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458_爆速処理なんていらない。必要だったのは、問いを重ねることだった。
2026-06-13 10:15

458_爆速処理なんていらない。必要だったのは、問いを重ねることだった。

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「Claudeに課金して、撃沈しました」——そんな正直な経験談から始まる今回のエピソード。SNSで飛び交う「AI爆速処理」の話にひっかかりを感じ続けてきた理由が、ようやく言語化できました。授業づくりという仕事に必要なのは、効率化でも自動化でもなく、曖昧さを抱えながら問い続けるプロセスへの「併走」でした。AIに委託できる作業と、委託してはいけない問いの区別についても話しています。

 

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#今日も明日も授業道 #国語教育 #AI活用 #授業づくり #教師のウェルビーイング

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は458回、爆速処理なんていらない。必要だったのは、問いを重ねることだった。というタイトルでお届けしたいと思います。
最近、このノート記事を書いたんですけど、このノート記事を元に、今日はポッドキャスト配信したいと思います。
実は、私、SNSを開く度に流れてくる、生成AIのバージョンアップによる爆速処理、ルーティン化とか、そういった情報処理の最先端のお話にずっと引っかかりを感じていて、
なんでこんなにモヤモヤするんだろうと思っていたんですけど、その正体がやっとわかったというお話です。
SNSは本当に毎日のように、生成AI周りの話が流れてきて、すごいなっていつも思うんですけれども、どっか自分の仕事と噛み合わないなっていうような、そういう感覚に襲われておりました。
だいたい私たちの授業というものは、ルーティン化できるようでいて、特に国語化、ルーティン化できないですよね。
例えば私だったら、授業やる、過去にやったことあります、じゃあワークシート引っ張り出して見てみようかと思って、3年くらい前のものを見るんですけれども、
うーん、今のクラスの生徒の実態に合わないなということで、すぐに5秒くらいで書き直す決意をするわけですね。
しかも作り手である私自身が3年前と違って成長しているので、もう本当に3年前のワークシートを見ると、いやもうちょっとこういうふうにした方がいいわというふうに勝手に手が動いてしまうということで、
最初はちょっと書き直そうかなと思っていたものが、もうフルモデルチェンジみたいなことがよくあるわけです。
教えるということは人間相手ですから、相手の生徒の実態も変わるし、先生自身も成長して変わり続けるし、動的なもの同士の掛け合わせになってしまうので、ルーティン化というのがほぼ難しいなと思います。
これが例えば理科とか社会とか数学とかだったらある程度のルーティン化ができるのかもしれませんけれど、国語の場合は教材も変わってきますし、もう本当にルーティン化できないなというふうに思っています。
そこにSNSで流れてくるような自動化とか型とかスキルとかルーティン化とかそんなことを言うと、なんかちょっと違うんだけどなーって大切なものがこぼれるんだけどなーっていうふうな思いがしてきます。
だからこのAIっていうものの使いどころはいっぱいある中で、私自身の中で何かちょっとこぼれ落ちるものがあるんじゃないかっていうふうなモヤモヤ感をずっと抱えていたわけですね。
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話は変わりまして、クロードっていう生成AI、これが本当に4月5月ぐらいに爆発的に人気になりまして、私もその自流に乗って試しにっていう気持ちでクロードに課金しました。
結果的に激賃しております。
理由は3つあります。
1つ目、操作感とかクロードコードっていうそういうモードが前回課金していたカーソルっていうAIエディターととてもよく似ておりまして、もうすでにカーソルをある程度使いこなすまでは言ってないけど使っていたために、これはもうやったことあるわっていうようなそういう感覚がありまして、
新しく習得するっていうことの期待感があんまなかった。クロードでもできるじゃんとかね、カーソルでもできるじゃないとか、カーソルの方がこんなことができるわとか、そういった感じがしてちょっと期待感が薄れちゃったっていうのがあります。
2つ目、せっかく課金したんだからっていうふうに思って思い切って無茶振りを仕上げてみたら、処理しきれずに途中で止まったりとかそういうことが多くて、
爆速どころじゃなくて、これ自分で手作業でやったほうがいいんじゃね?みたいなそういう局面が生まれたっていうのがありました。
