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2024-12-24 11:03

《1121》線維筋痛症を知る名論文📃

ご紹介する論文はこちら

自覚症状からみたリウマチ性疾患

線維筋痛症

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/108/10/108_2077/_pdf/-char/ja


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《AI要約》※誤字多数ありますが、ご容赦ください


内科医たけお先生による線維筋痛症(FM)に関する解説を要約します。


## 線維筋痛症の概要


線維筋痛症は、客観的な検査所見に乏しく、主に自覚症状から診断される代表的な疾患です。医師の共感性、観察力、柔軟な対応力が求められます。


## 歴史的背景と認知度


- ナイチンゲールやレディー・ガガなど、著名人の罹患により認知度が上がっています。

- 診断は複雑で、他の疾患との鑑別が重要です。


## 診断基準


- 1990年のACR分類基準が有名ですが、客観性に欠けるため、2010年に新しい診断基準が策定されました。

- 新基準ではスコアリングシステムを用いて診断を行います。


## 症状と合併症


線維筋痛症は多様な症状を呈し、他の機能性身体症候群との合併も多いです:


- 慢性疲労症候群

- 筋膜性疼痛症候群

- 過敏性腸症候群

- 緊張型頭痛

- うつ病、PTSD

- 化学物質過敏症


## 治療法


### 薬物療法


- 抗うつ薬

- 神経障害性疼痛治療薬

- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

- トラマドール


※オピオイド系鎮痛薬の使用は推奨されません。


### 非薬物療法


1. 患者・家族教育(最重要)

