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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日のテーマは、先生がICT&グループワークに慣れていないってどういうことよ、というちょっとセンセーショナルなタイトルでお届けしたいと思います。
私は、公立時代に3日間、プロジェクト学習のオンライン研修会に参加したんですね。
これ、室会研修全員必ず受けないといけないという研修で、都合のいい日にエントリーして受けてくださいという3日間のプログラムを、2週間か3週間おきに決められた時間帯でエントリーして受けました。
室会研修なんで、しょうがなく参加している人もいました。
そこで参加したことの気づきをいろいろ語りたいと思います。
しかも、今私立なんで語れるかなって思いますので、忌憚のない意見といいますか、忌憚のない感想を語りたいと思います。
まずメニューを見たら、これはプロジェクト学習のオンライン研修会なんだけど、要するに総合的な探求の時間のデザインができるようになりましょうというようなそういう研修会だったわけですね。
私は5、6年探求に関わってきていて、ほぼ奇襲事項だったわけです。
そのプログラムを見て、もう一回私が勉強したことを、また3日間もかけてやらされるのかと思って、ガックリきた覚えがあります。
しかも、何回も何回も自分で探求のプログラムを組んできて、修正してきて、ブラッシュアップしてということを繰り返してきたし、
郊外に研修とかも行ったりして、本当に何回も何回も自分自身研修会にも参加して、私自身も研修会を開催して、というふうにやってきたことだったので、
個人で考えたら、あまり自分にとって新規なことはないなと思って、ちょっとワクワク感がなかったのをよく覚えています。
また同じことをしないといけないのかという感じなんですよね。
実際に参加しまして、おそらく県の教育委員会の研修担当の方と、それから民間の方がいらっしゃいまして、
県教委に依頼された研修プログラムを作成する会社の方だと思うんですけど、その方が主に司会進行をされていました。
いわゆるファシリテーション役をされていましたね。
たくさんの人がログインしていたので、その方もいろんな方がいらっしゃるので戸惑ったり、なかなか慣れなかったり、
ハプニングが起きたりして大変そうだったんだけど、一生懸命されておりまして、しかもオープンマインドなファシリテーションでとても気持ちよかったですね。
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あとちゃんとアイスブレイクもされて、チャット欄で意見を吸い上げたり、それをシェアしたり、時には指名して意見を言ってもらったり、
そしてGoogle Classroomを活用していろんなデータを私たちに示してくれたりなんかして、私としてはうまい作りで満足しました。
やっぱり民間の方なんで、とりあえず県教委がある程度予算を投じてやってきたことだと思うので、それなりに充実したプログラムで私はとても満足したし、
こういう作りにすればいいのかという勉強にもなりました。それに対して参加している教職員の方なんですけど、こういうことに慣れてない人が多くて、
まずZoomに慣れてない。ミュートできない人が結構いるんですよね。だから職員室で話している声がダダ漏れだったりして、ミュートができない状態で入ってきたりとか、
それからチャット欄に書くことができない人もいらっしゃったり、大変でしたね。
小学校の先生が多かったんじゃないかな。ICTを使えないタイプの先生が数多くいらっしゃったように思いました。
だからクラスルームも満足に使えてなくて、すみません、これどうやって見るんですかとか、どこクリックしたらいいんですかとか、
どこに提出したらいいんですかっていう、本当にクラスルームを使ってない人が多かったので、そういうあまりにも当たり前な基本的な操作についての質問が多かったですね。
一番びっくりしたのが、突然意見を求められて不機嫌になる人がいたということですね。
ちょっとあれはびっくりして、やっぱり全然知らない人の中にポンと入って、ちゃんと意見を言うとか、
突然振られて、あまり普段考えたことでないことでもちゃんと返すとか、そういったことができていない人がいらっしゃるっていうのはちょっと私にびっくりしたんですよね。
だから結局慣れてないっていうことにびっくりしましたね。
そんな中でグループワークもありまして、テーマに沿って5,6人のグループでスライドを作って発表してくださいっていうワークだったんです。
これがざっくりした内容で評価について、ということでみんな5,6人でブレイクアウトルームに集まりまして、
みなさん評価について無茶振りで真っ白な状態で何したらいいか、しかもGoogleスライドを作って発表しないといけないということで、
みなさん本当に真っ青になっていらっしゃいまして、本当にどうしようかっていうような感じだったけど、
私はやっぱり今日、明日も事業道オンライン交流会で慣れているっていうことが非常にアドバンテージだったと思います。
評価についても、過去に自分自身が今日、明日も事業道オンライン交流会でスライドを作った経験もあるということで、
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5,6人でテーマにするんだったらこういう形がいいなということで、お年どころは評価を励ましっていうことをお年どころにして、
それぞれが評価のあり方について実践例を報告したり、評価っていうものについての定義をね、
観点別評価について出したりっていう、そういう風なスライドで役割分担をしまして、評価を励ましっていうお年どころは私が作るので、
