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2025-07-25 10:21

295 『個別最適な学び✕ロイロノート』~複線型・探究的な学びを生み出すデザイン~に寄稿しました!

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寄稿させていただきました。

主に、教科書教材『壁に残された伝言』の探究型の実践を報告しています。

探究型にしていくには、導入と課題設定が大事です。そのことについて紹介し、さらに、ICTを活用することが当たり前になりつつある現状を振り返りました。

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#ロイロノート #探究 #個別最適 #ICT活用

サマリー

このエピソードでは、教材『個別最適な学び✕ロイロノート』の中学校編について詳しく説明し、奥津健斗先生を含む執筆者の実践例を紹介しています。また、生徒が主体的に平和を学ぶための探究的なデザイン手法にも触れています。

ロイロノートの教材紹介
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は295 回、個別最適な学び✕ロイロノート、複線型・探究的な学びを生み出すデザイン、中学校編という本を紹介したいと思います。
この本は、ロイロノートのシリーズで明治図書出版から出ています。
ロイロノート✕個別最適な学びの小学校編の続編、中学校編となります。
二戸部文化中学校・高等学校の理科の先生でいらっしゃる奥津健斗先生、ロイロ認定イノベーターでもいらっしゃる奥津健斗先生がメインの編集を担当し、
その他、ロイロ認定ティーチャーが文短執筆者となって、それで作られた本になります。
私もこの文短執筆者の一人として寄稿させていただいています。
文短執筆者の先生9人、奥津先生を入れて10人、10人の先生方で一つの本を仕上げました。
ロイロノートを活用した今の個別最適な学び、共同的な学び、それから伏線型の学びといったような新しい学び方について、いろんな実践例をてんこ盛りに展開しているのがこの本であります。
今日は私が寄稿した、壁に残された伝言を読んでピースミニレポートを書こうという取り組みのちょっとした部分を紹介したいと思います。
まず私がこの話をいただいたときに、私だったら探究的な学びをやってらっしゃるんじゃないかということで脱信がありました。
私はだいたい教科書教材をやるときにもできるだけ探究型に寄せてやっていこうというふうにいつも考えています。
じゃあ、探究的なデザインって一体何なんだろうということで、私がいろいろなところで学んできた探究的な学び、これを国語の教材、教科書教材を使ってデザインするにはどうしたらいいだろうかということで、
いつも探究的な学びにデザインになるように考えているんですけれども、今回の壁に残された伝言というのは次のように考えました。
まず探究型のデザインは導入が大変重要になります。導入で生徒の興味関心やワクワク感を喚起するということがとっても大事で、
そしてそれを元に課題意識を持たせて、その課題解決に向かって授業を仕組んでいくというのが基本になります。
なので、導入と集結が連動しているようにデザインするというのがとても大事になります。今回、壁に残された伝言を読んでピースネミニレポートを書こうという取り組みは、
まず導入で今まで自分が受けてきた平和学習について想起させることを導入に使いまして、
うちは広島なので、いろんな平和学習をやっているから子どもたちは今までの平和学習をどんどん出し合って、しかも小学校で結構丁寧にやるものですから、
得意げに今までの平和学習を発表しあって、こんなこともやった、あんなこともやった、これもやった、先生これもやったよという感じで結構盛り上がるんですよね。
今回この教材をやることによって、今までやってきた平和学習とか、それからこれからやるであろう平和学習、そういう平和を伝える工夫って一体何なんだろうか。
そしてそれを学んだ後でミニレポート、中学生になった今、平和を他の中学生に伝えていくミニレポートを書いていこうということでスタートしました。
生徒はパドレットというのを今まで使っていたので、パドレットにピースミニレポートをレポートしてもらうよというようなことをちゃんと言いますと、みんな目をキラキラさせて頑張るぞという、そういうところでスタートしました。
