1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1007》仕事と治療の両立🐰病..
2024-08-13 15:12

《1007》仕事と治療の両立🐰病気ごとの注意点は⁉️

本日ご紹介した論文はこちら

事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン

https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/dl/download/guideline.pdf


面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

#心身健康ラジオ

#興味シンシン論文

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療

#健康

#スタエフ医療部


《AI要約》※誤字はご容赦!(偏頭痛になってる!!)


内科医たけお先生による「心身健康ラジオ」では、治療と仕事の両立支援に関する厚生労働省のガイドラインを紹介しています。このガイドラインは令和6年3月に最新版が発表され、約60ページにわたる内容を持ちます。


ガイドラインは6章構成で、治療と仕事の両立支援の状況、位置づけと意義、留意事項、環境整備などを扱っています。特に注目すべきは、6つの具体的な病気(がん、脳卒中、肝疾患、難病、心疾患、糖尿病)に関する注意点です。


がんについては、2人に1人が罹患する時代となり、年齢とともに罹患率が上昇します。治療の外来シフトが進み、仕事を続けながら通院する患者が増えています。メンタルヘルスケアも重要で、2週間以上気分が沈んだ状態が続く場合は専門家への相談が推奨されます。


脳卒中は年齢とともに発症率が上昇し、症状は脳のどの部分が障害されるかによって異なります。麻痺や失語症などの症状に応じた配慮が必要です。


難病については、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、パーキンソン病など、様々な疾患があり、それぞれに対応が異なります。


心疾患は主に心筋梗塞、不整脈、心不全に分類され、各々で対応方法が異なります。


糖尿病に関しては、特に職場での低血糖に注意が必要です。糖尿病であることを開示しているかどうかによって、周囲のサポート体制が変わってくる可能性があります。


たけお先生は、このガイドラインに慢性腎臓病や痛み系の疾患(偏頭痛、腰痛など)、女性特有の疾患(月経前症候群、更年期障害など)も含めるべきだと指摘しています。また、難病を一括りにするのは適切でないとの見解も示しています。



