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2026-02-14 11:45

407_どんな学習指導要領の改編があっても(後編)~コンテンツベースで主体性を喚起、その後コンピテンシーベースに落とし込む~

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皆さん、こんにちは!前回お話しした学習指導要領のコンピテンシーベース化、落とし穴があるんじゃないかっていう話の続きです。今回は私の8年前の実践「ナンバー2に学ぶ」を例に、まずコンテンツで生徒の主体性を引き出し、その後にコンピテンシーベースに落とし込む方法をお話ししますね!生徒の「学びたい!」気持ちが何より大切なんです。

#学習指導要領 #コンピテンシーベース #国語教育 #主体的な学び #教育実践

 

サマリー

このエピソードでは、学習指導要領の改編について、コンテンツベースから主体性を喚起し、その後コンピテンシーベースに移行する実例が紹介されます。具体的には、ナンバー2に学ぶ単元を通じて、生徒の主体的な学びを促進し、社会での実践に結びつける方法が探求されます。

コンテンツベースからのアプローチ
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は407回、どんな学習指導要領の改編があっても後編、コンテンツベースで主体性を喚起、その後コンピテンシーベースに落とし込む、というタイトルでお届けしたいと思います。
前回の配信の続きになります。実は私、先ほど髪の毛をカットしに行きまして、さっぱりした状態で配信しています。私は実は美容院ではなくて理容院に行っているわけですね。
このことについてはいつか配信したんですけれども、やっぱり美容院はとってもゆっくり丁寧に時間をかけてカットしてくれるので、せっかちな私のペースに合わないというのと、ヘアカラーとパーマを一緒にすると髪が痛むので、パーマを当てないことにしまして、
ヘアカラー一択でやっているから、別に美容院に行く必要はなくなったということと、理容院に行っているんだけど、今担当してくれる利用者の人が非常に技術が高いので、安心して任せられるという点と、
あとはシェービング、毛剃りをしてくれるというのと、とってもリーズナブルなお値段だということで、理容院に行っております。非常にさっぱりしてお肌もツヤツヤになって帰ってまいりましたので、気持ちよくこれから配信していきたいと思います。
前回の続きなんですが、前回はコンテンツベースからコンピテンシーベースということを大きく謳っている今の学習指導要領、落とし穴はあるんじゃないかという、そういった危険性についてお話ししました。
簡単に要約しますと、コンテンツベースからコンピテンシーベースへ移ったことによって、生徒の主体性喚起するような、そういった目標を立てていない学習指導案が多くなり、学びが空転するんじゃないかというようなお話でした。
今回はコンテンツベースでまず主体性を喚起し、その後コンピテンシーベースに落とし込んではいかがですかという、そういったお話を、私が8年前にやった実践例を元にお話ししたいと思います。
ナンバー2に学ぶ実践
きっかけは、フェイスブックで8年前の投稿が出てきたんですね。フェイスブックはこんなふうに、何年か前の投稿を突然出してきて、昔を振り返るということを、それとなくしてくれるという、大変いいサービスがあるわけですけれども、
8年前にナンバー2に学ぶという大単元を構想して、四季の孔門の会と平家物語の基礎の最後の読み比べ大単元をやり抜きました。
あの時、この単元を着想したきっかけは、どう考えても古典に出てくる孔門の会の英雄、そういったものに対して生徒自身の実態からすると、なかなか共感できないものがあるんじゃないかと。
そういったところの疑問から、生徒たちが、この孔門の会とかそういったものに対して、自分たちの問題に引き付けるにはどうしたらいいかということをずっと考えてきて、英雄とかトップにのぶりつめた人を中心に置くんじゃなくて、それを支えた人物というところに着目して読み解いたらどうだろうかと。
こういうふうに思いついて、単元を構想し始めました。
あの時、私が赴任した学校の生徒たちは、優秀なリーダーたちの後ろでちょっとした劣等感を持ちながらも、リーダーたちをさりげなくカバーして仲間を大切にするということをまず優先する。
自分たちに引き目を感じながらも仲間を大事にして、自分たちは例えばちょっと下がって、そして目立たないように仲間を大切にしながら献身的にチームを大事にするというようなそういうタイプの子が多くて、だからこのナンバー2という言葉は非常にいいんじゃないかと思って単元を構想しました。
導入部分に永井美智子さんのナンバー2というものについて書いた小さい文章があったんですけど、それから導入したんですけど、見事に生徒に刺さりまして、歴史を動かすのはナンバー2だというふうに、永井美智子さんがそこで説明している文章なんですけど、これ見事に刺さりまして、これからナンバー2やるんだというようなことで始まりましたね。
