2025-07-09 06:28

279 主体的に学ぶ態度を評価すると、主体的でなくなるのでは?

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豊かな学びに繋がる学習評価の在り方~過度な負担を生じさせない在り方との両立~

ざっと読んで、ChatGPTにまとめてもらって、それを元に配信しました。

はやく主体的に学ぶ態度の評価を枠外にしてほしいですね。

そしてそんな時間を生徒への励ましコメントに割きたいです。

#主体的に学ぶ態度 #評価 #学習指導要領

サマリー

今回のエピソードでは、主体的な学びの態度を評価することが本当に主体性を育むのかという課題を取り上げています。文部科学省の会議を契機に、評価方法の見直しや教員の負担に関する問題に焦点を当てています。

評価の課題と教員の負担
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は279 回、主体的に学ぶ態度を評価すると、主体的でなくなるのでは、というタイトルでお届けしたいと思います。
このタイトルは、過去にも配信した記憶があります。
今回配信しようとしたきっかけは、文部科学省から、2025年7月4日、教育家庭企画特別部会、豊かな学びにつながる学習評価の在り方という会議が開かれまして、そこから出た資料。
これがXでもとても話題になりましたので、このテーマについて再度配信したいと思います。
現行の学習指導要領では、主体的に学ぶ態度という評価が入ってきて、私たちもその主体的に学ぶ態度を評価することに苦慮しているという実態がありました。
例えば、粘り強く取り組むというところでは、提出物の締め切りを守るというような、そういうところで評価をしているという現場もあったでしょうし、
それから振り返りとか学ぶ、そういう学びの在り方について工夫をしようとしている、そういうふうなところで主体的に学ぶ態度、これを評価しようというふうにしているところとかあったと思います。
ただノートとか、それからプリントとか、そういったものを締め切りに出すというところ、それを数値化するということについての疑問と、ただ形式的な学びになっているのではないか、本当の主体性を測っていないのではないかという疑問や、
それから提出物や振り返りを機会あるごとにしっかり記録して数値化しないといけないということで、私たち教員の負担がかなり多くなってしまって、とてもやりにくいという、そういうふうな問題の声もありまして、どうしてもこの主体的に学ぶ態度っていうところは形式的な評価になりやすいと、そういうふうな問題点があったわけですね。
私も本当にやったこと、こういうのはあるけど、本当に大変ですよ。提出物についても期限のあるなし、これロイルノートの提出箱機能で期限を守る、守ってないというのははっきりとわかるようになったし、それをExcelシートに吐き出すこともできるから、それで数値化することはできるんだけど、どう考えても、それをちゃんと締め切りに出したからといって、主体的なのかというととっても疑問ですし、
それから振り返りっていうのを書かせるんだけど、それ一つ一つこちらの方が評価するとなるとものすごい手間ですし、評価の仕様がないんですよね、生徒の記述を見てても、本当にこれちゃんと心がこもっているのかとか、主体的なのかというと、どうしてもこれ評価されるから主体的に見せかけようとして、生徒の書いてくる振り返りの文言が本当に形外化しているという感じが否めませんでした。
なので、主体性とか主体的な態度とかを評価しようとすると、もう主体性は失われてしまうんだなっていうのが私の本当の実感です。
ということで教員の負担が多かったりとか、それから今のところのこの評価では本当の成長が見とれないのではないかとか、形外化しているのではないかとか、それからやっぱり提出物に覆われるようになってから、どうしても学びっていうものを避けてしまう不登校へのつながりがあるのではないかっていうようなそういう課題が今回でも指摘されたようです。
これを受けて新たな改善案というのもここではされておりまして、もう主体的に学ぶ態度っていうのを評価項目から外して、生徒一人一人の成長や良さを見とるようにしようという個人内評価に変更しようという話になりました。
だから学びに向かう力や人間性を生徒一人一人総合的に見とっていこうと、数値化するのではなくて生徒一人一人に応じてコメントしていこう、声かけしていこう、見とっていこうというね、そういう方向に変わっていくようです。
具体的にどのような方向になるのかっていうのは私自身もまだよくはわかってないわけですけれども、個人の意評価で見とるっていうことだから、初見みたいな感じになるんですかね。
とても顕著に主体性を発揮している場合は何らかのマークをつけたらどうかっていうような話も書いてありましたけれど、こういった主体的に学ぶ態度っていう、そういう態度については広い視点で総合的に初見として残しておく、見とっていくと、そういうふうな評価になっていく方向性が打ち出されました。
とはいえ、どうなっていくのかっていう具体は見えないんだけれども、私の中では従来通りそれぞれそれぞれの子に励ましの言葉を書いていくっていうことが主体的な、主体的に学ぶ態度っていうことを育成することにつながっていくんじゃないかなと思うので、
低量化するよりは一人一人に簡単な、簡単でもいいから励ましの言葉を投げかけてあげる方に時間を抑えていきたいっていうのが自分の主張になります。
それでは簡単に今回の主体的に学ぶ態度について、今のところの私の捉えをこのように配信して、またこのことについては考え続けていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
06:28

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