本日ご紹介した論文はこちら
医学と医療の最前線 身体症状症
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/8/107_1558/_pdf/-char/ja
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《AI要約》
1. 紹介する論文は、日本内科学会雑誌の「医学と医療の最前線」特集の中の「身体症状症」というタイトルの論文。
2. 論文は6年前のものだが、内容はそれほど変わっていない。
3. 著者は九州大学心療内科の吉原先生。
4. 身体症状症は、精神疾患の分類に含まれ、DSM-5では「身体症状症及び関連症」という括りになっている。
5. 心療内科の外来患者の約7割は痛みを訴える。
6. 身体症状症とは、身体症状に関連した過度な思考、感情、行動があり、苦痛を伴う身体症状が長期に持続する疾患。
7. 医学的に説明できない身体症状を訴える患者は、プライマリケアにおいて50%以上と報告されている。
8. 身体症状症の原因には、患者の気質、環境要因、経過の修飾要因、患者の認知的要因などがある。
9. パーソナリティ障害や知的障害などの他の精神疾患の合併の可能性を念頭に置いて診断を行う必要がある。
10. 治療では、症状の訴えを傾聴し、身体症状を真剣に受け止めることが重要。
11. 身体疾患が明らかでない限り、さらなる紹介や検査を避ける。
12. 定期的に通院してもらうようにする。
13. 治療目標は、症状をゼロにすることではなく、日常生活に支障がある部分を改善すること。
14. 患者と医師の信頼関係の確立が非常に重要。
15. 心理、社会的背景の聴取も大切。
16. 薬物療法と非薬物療法があり、患者に応じて治療を検討する。