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2026-03-03 09:53

414_文章を構造化して図式化したものを画像でアップロードして、それについて助言をしてくれるアシストGemを作成しました。

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長年の課題だった読解力向上のための図式化指導。個別最適化の難しさを解決すべく、手書きの図式をAIが分析し、思考を深める問いかけや具体的な助言をくれるアシストGemを開発しました!生徒の学びを加速させ、教師の指導もサポートする画期的なAI活用法をご紹介します。

参考note記事

https://note.com/naomistyle/n/nde6c47b1633f

 

#AI教育
#学習方略
#読解力
#図式化
#個別最適化

サマリー

本エピソードでは、文章を図式化・構造化する学習方略の重要性が語られます。筆者は、生徒一人ひとりの思考に合わせた個別最適化が難しいという課題に対し、AI「Gemini」を活用した「アシストGem」を開発しました。このGemは、生徒が作成した図式化を診断し、改善点や思考を深める問いを提供することで、学習サイクルの確立を目指します。

学習方略の重要性とAI活用の可能性
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は414回、文章を構造化して図式化したものを画像でアップロードして、それについて助言をしてくれるアシストジムを作成しました、というタイトルでお届けしたいと思います。
ちょっとタイトルが長くて申し訳ないんですけれども、2月21日土曜日、第42回今日も明日も授業道オンライン交流会を開催しました。
その時は、国語科における学習方略をテーマに扱ったんですね。
結論から言いますと、この学習方略というのは、もう既に従来の授業の中にあちこち入っているんじゃないかという、そういう結論になりました。
その学習方略というものを教員が自覚しながら授業に投入する、授業の中に意識的に入れていくというのが第一歩。
そしてその次に、生徒に学習方略を使って学びが深まった、自覚ができるような声かけとか振り返りをしていくこと。
そして学習方略と生徒の思考をつなぐために、授業中に生徒を見取るということが大切だという話になりました。
そのためにも教師自身が生徒の個別指導、機関遵守を行って、蝶のように舞い蜂のように刺すという、たとえのように実施してみるというのはいかがかなというような、そういうふうな話になりました。
そしてその個別指導の効率化のためにもAIを活用していってはどうかと、そういうふうな議論がなされました。
図式化・構造化指導の課題と試行錯誤
私なんですけれども、長年生徒の読解力を深めるにはどうしたらいいかずっと試行錯誤し続けてきました。
特に15年ぐらい20年ぐらい前から、結局生徒に図式化構造化させるということが一番だと思っていて、それを授業の中で取り入れてきました。
だけどそれをスムーズに行うためにはある程度の学力がないと難しいという状況だったんですね。
学力が真ん中ぐらいの生徒についてはやっぱり回数を何度も重ねたり、その都度その都度個人的に対話を重ねて深めさせたりフォローしたりということが必要になってくるということで、
なかなか図式化構造化っていうものについてしっかり指導して学力をつけさせるということは非常に手間暇がかかると、時間と能力が必要ということで、
限られた時間でこれを行うとなると部分的にやって終わりっていう中途半端な状態で終わっていました。
なかなか一人一人の生徒の思考のパターンに合った図式化、つまり個別最適化っていうので指導するのが難しい状態で、
私自身も試行錯誤ばっかり繰り返して確実にこれだっていうような突破口がなかったという状況でした。
なので部分的に取り組んでそのちゃんと出来の良い一歩を紹介して終わりっていうね、そういう形で終わっていたっていうようなことが私の取り組み状況です。
アシストGemの開発と機能
今回、今日も明日も授業でオンライン交流会での学習方略では、
政治化方略っていうのがありまして、その中に言語化プラス歌詞化、つまり言語情報と映像情報をミックスさせるということで思考が深まるっていうそういう方略があったんですね。
つまり私が今まで取り組んできた文章を図式化構造化してそれを説明させるということが学習効果が高いということがはっきりと書かれていたので、
