1. 高校国語について話すラジオ
  2. 81.たんげんはじめ
2025-08-26 12:38

81.たんげんはじめ

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単元はじめるときってみなさんどうしてますか?

自分は成果と展望を開くところからはじめてます。

サマリー

第81回のエピソードでは、高校国語の授業の設計や単元作りについて、なんばさんの経験や考えが紹介されます。特に、論理国語と意見文の指導において、批判的思考の大切さとその温かみのあるアプローチが強調されます。教育現場での評価や授業改善に関する実践と考えについても述べられ、特に形成的評価の重要性や、教員の努力が生徒の学びにどのように寄与するかについて深掘りされます。

高校国語の授業について
第81回、高校国語について話すラジオの時間が経りました。
この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、
普段の授業の話や、研究の話などをして、
国語科の先生のみならず、いろんな先生に、
授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。
パーソナリティのすべま、なんばむっとんです。
よろしくお願いします。
前回のところからね、期間が空いてしまったんですが、
最近、単言づくりで悩んでいるので、
実際に僕がどんな単言づくりの仕方をしているかということを
話していければいいかなと思っています。
その話をする前に、今何をしているかというとですね、
ストレッチをしています。
結構、腰痛がひどくてですね、
普段もマッサージボードっていうんですか、
足を斜めにできて、
ふくらはぎが伸びるような、
ボードとか健康器具に乗ったりしているんですけど、
今はちょっとね、猫のポーズとかをしながら、
あ、ついでにポッドキャスト撮れるなっていう、
ゆるい感じでお話をしていこうと思います。
なので、途中途中で体勢とかを変えるので、
変なことが入ってしまったら申し訳ありません。
僕、国語科なんですけど、
いろんな単言の作り方あると思うんですね。
基本的には、単言をスタートするきっかけっていうのは、
自分の場合だと、特に国語科の領域だと、
話すこと、聞くことっていう領域と、
書くことっていう領域と、読むことの領域があって、
それで一つ目の単言が、例えば読むことだったら、
ものにもよるんですけど、
次は書くことやりたいなとか、
次は話す聞くがいいなとか、
っていうことをうまくバランスを取りながら、
やりたいなって思っている立ちでして、
細かい単言というよりも、
僕、結構デカめの単言を据えてしまうことが多いんですけど、
それで、どんなことを生徒たちに必要かなってことを考えながら、
まず大体、こういう力が身につくと嬉しいなってことは、
こういうことをやっていくといいのかなみたいなところで、
指導する方向性と学習活動を基本的には決めています。
どうしても自分はどこかで実践報告をして、
自分の授業とかをどんどん改善していきたいなっていう気持ちがあるので、
例えば、今度論理学校で意見文とか、
そういう小論文系をやらせたいなって思ったときに、
まず最初に手に取るものとしては、
経済者さんから出ている国語科教育の成果と展望の3ですね、今は。
を基本的にはまず参照してみて、
例えば意見文とか、成果と展望だとね、
意見文とかの技術、過去作文とかって書いてあるんですけど、
作文の実践的な課題とか、どんなことがやられているのかっていうことを、
まずは読むところから基本的にはスタートしています。
その中で、その章をいくつか見て、
これなんか読んでみたいぞっていう論文を、
基本的にはサイニーからピックアップして、
全部ダウンロードして、
中にはサイニーで手に入らないような書籍があったりするんですけど、
その書籍とかで持ってないものとかは、
まずメルカリを見て、ちょっと申し訳ないですけど、
メルカリを見て、あとAmazonを見て、
できるだけ手に入れるようにしてから、
単元を作っていっています。
なので基本的には、もちろん今までやった単元をベースにして、
授業を作ることもあるんですけど、
単元をやる前にその都度その都度、
新しい学習活動とか勉強しながら、
批判的思考の重要性
次の単元に進んでいるような、
そんなようなイメージで基本的には単元の方は組んでいます。
で、ちょうど論文とかもね、
論理国語で意見文系を書かせたいなって、
科目の担当者と打ち合わせとかもして、
そこから今読んでいるところなんですけど、
その読みたいなっていう論文が、
20とか30とかにザラになっちゃうんですよ。
全部は消化しきれていない現実もあったりとか、
あとは自分がこう知識を蓄えて、
どう授業に落としていくかっていうところ、
あとはまだ僕も今の現任校に慣れてない部分があるので、
どこまでだったら、
こちらの指導の目標的なものと、
彼らの学習に対する価値というか維持というか、
前向きに取り込んでくれるのかっていうところの、
ミスマッチをちょっとうまく防ぎたいなと思って、
今読んでるんですけど、
なかなか具体的な指導の計画には、
落とし込みきれてないなっていうのが正直なところですね。
で、やっぱりいくつかの先行実践とか先行論を見てみると、
特に作文、意見文のものでは題材をどうするかとかね、
書き方の話だとか、あとフィードバックの話だとか、
いろんな観点でいろんな論点で整理がされていると思うんですけど、
やっぱり一番は、特に高校だと構成とか論理の展開となったときに、
学習者が作文、意見文を書くことに対する勝ちづけがうまくなされないっていうところが、
全体としても課題感として強そうだなと思いました。
で、自分はやっぱりそれを感じていて、
指導としてはやっぱり面白いと思うんですよね。
構成とか論理の展開とか、批判的なクリティカルな視点とかって面白いと思うんですけど、
生徒がそれをやったときに、僕はやっぱりその生徒たちにはですね、
