2025-06-12 10:20

252 道徳の振り返りにNotebookLMの音声概要を使ってみた。

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先日、道徳の授業でまとめた生徒のコメントをNotebookLMの音声概要データにして、次の時間のフィードバックに使ってみました。生徒の反応は・・・

サマリー

このエピソードでは、中学校の道徳授業におけるNotebookLM音声概要の活用方法が紹介されています。デジタル教育を通じて、生徒の興味を引き出し、地域貢献やプロスポーツのテーマを取り上げながら、AIを使った新しい学びの形を探求しています。

道徳授業の試行錯誤
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は250回、道徳の振り返りにNotebookLMの音声概要を使ってみた、というタイトルでお届けしたいと思います。
私は中学校3年生の担任をしていますが、中学校の担任になってから道徳の授業があって、
これが私としては初体験なので、道徳の授業に宿泊しています。
やっぱり道徳の授業は、生徒自体に合わないから、自分で作り変えて、自主教材で展開していたんですけれども、
生徒の発達段階にあまりマッチしていなくて、どうも上手くいかない。
そこでいろんな形を試行錯誤したのが去年の中学2年生。
その試行錯誤の甲斐がありまして、デジタルシティズンシップ教育を道徳でやったというのがかなり大当たりだったので、一定の成果がありました。
そして今年は何をしようかなと考えて、道徳の教科書をめくって、よくよく読んでみたら、
意外と道徳の教科書編参というのは、本当にずっと中学生を理解し続け、そして道徳について造形の深い先生方が書いていらっしゃる教科書なので、
この教科書が一番生徒自体に合っているのかもしれないと思い、ちょっと不本意ながら道徳の教科書の一番最初からやってみようという、
そういう基礎、基本に立ち替えることになりました。
親切なことに、最近ではデジタルでワークシート、それから補助教材なんかがかなり丁寧にデータいっぱいダウンロードできるようになってまして、
それを私、ダウンロードしてリメイクしながら使っています。
初回がヒカキンさんというユーチューバーの生き方について扱った道徳なんだけど、私はヒカキンさんというのをよく知らなかったんだけど、
ヒカキンさん知らないから教えてっていうところからスタートして、生徒よく知ってましたね。
そこからスタートして、本文を読みながら考えを聞いたり、考えのバージョンアップを図ったりということをやりながらやってるんだけど、
意外と生徒に興味関心を示すので、この道徳の教科書ネタっていうのが意外と生徒に近いということが分かりました。
ということで、ベテランで何十年も生きている私からしたら、こんなのどうなのって思うようなそういったコンテンツであっても、
中学校3年生の発達段階をよくよく考えた上での道徳の教科書の編参だったということで、今回は道徳の教科書を中心に展開しています。
地域貢献とプロスポーツ
先日やったのが、地域貢献×地域のスポーツ団体スポーツプロスポーツチームについてのテーマの文章だったんですけれど、
この文章を読んで地域貢献について生徒に考えさせるということがテーマだったわけですね。
幸いなことに、うちの広島っていう地方には様々なプロスポーツのチームがあります。
広島カープはもちろんのこと、サンフレッチェ。
それからバレーボールではサンダースっていう有名なチームがありますし、バスケットボールではドラゴンフライズがあります。
その他にも、ちょっと名前は覚えてないんだけど、プロの女子サッカーのチームもあるし、ハンドボールのチームもあったり、
それから自転車競技のチームもあったり、他にも多分いろいろプロスポーツのチームがあるんじゃないかと思います。
生徒に出させたらポンポンポンポン言ってたんで、この広島っていう県はプロスポーツっていうのがとてもいっぱいあって恵まれているんじゃないかなって思いました。
いろいろなプロスポーツのチームが地域に貢献しているっていう事例を学習した後で、生徒に地域貢献の具体例をいろいろとネットで探させて発表させて、
自分たちが実際に大人になってやってみたいプロスポーツチームと、それから地域貢献のコラボをロイロノートに書いてもらって終了しました。
生徒にそうやって自分たちの興味関心から地域に役立てるっていう、そういう視点を植え付けるっていうことについての道徳の授業だったと思うんだけど、
