1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1345》不眠に対して睡眠薬💊..
2025-09-22 08:34

《1345》不眠に対して睡眠薬💊は間違いです‼️

チョイス@病気になったとき

「不眠症・むずむず脚症候群 治療情報」

https://www.nhk.jp/p/kenko-choice/ts/7JKJ2P6JVQ/episode/te/7M3NQMVM14/


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけお氏が、自身のイベント参加経験とNHKの番組『チョイス』の内容を元に「不眠症」について解説します。


**【不眠症の現状とリスク】**

たけお氏は、イベントで多くの人が睡眠に悩んでいることを再認識したと語ります。令和元年の調査では、20歳以上の約2割が何らかの不眠症状(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)を抱えているとされています。不眠を放置すると、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のほか、心筋梗塞や認知症のリスクも高まるため、軽視はできません。


**【治療の第一歩は生活習慣の改善】**

不眠治療において最も重要なのは、薬に頼る前の「生活習慣の改善」です。病院を受診すると睡眠薬が処方されがちですが、その前に試すべきことがあります。


1. **睡眠日誌をつける**

不眠治療において「睡眠日誌なくして治療はできない」と言われるほど重要です。就寝時刻、起床時刻、睡眠の質などを記録することで、自身の睡眠パターンを客観的に把握できます。これにより、医師も正確な状態を理解しやすくなり、適切な治療方針を立てる助けとなります。記憶に頼らず記録することが大切です。


2. **寝室のルール**

寝床で眠れないままモンモンと過ごすのは逆効果です。眠れない時は一度寝室を出るなど、「寝る時以外は寝室にいない」というルールを徹底することが推奨されます。


3. **高齢者の注意点**

高齢になると長く眠る体力がなくなるため、無理に長時間寝ようとするとかえって不眠が悪化することがあります。国のガイドラインでも「寝床にいるのは8時間以内に」と推奨されています。


**【睡眠薬の種類と特徴】**

生活習慣を改善しても眠れない場合は、睡眠薬が選択肢となります。現在、主に3種類の薬が使われています。


1. **GABA受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系など)**

従来から使われている薬で切れ味は良いですが、依存性や耐性(薬が効きにくくなること)が問題となり、新規での使用は減少傾向にあります。


2. **メラトニン受容体作動薬**

自然な眠りを促すホルモンに作用する薬で、依存性のリスクが低いのが特徴です。


3. **オレキシン受容体拮抗薬**

脳を覚醒させる物質の働きを抑える新しいタイプの薬です。こちらも依存性が少なく、現在の主流となりつつあります。ただし、副作用として悪夢を見ることがあるため注意が必要です。


**【不眠の裏に隠れた病気】**

不眠の原因が、単なる不眠症ではなく別の病気である可能性も考慮すべきです。


* **むずむず脚症候群**

脚に不快な感覚が生じて眠れなくなる病気で、特に透析患者に多く見られます。睡眠薬だけでは改善しないため、専門的な治療が必要です。


* **睡眠時無呼吸症候群**

睡眠中に呼吸が止まることで眠りが浅くなります。この状態でベンゾジアゼピン系の睡眠薬を使用すると、症状が悪化する危険性があるため、不眠の原因を正確に見極めることが極めて重要です。


たけお氏は、安易に睡眠薬に頼るのではなく、まずは生活習慣を見直し、不眠が続く場合は専門医に相談して、背景にある病気も含めて適切な診断と治療を受けることの重要性を強調しました。

サマリー

このエピソードでは、不眠症とその治療法が議論されており、特に睡眠薬の使用に関する誤解が取り上げられています。また、生活習慣の改善や睡眠日誌の重要性が強調され、むずむざ症候群や睡眠時無呼吸症候群についても言及されています。

