1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1061》てんかん患者のセルフ..
2024-10-15 11:16

《1061》てんかん患者のセルフスティグマを知る

本日ご紹介した論文はこちら

てんかん患者のセフルスティグマの実態とその低減に向けて

https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1240110786.pdf


※本日放送事故が発生し、一部音声を修正しています。申し訳ございません。


面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

#心身健康ラジオ

#興味シンシン論文

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療

#健康

#スタエフ医療部


《AI要約》※誤字はご容赦!

10月は「てんかん」をテーマにした月間で、今回はてんかん患者のセルフスティグマに関する論文を紹介しています。

てんかんの基礎知識

てんかんは、WHOによると「大脳神経細胞の過剰な放電によって起こされる反復性のてんかん発作を主症状とする慢性の脳疾患」と定義されています。有病率は100人に1人程度で、世界では約5000万人、日本では100万人ほどの患者がいると推定されています。

セルフスティグマの影響

てんかん患者のセルフスティグマは、認知、感情、行動の各面で影響を及ぼします。

認知面:

てんかんという病気自体に対するネガティブな認知

能力がない、精神病である、治らない病気だと思い込む

感情面:

発作が辛い、恥ずかしいといった感情

行動面:

病気を隠す

治療に消極的になる

社会参加を躊躇する

セルフスティグマの評価

研究者たちは、日本語版てんかんセルフスティグマスケールを開発し、8項目について「全くそう思わない」から「非常にそう思う」までの評点をつけられるようにしています。

スティグマ解消への取り組み

国際的には「アウト・オブ・ザ・シャドウズ」という国際キャンペーンが行われており、てんかんのスティグマ解消に取り組んでいます。日本では、ドイツで開発されたMOSESプログラムを適用した取り組みが行われています。

