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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
このチャンネルでは、中学校・高等学校の国語教育や、働く女性の問題、デジタル化について発信しています。
今日は、昨日受けたオンラインの研修会の話を、ダラダラとしたいと思います。
昨日は、お茶の水女子大学附属中学校の渡辺浩樹先生と、鶴文化大学の野中淳先生、この2人のオンライン研修会がありまして、
20時から21時30分までと、21時30分から22時30分までという、本当にね、はしごしたんですよ。
その時の、雑感と言いますか、なんとなく思ったことを、ダラダラとしゃべりたいと思います。
まず渡辺浩樹先生のオンラインの研修の中身は、ICT活用と生成アイの活用についてだったんですね。
ICTの活用については、渡辺浩樹先生も本当に手広くされているし、中学校というところに焦点があっているので、
本当に言語活動豊かに、生徒の興味関心を引くように、本当にワクワクした活動を仕組んでいらっしゃって、非常に参考になりました。
で、もう1個、生成アイの話。これも渡辺浩樹先生も非常に精力的に取り組んでおられるので、
学校の中でも同意書をとって、生徒にも使わせているようだし、非常に使いまくっているだけに、ものすごく分析がきちっとされていて、
種類に分けたり、活用方法に分けたり、メリット・デメリットについて、非常に整理されていて、
私の頭の中はすっきりと整理された感じになりました。ここで講座の内容を全部言ってしまうのは良くないので、概要しか言えないのですが、
そんな中で、生成AIを使うことについて大きなハードルを感じたのです。
それはまず最初に、保護者の同意書を取らないと、生徒に直接使うことはできないし、
13歳だったか14歳、12歳以下が使っちゃいけないというところもあって、
その辺ちょっと制限があるというところで、進めていくのに大きい障害となっています。
それともう一つは、同意書を取るというところまでに行き着かないということですよね。
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チャットGPTの話とか授業での活用について話しても、全然使っていない人もいるわけで、
それを学校として組織的に取り組んで同意書を取りましょうということになると、
ちょっと温度差が激しすぎて話が進まないという状況は、おそらくどの学校でもあるんじゃないかなと思います。
なので今のところは、先進的に取り組んでいらっしゃる先生の取り組みをしっかり聞いて学ばせていただいて、
自分だったらどこからちょっと一歩踏み出せそうかなというのを考えていくのが、
今の私の立ち位置かなと思っているんですよね。
それともう一つは、やっぱり自分が使い倒さないと何が良くて何がわからないのかということが、
全く整理されないというか、本当にテニスとかサッカーとか野球のスポーツと同じで、
とにかく素振りしまくるとか、乱打しまくるとか、とにかくいろんなことをものすごい回数試行していかないと、
基本的なものっていうのが自分自身の中に身につかないんじゃないかと思います。
だからやっぱりまず自分自身が生成愛を使い倒すことっていうのが大事なんじゃないかなと思いました。
それから次に野中純先生のオンライン研修会をはしごしたんですけれど、野中先生は具体的に小学校の実践発表を見に行かれて、
そこで生徒にプロンプトを使わせて、自分の発表原稿をブラッシュアップするという取り組みを報告されまして、
やっぱりプロンプトが大事っていうような、そういうことを教えていただきました。
参考プロンプトを使って自分でも試しにやってみたんですけど、私は生徒の発表原稿を貼り付けるところを完全に真っ白にして送ったら素晴らしいですっていう評価が返ってきたんですよね。
まあ適当ですよね、AIってね。こういう適当さがあるので本当に気をつけないといけないんですけど、
まあやっぱりAIに評価させてそれを絶対視するんじゃなくて、もうあくまでもAIっていうのは自分の文章をいろいろ整えたり、
至らないところを少し指摘してもらったりっていう、もうあくまでもちょっとなんかこうポカをやるアシスタントみたいな、
ポカをやるんだけども時々的確なアシスタントみたいな、そういう扱いで今のところ行ったらいいんじゃないかなという、そういうふうな思いを持ちました。
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やっぱり野中先生がおっしゃっていたことの中で一番印象的だったのは、自分が編集者になる。
執筆者じゃなくて自分が編集者。もうあくまでもマネジメント管理をするのは自分なんだっていう、そういうことを意識した方がいいっていうことですね。
だから何もかもAIに任せてそれを鵜呑みにするんじゃなくて、常にAIを使って自分が何かいいものを生み出してやるんだ。
何か編集するんだっていうような意識でやるといいんじゃないかなっていう、そういうお話がとても印象的でしたね。
ということでAIの総研修会2発受けて、また新しくAIについての認識が改まって、もうちょっと進めていこうかなっていう気になったんですけど、
その反面、デジタルを使うっていうことに対しての私自身のちょっとした疑問というか、批判的なものの見方があります。
デジタルとても便利で、私どんどん使ってる方なんですけれど、やっぱり扱う情報量がものすごく多くなればなるほど、
一つ一つが薄くなるというか、だーっと読まないといけないから、じっくり読むっていうことをちょっとおろそかにしているというか、そういうことを自分の中で反省しています。
特に思ったのは、この度の夏、大学の学会で国語教育関係の実践発表したんですけれど、
大体実践発表するとき、最近スライドなんですけど、その学会はガチっていうことで、ものすごい量の2万字ぐらいだったかな、2万字ぐらいの文章を打ったんですよ。
でもやっぱり初めにから始まりましてですね、その後やっぱり教材選定の理由、単元感、生徒感、指導感、ガチガチの文章を久しぶりに、一年ぶりぐらいですかね、書いて、
本当にじっくりじっくり取り組むということ、これが本当に力がつくということを実感しました。
やっぱり深く考えて、繰り返し自分に問い直して、何回も何回も自分のやってきたことを反省する、捉え直す、書き直す、位置づけるっていう、そういう、何と言いますか、編集作業を身をもってやるっていうのは非常に自分の中の力になると思いました。
だからやっぱり文章を書く、深く考えて、何回も書き直す、見直すっていう作業こそが本当の自分自身の血肉になるんじゃないかと、そういう実感を持ちました。
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なので、情報化社会になって、こんなにも情報があふれて、本当に情報処理ということについて考えさせられる、そういう時代になりましたけれど、やっぱり見失っちゃいけない、ちゃんと考えて書くとか、繰り返し試行するとか、推行するとか、自分自身で文章を綴るとか、そういうのは絶対に忘れないようにして、
上手くAIとかICTとかデジタルのスキルを上手く本質を見失わないように自分がハンドリングするかっていうことが、これからのデジタル時代を生きる主人公に求められるんじゃないかなと思いましたね。
ということで、取り留めもない話になりましたが、ちょっといち早くこの思いを記録しておきたくて、便利ですね、こういう時に音声でたちまち記録しておいて、後でゆっくりとまた文章に書き起こすとか、整えるとか、そういうのはやっぱりデジタルならではかなと思いました。
ということで、今日は10分くらいですかね。聞いてくださりありがとうございました。それでは皆さんまたお会いいたしましょう。さよなら。