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2025-04-11 11:14

193 校務分掌のDX化を進めていますけど、やっぱりアレな件

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私は入試広報部に配属されています。

Ⅰ年目は見習いでしたが、2年目からだんだん・・・そして3年目・・・www

DX化すればするほど、効率化は進むけれど、馴染まない人にとってはストレスという矛盾も出てきています。

#入試広報部 #DX化 #デジタル格差 #働き方改革

 

サマリー

このエピソードでは、教育におけるデジタルトランスフォーメーションが、校務分掌やチラシ制作、パンフレット制作に与える影響を探ります。特に、業者とのやり取りやクラウドの活用によって、効率的な作業が可能となり、教育現場での数字スキルの重要性が強調されています。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は193回、校務分掌のDX化を進めていますけど、やっぱりアレな件ということで、
アレというのは、想像に任せつつ、この配信で次第に明らかになってくると思います。
入試候補部の業務
私は、私立に転職して、入試候補部という、私立ならではの校務分掌に配属されることになりました。
1年目は、やっぱり勝手がわからないので、お手伝いレベルで、人が言われたことをやるという、そういうふうなところで終わっておりましたけれど、
2年目からだんだん様子がわかってきました。
思ったことは、すごい簡単にできる仕事を、何人かの人が苦しんでやっているということがわかったので、1年目に。
まず、入試候補部の中で作られるオープンスクールとか、それから入試説明会のチラシ作りがあるんですけれど、
あれを業者とやりとりしながら、1人の先生が、例えば7、8枚ぐらい作るんですね。
中学校と高等学校だから2枚ずつ、4回に分けて作るわけですけど、その回数ごとに1人1人の先生が2枚中高を担当して、4人の先生に割り当てが来ていたわけですね。
それを業者とやりとりしながら作成していくわけですけれども、業者とやりとりすることによって時間がかかるので、
そのチラシが必要になる1ヶ月以上前から話し合いを続けて、例えば1.5ヶ月かな、8週間近く前から業者と交渉して準備を進めていくわけなんですけれども、
要するにイベントがある3、4ヶ月くらい前からチラシを作らないといけないということになっているわけですよ。
そうしたらはっきり決まっていないことがいっぱいで、やるにしても修正の嵐だし、それから業者とやりとりするということで、
業者の働く時間と私たち授業しているという時間の流れが全く違うので、
ものすごい時間を割いてその業者との対応をしなくてはならないという二重三重の苦しみがありました。
その様子を見ていて、これぶっちゃけ自分で全部やったら早くねと思ったわけです。
なぜかというとキャンバーがあるじゃないですか。
業者のようなクオリティの高いチラシは作れないんだけど、情報伝達して手作りでやるんだったらキャンバーでできるくね?と思ったわけですよ。
キャンバーで作ったらもう1日か2日でできるし、修正があったらすぐそこに人を呼んで修正して確認して、
キャンマーを合わせて、しかもプリントパックっていうそういうところでお願いしたら、業者でやるお金の10分の1以下のお金でチラシができるわけですよ。
私が去年4月にそれを作ってはいって渡したらこれでいいじゃないというので、すぐプリントパックに回してゴールデンウィーク明けにはいろんな塾とか中学校さんにそれが配布されて、
配布のタイミングがとても良かったものなのでたくさんの人がオープンスクールに来てくれるというそういう成果がありました。
ということで私が4、5人ですごい時間かかっていたチラシ作りを私1人が全部引き受けて、しかも50万ぐらい浮かしました。
パチパチパチパチパチ教育のDX化によってみんなが幸せになったんですよ。
みんなで楽しく作りながらやるし、みんなで見ながら修正加えるし、それが学校の中を知っている人が作るから生き生きとした文章、生き生きとした図柄になる。
間違いがすぐすぐ修正できるし、不適切な写真があったらみんなすぐちゃんと指摘してくれて、スムーズにチラシ作りができるようになったし、
私もキャンバーを使うのがすごい楽しかったんで、楽しみながらお仕事ができました。
ということで4、5人の人の仕事を1人で引き受け、さらに50万円以上浮かしたというお話です。自慢話です。
パンフレット制作のDX化
それから次に私が見ていてこれはと思ったのはパンフレット制作ですね。
パンフレットの制作を業者とやり取りするんですけれど、いちいちスラックみたいなサイトがあるんですけど、スラックでどんどんやり取りしていくわけで、
ログが流れてきて一体何のことやらさっぱりわからないという状況だったわけですけれど、それをクラウドでやり取りすることにして一気に楽になりました。
修正したものも出来上がったものも全部クラウドに入れていって、それでエクセルでリンクを貼って、