竹尾先生は、てんかんに関するスティグマ問題は「知ること」から始まると強調しています。この放送がてんかんについて少しでも理解を深める一助になることを願っています。

最後に、竹尾先生は「新進じゃんけん」で放送を締めくくり、リスナーに「上手な1日」を過ごすよう呼びかけています。


00:00
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、10月はてんかん月間ということで、今週1週間はてんかんをテーマにいろいろお話をさせていただいております。
毎週火曜日は興味心身論文ということで、その週のテーマに沿った論文をご紹介しているんですけれども、
今日ご紹介する論文は、一昨年の精神神経雑誌に出た論文の特集ですね。
本人の持つセルフスティグマに気づき、支えよう、統合視聴症、認知症、そしててんかんギャンブル依存症というですね、
これ多分特集だったと思うんですけど、その中のてんかんの記事ですね。
てんかん患者のセルフスティグマの実態とその提言に向けてというような論文が出ておりましたので、
これをご紹介したいと思います。
ちなみにですね、書かれたのは倉持泉先生という先生で、
埼玉医大の精神神経科の先生なんですけど、この先生方ってね、
実はサイコネフロジー、堀川直人先生って4番目に書いておられる先生は、
サイコネフロジー学会、当時研究会でしたけれども、元理事長先生だったんで、
私も非常に日頃お世話になっているんですけれども、
そのグループが書かれたてんかん患者の論文になっております。
はい、ということで、まずはちょっと1枚目が用紙になっているんですけれども、
それを飛ばさせていただいて、2枚目からいきますかね。
はじめにっていうところで、
令和の時代となり、てんかんに関連する諸症状の病態はほぼ解明されてきたということで、
いろんな方法でてんかんの治療が受けられることになっているということなんですけれども、
てんかんに限らずですね、てんかんが精神疾患に分類されるかどうかっていうのはあると思うんですけれども、
精神界が見るべきかどうかっていうのはあると思うんですけれども、
ただ、やっぱり差別偏見、スティグマですね。
こういったものは未だに根強くあるかなと。
昨日の放送の終わった後のチャットにも結構いただきましたし、
やっぱり正しい理解がされていないっていう部分があるかなというふうに思います。
あとは、ちょっとこの後出てきますけれども、
自分自身に対するスティグマですね、
そういうのをセルフスティグマっていうふうに言いますけれども、
それをこの方たちは開発してきたみたいなんですね。
この後ちょっと出てきますけれども、
なので、セルフスティグマをどういうふうに減らしていけるかっていうのが、
今後の大きなテーマになってくるっていうのが、
はじめの方に書いてありますね。
で、まずはてんかんの基礎知識。
昨日もね、ちらっとやりましたけれども、
WHOによるとですね、てんかん、
手術の病院によってもたらされる慢性の脳疾患で、
大脳神経細胞の過剰な放電によって起こされる反復性の発作、
かっこてんかん発作を主張とするものということで定義されているということですね。
03:04
で、昨日も言ったように100人に1人ぐらいの有病率で、
世界では約500万人、日本では100万人ぐらいいらっしゃるだろうというふうに言われてますね。
で、このてんかんの知識が乏しいというのは、
国際的にもそうみたいで、国際てんかん会議っていうので、
アウトオブザ・シャドウズっていう国際キャンペーンができてるみたいで、
このてんかんの知識の解消を世界的に、国際的にやっているっていうことみたいですね。
で、その次の段落いくと、このてんかんってね、
今口頭で言ってるんでね、ちょっとどういうふうに思われてるかわからないですけど、
今はもう医学的にもてんかんってひらがなで書くことになってるんですよね。
昔はですね、この難しいてんかんって漢字で書いてる時代、
これちょっと何て言ったらいいのかわからないんですけど、
これやまいだれに、なんだこれ、まことみたいなのとか、
やまいだれに、あいだなんですけれども、なかがつきみたいな、
これちょっと何て呼ぶのかわからないんですけれども、
その漢字のてんかんっていうのを書いてた時代もあったと思うんですけれども、
これ自体にですね、差別的な意味があるっていう、
てんがなんだったかな、狂うで、かんが、いかるでしたかね、
確かそんな意味だったと思うんですけれども、
この漢字で書くこと自体が差別的な意味があるっていうことで、
今はひらがなで書くというのが標準化されてるんですけれども、
そういったところからも含めてですね、
あとは精神疾患の分類になっているっていうことも含めてですね、
やっぱりまだまだスティグマが根強いっていうことはあるかなというふうに思います。
2に行っていただくと、セルフスティグマによる影響っていうことで書いてあって、
スティグマはですね、今まで私の放送でも何回か取り上げました、
糖尿病に関するスティグマとかですね、いうのもあると思うんですけれども、
社会的なスティグマっていうのとセルフスティグマっていうのに大きく対別されますし、
この後出てきますけれども、認知、感情、行動いう、
各々にスティグマが発生するっていうことになっていますよね。
その次のページに行っていただくと、
実際のセルフスティグマの分析、今までの先行研究というか、
この倉本先生らが調べた結果だと思うんですけれども、
そういう感じでいくと、3つに分類されると。
1つが大きな意味でのセルフスティグマですね。
2つ目がこの社会的スティグマの認知っていうことと、
3つ目がこの現実の苦痛、悩みっていう3つに大きく分かれると。
さらにそのセルフスティグマが1から9ですね。
この後出てきますけれども、いろんな認知、感情、行動の
さまざまな面でのスティグマになってくるっていうことになってきます。
実際ですね、次のページかな。
PDFで言うと4ページ目に行っていただくと図っていうのがあって、
転換のセルフスティグマの認知、感情、行動のまとめ、
06:02
出的分析結果っていうことになっていて、
この出的分析っていうのはこういうところに非常によく使われるんですよね。
例えば、この認知のセルフスティグマっていうことでいくと、
やっぱり疾患そのもの、転換という病気そのものとかですね、
診断治療に関するネガティブな認知ですね。
この能力がないとか精神病だとか治らない病気とかですね、
こういうふうに思われるセルフスティグマがあったりとかですね。
あと、発作に関するネガティブな認知ですね。
昨日も言ったように転換の発作っていろんな形式があるんですけれども、
この迷惑かけるとかですね、気持ち悪いと思われるんじゃないかとかですね、
こういったものがありますし、
あとは感情に関してですね、
やっぱり当然発作が辛いとかですね、発作恥ずかしいみたいなのって、
これは自然な感情だと思うんですけれども、
そういうのがセルフスティグマとして出てきたりするということですね。
あとは行動面ですね。
やっぱり転換っていうことを人に言えない、自らの病気を隠すっていうのとかですね、
あとは治療に対して消極的であって、
おとといかな、取り上げたように転換の薬を途中でやめてしまうとかですね、
薬飲みたくないからということでやめてしまったりとかっていうのがあったりするっていう、
そんな感じになっています。
あ、と思ったら少々お待ちください。
あ、ちょっと一瞬画面が切れてしまいました。
なので、あとは社会参加ですね。
社会参加に関しても周囲の理解が得られるかみたいな、
そんなところも問題になってくるかなというふうに思います。
で、少々お待ちください。
パソコンの画面が切れてしまったので、
アクシデント。
少々お待ちください。
ちょっとスマホのほうで開きますので、
少々お待ちください。
なんで切れてしまったのかわからないですが、
あ、と思ったら、ちょっとお待ちくださいね。
これスマホのほうもPDFがなぜか読めないな。
ちょっとお待ちくださいね。
これはどうやって読んだらいいかな。
あ、そうこうしているうちにパソコンが復活したかもしれないですね。
なんかやっぱり最近パソコンの調子が悪いんですよね。
少々お待ちください。
あ、これあれですね。
しかも、昨日はちょっと挙動がおかしかったので、
09:04
パソコンコクシスに問題がありますけれども、
少々お待ちください。
これどっちにしても収録は切れているので、
はい、復活しました。
どこまで行きましたっけ。
4ページ目のところですね。
セルフスティグマのところですね。
で、認知、患者の行動、いずれもあるという感じですね。
で、それを評価するこの表の2ですね。
日本語版セルフスティグマスケール、
違う、転換セルフスティグマスケールというのを開発しているみたいで、
開発しているというか、もともとのやつを日本語版にしているということで、
この1から8項目に各々について全くそう思わないから、
非常にそう思うというので、評点が付けられるようになっているみたいです。
で、最後ですね、5のところですね。
転換患者のセルフスティグマ提言に向けた取り組みということで、
海外ではですね、このドイツで研究開発されたMOSSESって読むんですかね。
いうのを日本に適用してということでやっているプログラムをやっておられるみたいですね。
で、やっぱりね、このスティグマ問題って、
まず知ることから始まる、今日のタイトルにも挙げましたけれども、
知ることから始まるところってかなり大きいと思うので、
その辺で転換のことを少しでも知っていただける、
一助にこの放送もなればなというふうに思っています。
はい、ということで、
じゃあ最後、しんしんじゃんけんで終わりにしたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
ホワイトナイトガールの竹内でした。
興味津々。
11:16

コメント

スクロール