不眠症の概要と治療法
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は睡眠をですね、扱おうと思うんですけれども、
というのは、昨日ですね、私も福井のウェルピングコーディネーターの初仕事としてですね、
福井県最正解病院の最正解フィアというのに行ってまいりました。
はい、もうものすごい人でちょっとびっくりしたんですけれども、
その中で、睡眠に関するセッションに私、午前中2回ですね、登壇させていただきまして、
私とですね、その病院の理学療法士の先生とで、
事実訓練法と、あとマインドフルネスですね、
これを実際に体験していただくセッション、企画をさせていただきました。
で、その中でですね、やっぱり睡眠に関して悩んでおられる方ってやっぱり非常に多いんだなというのを改めて感じまして、
で、ちょうどですね、先週の9月の14日のNHKの番組、チョイスっていう番組ですね、
これが、不眠症・むずむざし症候群の治療情報っていう番組をやっていましたので、
これをですね、ちょっと今日使いながら改めて睡眠に関して考えていきたいなというふうに思います。
で、番組自体はですね、もうちょっと放送が、NHKプラスでもアーカイブ放送が昨日で終了してしまっているんですけれども、
その記事がですね、かなり番組を忠実に再現した記事がありましたので、
そちらを一緒にご覧いただけたらなというふうに思います。
ということで、ちょっと端折っていきますが、まず不眠とはということで、
これは令和元年、ちょっと古い国民健康栄養調査ですけれども、
では、この入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒の方がおのおの14%、26%、16%いるということで、
20歳以上の約2割の方が何らかの不眠の症状を感じているというふうに言われているということで、
あと不眠が続くと、高血圧糖尿病などの生活習慣病、心筋梗塞認知症のリスクが増加すると言われていますということで、
これがよく知られている事実ですよね。感覚的には2割以上、もっと言いそうな気がしますけれども。
その下に行っていただくと、不眠の原因って本当にいろんなものがありまして、
ストレス、生活の乱れ、病気、薬の副作用、環境とかですね、いろいろありますということですね。
この体内時計のところはちょっと飛ばさせていただいて、ずっと下に行っていただくと、
この不眠症の治療というところですね、一つがこの生活習慣の改善なんですよね。
これですね、やっぱり今まで何回も言ってきていますけれども、不眠で病院受診するとですね、
まず間違いなく睡眠薬が出てしまうということなんですけれども、もちろんね、睡眠薬もちょっと後からお話しますけれども、
いろんな良い睡眠薬が出てきているので、それを使うことも悪くはないんですけれども、
ただそれと並行してですね、やっぱりこういった生活習慣の見直しとか改善とかっていうのは非常に重要になってきます。
その中で、これ以前もどっかで取り上げたと思うんですけど、この睡眠日誌っていうのを書いていくっていうのは非常に大事で、
この睡眠日誌なくしてですね、不眠症の治療はできないっていうぐらいに非常に重要です。
これを書いていくことで、やっぱり客観的にですね、睡眠を評価できるようになりますし、
そもそもこれもですね、いつも記憶より記録って言ってますけれども、記録がないとですね、
例えば1週間前どれぐらい寝たかとかって覚えてないじゃないですか。
昨日でも怪しいと思うんですけれども、なのでこういった記録をつけていくことで、
睡眠の評価を外来でも共通してできるっていうのが非常に重要かなというふうに思います。
他もですね、寝るとき以外寝室に入らない。
これ非常に大事で、すごい寝床でもんもんする方っていらっしゃるんですけど、
これは絶対良くないんで、もうその時で一旦ベッドから出ていただくっていうのは非常に重要ですね。
あとはその下ですね、これも結構有名な話ですが、
特に高齢者の方に関してはですね、もう長く寝られない、長く寝る体力がないんでそもそも。
なので寝床に居続けるとですね、それが逆に不眠の原因になったりするということもあるので、
寝床で8時間居ないようにっていうのが一昨年に出た、
睡眠の健康ガイドの中にも出ているっていう、そんな感じになっております。
睡眠薬のリスクと効果
続きまして、入浴はいいですね。
その次第、略と不眠症の治療②っていうところで睡眠薬っていうのが書いてありますけれども、
睡眠薬に関してはですね、大きくこの3種類ですね、ギャバの児童体のサダバ薬とメラトリンの児童体作動薬、
あとオレキシン児童体喫香薬っていう、こういう3つが今の臨床現場で使われるっていうことになっております。
その中でもですね、やっぱり便増ですね、便増とか非便増、これほとんど似たような区分なんですけれども、
これはやっぱり依存性とか耐性の問題っていうのは非常に問題になっていて、
今、新規で使われることは非常に少なくなってきているかなというふうに思います。
どうしてもね、やっぱり便増を希望する方って多いんですけれども、というのは切れ味が良いんですよね。
効果があるんですけれども、逆に効果がある薬が故に止めにくくなったりとかっていうのが非常にネックな薬で、
その点、この下2つですね、メラトリン児童体作動薬とかオレキシン児童体喫香薬は、
その辺のリスクが比較的少ないというふうに言われていて、そういったお薬が使われることが多いかなというふうに思います。
という感じですかね。
ただ、どんなお薬でも副作用っていうのはあるので、副作用との兼ね合いで、
使う量とか使う期間とかを検討していくっていう感じになりますね。
これあとですね、主な副作用のところでオレキシン児童体喫香薬のところで日中の眠気っていうのが書いてありましたけれども、
それもあるんですけど、やっぱり悪夢はオレキシン児童体喫香薬に非常に特徴的で、
悪夢でオレキシン児童体喫香薬を嫌がる方って言っていらっしゃるなというふうに思いますね。
私自身が使ったこと、自分で使ったことはないんですけれども、やっぱりね、
怖い感じの本当に悪夢っていうとか、悲しばりになったりとかですね、
ちょっとこの薬はみたいな感じで言われることは結構多いかなというふうに思います。
あとはですね、この睡眠薬のところに出ていないですけれども、
その香薬をですね、睡眠薬として使ったりとかですね、あとは漢方薬ですね。
漢方薬を実際臨床上では使うこととかもあったりしますので、
それはちょっと今回の番組の中では触れられてなかったですけれども、補足してもいいかなというふうに思いました。
続きましてですね、3つ目がこのむずむざ症候群ですね。
特定の睡眠障害の理解
これは非常に重要な病気で、特に糖質患者さん、腎不全患者さんに多いっていうことで、
これじゃないかっていうのは、特に腎臓内科は気をつけておかないといけないんですけれども、
いろんな訴えがあります。むずむずするとか虫がはうとか、いろんな訴え方するんですけれども、
そもそもこれは睡眠薬だけで対応してはいけないんで、というような病気ですね。
今回番組の中では取り上げられなかったですけれども、これもそうですし、
あとは睡眠陣無呼吸症候群ですね。これで睡眠が障害されている方とも言っていらっしゃるので、
それはそれでまた別個の全然違う治療が必要になったりします。
特に睡眠陣無呼吸の方にこのベンザジェズピン系とかっていうのを使うのは、
逆に治療上有害になることもあるので、睡眠陣無呼吸症候群に悪化させる原因にもなったりするので、
これの見極めは非常に重要かなというふうに思いました。
はい、という感じでしょうか。
何かご質問があったらまたチャット欄、コメント欄に入れておいていただけたらと思います。
はい、では最後しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。しんしんじゃんけんじゃんけん。
パッ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
わいたないかいぬたけでした。
興味津々。
08:34

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