2. 運動療法

3. 精神心理療法

4. リハビリテーション

5. 鍼灸治療


特に教育、運動療法、精神心理療法はエビデンスレベルが高く、実際の臨床でも重視されています。


線維筋痛症の治療には、薬物療法と非薬物療法を組み合わせた総合的なアプローチが必要です。患者の理解と周囲のサポートが重要な役割を果たします。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、
毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
たまに朝5時半からライブやっていて、
公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、
繊維筋痛症の話題をお送りしておりますけれども、
昨日おとといで、繊維筋痛症がだいたいどんな病気かというのをご理解いただいたと勝手に思っているんですけれども、
毎週火曜日はですね、興味心身論文ということで、論文をですねご紹介しております。
で、今日はですね、今でも何回か取り上げたこの日本内科学会雑誌っていうですね、
内科医が、ほとんどの内科医が入っている学会なんですけれども、
その学会史の2019年に出たですね、
特集、自覚症状から見た理由末製疾患っていう中の、
繊維筋痛症っていうトピックスがありまして、
そこの論文のタイトルが繊維筋痛症なんですけれども、
この論文をご紹介してみたいと思います。
ちなみに、著者がですね、村上正人先生っていうですね、
心療内科のレジェンド的な、日本以来の先生なんですけれども、
まあ今ちょっと体感されましたけどね、
の論文をご紹介させていただこうというふうに思ってます。
はい、ということで、まずは用紙のところはちょっと飛ばさせていただいて、
はじめにのところはですね、
何回かお話ししますけれども、この2段落目のところですかね、
これ全部繊維筋痛症はFMっていうふうに略されてますんで、
FMって書いてあるので繊維筋痛症と控えて読んでいただけたというふうに思うんですけれども、
繊維筋痛症は臨床検査や画像検査等の客観的所見に乏しいことにより、
まさに自覚症状から診断する代表的なリーマツセイ疾患であり、
医師の共感性、見る目、推察力、並びに柔軟な応療力等が求められる疾患であるという、
非常に秀逸な書き出しになっておりまして、
これはね、でも本当にその通りだなというふうに思いますね。
あの繊維筋痛症を見ることができるって言ってる先生はいらっしゃるかもしれないですけども、
実は病名だけつけて終わりとかですね、
あとは本当に繊維筋痛症かどうかよくわからないけど、
それっぽいことを言っているというか、いうお医者さんとかも中にいらっしゃったりするので、
ちょっとその辺は注意が必要かなというふうに思います。
なので、昨日もね、ドクターピースもちょっと触れてましたけれども、
この論文の中にも出てきますけれども、広くこの機能性疾患ですね、
これをどういうふうに診断し、あと見ていくかっていうのはですね、
ここはやっぱり診療内科医のスキルは非常に活かされる分野じゃないかなというふうに個人的には思ってます。
はい、ということで、まずは繊維筋痛症はどのような疾患かということの1のところですけれども、
ここに歴史的背景がいろいろ書いてありまして、
これコメントにもね、今週いただいておりましたけど、このナイチンゲールですね。
03:01
ナイチンゲールもね、この繊維筋痛症と慢性疲労症候群だったんじゃないかっていうような、
そんな説がありまして、ナイチンゲールってね、結構活躍したイメージ多いと思うんですけれども、
晩年はですね、もうこの50年以上もここに伏していたっていう、
そんな感じで、かなりヤバいって戦った晩年期を過ごされたっていうことは結構有名かなというふうに思いますし、
あとはレディーガガの話も出てきますね。
日曜日もちょっちらっと触れましたけれども、レディーガガさんとかですね、あとヤギヤキコさんとか、
そういう有名人が、最近では繊維筋痛症なんかニュースで出てましたよね、という感じで、
結構ね、著名人がその病気を告白するっていうこともあって、
最近少しずつ、この病名の認知はね、しられてきてるかなというふうに思います。
はい、で、その2のところですね、
FM、繊維筋痛症をどう診断するかっていうところで、これがね、非常に難しいんですよね。
これちょっといろんな病名が並んでいて、何のこっちゃっていう話かなというふうに思うんですけれども、
あの、まあ、整形以下にですね、この痛みがあるっていうことで受診すること多いと思うんですけれども、
まあ、もちろんね、整形以下的な病気もそうなんですけれども、ただ内科の病気とかですね、
他に神経の病気とかですね、神経って、精神じゃない意味での神経の病気ですね、とか、
まあ、いろいろ考えることが多くって、結構ね、その診断も、その、なんか、安易に、
じゃあ、繊維筋痛症ですねっていうふうに付けられるものではないっていうことと、
あとは、まあ、昨日、トトエも言いましたけれども、その診断を付けることの意味っていうのをね、
あの、我々よく考えるんで、その、繊維筋痛症と診断する方がメリットが高いと思われる方は、
その繊維筋痛症っていうふうに診断、病名するんですけれども、
その診断価値があまりないっていう方に関しては、慢性頭痛っていうような病名、
これ、心療大会よく使うんですけれども、そういう病名にとどまるという勇気というか、
そういうこともたまに、あ、たまにというか、まあまあありますね。
はい、っていう感じでございます。
はい、で、診断はですね、この図の1のところですね、
えー、まあ、昨日も出てきましたけれども、この、米国理由待ち学会ACRの分類基準の1990年のやつですね、
これが非常に有名で、まあ、これ、医師国家試験とかにも出てくるやつなんですけれども、
はい、これが有名なんですけれども、でも、さすがにね、この、なんか、押して、
そこに圧痛点があるだけで診断しては、ちょっと、さすがに客観的に微妙だろうということで、
この2010年のACRの予備診断基準というのができて、
まあ、実はね、これもう一つね、あの、研究用の診断基準というのがもう一つあって、
さらにそれがややこしいんですけれども、はい、という感じで、えーと、この次のページかな、
