私が調整したGEMを使えば、生徒1人1人が自分のペースで自分だけのアシスタントと対話ができて、対話の量が増えるのではないかと思ったんですね。
個別最適と対話量の増加、これがGEM導入の最大の目的でした。
そのGEM導入をするために必要だったのは、やっぱり準備です。
GEMを導入しようと思ってもパッとやればできるというものではありません。
まず、事業者自身がそういったGEMを設計・作成できる力を持っているというのが大前提だと思います。
生成AIの癖とか性質を理解し、授業もしっかりデザインできて、目の前の生徒の実態に合わせてGEMをチューニングする作業というのが不可欠なんですよね。
このGEMというのも試行錯誤を重ねて、生徒がつまずきやすい箇所とか応答の調整もちゃんとチューニングして、それを整えるという段階がとても必要になるなと思いました。
それから技術面での備えも不可欠だったと思います。
学校の端末に合わせて予想されるトラブルを事前にある程度イメージしておくというのも必要だなと思いました。
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だから私はお試しGEMを事前に作って、ログインさせてGEMが動作できるかどうかという時間を取りました。
このステップがあったからこそ、トラブル対応というのもいろいろできるようになりまして、このエラーもいろんな種類があるので、どのエラーが出たらこういうふうにするというのが判断できて、その生徒一人一人のエラーに対応することができました。
やっぱりこれが私自身多少なりとデジタルに慣れていったということは大きかったと思います。
それから生徒というものがとてもキーボード入力に慣れていたという、そういう世代になったなということも大きな原因だったと思います。
今回教えたクラスの生徒は公立中学校出身者だったんですけれども、一番驚いたのはキーボード入力への抵抗のなさです。
カチャカチャカチャカチャ音をさせて入力していまして、思考とそれからキーボード入力の速度がなんとなく合ってたなと思いました。
これは中学校の先生方の地道な教育の賜物なんじゃないかと思います。
生徒の思考スピードとジェムが返す言葉のテンポというのがうまく連動して、生成愛活用をとてもスムーズに行いました。
それからこのクラスにはもう一つ大きな特徴がありまして、分部領土を目指す生徒がとても多くて部活動加入率がとても高く、
それも体育会系の部活動に入っている生徒が多いので、部活動で鍛えられた身体勢の高さというのがとても備わっている子が多かったんですね。
部活動ではやっぱりスピーディーにコミュニケーションするということが求められます。
そうするとレスポンスが速くなる。
考えたことをパッと口にするという頭の回転の良さ、速さというのが備わります。
飛び抜けて高い学力があるというわけではないんだけども、言語化して抵抗なくアウトプットする。
間違いでもジャンジャン言っちゃうというレスポンスの良さが際立っていました。
それからスポーツというものを通じたコミュニケーション能力も育まれていて、クラスの雰囲気が早い段階から良好な状態に保たれていました。
これは担任の先生への取り組みも大きかったと思います。
入学直後から教室の雰囲気が良くて、授業を重ねるたびに私との関係性もどんどん深まっていきました。
この土台がなければ対話的授業というのはここまで深まらなかったなと思います。
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授業の中で生徒は本文に集中して向き合い、ジェムとの対話で得た気づきをどんどんアウトプットしていき、
その発言を受けて私自身も切り替えし、また生徒が考え、また発言して私が返すというやり取りが授業中に何度も何度も繰り返されて、
全体の対話が深まったところでまた次の場面ジェムと対話してみようという風に促すと、
さらに集中してどんどんのめり込んでいくという、全体での共有、全体での対話、
このポジティブな交巡間が授業全体を通じて展開していきました。
最終的に生徒にレポートを書いてもらったんですけども、このレポートの質も手応えがあるものになっていったと思います。
ということで対話的授業が成立した最大の理由というのが、生徒のそういったレスポンスの速さ、
それから言語活用能力のある程度の高さというのがありまして、
これは中学校の先生方の教育と部活動で鍛えられた身体性というものが合わさった結果だと思いました。
正直言うと、他の学校や他のクラスでここまでの対話的授業はできなかったかもしれません。
本当に生徒に助けられた授業だったということは絶対的にあると思います。
一方で自分は厳しい教育現場での授業もたくさん経験してきたので、
ある程度の積み上げがあったということでいろいろな対応ができたというようなこともあったかもしれません。
だからそういった授業というものの成り立ちというのは生徒とのつながりもそうなんだけども、
私自身の積み上げと生徒自身の積み上げがなければこれほどの対話的授業はできなかったんじゃないかなと思います。
リスナーの皆さんの中には決して恵まれた環境ではない、そういった教室で踏ん張っている方もたくさんいらっしゃると思います。
私も恵まれた環境でない教室で授業することももちろんあります。
だけども本当にそういった場面に巡り合ったということは本当に幸せだなと思いますね。
皆さんの授業室というのはどんな教室でしょうか。
宿泊している教室も多いんじゃないかと思いますけれども、
対話がうまくいった授業というのは本当に充実感達成感のある幸せな瞬間でした。
今回は構造型版書というアナログの蓄積とGEMというデジタルの力が合わさって対話が連鎖する授業が実現できました。
こういった授業ができたということを幸せに思い、さらに次なる精進へと向かっていきたいと思います。
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この番組ではリスナーの方からの感想やメッセージを受け付けています。
概要欄にメールフォームのリンクを貼っておきましたので、お気軽にメッセージをお寄せください。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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