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2016-05-17

第199回「ゲスト対談:宮城大学 事業構想学部長 風見正三教授」

人と自然が共生する社会をつくる「新コモンズ論」を語っています。


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経営コンサルタント 中井隆栄の 幸せな成功者育成塾
ポッドキャスト 経営コンサルタント 中井隆栄の 幸せな成功者育成塾では、
農科学、心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
この番組は、経営コンサルタントであり、幸せな成功者育成塾 塾長の中井隆栄がお届けします。
皆さんこんにちは、中井隆栄です。
この番組では、私がこれまでに800人以上の経営者の経営相談、人生相談に応えてきた中で、
確実に成果を挙げた、ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功を実現するためのノウハウをベースにして、
リスナーの皆さんや、熟成の皆さんからの質問に、私のオフィスやスタジオ、セミナー会場などから直接お答えします。
リスナーの皆さんこんにちは、コンサルタントの中井隆栄です。
今日はですね、宮城大学の事業構想学部教授である、
そして、この4月から学部長になられました、風見正三先生をゲストにお迎えをしております。
では、風見先生よろしくお願いします。
はい、こんにちは。
簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。
はい、わかりました。ご紹介いただきまして、宮城大学の風見でございます。
私、実は最初から大学教授ではなくて、20年ほど大手税農工房の体制建設という会社なんですが、
そちらの方で都市開発、そういうものを手掛けてきました。
ちょうど1992年に、実はアースサミットという大きな地球規模の国際会がありまして、
そこで社会にもっと貢献したいという思いで、ちょうど今から2008年に大学に就任するんですが、
その8年前くらいからですね、大学教授になるためにはどうしたらいいかということで、
それでしっかり戦略を考えて、8年間ドクターを取り、いろんなマーケティングをしながら、
大学教授に無事2008年になりました。それまで大学経験はありませんので、それもとても珍しいことだと思うんですが、
それから2016年、約8年後に、学部長ということで、とても大きな責任の職に就いたんですけれど、
一般的に私は大学教授というと、すごい真理を教えているんですけど、私は実務型の大学教授なので、
いろんな自治体の都市のコンサルティングだとか、町づくりを実際に手掛けたりしておりまして、
特に2011年に震災がありまして、私は本当にそこで命を落としたかもしれないので、
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それ以降は本当に震災復興の町づくりをやってきました。
未来の子どもたちに、自然をちゃんと立脚した地球規模の、それをガイアと呼んでいるんですけれど、
ガイア的な思想で、町づくりや都市経営をするような人材を作りたいという思いで、
今、これからいろんな人材育成も大学だけではなくて、したいなと思っているところに、
ちょうど中井先生の中井宿を知りまして、こちらの方で、より広い人材育成をしていくためには、
自分が何をすべきか、今それを考えつつ、また大学の教育と、そういった私塾的なものも含めて、
今、進めていきたいなと思っているところです。
はい、ありがとうございます。今ね、中井塾13期、真っ最中なんですけれども。
ありがとうございます。
いろいろヒントというか、ご自身が、いろいろ町づくりの規模ですよね、
大きな規模の町づくりをされていると思うんですけれども、
特にこの事業構想学部というのは、そういう意味合いのところですね。
まったくその通りです。
中井塾、ヒントになりましたか?
