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2024-10-08 09:14

《1055》糖尿病、甲状腺の病気と心身相関

本日ご紹介した論文はこちら

内分泌・代謝疾患にともなう抑うつ,不安

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/63/6/63_63.6_532/_pdf/-char/ja


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《AI要約》※誤字はご容赦!

「竹の全身健康ラジオ」で内科医たけお先生が毎朝10分間、小話を配信しています。この週のテーマは「世界メンタルヘルスデー」に関連し、心と体のつながりに焦点を当てた論文についての紹介でした。紹介された論文は、内分泌代謝疾患に伴う抑うつや不安についてで、主に甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と糖尿病が取り上げられました。バセドウ病では、甲状腺ホルモンの過剰分泌により躁状態や抑うつなどの精神症状が現れることがあり、治療後も残存する抑うつが問題になることが多いそうです。一方、糖尿病に関しては抑うつのリスクが一般の人よりも高く、病気の重さや治療により精神的負担が増すことで悪循環が生じることが指摘されています。また、糖尿病に対するスティグマがセルフスティグマへとつながり、血糖コントロールの悪化にも影響を及ぼすことがあると説明されました。たけお先生は心療内科医として、他の医療者にもこうした精神症状の重要性を理解してほしいと強調し、一般の人々にも精神疾患や糖尿病への理解を深めることの必要性を訴えています。最後にはリスナーへの挨拶と共に、「興味シンシン☝」で締めくくりました。

