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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は459回、はじめての学び、グロービス経営大学院単科生としてというタイトルでお届けしたいと思います。
今日の配信は、教育系ポッドキャストの日という企画に参加している配信となります。
今日は、はじめての学びということで、これをど真ん中に据えてお話ししたいと思っているんですけれども、
年を重ねると、初めてというのがいつのことだったのかぼんやりしてくるので、去年の秋に思い切って飛び込んだことがある、グロービス経営大学院のクリティカルシンキングの講座のお話をしたいと思います。
きっかけは、去年の夏にイベントに参加しまして、神山丸ごと高専の斉藤良二先生から、いろんな講演会でお話を聞いたんですよね。
神山丸ごと高専、企業家を育てるという明確なビジョンを持って、教育界と企業のビジネス界の最前線の人たちが、めちゃくちゃ高い熱量で学校づくりをしていらっしゃいます。
その斉藤良二先生の話を聞いて、めちゃくちゃ熱量高くて、自分はいつまでも変わらないこの教育界の中に閉じこもってしまっていいのかという、そういった疑問が湧いてきました。
それからもう一方、県立大学の宗田義信先生という先生がいらっしゃるんですけれども、その講義も強く印象に残りまして、
日本の教育現場はタコツボ化してしまっていて、専鋭化した専門性の高いタコツボの中でマウントを取り合って優位性を誇示しているという、そういうご指摘があったんです。
まさにそうだなと思っていて、タコツボの中で専鋭化して、そして自己の優位性を発揮し続けて、常に優位に立って偉そうにしているという、これは学校教育、もちろん国語教育にも当てはまるし、教室でマウントを取ろうとしている自分のことではないかというふうにも思いました。
一国一条の主として教室の中でタコツボ化してしまって、その中で完結してきているというその教育界、そして自分への自己批判が浮かんだわけです。
この二方のお話が自分を外の世界に押し出そうとする原動力になりました。
そこでいろいろ夏に考えて、とりあえず知り合いのお友達が参加していたグロービス経営大学院というのが浮かびまして、経営学に飛び込もうと思ったんだけども、会計とかそういった分野はあまりにも自分は興味がないので、いろいろと見ていたところ、クリティカルシンキングという講座がありまして、
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論理的、批判的に考える力という点では国語教育と非常に近しいのではないかと思って、このクリティカルシンキングという講座を受けてみようと思ったんですね。
10月から12月の3ヶ月間、全部で6回の講義で行われるという、集中的に行われるという、そういった単科の講座になります。
参加してみて気づいたこと、学んだことが4つありますので、それを分けてお話ししたいと思います。
まず1番目、講師の先生の圧倒的なプロフェッショナルとしての姿。
講師の先生は女性だったんですけれども、しゃべり方もめちゃくちゃわかりやすいですし、プレゼンテーション資料の構成力も半端ないし、ファシリテーションも巧み、これどれも別次元というぐらいプロだったですね。
おまけに参加している生徒は一癖も二癖もある受講生たちで、その発言を冷静に拾い、本質をコンパクトに返していって、めちゃくちゃ対話力が高いということで驚きました。
この先生を見ているだけで自分の授業がアップデートされるんじゃないかという、そういう感覚があって、講師の先生の話に聞き惚れまくって、自分の考える時間が減ったんじゃないかと思いましたね。
単位時間あたりの情報の濃密さと質問への的確な応答という、これは教師として学ぶべきものが山ほどありまして、
講師の先生の振る舞いだけでもめちゃくちゃ勉強になりました。
それから2番目に参加者の熱量、この高さと自分自身がどういう立ち位置だったかということ。
受講生の60%から70%ぐらいビジネス畑の人で、残り2、3割はなぜかお医者さんだったんですね。
あとは弁護士と公務員と、こういった感じで多様な顔ぶれだったんですけれども、学校の先生はおそらく自分だけで多分最年長だったと思います。
参加者はみんな前のめりな方で、ビジネス現場での具体的な知識とか経験に基づいた発言が飛び交って、めちゃくちゃ説得力が高くて圧倒されました。
特に自分に根本的に欠けていた視点というのが、民視という概念なんですけど、漏れなくダブりなくという網羅的に分析する視点のことを民視というんですけど、これは全く自分には欠けていて、