冷たく批判、クリティカルなあれとか、相手を論破するためにっていうことではなくて、
もう少し温かみがあるような、そういう批判的な思考をしてほしいな、ちょっと漠然と思ってるんですよ。
で、なったときにやっぱり方法論だけでいってしまうと、なかなか厳しいものがあるなぁと、
なんかこう書けばいいんでしょうとか、これで相手論破できるっていうことはあんまりやりたくないなぁと思っていて、
その批判的な論理を超えて、上手くモードというか場面に応じながら、
相手のことを思って、そういう論理が組み立てられるといいなと思ってます。
なのでどちらかというと、意見文とかの書くことを指導、実際の指導としたいんだけれども、
むしろ相手を排除するというか、相手をのけ者にするような批判的な思考ではなくて、
相手のことを思ったような、そんなマインドセットの論理っていうものを意識しながら作文ができると嬉しいなって、
今ちょっと話しながら思いました。
そのことは論理国語を持つって決まったときにも、論理国語なので論理やらなきゃいけないなって思ってるときに考えたことでしたね。
どうしても論理国語って僕の言語の感覚だと冷たいような科目のイメージがあったんですけど、
本当はそうじゃないんじゃないかということを思ったのを今思い出しましたね。
なのでちょっと今、単元の作り方でちょうど自分も止まってしまっているので、
なんかどうしたもんがいいかなっていうのはね、ちょっと科目の担当者ともゆっくり話せてない状況なので、
ポッドキャストを話しながら今整理をしているような形です。
評価と授業改善の重要性
面白い論文というか先行実践としてはいくつかあったんですけど、
いかに、特に作文とかのルーブリックで評価することが多いと思うんですけど、
2人とか3人とか複数人でもったときにそのルーブリックの評価のズレをいかになくしていくかみたいな実践というか先行研究もあって、
それすごい面白かったですね。
よく作文とかの評価のときに、授業者の主観が強いみたいなものが言われていて、
それがルーブリックの作り方もあるし、そもそも指示文、プロンプトの設定の仕方もあるしとかっていうので述べられているものもあったんですけど、
ルーブリックの中で、例えばA、知識技能系のルーブリックが例えばABCとしてあって、
その中でAがよく、AかBかCか到達したところでチェックをつけていくと思うんですけど、
さらにその下に階項目をつけて、例えばAだったら1この要素ができている、2この要素ができている、3この要素ができている、全部ができていればAだねとか、
Bの要素としてはこれとこれとこれがあって、これができている、これができている、複数ができていてBは達成したねみたいな風に、
ルーブリックの中にさらに階項目を設けていくみたいな手法が示されたりだとか、
あとはよくこういう例がAですよみたいな、アンカー作品とかって言うと思うんですけど、この基準の特徴的なものとか、
で、その時にAは示されているんだけどBとCの例とかが示されていないから、なかなか生徒はステップアップがしづらいみたいなものとかなって、
そういうABCのアンカー作品をモデルティスティックなのかね、を示せるとまた生徒たちの到達度というか、
上手く主観ではなくて、自分の評価は、本当は評価なんか主観的だと思いますけど、できるだけ信憑性というか妥当性が増していくんだろうなとかね、
ということが述べられているものがあって、それは確かにそうだなと思いました。
それは上手く自分の実践の中に落とし込んでいければいいのかなと、
でもただやっぱり自分が問題意識として持っているのがどこなんだろうかっていうところが自分の中としてはやっぱり強くあるので、
教員としての成長
自分の問題点を明らかにした上で、授業実践の方も進んでいけたらいいかなと思っています。
ちょっとボヤボヤと話してしまったんですが、話は変わるんですけれども、
自治体の研修に参加してきて、そのところで教授の先生がおっしゃっていた言葉がすごく印象的で励まされたので、皆さんにも紹介していきたいなと思っています。
教員の授業者の指導改善をすることは、生徒の学習改善にもつながるものであるというような趣旨の発言がされていて、
その中だと形成的な評価、指導に活かす評価とかいろいろあると思うんですけど、
そういうような話がされていて、その中で教員が普段に自分の授業を改善していけば、結果的に生徒たちの学習を普段に改善していくようなことにもなるという話があって、
自分がやってることとかも正直スパが悪いなとか、他の人は別にやってないのにっていうふうなことを思う時もたまにあるんですけど、
そういう大変さを考えていく時に、結局自分がやっていることは結果的に生徒のためにつながっているんだなとか、そういうことを思うだけですごく励まされたので、
今聞いてくださっている方も教員であれば、授業改善とか教育にアンテナを張っている方が多いかなと思いますので、
皆さんが考えていることは結果的には大変だと思うんですけど、生徒のためになっているんじゃないかなと僕は思っていますということで、一緒に頑張りましょうねっていうような話をできたらいいかなと思っていました。
なんかちょっと雑談になってしまいましたが、自分の今の単元で一番最初にやることはこんなことですっていう話と、自分は今こんなところでストップしていますみたいな話を簡単にさせていただきました。
ちょっとポッドキャスターもなかなか撮れてなくて、今話しながら思うんですけど、なんか話すのが少し苦手になっているぞと思いましたので、今後はちょこちょこペースを上げながら収録して、無理のない範囲で続けていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
ではリスナーの皆様、改めまとめの皆様、いつもいつもありがとうございます。今後もお楽しみに。ではありがとうございました。
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