だから式の講問の回でもサブキャラクターに注目しようねということで始めたので、生徒たちは本当にサブキャラに注目してよく読んでました。
そのサブキャライコールナンバー2なわけですけれども、その物の見方考え方で自分の立ち位置を見直して最終的には社会についても考え、そしてこれからの自分の生き方というものについて結局考えるというそういうふうな単元になったんですね。
この単元については日本国語教育学会の夏の大会でも発表させてもらいましたし、学びとビーイングという書籍でも書かせていただきました。私はこんなふうに生徒の心を揺さぶる問い、生徒の心を揺さぶる目標をまず真ん中に置きたいということが第一で単元を構想し続けてきました。
だから今回もナンバー2に学ぶという単元のこの立て方はやっぱりコンテンツベースですよね。
このコンテンツベースになっているということで、これを批判的に見る人もいらっしゃるんじゃないかなというふうに思いますけれど、果たしてコンテンツベースっていうのは良くないことなんでしょうか。
まず生徒を主体的にして、そして生徒がそれに意欲を持って取り組まなければ学びというものが有効にならないんじゃないか。有機的に働かないんじゃないかと思うんですよね。
もしこの大単元がコンピテンシーベースだったら、例えばですね、様々な古典の作品を読んで比較し考察を深めようというタイトルだったら、生徒が本気になったかというと、本気にならないと私は断言できます。
そういった生徒をいくつも見てきましたので、やっぱり生徒の心を揺さぶる問いを、課題を授業の真ん中に置きたいと思っています。
そしてそれがどんな学習指導要領の改変があっても、そういうふうに思っています。
そしてこの単元はどう続いたかというと、やっぱり複数テキストを読み覚まして、江戸と隆法の今回は公文の回だったから江戸本義だったわけですけども、それだけじゃなくて、
その式を現代語訳付きの本文を読んで、今回の登場人物が登場しているところを全部ピックアップして、その中で使えそうなところを自分で上手にリメイクしまして、教材化したんですね、再編成してね。
長寮と、それから半海と、それから半蔵と、それらを比べたりなんかして、No.2に対する考察を深めるという単元設定をしました。
それから基礎の最後では、基礎の吉中だけじゃなくて、今井志郎をしっかりリークさせて読ませました。
その両者の比較からNo.2というもののあり方について生徒に考察させて、その考察から言えることを最終的な課題にしましたところ、今の社会でもNo.2という人の活躍によって組織が良くなっているじゃないかとか、
トップのリーダーが独創したためにダメになったっていうようなそういう風な新聞記事があったじゃないかっていうように、生徒自らが社会を見つめ直したり、
それから自分の部活動の中でも強力なリーダーシップを発揮して仲間がついてこないということがある。
私はその間をつなぐ存在になりたいというようなことを書いたりとかして、もう知らず知らずの間に学んだことを実社会で生きて働く力にしたと、そういう風な大胆言を構想し実施することができました。
主体的な学びの重要性
そのために生徒たちは読んだり、友達と討論したり、それから自分自身で考えて作品を作ったり、読む聞く話す各が有機的に連動して単元を構想し、生徒はその単元をしっかり主体的にどんどんどんどん進んでくれました。
私が思っていた以上に社会のことについて考察し学んだことをそれに当てはめていました。
当然振り返りにはなぜそういう風な作品を書くようにできたのか、学びが深まったのかというようなことを書いてもらったんだけども、もちろん読み比べをしたとか、友達と話し合ったとか、色々な観点から考えて、
そして自分で分析表を作ったからとか、あとは表現に着目したからとか、主体的に意欲を持って学んだからこそそこにスキルが発生し、自覚的になった。
そういう風な結果を得ることができましたので、やっぱり生徒を主体的に学びに向かわせるということが全てを解決していくんじゃないかという風に思っています。
ということで、思いつくまましゃべってきたのであんまり整理できてなくて申し訳ないんですけれども、やっぱり生徒をまず主体的にさせることによって学びを深めると次第にコンテンツベースからコンピテンシーベースへと移行し、
最終的には生徒の実質能力が上がっていき、そこに振り返りという機会を設けることで自分の学びを振り返って、そして自分が身につけたスキルを次に使おうとする、そういったコンピテンシーベースへ落とし込むことが可能になると私は思っています。
これが最も自然に学びを形成していく手段なんじゃないかなと思うんですけど、皆さんいかがお思いになられるでしょうか。
ということで思いつくまましゃべってきましたけれども、このテーマ、つまり目標の二重構造化論というのは私のライフワークになるんじゃないかなと思うので、形を変えてまたこの配信いろいろやっていくんじゃないかなと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
11:45

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