それから3つ目、そもそもAIがうまく働かなかったっていうことは結構ありまして、スキルを使っても思ったような結果が返ってこなかったっていうことがあって、
これ自分自身の使い方が未熟だったんじゃないかなと思います。まだ使いこなれてなかった。
でも過去使ったAIっていうのは最初から結構なパフォーマンスを発揮してくれたんで、苦労度っていうものに慣れてない、使い方が未熟っていうのはあるにしても、
ちょっと私としては最初から上手に使えるっていうようなインターフェースじゃなかったんだろうなって思いますね。
ちょっと熟練が必要だったのかもしれませんし、あとアンソロピックが世界中から大量のアクセスを受けていて、動作が不安定だったっていうのもあるんじゃないかなと思います。
5月から使い始めたんですけど、半月ぐらいは空回りの状態が続いて、自分にこの苦労度向いてないのかもしれないっていう感覚がじわじわと積み上がってきて、
日本語が美しいからっていう前評判だったんですけれども、そこまで実感するっていうところには行き着かなかったんですよね。
このことをちょっとAIに相談、ジェミニに相談しましたところ、エンジニアが爆速処理っていうときは、コードとか記号とか情報処理の話がメインだから、
授業作りっていう、コードに文脈依存なクリエイティブな作業に、そういう効率を持ち込んでうまくいかないのは当たり前なんじゃないんですかっていうふうに言われて、
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それを一緒くたにしていた私が愚かだったなっていうような、そういったこともありました。
で、それにも関わらずAIを使いながら自分のこの事業作りをどんどんやっていったんですけれども、思ったことはやっぱりタスクを処理してもらうことでも、爆速情報処理でも結論を出してもらうことでもなかったんですね、私の求めていたものは。
私が向き合いたいのは、過去の自分の取り組みとかワークシートを眺めながら、あの時これがうまくいかなかったのは何だったんだろうとか、じゃあこれにしたら何とかなるかなとか、ずっと考え続けることに意味があったと。
曖昧や迷いを抱えたまんま、より良くしていくっていうふうに問い続けること自体が、授業作りの本質だったんだなっていうふうに思ったんですね。
だから結論をAIに任せるんじゃなくて、その問い続けることにAIを搬送してもらって、一緒にいてもらって、時々自分の悩みとかをAIに尋ねながら、
AIが帰ってきたことを参考にして、こうすればよかったんだってヒントをもらったりっていう、そのAIに仕事を任せるんじゃなくて、AIに並走してもらいながら自分の問いをどんどん深めたり、それから方向性を変えてみたり、そしていろんなヒントをもらったりっていう、その営みこそが自分にとって求めているものだったんだということが分かってきました。
だから爆速処理でも丸投げでも効率化でもなく、一緒にいてもらう、並走してもらうっていうことが、私とAIとの関係を一番よく言い表しているというふうに思いました。
だから私が本当に大事なのは、問いを持ち続けることが一番大事で、自分の曖昧な部分とかもやもやした部分を問いに変えて、AIに並走してもらう、AIと一緒に考える。
そのAIの答えをもとに、私はこっちの方なのかなっていうふうに直感したら、それをAIに投げかけてまたお手伝いをしてもらう。
ということで私が求めていたのは、爆速処理とは違う次元の話だったということだったんですね。
この試行錯誤そのものが授業づくりの本質だということがよく分かりました。
だからやっぱり授業というのは問いの連続でできているし、生徒自身も考えるということは、問い続ける力を育てるということになるし、
やっぱりAIと私、対話を重ねながら、問いを重ねながら授業を作っていくというのがしっくりくるなというふうに思いました。
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ということで、世間が爆速処理とか効率化とか、こういうことができたとか、結果を求めていく中で、自分自身の問いを大事にしていくということ。
これが今の自分にとってとても大事だなというふうに分かってきたので、流行りのツールに振り回されず、自分にとってAIというのはどういうふうな関係性が一番心地いいのか正解なのかというのを探りながらやっていきたいなと思いました。
ということで、落ち着かない気持ちが落ち着いたかなと思うので、またまたAIと向き合いながら、たくさんのヒントをもらいながら授業をより良くしていきたいなと思っています。
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それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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