生徒はノリノリでやっておりまして、それをロイロノートに提出して、次にフィードバックしようというところで授業終わったわけですね。
私の方にはもう目算がありまして、生徒にロイロノートでキーボードで打ちながら書いてもらったデータ、これはやっぱりデジタル処理しやすいようにお願いしたわけですね。
そのデータをもとにロイロノートの提出箱からPDFでダウンロードします。
当然無記名にしてダウンロードします。
そしてノートブックLMっていうAIにそのデータを放り込んで、最近は皆さんも知ってるかどうかわかりませんけど、
ノートブックLMの方でそれを総合化して音声概要という名前でまとめを対話形式で出力してくれるわけですよね。
だいたい6分程度の音声概要データが5分ぐらいで取得できるようになってます。
これは男性の声と女性の声、大人の男性の声と女性の声で対話しながら取り入れたデータについてのまとめをやってくれるわけですよね。
本当にわかりやすい話し方で、フィラーっていうようなものもあちこちに入っていて、自然な話し方で。
わりかし的確に内容をまとめてくれていて、これはいいわと思って、道徳のその生徒の記述を全部音声概要データにして出力して、次の時間聞かせました。
AIにまとめてもらったんだけど、みんな聞いてみようねってことで生徒を指してね、期待もせずにああAIかっていう感じで聞いてたんですけど、
音声概要のデータを再生し始めて生徒はシーンってなりましたね。え?っていう顔して。
とてもクリアでわかりやすいし、とてもAIが喋ってるような感じじゃない自然な話し方だったと思うんですね。
6分間自分たちの手出箱に出したそういったデータをまとめて、概要に流したものを聞き終わった後、生徒に感想を聞きました。
そしたら、とてもAIが処理したとは思えない自然な話し方だった。それから対話形式でとてもわかりやすかった。
自分たちがやってきたことがあっという間にまとめになるというのはすごい。
自分たちではこんなまとめはできない。AIの力はすごい。
というような感じで、自分たちがやった細切れの情報がつながりをもって、わかりやすく自然な形で対話形式で出力できるということにすごく驚いた様子が見えました。
私が最も優れているなと思ったのは、最後の終わりがオープンエンドで終わっているところ。
問いかけで終わっているところなんですね。
じゃああなたたちはこうこうこういう方向がいいですか。それともこうこうこういう方向がいいですか。
これはあなたたちで考えていきましょう。みたいな感じのオープンエンドで終わっていたんですね。
そこに気づいた生徒もいて、最後は考えさせる内容で終わっているというところがAIじゃないように感じたというようなコメントをしている子もいたので、そこは私が拾って、
オープンエンドで終わっているというところが皆さんに考えさせる内容になって、皆さんへの投げかけとなってますねというようなことを言いましたね。
ということで、AI恐るべし。授業のまとめとフィードバックが音声概要であっという間にできてしまうということで、生徒もそれには聞き入っていました。
さらにわかりやすくしようと思ったら、この音声概要データをキャンバーに流して、適切な画像とともに動画にして流すと、
視覚にもそれから聴覚にも訴えて効果はとても高いんじゃないかと思いますが、動画にすると時間がかかってしまうので、
次なる展開は生徒のまとめたPDFファイルを音声データと適切な画像付きで流すという展開が求められるというか、
もうすでにできてるんじゃないかと思うんだけど、多分課金しないとダメじゃないかなと思うんだけど、だんだんそうやって生徒の考えをフィードバックした動画ができる時代になってきたんじゃないかなと思います。
ということで、AI恐るべし。学校現場はどのように変わっていくんでしょうか。そして、どうやって適切にこのAIのデータを使い、生徒の思考力を伸ばしていくのか。
まず、私が頑張って勉強して、ここはAI、ここは生徒に考えさせるっていう、そういう適切な判断ができるようにAIについて学んでいかなければならないと思いましたね。
これも私のこの配信のテーマ、今日も明日も授業堂っていう、そういう研究姿勢をずっと継続させていかなければならないということにつながるということで、まとめとしたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
10:20

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