あ、そうですね、表の1のところに、えーと、診断予備基準2010というのが書いてありますけれども、
こんな感じで、ある程度、こう、スコアリングして診断していくということになっております。
はい。
で、えー、2のところですね、自覚症状から見た、えー、先期痛症ということで、
えーと、まあ、本当にね、まあ、昨日、例えばお話しましたように、いろんな症状が起こるんですね。
06:02
で、いろんな症状が起こる上に、この、えー、機能性心体症候群というですね、
まあ、昨日も機能性疾患の話、ちょっと出てましたけれども、
いろんなね、この機能性心体症候群の合併っていうのが起こってくるんですよね。
えー、それが、えー、2080ページのPDFで言うと4枚目かな、の、
右下、FSS、これ機能性心体症候群のことなんですけれども、
そして、合併しやすい疾患と診断というところから、順番にいろいろ書いてありますけれども、
まあ、ちょっとね、これ一個一個説明すると、もうそれだけで1時間ぐらいかかるんで、ちょっとやめときますけれども、
でも、要はですね、この、えーと、PDFで言うと5ページ目かな、
えーと、ページ数で言うと、2081ページのところを見ていただけたらと思うんですけれども、
この図2のところですね、
えーと、機能性心体症候群の、こう、概念図みたいなのが書いてありますけれども、
こんな感じで、非常にね、いろんな病気がこの、中に含まれるっていうことですね。
で、まあ、性筋痛症と一番近しいというか、合併が多いのが、この慢性疲労症候群っていうことですけれども、
それ以外にも、えー、筋筋痛症候群とかですね、まあ、筋膜性疼痛症候群と、
あ、筋筋膜性疼痛とも言いますけれども、というものとか、
あとは、まあ、よく心身症として捉えられるこの、
過敏成長症候群とかですね、緊張型頭痛とか変頭痛とかですね、月経困難症とかですね、
まあ、こういった、まあ、ザ・心身症的なものも含まれますし、
あとは、うつ病PTSDとかですね、こういった、精神疾患も含まれるっていう。
あとはね、まあ、これもコンテステッテディゼイズの一つなんですけれどもね、
化学物質過敏症とかですね、こういうのもあったりしますね。
はい、っていう感じで、非常にね、多くのものをこの、機能性心体症候群の中に含むっていうのが、
一つ特徴になってきます。
はい、まあ、ちょっと1個1個はね、もうちょっと省略させていただきますけれども、
で、7ページ目から、そうですね、7ページ目からの治療っていうことなんですけれども、
えーと、まあ、大きく分けると、薬物療法と非薬物療法に分かれるっていう、
まあ、これはね、どんな治療でもそうなんですけれども、はい、っていうことになっていて、
で、薬物療法は、この表の、えーと、2のところに、まあ、だらーっとまとまっています。
まあ、あの、実はね、生理緊張症ってね、別にお薬が使えないわけではないんで、
あの、お薬も当然使います。
で、まあ、で、エビデンスレベルが高くて、まあ、よく品用されているものでいくと、
やっぱりね、抗鬱薬ですね。抗鬱薬とか、あとは、
えーと、神経障害性糖通治療薬というふうに書いてますけれども、
はい、それとか、あとは、えーと、その他の鎮痛薬っていうところに書いてある、
トラマドールですね。まあ、この辺は比較的よく使われるかなというふうに思います。
で、まあ、それ以外のものも使われたりするんですけれども、逆にですね、この、
えーと、そうですね、あの、麻薬、麻薬性のオピオイド鎮痛薬っていう、
フェンタリルっていうのは下から2行目かな、に書いてありますけれども、
あの、基本的にはですね、この、まあ、これ保健所使えてしまうんですけれども、
09:01
慢性糖通っていうことで使えてしまうんですけど、これはね、あの、個人的には全くお勧めしないですし、
医療用麻薬を、この、生理緊張症とかですね、慢性糖通に使っていくと、
あの、よくないっていうのは、まあ、これは、もう国際的にはそういうふうに言われてるんで、
これは、あの、まあ、実施しないっていうふうに書いてありますけれども、
まあ、基本的には推奨されないっていう感じですね。はい。
まあ、ちょっと内容難しくなりましたけれども、で、続いてですね、最後、
えーと、表の3のところですね、えーと、薬物療法も大事なんですけれども、
非薬物療法はですね、お薬以外の治療もね、非常に大事で、
えー、ここでね、一番強調したいのがこの、教育っていうところなんですね。
えーと、患者家族教育。やっぱりね、この生理緊張症、そもそも病気のことはね、
あまり知られていないっていう方が、多くいらっしゃるんで、
それがね、非常に大事で、エビデンスレベルA、推奨度実施っていうことになっていて、
で、このB校のところにですね、職場、学校も含むって書いてあるのが特徴で、
やっぱりね、周りの理解も非常に大事な病気なんですよね。
はい。なので、まあ、これがね、一番大事。で、えー、あとは、運動療法、精神心理療法、
リハビリとかですね、えー、あと、神経とかですね、まあ、こういったものが含まれますけれども、
まあ、特にエビデンスレベルが高いのは、やっぱり運動と精神心理療法ですね。
はい。っていうところが、まあ、エビデンスレベルが高くて、
まあ、ここら辺はね、あの、実際、外来でもよく実施するところです。
はい。こんな感じですかね。はい。っていう感じで、
まあ、ちょっとね、あの、医者向けの論文なんで、内容難しいところもあると思うんですけど、
まあ、あの、特に図表を中心にですね、ふーんって思っていただけたらいいかなというふうに思ってご紹介させていただきました。
はい。まあ、詳しくはまた読んでおいていただけたらと思います。
はい。では、最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思いまーす。
行きますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぱっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはないか、いるだけでした。
興味、しんしん。
11:03

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