サマリー

このエピソードでは、糖尿病と甲状腺疾患の精神的影響を探ります。特に、バセドウ病と糖尿病に伴う抑鬱と不安の相関関係が強調され、心身の健康の重要性が強調されます。

心身相関の重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまずはちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひ参加ください。ということで、今週はですね、いよいよあさって10月の10日に迫ってきましたけれども、
世界メンタルヘルスデーということで、精神疾患のことを啓発する週間にしようかなというふうに思っているんですけれども、
ただ今日はですね、ちょっと精神疾患と若干離れるんですけれども、診療内科的には心身相関ですね、身体と心の繋がり、
これがね、もう非常に重要な永遠のテーマなんで、それに関する論文をご紹介していきたいというふうに思います。
で、論文のタイトルはですね、「内分泌・退社疾患に伴う抑鬱不安」ということで、
これはですね、おととし2022年の第63回の日本新進学会の総会並びに学術講演会というのが千葉であったんですけど、幕張でしたかね。
であったんですけれども、それのシンポジウムですね、身体疾患に伴う抑鬱不安っていうののセッションの中の一つですね、
を論文化されたっていうことで、論文化されたのが浅野先生っていう京都第一日籍かな、第二日籍だったかな、第一日籍ですね。
の糖尿病内分泌のプロの先生なんですけれども、私もね実は以前の会議で結構ご一緒してた先生なんですけれども、
その先生がこの総論的なお話でまとめていただいたっていう、これをねちょっと一緒に読んでいきたいと思います。
小6部はちょっと飛ばさせていただいて、まずはじめにのところからですね、この抑鬱不安と内分泌代謝疾患の関連ってものすごい言われてるんですね。
で、有名どころで行くと、この右のテーブル1をご覧いただけたらと思うんですけれども、
マスドウ病、この後すぐに出てきますけれども、甲状腺の機能を更新しよう。甲状腺ってわかりますかね、この喉の奥のところ、
ちょうど喉ぼときの裏ぐらいにある長所型をした臓器なんですけれども、そこから甲状腺ホルモンっていうですね、もう生きていく上ではなくてはならないホルモンの一つですけれども、
それが出てくるんですけれども、それが過剰に出すぎてしまう病気っていうのがこの甲状腺機能更新症っていうもので、その中にこのバセドウ病っていうのがあるっていう感じですね。
ではなくて、甲状腺…バセドウ病ですね。
で、あとはその上から5つ目ですかね、そして糖尿病っていうのが書いてあって、糖尿病は非常に有名ですよね。糖尿病は今、新診症として研究、臨床されていらっしゃる先生も結構診療大会の中にもいて、
なので、この2つをメインにこの論文の中では取り上げられているっていう、そんな感じです。
まずはバセドウ病に関してですけれども、バセドウ病は甲状腺機能更新症の多くを占めるっていうことで、甲状腺ホルモンが出すぎると元気出すぎるんですよね。
それで不眠になったりとかですね、一見相乗体っぽく見えるっていう、相乗体ってその相打つ病の相ですね。
ということで、相曲症と間違えたりすることもあるんですけれども、実はここにも書いてあるように不安抑鬱っていうことも起こってくるということで、結構このバセドウ病と精神症状って非常に有名なんですよね。
で、この中身はちょっとさておいて、この深尾先生っていう先生ですね、私も非常にいつもお世話になっているんですけれども、その先生がですね、このバセドウ病の患者で甲状腺機能が正常化した後も抑鬱が残存しているとかですね。
ということで、結構このバセドウ病と精神症状、特に相と鬱と両方、あと不安とかですね、そういうのもあるんですけれども、この辺がバセドウ病の発症にも関与しているっていうことが言われていたりします。
で、実際ですね、その次の段落行っていただくと、この治療ガイドラインですね、バセドウ病のガイドラインっていうのがあるんですけれども、その中でですね、このストレスですね、この心療内科、ストレスに起因する病気を見るのが診療内科医なんですけれども、それがね、このバセドウ病の治療にも大きく関係するっていうことがガイドラインの中にも示されていて、この深尾先生の論文とか、あと今東大にいらっしゃる吉内先生の論文とかね、引用されているんですけれども、
はい、なので、これね、非常に発症や経過に心理社会的な因子が関与しっていうのが心身症の定義なんですけど、これにどんぴしゃ当てはまるっていうような病気がバセドウ病っていうことになっています。
なので、もちろんね、バセドウ病の治療って、抗乳腺薬っていって、抗乳腺ホルモンが出過ぎないようにするようなお薬ですね、内服をしたりとか、あとは手術で抗乳腺を取ったりとかですね、あとは放射線治療をしたりすることもあるんですけれども、そういった治療は当然必要なんですけれども、それとともに心身医学的な治療ですね、
そのストレスに対してどういうふうに対応するかみたいなのも一緒にやっていくんじゃ、やっていくといいんじゃないかなというふうに思いますよね。はい、というのが一つ目でした。
糖尿病と抑鬱不安
で、二つ目ですね、こっちのほうがちょっと今日メインなんですけれども、糖尿病と抑鬱不安ということで、これはですね、これも非常にね、糖尿病自体、糖尿病そのものが心身症でもありますし、あとは糖尿病に合併する精神疾患って非常に多いんですよね。
ここの、あの、初っ端に書いてありますように、うつ病の有病率って、これ日本ではね、あの、10%っていうことになってるんですけれども、国際的には25%とかですね、あと、インスリン治療中だと35%、だから3人に1人ぐらいがね、うつ病の可能性があるっていうことになっていて、まあ、だいたい一般人口のね、2、3倍っていうことになっています。
これね、CKD、慢性心臓病でもね、同じような統計あるんですけれども、やっぱりね、あの、病気を抱えているっていうことだけでも、そういった、あの、精神症状の原因になりやすいですし、あとは、まあ、あとからも言いますけれども、糖尿病の患者さんに関してはですね、この悪循環になったりすることもあるので、はい、その辺で、まあ、あの、ここに書いてあるように双方、双方向的っていうふうに書いてありますけれども、はい、それは本当にその通りだなというふうに思いますね。
はい、で、次の段落いっていただくと、あとは、まあ、この放送の中でもね、何回も取り上げましたけれども、その糖尿病であることによって生じるシンデックスっていうのがありますね。このダイアベティスディストレスっていうふうに言いますけれども、はい、これは、あの、非常にね、あの、よく知られたことで、このフィギュア1のところに書いてありますけれども、えっと、まあ、抑鬱が血糖コントロールが悪化させて、これ逆方向にもなりうるんですよね。
こういうね、悪循環にもなるっていうことですね。これはね、ぜひとも知っておいていただきたいですし、あとは、あ、スティグマ問題ですよね。あの、この放送の中でも、もう、いつも取り上げてますけれども、やっぱりね、あの、スティグマ、まあ、もちろん精神疾患に対するスティグマもあるんですけれども、糖尿病に対するスティグマですね、これも非常に多くあって、え、それが、あの、セルフスティグマになることもあるっていうことですね、はい。
まあ、それがまた血糖コントロールが悪化させるっていう、これもまた悪循環になるっていう感じで、はい、あの、ですね、だから、まあ、糖尿病に対する正しい理解っていうのも、まだまだね、浸透していない部分もあるので、そこら辺もね、あの、社会的に、こう、働きかけるっていうことも必要かなというふうに思いますね、はい。
はい、っていう感じです。で、次の段落の糖尿病と不安のところがありますけれども、ちょっとこれ飛ばさせていただいて、えっと、終わりにいきたいと思いますけれども、なので、まあ、あの、今日はね、代表例としてこの、バ、バセロ病と糖尿病っていうのを取り上げましたけれども、まあ、本当にね、あの、精神症ってよくある病気の裏に隠れてるっていうのはすごいあるんですよね、なので、まあ、私自身はね、診療内科医、まあ、診療内科の専門医でもあるんですけれども、
むしろそのプライマリーケアとかですね、他の内科の先生方にこの、他の病気の背景に隠れてる精神症の病態ですね、これを知ってほしいなと思って、いろいろ話をしているんですけれども、まさにこの論文はね、そういう感じで、多くの、その、糖尿病とか内分泌を見る先生方に知っていただきたいなというふうに思ってお話しさせていただきましたし、
あとは、あの、先ほど言ったようにスティングの問題ですね、これはね、あの、医療者だけじゃなくて、やっぱり一般の方もね、非常に多く持っていますので、えー、その辺の、こう、正しく知るっていうことの重要性ですね、その辺もお話ししたいなと思って、今日これを取り上げさせていただきました。
はい、それでは、最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。行きますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、毎度はナイッカイのたけえでした。興味津々。
09:14

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