食レポ授業の導入
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は248回、食レポを急遽授業でやってみた、というタイトルでお届けしたいと思います。
先日、急な展開で、少人数のクラスで授業することになって、これもほとんど投げ入れ教材しなくちゃいけないだろうなと思って、何をしようかなと悩んで、50分前にそうだ、食レポをしようと思いつきました。
ずっと前からね、食レポっていうのをやりたいなと思っていて、なんかチャンスがあったらやろうと心の底に引っかかってたんですよね。
そこで食レポに取り組むことにしたんですけど、急にやったんじゃ、何にもね、真っ白な状態で、何にもアイディアがないからどうしようかなと思ったら、やっぱりチャットGPTに聞いてくる、見ることにしました。
食レポの授業をやります。400字で最後パフォーマンスをさせたいです。学習プログラムを提示してくださいとお願いしました。
このプロンプトが雑すぎたんで、私のイメージとそれからチャットGPTの受け取りがずれてまして、チャットGPTは4,5時間の学習プログラムを考えてくれてまして、
まあそれが細かくて丁寧でちゃんと振り返りまでくっついているということで、この4,5時間コースの学習プログラムはちょっとね、投げ入れ教材じゃ無理だったんで、
私のプロンプトが雑すぎましたと謝りまして、すみません50分で完結できるものをお願いしますと、こういうふうに提案をし直しました。
そしたら、ちゃんとね50分で完結するような本当にコンパクトな学習プログラムを提示してくれたんですね。
ちゃんと目標とかそれから導入展開集結っていうように、それからワークシートまで提示してくれました。
これでだいたい骨組みができたんで、私は導入としてクイズをしたいと、導入で食レポクイズっていうのを3つぐらい考えてくれと、
簡単にできるように短めのクイズにしてくださいということで3つお願いしました。
そしたらパンケーキとコロッケとフルーツゼリー、この表現をちゃんと文章にしてくれて、
例えばパンケーキでしたら、外はこんがり黄金色、中はふわふわの白い雲、
ナイフを入れるとジュワーとバターの香りが広がり、口に入れた瞬間しっとり甘くてとろけそう。
さてこれは何の食べ物でしょうっていうようなクイズを、後はコロッケとフルーツゼリーで作ってくれたんですね。
ここからスタートすることにしました。
なので授業は今日は食レポをやってもらおうと思います。
はじめに食レポのクイズをやりますということでスタートして、
これがまたね中学校3年生だったもんだから盛り上がりまして手を挙げてはいはいはいはいって言いながらクイズに競じました。
でそのクイズ3つを通して食レポっていうものの特徴、表現の工夫を出してみようということで、
どんどんどんどんねみんな手を挙げてはいはいはいはいとかね、
いろいろな感覚に訴えているっていうようなことを言いまして、
例えば視覚、聴覚、触覚、味覚とかそういうことをどんどんどんどん上げていきましたし、
オノマトペを使っているっていうようなことも言いましたね。
それから見ているように語っているっていうようなことも言ってました。
ということで版書にそのことをまとめて、これから食レポを書いてもらうんだけども、
生徒による食レポ作成
そういうふうな工夫をどんどん入れて書きましょうということで導入は終わりまして、
そして自分の食レポテーマを決めさせました。
その時にはシートに従ってその食レポする素材のいろいろな角度から切り取るシートを
生徒は記入しながら自分の食レポ素材についての分析を行っていました。
これはあと概要欄にチャットGPTが作ってくれたワークシート貼っておきますので、
どうぞ参考にしてください。
その食レポ素材の分析が終わった後は、
400字詰め原稿用紙に食レポを書かせる段階に入ります。
だけど生徒に原稿用紙で書いてもいいし、
いろいろなカードでいろいろと添削しながらできるから、
いろいろなカードでもいいよっていうふうに選択の幅を持たせたところ、
やっぱり生徒は書くよりも、
そうやって試行錯誤するときはカードがいいと気づいたようで、
みんないろいろなカードに試行錯誤しながら文章を綴って、
考えては消し、消しては書き、また加筆してっていうように、
添削がしやすかったので、いろいろなカードでどんどん書いてきました。
いろいろなカードは右下に小さい字で文字数が出るんで、
だいたい400字前後っていう指定してたんで、
そのぐらいまではちゃんと到達するように一生懸命頑張ってましたね。
私が特に指導したのは、巡回しながら思ったんだけども、
とにかく自分の思いついた順番に綴っている子が多かったんで、
やっぱりテレビのコマーシャルみたいにしてやろうやと、
例えばパッと目についたものがどのような手順を経て、
時間の流れを追いながら描写していって、
そして印象的な画像になっていくのか、
っていうようなことに気をつけて、
テレビのコマーシャルを見ているような記述にしようということを注意して、
それを何度も個人個人に働きかけながら書き方について指導しました。
ということで食レポの下書きが50分かかってしまいましたね。
それまでやるとね。
もうちょっと訂正して、次の時間は食レポをするための画像を、
どこかから無料素材でも落としてきて、
その貼った画像のカードに色々の音声入力機能を使って、
食レポを喋ってもらおうと思っています。
キャンバーが使えるといいと思うんだけど、
ICTを使ってもっともっとブラッシュアップして、
いいものを作ろうとすると時間がすごくかかっちゃうっていう、
そういう欠点もあるんで、
今回はこれぐらいにしてね、
簡単に打ち止めにして、しっかり書いて、しっかり読んでっていうところに焦点を当てて、
仕上げるっていうことについては、
またもうちょっとキャンバーに慣れてからしようかなと思っています。
ということでこの食レポ、わりかし簡単で、しかも生徒興味関心持ってやるし、
それよりの書き方の工夫というところにものすごく注力しやすい、
そういう課題だったと思うので、
もし皆さんチャンスがあったら食レポをチャレンジしてはいかがでしょうか。
概要欄にいろんなデータ貼っておこうと思うんだけれども、
あとノート記事にしようと思うんだけれども、
ご自身でAIに壁打ちしながら学習プログラムを作るっていうのも、
自分のイメージをちゃんとそこに反映してくれる学習プログラムになると思うので、
私の参考にした上で、
ご自身でAIと対話しながら学習プログラムを作られるっていうのもとてもいいんじゃないでしょうか。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。
またお会いいたしましょう。