はい、中井塾で一番ヒントになったのは、特にセルフイメージを作っていくわけですけれども、
自分自身が思っていると結構高いんじゃないかなと思っていたんですけれども、
実はやっぱり自分が、より大きなことをやるということを制限したと自分に気づいて、
学部長というのも実はちょうどその事故を始めて、3ヶ月ぐらいですかね、
もうそんなような出来事で、自分もちょっと驚いているんですけれども、
やはり自分自身が本当に社会的に何をやりたいのか、いろんな仕事は受けてしまいますけれども、
それは特に仕事の肩の状態でしたので、そういう自分がちゃんとどの道を選択するのかという、
確固たる司法論というのはなかなか見当たらなかったので、
中井先生のいろんなご指導の中で、特に農科学の分野で、
やっぱり潜在意識というものが人間を決めていますので、
やっぱり自分がもっと外野的なことをやりたかった、
もっと経営、町づくりにふとわずいろんな行政、政治の人もいますけれども、
そういった地球というものを大事にする、そういう経営者、
町づくりの先端に立つリーダーを作りたいなという、
それが明快に見えてきたのは、塾でもう一度自分を見直したということじゃないかと思います。
はい、ありがとうございます。
まさに事業構想学部というのは、町づくりを実際にやっていく上での人材を作られているわけですよね。
そうですね。
学生さんはどんな方が行われるんですか。
一般的には国公立、県の作られた大学で、国公立経営学部、経営なんですね。
ですから、これちょっと面白い話は、経営学部というのは経営を学ぶんですよ。
当たり前ですけど、事業構想というのは何か、それは事業を学ぶんです。
事業の作り方、これ高橋先生のお便りになると非常に近いと思うんですけど、
まさにビジネスモデルを作り、事業を、経営というのは組織ですけど、
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むしろ事業というのはプロジェクトなので、プロジェクトをどう実現するかということを一応教えているということで、
とても高橋君に近いような気がするんですけど。
ありがとうございます。
その意味では、文系、経済、経営系の人が来るんですが、
実はいろんなまだ方向が定まらない人が来ていて、
それをどうしっかりと道を見極めていくかということも重要なんですが、
最近やっぱり多いのは、地域のために自分を貢献したいとか、社会を変えていきたいとか、
そういう人材を応援していきたいなと思います。
今、何人くらいいらっしゃるんですか、この学部自体は。
学部自身はですね、今ちょうど、まさに経営系への事業計画ということで100人、
デザイン情報というのはデザインと情報とシステム、それで100人、200人なんですが、
宣伝させていただくと、来年の4月、2017年4月から改装、大学改革をしまして、
事業構想学部というのは筑波大学のような仕組みになって、
そこに事業プランニングと価値創造デザインと、
あとまさしく私がこれから専門している地域創生学学類なんですが、
学科のようなものです。それ3つができまして、
そういう意味でよりセグメントされた事業プランニングをやる人、
ある意味では価値を創造するクリエイターの人、
地域創生、地域を活性化するリーダーになる人材というのを作るので、
それを段階で進めるためにも、私自身が学部長になった経緯があるので、
今、そういう意味でそれを組んでいくためのいいシミュレーションにもなっています。
なるほど。学部長って大変ですよね。
大変ですね。
何から何まで言ったら、社長じゃないですか。
そうですね。長らく大きな1万人の会社におりましたから、
そういう部長までやりましたので、管理は分かっていると思うんですが、
大学ってマネジメントする人があまりいないので、
何となくいつの間にか副学部長を4年やっていましたから、
回ってくるかなと思ったんですけど、準備ができていなかったんです。
やっぱり受け取る準備ができて、この塾の影響が大きいと思います。
やっぱり受け取って今思うのは、本当に組織というのは内向きなところもありますけど、
結局はビジョンを共有していかないといけないので、
大学はそういう意味では、いろいろな基準編集になっているので、難しいんですけど、
もう一度マネジメントに取り組む時期から、
学部長になるというのも、なかなかそんなにない運命だと思いますから、
それを機に社会により貢献できるようなことができればなというふうに思っています。
素晴らしいですね。ぜひいい学部を運営していただいて、
全国の大学の見本に貫くようにお願いしたいと思うんですけども、
最近まだ本を出されたということで、8冊目の著書を出されたということなんですが、
今回はどんなテーマなのですか?
ぜひ読みいただきたいと思います。新コモンズ論ということで。
コモンズ論。コモンズどういう意味ですか?