みなさんで分担しましょうっていうことでやりました。スライドが使えない人もいらっしゃったんだけど、
オンラインだからどうにかこうにか画面共有しながらこうやって作りましょうということで、私の方がスライドの作り方をね、
そこで画面共有でお教えなんかしたりして、先生なんでそういったところで非常に理解が早くて、
スライドを初めての方も結構作ってらっしゃったり、パワーポイントの経験もある人多かったんでそこはうまくね、
Googleスライドでも使えてたみたいなんですけれど、やっぱり先生の理解力とそれからの表現力があるんで、
どうにかこうにかサイトとかもね、検索しながら一人一枚スライドを完成して、
時にはアニメーションつけたり色をつけたりね、上手にイラストつけたりっていう工夫をされる先生がいて、
やっぱりこうやってグループワークして助け合ったり情報共有したりね、スキルを教えあったりするっていうことの意味っていうのは本当に大きいなって、
そこで実感しました。ということで私自身が自分でグループワークに参加することによって、
本当にね、この研修会の意義が大きいなっていうことをね、実感しましたが、最終的な3日目の課題がですね、
自分であの総合的な探求の時間の単元を作るっていう、そういう宿題が出ました。
それ2日目の終わり1時間ぐらいでそういう提示がされて、作り方についていろいろ説明してくれたりなんかしたんだけど、
もう私は分かっちゃってるから、その2日目の終わり1時間で既にやってきたことをコピペすればいいだけなんですよね。
頭の中にあるしデータもあるし、もうシャシャシャシャやって、もう2日目の終わり1時間でほぼできてしまいましてですね。
3日目の最初1時間でもほぼできてしまっていましてですね。
すいません、残り教材研究しました。すいませんでした。
Googleドキュメントで作成したんですけど、
たぶんね、進捗状況をその研修会の企画運営してくれてた民間の方ずっと見てたと思うんだけど、もうさっさと私できちゃってて、
たぶんいち早くもうできちゃってる人がいるみたいなことで見てたんじゃないかなと思うんですよね。
でもたぶん3日目の最初から8割ぐらいできてて、もうそれをちゃんと見てましたよ、絶対。
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教材研究してたっていうのも、なんか裏で仕事してたんだろうなっていうのも分かっちゃってたなと思いましたね。
最終的にラスト2時間ぐらいで発表会があったんですけど、
いろんな方が次々に10分か15分ぐらいで発表されて、自分が作られたその探求をシェアするっていう、そういう時間がありました。
そしたらね、私ね、取りに選ばれたんですよ。拍手。私の苦労が報われた。
やっぱり取りに選ばれて発表したときは、ちょっと誇らしかったし嬉しかったですね。
苦労してきて、いろんなことがあって恨まれたり、いろいろ言われたりしながら耐えてきた探求が認められたと思って嬉しかった。
ということで、自慢じゃないかっていうような話なんですけど、生徒気分を味わうことができましたね。
やっぱり単純に褒められるのは嬉しいです。
発表した後、コメント欄で皆さんが本当に心が現れましたとか感動しましたとか、生徒が本当にワクワクしそうですとか、そんなコメントをいただいて褒められて、やっぱり単純に嬉しかったです。
それからワークショップ型っていうのは共同型に慣れてないとできないなと思ったんで、こういう研修会をやることで先生自身が共同のワークショップということになれるんじゃないかなと思いましたし、
それからもうICTスキルは絶対条件ですね。これができないと今後いろんな新しい形の授業とか、時代にあった授業のやり方っていうのを先生自身が学ぶことはできないだろうと思いますね。
それから、研修プログラムがとても大事だということ。今回は民間のプロの力をお借りしたんですけれど、
先生の研修にはこういったオンラインで気軽に職場からアクセスできるオンライン研修がこれからとても重要だし、そのプログラムの内容についてもとても重要になってくるというふうに思いました。
そして、先生自身がオンラインのグループワークに慣れていない。オンラインで生徒にどうやって指導するのって思いましたけど、
まず初めて会う人とオープンマインドで話すということにも慣れていらっしゃる方が少なかったし、
共同でいろいろやっていくことの目線を合わせるとか、合意形成するとか、リーダーとかフォロワーとかっていうところについてもすごくマグマがしていらっしゃる、慣れていないという感じがしましたけれど、
こういったオンライン研修にたくさん参加することによって先生方のスキルがじゃんじゃん上がっていくなっていうような印象を持ちました。
そして私はそんな中で自慢なんですけど、申し訳ないんですけど勉強してきたから、今回のこのプログラム学習の研修会っていうのは申し訳ないんですけど、私すでに終わっちゃったこと、コンプリートしちゃったことだったんで、はっきり言って暇でした。
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だから個別最適っていうことが難しいですよね。たくさんの人数で効率よく済ませることができると思えば、一人一人の深度とか理解度を無視しないとできない。
だけど個別最適にしようとしたらものすごく手間がかかるということで、ほんま個別最適っていうのは難しいから、生徒の中でも理解が進みすぎている子に対して本当に暇なんだろうなっていうことを私は実感しましたね。
これを乗り越えていく術はあるのだろうか。先生の定員を増やすっていうことでしか乗り越えられないんじゃないかなと思った今回の研修会の感想でした。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。