ということで、探究的なデザインというのは導入とそれから集結、最後のパフォーマンス課題というのが生徒にとって生き生きと取り組めているものになるのかというのがとても大事になってきます。
今回、壁に残された伝言という教材もさらにこれを読んでいくにあたって、地元にある袋町小学校の壁に残された伝言のちょうどそういうドキュメンタリーのレポート、レポルタージュですね。
レポルタージュになっていたので、袋町小学校の動画を見せてさらに生徒の興味を喚起しました。
そして、ピースミニレポートを書くにあたってどういう工夫をしたらいいのかというのを教科書教材で読み解いていき、
そして生徒自身に平和を伝える工夫というのがどういうふうなものによって工夫になるのかというような思考ツールを使って分類分析させました。
それらの学習を踏まえて、人々の心に残る平和学習のコンテンツというのはどんなものがあって、それにはどういう工夫がされているのかというのをパドレットを使ってレポートを書かせまして、
ICTの活用と振り返り
そういうふうな内容をまたみんなでシェアして最後振り返りをしました。
ということで、生徒が考えたピースミニレポートでの工夫というのは、実際にその時その場所で生活していた人に焦点を当てたものがいいとか、ストーリーがあるものがいいとか、
その時と今を結びつけるという話題がいいというふうに生徒たちが学んで分析したので、それに近いものを頑張って探して、それでピースミニレポートに平和を伝えるモニュメントとか、平和を伝える場所、平和を伝えるストーリーを貼り付けていきました。
最後振り返ったんですけれど、その時には考えや物事をカードにしたり地図に書き込んだりすることで視覚的にそれが整理できるようになって、自分で他人との考えの差を見、簡単に見つけられるようになった。
自分が主体的に取り組むことができたという振り返りや、今まで受けてきた平和学習を思い出してまたやるのかと思っていたけど、国語の授業で見方を変えてみると、平和学習をもう一回見つめ直すことができたという振り返りをしています。
ということで、やっぱり平和学習というのはマンネリ化していくんだけれども、こういう方向性を少し変えることによって、ICTを活用することによって生徒は主体的になって、より今までの学びとは違うアプローチで見つめ直すことができ、新鮮な思いでもう一回平和学習と向き合うことができたんじゃないかなと思います。
本当は一番最後にオンライン登録流しの取り組みをしたかったんですね。ところがちょうど豪雨が降りまして休校が3日ぐらい続きまして、オンライン登録流しの時間が取れなかったというのが残念です。
今度オンライン登録流しの外部企画というのはまだ毎年やると思うので、チャンスがあったら民間の外部団体が行っているオンライン登録流しに生徒と一緒に参加してみたいと思っています。
ということでICTを活用すると本当に気軽にいろんなことが拡張できて、取り組みに幅が広がり、生徒も今までにない視点を得て学びが主体的になっていくなという思いを持ちました。
今後もいろんな教科書教材の中でICTをどんどん活用していきたいと思っていますけれども、今更ながらにして思うのは、ICT活用しました、ICT活用しましたというように発信していた時代から、もうICT活用するのは当たり前になっている時代に私自身が移り変わってきたということを思いました。
ICTを使うのは当たり前になってきましたね。なので、ICTを使ってどうもっと深めていくかというところにグッとシフトしていく必要性を感じています。
ということで、今回、ドイロノート個別最適な学びというこの書籍を観光されましたけれども、寄稿させていただいたことによって、さらに私自身がグッと深めていくということの必要性をますます自覚しました。
ということで、皆さん、概要欄にリンクを貼っておきますので、他の先生方の実践報告も非常に勉強になります。ぜひぜひ手に取ってご覧くだされば幸いです。
なお、この出版に際しては、8月31日に東京の二都部文化中学校・高等学校で出版記念イベントを開催することになっています。
私が今ご紹介した取り組みを来場者の方に改めて報告するような、そういう時間もいただくことになっています。
私自身がいろんな先生との交流を経て、さらにモチベーションをいただいているということは本当に感謝の一言です。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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