ああこれすでにやってたんだ私これで良かったんだっていうふうに思いました。
じゃあそれの図式化を一人一人見取っていく方法はないのかっていうそういう次の段階に私の考えはいきまして、ずっと考え続けていたらある日昼寝から起きたら神がおりました。
早速ジェミニに聞いてみました。
生徒が文章をインフォグラフィックのように図式化構造化した手書きのものを診断してフィードバックしてくれるジェムは作れますかって相談したら、はい作ることは十分に可能ですという答えが返ってきたんですね。
ジェミニは特にジェム1.5プロなんかの最新モデルは画像認識能力が非常に高いから手書きの文字を読み取るだけでなく矢印でどう繋がっているか、情報の優先順位がどう表現されているか、そういう比較的な構造まで理解してフィードバックを返せるというふうに言ってくれたんですよ。
すごいですね、AIは。
実際に作ってみたんですけどもちろんジェミニにどうやって作ったらいいかという助言をもらいながらラショウモンという教材に限って作ってみました。
作成できたので早速お試しということで私自身の版初計画、冒頭の部分の図式化をアップロードしてみました。
そしたらジェミニがちゃんと素晴らしい点っていうのも、もちろんのこと改善点もそこにきちっと書かれていて、おまけに思考を促す問いっていうものも出してきまして、これが私自身の考えを深めるきっかけになりました。
それはこういうものでした。
アシストGemによる具体的なフィードバック例
ジェミニが言いました。
ジェミじゃないな、ジェムが言いました。
図の中でニキビイコール若いって整理してくれてますよね。
では、絶望的な状況、つまり起菌や死体だらけの中で若さの象徴であるニキビを気にする下人の仕草。
この2つを並べてみたときに、下人の心の中にはどんな矛盾や葛藤があると思いますか。
まあ素晴らしい問いだなと思って、ちょっと考えてすぐわかったわけですけども、私はこう答えました。
つまり、若い下人が絶望的な状況に置かれて、自らの若さを自覚、つまり若さイコール命を自覚したときに、
その命を奪われかねない状況を目の当たりにして、その状況を何とか駄菓子でやるんだと決意したとも捉えられますよね。
というふうに返したところ、ジェミニはおっしゃる通りその視点は非常に鋭いですと受け止めてくれて、
その上でニキビという若さの象徴と死とか飢饉という絶望的な状況を退避させると、
下人の内面にある性への執着とか道徳心の責めぎ合いがより鮮明に見えてくると、
こういう助言を出してくれて、それを図に落とし込んではどうですかという助言をしてくれました。
だからニキビというのはただ若いというだけでなくて、自分の性への執着、生きたいという本能、
生徒の学習サイクルと教師の役割
それの逆張りとして悪を働くというふうなダイナミズムが働くんじゃないかということですよね。
あとは雨と門の閉塞感とかそういったものも指摘してくれたり、
キリギリスというものの存在を矢印でつなぐと孤独感が際立つとか、そういった助言もしてくれました。
私の図をちゃんと受け止めて、次の改善点を具体的に提案してくれるファシリテーターというのが誕生したんですよね。
だから生徒もこの自分の図式をアップロードして、GEMの助言をもらって、
さらに思考を促す問いをもらって、そしてそれをもとに自分の図式化を改善していくと、バージョンアップしていくと、
そういうサイクルが回るんじゃないかと思ったんです。
で、その生徒の個別のやりとりを授業者は見ていきたいわけだけども、それが一応不可能なんで、
GEMに生徒とのやりとりが終わったら、生徒のその試行錯誤やつまづきをレポートとして生成してくださいというのをあらかじめ指示文に仕込んでおいて、
その指示文をコピペして生徒は最後提出しなさいというふうに言うと、
こちらも生徒のつまづきがすぐにわかって、とても有効になるんじゃないかと思うんですよね。
いかがでしょうか。ということで今回は図式化アシストGEMの話をしましたけれども、まずは私自身実践投入していません。
おそらく生徒は大量のGEMとのやりとりで、かなり言語を活発に使わないといけないので、とてもいいトレーニングになるんじゃないかと思うんですね。
本当に楽しみなんだけど、その前に現場の先生方と勉強会開いてもいいかなと思っているので、リクエストがあれば勉強会開いてみたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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