コモンズというのは、一般的に共有地のことを言うんですが、
みんなで一緒のものを大切にしていこうという概念で考えてもらうので、
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例えば街でもそうだし、学校もみんなのコモンズだと思えば、ゴミは落としませんよね。
ですから地球もそうです。地球もグローバルコモンズなので。
そういうコモンズという考え方から、街を良くしよう、社会を良くしようということを書いてあるんですけど、
この副題がですね、8つの幸せなコミュニティをつくる、
幸せなコミュニティをつくる8つの実践ということなんです。
これも実は最後のタイトルを決める頃が、この中にリンクしてありまして、
幸せという言葉を使えるような自分が、やっぱりそこを目指しているので、
それは中橋先生とも一番気が合うところなんですけれども、
幸せな地域をつくるためにどういう実践をしていくか。
私がトークでやっているシードベル・ニコロさんと一緒にやっている森の学校という事例が今あるんですけれども、
そういうものも含めてたくさんの事例が入っていますので、
ぜひそういうところで自分がこんなことができるんだというヒントが集まった本ですので、
ぜひ読んでいただければというふうに思います。
中央大学出版社というところから出ておりますので、
Amazonで進行文字を載せていただくと、
予約販売だったんですけれども、もう大丈夫だと思います。
3月末日ギリギリに出ましたので、よろしくお願いします。
今ちょっと話が出ましたけれども、それも聞こうと思ったんですけれども、
シードベル・ニコロさんと森の学校、
ありがとうございます。
自然をテーマにした小学校ですか。
小学校と中学校を2つ作りました。
それは実際に宮城県の方では動いているということですか。
そうなんです。3.11、2011年でしたけれども、
学校を作るのにこんな時間から止まらなかったんですが、
震災復興の前からお手伝いしている東松島というところで、
ちょうど小学校が流されまして、本当に悲しい思いを伺う学校だったので、
でも皆さんご存知のように高台に移転するので、
森に行くんだったら、やっぱり自然に本当に密着した学校を作ろうということで、
かつてから信仰になったニコロさんと一緒に、
アースデイというところを連れてつながっていたんですが、
完全木造の学校を作ろうということで、
やっぱり大自然の英知があれば、震災から人災を免れたところがたくさんあるんですね。
遠くで縄文の遺跡はほとんど水没していませんし、
珍珠の森もほとんど水没していないんです。
ですから昔からの英知、それはやっぱり自然の学びだったり、
地域とともに子どもたちを育てていく、完全木造、素晴らしい学校なので、
これが12月にできます。
これは私、基本計画、基本構想を全部作ってきまして、
これから実はそういう自然を立脚、自然立脚した学校を作ろうというパートナーが
アソシエイトを作ろうと思っています。
コーディネーター、例えば自分が炭焼きができるとか、
いろんなアートセラピーができるとか、そういう多能な人たちを、
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学校を教員だけに任せずに、地域の人とか、
そういう専門家でみんなで育てていくというのが僕の試みなんです。
ですから形はできますけど、むしろ本当の教育のプログラムはこれからなので、
私も推進アドバイザーで半分も就寝なので、
これをぜひ作っていきたいので、中井塾ともいろいろ提携していきたいと思いますけど、
たくさんの子どもたちにどういう未来を与えるのか、
それの新しい教育のチャレンジだということで、
NHKのワールドであるとか、クローズアップ現代にも取り上げていただいておりまして、
ぜひ皆さんにこの新しい震災から生まれる新しい自然と一体となった教育というものは
みんなで実現していければなと思っています。
それは学校は公立の学校なんですか?
そうなんです。そこもすごい重要なポイントですよね。
私立の学校だったらあるんじゃないの?って思いますけど、
公立学校ですから、公立学校でやる意味は、公立学校でこれを作っていけば、
次にどこでもできるわけですよね。
全国に広めたいので、森の学校を全国に展開する仕組みを今作っていて、
それとそれを助けてもらえる人たちのそういうものも含めた、
ちょっと仲良い塾を見本にしながら、そういう塾をそこに開いていって、
そこに皆さんが参加できるチャンスを作れればというのが今の一番のビジョンですね。
素晴らしいですね。
ありがとうございます。
風見先生のイメージだと全国に一つずつぐらいですか?もっとですか?
世界中に。
素晴らしいですね。
世界も注目してくれているので、
自然が全て一つの答えを教えてくれているので、
もう一つそこから帰った経営も生態系だし、
いろんなものが生態系を基準に変えていけるような、
本当の意味でも幸せな経営者とか、幸せな地域ができればということで、
同じ方向を共有しているのではないかと嬉しく思っています。
ありがとうございました。
今日は宮城大学事業構想学の学部長であり、
教授でもある風見正三先生に来ていただいて、
素晴らしいビジョンのお話をしていただきました。
風見先生どうもありがとうございました。
ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
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