00:04
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまちわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開なましろ、6夜皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、治療と仕事の両立のお話をテーマにいろいろお話しさせていただいてますけれども、
第3回目の今日は、ついにガイドラインのご紹介をしたいと思います。
毎週火曜日は興味津々論文をやってるんですけど、ちょっと論文ではないんですけど、今日はガイドラインのご紹介ということで、
これはですね、もう非常に有名なもので、ご存じの方も多いかもしれないですし、
まさにこの領域に関わっておられる方は、もう相当読み込んでおられるかもしれないですけれども、
タイトルがですね、事業上における治療と仕事の両立支援のためのガイドラインというので、
そのまんまですね、そのまんまのものが厚生労働省から出ておりまして、
これ最新版が令和6年、今年の3月版が最新版になっております。
これ60ページぐらいあるんですけれども、その中ちょっとピックアップしてですね、今日はご紹介していきたいと思います。
それではまずは目次のところからいきますが、
ページ数はあれですね、目次のところ入ってないですね。
目次が全部で6章構成になっていて、まず第一が治療と仕事の両立支援をめぐる状況ということで、
概論的な話ですね。
2番目も治療と仕事の両立支援の位置づけと意義。
これも親口的な感じですよね。
3つ目、治療と仕事の両立支援を行うにあたっての留意事項。
これも役所的ですね。まだ本題に入らないという感じですけれども。
4番目が両立支援を行うための環境整備、10市前の準備事項。
ここら辺から本題に入ってきて、両立支援の進め方が6ページ目ですね。
特殊な場合の対応という、こういう6章構成になっているんですけれども、
ですけれども、ここの6章までのところは、正直ほとんど文字ばっか、
というか全部文字かな、という感じで、非常に眠くなるんですよね。
眠くなるし、ちょっと今日も全部ご紹介はしきれないんで、
むしろ参考になるのは、この参考資料のところのほうが、
皆さん見ていて興味津々かなと思いまして、
1つはこの様式例集というのが、13ページ目から21ページ目まで書いてあって、
実際にこういう書式を使ってくださいよ、みたいなのが出ています。
これですね、私はここまでしっかりしたもの、実はほとんど書いたことないんですけれども、
昨日言ってた主旨意見書みたいなのも含めてですね。
なんですけれども、こういうふうに使っていったらいいんだというのとですね、
03:01
あとは、22ページですね。
昨日もチャットご紹介しましたけれども、
この治療と仕事の両立に関する支援制度期間ということで、
ざざざっとですね、いろんな制度期間が書いてあります。
なのでこの辺はね、一度目を閉じておいていただくと、
自分が病気になった時とかですね、自分のご家族とかですね、
あと知り合いの方が病気になった時にね、非常に参考になるんじゃないかなというふうに思います。
昨日も言ったように、これ申請主義なんで、申請しないと始まらないんで、
はい、という感じです。
でですね、今日ご紹介したいのはその次ですね、
この留意事項のところですね、具体的な病気ごとの注意点というので、
6個挙げられてるんですね。ここを中心にちょっと今日はご紹介したいなというふうに思います。
で、何が取り上げられているかというと、
一つが癌ですね。これはね、癌は、ちょっと明日も話しますけれども、
癌の治療と仕事の両立って今ものすごいトピックなんで、
国も相当力を挙げているというところで、一つ目が癌ですね。
二つ目、脳卒中ですね。
三つ目、肝疾患、肝臓の病気ですね。
四つ目、難病。
これね、まぁまぁちょっと後からお話します。はい。
で、五つ目、心疾患、心臓の病気ですね。
で、六つ目、糖尿病ということで、はい、この6個の病気、
まぁちょっと難病はね、本当にいろんなものも含むんですけれども、
6個の病気に関して、それぞれの注意点が書いてあるということで、
ここをね、ちょっと今日解説してみたいなというふうに思います。
ただですね、これ、ちょっとね、病気の選び方ですね、
もう少し、まぁこれ選び出したきりないっていうのはその通りなんですけれども、
考えてもらいたいなと思っていて、
一つはですね、やっぱり慢性腎臓病は入れてほしいなっていう、
腎疾患は入れてほしいなと個人的にはすごい思いますし、
あとはですね、これ、普通のよくある病気があんまり入ってないんですね。
例えば、痛み系ですね。
頭痛の方とかね、変頭痛の方とか結構いるじゃないですか。
変頭痛、まぁ自傷変頭痛の方もいるかもしれないですけれども、
変頭痛、緊張型頭痛とかですね、
あと腰痛とかですね、こういう痛み系のことってね、
