深い話の重要性
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、多様な教育現場に長年勤めてきたオールラウンダーな教員、黒瀬直美がゆるっと語っています。
今日は315回、深い話は幸福度を上げるらしい、というタイトルでお届けしたいと思います。
昨日がちょうど1周年ということで、昨日からこのポトキャスト番組のサムネイルを変えておりまして、
ぶっちゃけ、去年始めた時には急いでちゃちゃちゃちゃっと作ったもんですから、いまいち納得いかないままサムネイルを作ったわけですが、
今回はちょっと時間をかけて、1時間か2時間ぐらい試行錯誤の果てにサムネイルを作って、あんまりごちゃごちゃしないように、なおかつそこそこのデザインでシンプル・イズ・ベストということで作成いたしました。
新たなサムネイルで配信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは今日の話は、深い話は幸福度を上げるというお話なんですけど、
私がいつも楽しく聞かせていただいているTBSのポッドキャスト番組、脳科学脳ライフというのがあるんですけど、
ここでは脳科学者の西先生という先生とアナウンサーの井上さんという方のお二人がトークを繰り広げて、
結構脳科学にまつわるいい話をたくさんされているので、ぜひ皆さんも概要欄にリンクを貼っておきますので聞いてみてください。
今回本当にこれなんだって思った話は、やっぱり深い話っていうのが聞いていていいなとか充実感であったり、聞いてよかったって思ったりっていう幸福度を上げるんだっていう、
そういう指摘が私本当に刺さったので、このことを皆さんにお話ししたいと思っています。
まずこのポッドキャスト番組もそうなんだけど、どうでもいい面白い話っていうのがあると思うんですよ。
それから面白い話とか、これよかったよっていう話あるんですよ。
これは本当にスパイスみたいな感じで、あ、面白い、いいじゃんっていうね、そういうふうなお話だと思うんですけど、
やっぱり一瞬のことで軽いというか表面的であったりするわけですよ。
そういう面白い話っていうのは、あ、面白かったって言うけどなかなか残りにくいと。
そういうふうなところがあって、私は必ず自分の話をするときは落としどころって自分では名付けてるんだけど、
あ、聞いてよかったなとか、あ、そういうところにこの話が落ちていくのかとか、
そういった落としどころを持って話をするっていうのをすごく大事にしてきたつもりなんです。
皆さんはどういうふうに聞いてらっしゃるかわかりませんけど、自分もなるべく話しするときには落としどころを持って話しする。
これ大事にしてるんですね。
それなんでかっていうと、やっぱり聞いていて引き込まれる人の話っていうのは、
どういうところに落ちていくんだろうっていう、そういうふうな自分自身の期待感とか、
そういうのを持ちながら聞くので、落としどころを持って話しする人と、
落としどころがないまま表面的な話で終わってしまう人の話っていうのは、
引きつけられ方が違うというふうに自分では思ってるんですよ。
なので、聞き始めてて落としどころを持って話してるなって思う人と、
落としどころなさそうだなって思う人の話とでは魅力が違うと思うので、
自分もなるべく落としどころを持った話をしているわけなんですよね。
それが今回この農家学ノーライフの深い話をして幸福度を上げるといいよっていうね、
そういうふうなところに通じていたので、
まあ本当に自分の気持ちもワクワクしてきて皆さんにお話ししています。
で、やっぱり先ほども言ったように深い話っていうのは人を幸福にするみたいです。
これ農家学の西先生がおっしゃってるんですね。
研究によると幸福度が高い人っていうのは深い話題をたくさんしているらしいです。
表面的なお天気の話やニュースの話題だけでは幸福度は低くなってしまって、
深い話、人生経験とか悩みとか乗り越えた出来事なんかは本当に本質的で深い話になる。
ただこれもバランスの問題で、深い話ばっかりでも疲れるからバランスが重要なんだっていうふうなお話をしてくださっていました。
授業とポッドキャストにおける実践
私も本当に思うんだけども、授業でもそうですよね。
真面目な深い授業での話ばっかりでも疲れるから、軽い雑談で面白いなって思う話も入れないといけないし、
軽くて表面的で当たり障りのない話ばっかりしていると、やっぱり幸福度は下がるし、
そういった個人の人生経験や悩みや乗り越えた出来事でそれを深く掘って、
その他人にもこの話題がためになるよっていうようなものを数多くしていきたいなっていうふうに思っているんですよ。
そういった意味では、昨日配信した自分自身のキャリアの話とか、
これからの就活に向かっての話とか、そういうのは深い部類に入るでしょうし、
お天気の話とか、こういう出来事があったっていう報告程度の話だったら浅い部類に入るだろうし、
もう深い話と、それから面白い話題、ちょっとした話題という話と両方を混ぜながら、
やっぱりポッドキャストも配信していかないといけないなっていうふうに思っているんです。
ということで、今回のお話はポッドキャスト配信する時にも、それから授業での話も、
ちょっとしたスピーチでのお話にも、お年どころ深い話題っていうのを持って話をすると、
聞き手に対して幸福度が高くなるよっていうね、そういうふうな話題でした。
幸福度を高めるための会話の条件は、深い話、深い話題をするということで、
日常でも物の見方、考え方を深くしていって、話題を切り取って、それを言語化して話をするっていうことを繰り返していくことが大事だし、
これってやっぱり国語教育にもそういうふうな視点を持って生徒を育てていきたい、豊かな話を育てていきたいと、
そういうところにつなげていく、そういうふうな配信でした。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