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多分大学院で研究論文とかを一回書く、そういったレベルのことをしていれば多分身についたかもしれないんだけど、私は大学院はあまりちょっとそこまで興味がなかったんで行かなかったんだけども、民視という概念が自分には欠けていたなというのがすごく分かりました。
それから経営とか数値とか効率とは真反対の世界で生きてきたために、特に重視されるDay4という4日目のレポート課題については本当に苦労しました。
グラフを作成したり、数値を分析したり、それこそ先ほど述べた民視で考えるということ、これが全然不得意だったんで本当に苦労したと思います。
大量の時間を注ぎ込んでレポートを提出して、まあ一生懸命頑張ったかやってとりあえず5段階で4ぐらいに相当するような評価をもらったのは、もう持てる時間を出し切って真っ白に燃え尽きたっていうそれぐらい頑張ったんで、5段階の4もらえたっていうのは本当に自分としては嬉しかったですね。
それから発見3番目として話す力っていうことについては教師として強みがあったかなと思います。
前のめりなハイスペックな参加者の人たちは、どっちかっていうと許された時間にコンパクトに話すっていうそういうふうなことがあまりできてないような気がしてて、自分は普段の授業で鍛えられていたから他者の時間を食わない程度な時間をちゃんと取って、
あと聞き手の立場を意識しながらできるだけいろんな人にも通るような言葉で話したつもりです。そういうのはできてたけど、このハイスペックな参加者ほど分かりにくい言葉で周りを置き去りしながら大量の時間を消費しながら話しされるっていうことがありまして、自分は内容は拙いんだけれども話し方っていう点では授業での訓練が生きているなっていうふうに感じました。
それから4番目の発見としては、対話っていうのが最も学びを深めるということですね。これは今回自分が生徒の立場になって参加したということで初めて対話の持つ力を骨身に染みて痛感しました。
講義の時間だけではなくて、自主的な勉強会にも必ず参加して、そこで生まれた仲間との対話っていうのが本当に深い学びになりました。やっぱりこの仲間とは時間をかけて安心安全な場作りをしてきて、その上に対話を重ねてきたので、本当に生徒の立場になってどういうことが勉強になるかっていう、そういうのを実感したっていうのは大変に大きかったと思います。
ということで対話っていうものの素晴らしさを生徒役として実感したっていうことは自分の授業にも生きてくるんじゃないかなって思います。
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全体を通してこの経験を通じて自分が気づいたことっていうのは、学校の先生であるっていうことは全然優れたことでもなんでもない。ただ狭い世界の中でちんまりと生きているだけだっていうふうに思い知りました。
自分の小ささを知るっていうことができたのがこの講座の最大の収穫であったと思います。
グロービス経営大学院はMBAを取ることもできるんですけれども、自分の本丸である国語教育に割く時間が犠牲になるというふうに判断して、MBAまで取るというふうなことはもちろん考えてなかったんですけど、断念しました。
人生100年時代退職後に第二の就職をするっていうつもりだったら考えてもいいかなと思うんだけれども、そういう第二の就職をする上でも経営学に飛び込んだっていう、外の世界に飛び込んだっていうこの経験は大きかったなと思います。
もし大学生に戻れるんだったら経営学を学んでいたかもしれませんね。それぐらい学べることが多い世界だったと思います。
私もベテラン中のベテランになってきたんで、分かったつもりになりやすい、そういう落とし穴があると思います。
だからこそ、アウェーで学ぶ経験っていうのはとても重要だったと思いますね。
特に学校の先生は、学校の先生同士でまとまるっていうパターンに陥りやすいので、全くアウェーの世界で格闘をしてみることに価値がありました。
年取って疲れやすくなったんですけれども、思い切ってアウェーの世界に出つつも、上手に健康を出さない程度のペースで学びを積み上げていくということを積み上げていきたいと思います。
今回の配信は、前も配信したと思うんだけれども、やっぱり改めて自分にアウェーの世界の大切さを肝に銘じたいと思います。
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それでは、今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。