結構ね、QOLを害していて、仕事にも影響したりするので、
この辺はね、入れてもらいたいなと個人的にはすごい思いますし、
あとは女性に関連しては、やっぱり女性特有の病気ですね。
月経全症候群とかですね、高年期障害とか、月経困難症もそうですけれども、
そういうのは、ちょっと改定の時には入れてもらいたいなというふうに思いますね。
あとは、難病の中にね、いろんな病気が含まれてるんですけれども、
難病って、本当にいろんなものも含むんで、
ちょっと難病っていう括りで言うのは、大雑把すぎるんじゃないかなというふうに個人的には思いますけれども、
06:00
ちょっとそれをこの後お話していきたいと思います。
はい、ということで前段が非常に長くなりましたけれども、
27ページまで飛んでいただいて、
えーと、ちょっと、そうですね、まずは癌からやっていきたいと思います。
1病気1、2分ずつぐらい、ちょっとエッセンスだけお話したいなというふうに思います。
はい、まずは癌ですね。
癌に関しては、これもよく知られた話ですけれども、
今や2人に1人が癌になる時代なんですね。
だから、癌サバイバーって言いますけれども、
癌を抱えておられる方とかですね、
癌の治療中の方とかが就労するって、全然普通なんですね。
なので、その癌を抱えながらも仕事をどういうふうにやっていくかって、
非常に重要なことになっていきます。
で、特にですね、この図1に書いてあるように、
まあ、年齢、育に従ってですね、
癌の罹患率って当然ですけど、増えていくんですよね。
だから、まあ、若い方だけを雇用している企業だったらね、
あんまり癌患者さんが、その企業内、雇用している方の中にいないっていうところもあるかもしれないですけれども、
高齢、特に40代以降ぐらいですね、になるとものすごい増えてくるので、
しかも今、高齢になっても働こうみたいなのもあると思うんです。
ここでやっぱり、癌を持ちつつ働くっていう働き方とかは考えていかないといけないかなというふうに思いますね。
で、図2はですね、ちょっと作意的な作図なんで、
これあんまり良くない図なんですけど、
というのは左側のレンジが50パーから70パーになっているんで、
本当はこれ0から100にしないと、これ過大評価されて見えてしまうんでアレなんですけれども、
でもそれでもね、5年相対生存率っていう、
要は、癌になっても生存率が高くなっているっていうことになっていて、
だから、先ほど言ったような癌サバイバーみたいなところも出てくるっていう、そんな感じになってきますね。
あとは図3のところですね、今言ったような話で仕事を持ちながら通院しているものはものすごい多くなってるんですよね。
特に高齢の方においてはですね、
本当に癌を持っている方って言っていらっしゃるので、
それを持ちながらも働いているっていうのはありますし、
あとは、この2のところですね、入院日数の短縮化と通院治療へのシフトっていうことで、
これがんになると入院するって思っておられる方が非常に多いんですけれども、
もちろんですね、その手術にあたっては入院が必要になりますし、
あとは、一部の抗がん剤治療で、特に初回の治療は入院するっていうところもありますけれども、
ただ、ほとんどは外来にものすごい勢いでシフトしてきています。
この図5とかを見ていただいたら分かると思うんですけど、
入院と外来が完全に逆転してきてますよね。
入院はもう右肩下がりっていう感じになっていて、
これはどこの病院でもそうですね、外来の治療センターっていうのががんの拠点病院では整備されていて、
もうどんどん外来にシフトしていっています。
なので、だからこそ外来に通院しつつ、昨日もお話ししたように、
09:02
仕事をどういうふうなペースでやっていくかっていうのが求められるっていう、そんな感じですね。
がんの三大治療、これはいいですね。
これはちょっと見ておいていただくことにして、っていう感じですかね。
このペースでやっていくと全然終わらないんで、次に行きたいと思います。
ただ、メンタルヘルス面への配慮っていう、この図6ですね。
がんによるストレスへの心の反応。
これ非常に有名な図なんで、見たことある方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
やっぱりがんに伴ってですね、いろんな心身の、心身というか、心の健康状態という問題になってくる場合もありますね。
基本的には2週間ですね。この2週間というのを覚えていただいて、
2週間以上続いていて、なおかつ気分が沈んだ状態が続いているっていう状態だったら、
ちょっとがんに伴う心理的な状態を考えて、
サイコンコロジストですね、精神守衛とかに相談っていうのが必要になってくる場合もありますよね。
ということで、このペースだったら全然終わらないんで、ちょっとやり方をまた考えますが、
続いては脳卒中ですね。
脳卒中も当然ですけれども、多いです。