やったものとやっていないものが瞬時にわかるような、そういうクラウドで2年目の後半かな、
管理するようになって非常にわかりやすくなりまして、業者さんも喜んでおりました。
これは良いところでもあるんだけど悪いところもあって、クラウドの概念がわからない人だったり、リンクっていうことがよくわからない人だったり、
そういう風なICTデジタル化っていうことに疎い人にとっては、もうストレスでしかないというデメリットが発生しました。
業者さんはもうそれ当たり前なんで、そういう風な作りにしてくれたので、返ってやり取りが楽になって喜んでおられましたけれども、
教員は全くそういうDXとは無縁のところで動いているので、そういう風なやり方にすることによって従来のやり方とは全く違うということで、
自分がやっていることがわからなくなるという、超ストレスを感じるという、そういうデメリットが発生しました。
なので結局私がそれをかなりの部分やってしまわざるを得ないという状況が発生してきたので、
やっぱりこの教員の世界、学校の世界っていうのはDXが遅れていって、DXを進めれば進めるほど、
そういう風に疎い人っていうのが発生して、そのカバーをDXができる人、デジタルができる人がカバーしなければいけないという、
そういう過渡期にあるんだなというふうに思いました。
働き方改革の意義
ということでDXを進めているわけなんですけれど、これは本当に私にとっては楽で、
人がやっている仕事をイライラして見ていたわけですよ。だって紙でやり取りして、紙を打ってそれで修正するっていうのはね、
私だったらGoogleフォームでそれを書かせて回収して、そのGoogleフォームのスプレッドシートですぐに不適切な表現を直して、
そのリンクを業者に投げればいいわけですから、ものすごい楽なんです。
紙のやり取りが発生しないし、すぐに対応できるし、すぐにデジタルで直せるし、
もうこれ以上の時短はないっていうぐらい、とっても役に立つそういうGoogleフォームなわけですけれども、
そのGoogleフォームっていうものの使い方とか作り方も全然わかんない人にとってはストレスでしかないわけですよ。
ということでパンフレット制作についてもかなりの部分をDX化した私ですが、
私がやりやすいようにDX化した結果、結構それわかっている人に仕事が集中するという、
そういう風な矛盾した現象が起こってしまいましたけれども、ぶっちゃけ私は楽になりました。
ということで今DX化を進めていますので、これをだんだんみんなが慣れていくようにしてもらえればいいなと思っています。
その分パンフレット制作において写真の使い方であるとか、モデルの選定であるとか、
それからレイアウトであるとか、もっとこういう風に工夫した方が見栄えがいいんじゃないかっていうような、
そういうソフト面での時間にかなりな時間を注ぐことができるようになって、
合意形成というすごい時間がかかってストレスがかかるような、そういうところにじっくり時間をかけることができるようになって、
仕事を楽しくするようにできるなっていうふうな状態になったと思います。
そのおかげで気がついてみたら若手の先生から、もう先生がかなりな仕事をしてくださっているので、
先生に過重負担だっていうような、そういうふうないたわりの言葉が聞こえるようになって、
かなりな部分の仕事を楽にしてくれて、先生がすごく負担像になって迷惑をかけてるんじゃないかっていうようなことを言ってくれるようになったわけですけれども、
私からしたら時短になったと、かなり短縮になったと思ってるんですけど、皆さんいかがでしょうか。
こうやって同じようにデジタルスキルが高い人が仕事をし合うと、ものすごい効率化できるようになって、仕事は楽になるんじゃないかと思うんだけれども、
そういう効率化が優先される企業の論理であって、学校文化にはなかなかなじみにくいんだなっていうのを今回痛感しました。
だけども次第次第に働き方改革していって、楽になるところは楽にしていければいいんじゃないかと思うので、
私にとってはここだけの話ですけど、公立高校勤務時代に、某委員会に出すような大量の文書を作成するという仕事が8割だった時代に比べれば、
大した仕事じゃないって言ったらちょっと語弊があるんですけど、仕事量多いとは言っても、
ベテランになってしまって、動きが鈍くなっている分、座っていればできる仕事は喜んでさせていただいて、若い人の役に立ちたいと思っています。
なので迷惑にならない程度のDX化を徐々に徐々に進行していって、みんながやりやすくなるような仕事、働き方改革をしていこうと思うわけですけれども、
時々楽しくなっちゃって行き過ぎるっていうことがあるので、それは反省しつつ、このまま私の所属している入試候補部の先生が楽になって楽しくなって、
そして働きやすくなって、みんなが生き生きと楽しく入試候補の仕事ができるように、しっかり自分のできることをやって、皆さんのお役に立てるような、そういうような働き方にしていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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