多いですし、これまた年齢が上がるに増えて、関数が増えてくるというのが図1に書いてある通りですね。
ただですね、脳卒中って本当にいろんな脳卒中があるんですよね。
これ、その経過のところ、図3かな。
脳卒中発症後の経過と復職率のイメージというのが書いてありますけれども、
一般論としてはこんな感じなんですけれども、
ただ脳卒中って、その脳のどこの部分が障害されるかによって全然起こる障害が違うんですよね。
典型的にはですね、この35ページに書いてある麻痺ですね、が有名だと思うんですけれども、
ただ、後耳脳筋の障害といってですね、その言葉がうまいこと使えないという、
質語症というふうに言いますけれども、があったりするとですね、
一見見た目には問題ないんですけれども、言葉がうまいこと理解できないとか、
コミュニケーションしづらいみたいなことが起こってくるので、
ここら辺は相当配慮が必要ですね。
目に見えない障害っていうのがあったりするんで、
という感じです。
だからこの辺の、特に後耳脳筋の障害に関しては、
リハビリをかなりしっかりやらないといけないんでっていうので、
リハビリ期間もしっかり設けられてはいるんですけれども、
ただ、副職するにあたっても、それ相当の配慮が必要かなというふうには思いますね。
続きまして、観疾患。
観疾患はちょっと飛ばさせていただきますかね。
観疾患、すいません。飛ばさせていただきますけれども、
ポイントはですね、新型肝炎に関しては治る病気。
新型肝炎の方がいらっしゃったら必ず病院に、
今はもう治る病気ですんで、行っていただけたらというのだけ言っておきます。
で、続いてが難病ですね。
12:04
難病もですね、先ほど言ったようにちょっと一括りにするのは無理があるんですけれども、
難病は増えていますというか、この図1に書いてあるように、
一部の難病が非常に増えている、特にかゆうせ大腸炎ですけれども、
あ、これ失礼しました。増えているんじゃなくて、これ年齢別ですね。失礼しました。
ですけれども、いろんな難病があって、それぞれに対応が違うという。
ここでは代表例として、かゆうせ大腸炎とクローン病、
炎症性腸疾患と言われるやつですね。
あと全身性リテマトーレスとパーキンソン病というのが3つ書いてありますけれども、
これを一緒くたに語るのはちょっと無理があるかなという感じしますね。
特に昨日のYouTubeライブでも出てきました、全身性リテマトーレスとかね、
腎臓もやられたりすることもありますし、あとはここにも書いてありますかね、
日光花瓶とかも、日光花瓶書いてないかな、とかあったりしますし、
あとはステロイドを使ったりすることもあるので、
ステロイドに伴ういろんな配慮とかっていうのも必要になってきたりするので、
ちょっとだいぶ難病って全部まとめてしまうとだいぶ違うかなっていう感じはありますね。
続きましてが、心疾患ですね。
心臓の病気、心臓の病気もですね、これもやっぱり年齢高くなると多くなってきて、
特に心筋梗塞、不正脈、あと心不全ですね、ここ3つ書いてありますけれども、代表的な病気です。
ただですね、これ心臓の病気といっても、この3つの病気は全然対応というか、
配慮すべきことが違うんで、ざっくり心臓の病気っていうふうに捉えられがちですけれども、
心臓の何の病気かっていうのによって全然対応法が違うんで、この3つは全然違う病気だよっていうこともですね、
さっきの難病じゃないですけれども、知っておいてもらえたらなというふうに思います。
で、最後ですね。最後、糖尿病ですね。
糖尿病はちょっと以前も取り上げたんで、ご存知の方も多いかもしれないですけれども、
やっぱりね、特に職場の低血糖ですね、これは非常に注意で、
低血糖になりにくい薬とかっていうのも今あるんですけれども、ただそれでもね、
やっぱり糖尿病をカミングアウトしているかどうかっていうのによってですね、
この職場の方がどれぐらいその低血糖に効き付けるかどうかっていうのも違ってくると思うんで、
もちろんね、その全然オープンに糖尿病ですっていうことで言っておられる方はいいと思うんですけど、
言っておられない方に関しては、特に低血糖リスクが高いお薬を使う場合にはね、
ちょっとだいぶ注意が必要かなというふうに思いますね。
という感じでした。ちょっとペース配分をだいぶミスりましたんで、失礼しました。
詳しくはまたちょっと読んでおいていただけたらなというふうに思います。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。
はい、行きますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
15:04
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとはない。ダイナタKでした。興味津々。
15:12

コメント

スクロール