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2025-09-23 09:12

《1346》高価な骨粗しょう症の治療、信じて大丈夫⁉️

《本日のご質問》

60代の知人が先日骨折の後の内科の受診時に元々骨粗しょう症もある為か注射を薦められたそうですが1回15000円で理想はそれを毎月合計10回打つ治療があると聞いたそうですが、高価なだけにもし副作用等があったら。。とか効果はあるのか等話してくれました。本当にその様な治療法があるのか?ちゃんとした治療法なのか(アドバイスしてくれたのが内科の先生らしいので)お聞きできればと思います。



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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお先生が、リスナーからの質問に答えるラジオ。今回のテーマは、骨粗鬆症の高額な治療に関する不安です。


### 質問の概要

知人(60代)が骨折後、内科で骨粗鬆症の治療を勧められました。その内容は「1回15,000円の注射を毎月、合計10回受ける」というもので、高額なため副作用や効果に不安を感じているそうです。内科医から提案されたこの治療は、本当に存在するのか、ちゃんとした治療なのか、というご質問です。


### 内科医と骨粗鬆症治療

まず、骨粗鬆症の治療を内科医が行うことについて、全く問題はありません。かつては整形外科の領域というイメージが強かったかもしれませんが、現在では患者数が非常に多いため、内科医も積極的に診療に関わっています。むしろ、内科医の方がより緻密に管理できる側面もあるため、「内科医からの提案だから」と心配する必要はありません。


### 質問の治療法は「おそらく存在するちゃんとした治療」

結論から言うと、ご質問にあるような高額で回数が限定されている注射治療は、近年の骨粗鬆症治療の選択肢として存在するため、「おそらく、ちゃんとした治療だろう」と推測されます。


ただし、「1回15,000円、計10回」という情報に完全に合致する薬剤を特定することは困難でした。これは、自己負担割合や診療内容によって金額が変わるためです。しかし、骨粗鬆症治療には高額な薬剤があり、それらが提案された可能性は高いと考えられます。


### 近年大きく進歩した骨粗鬆症治療

骨粗鬆症の治療は、ここ10年で劇的に進化しました。2023年には治療ガイドラインが10年ぶりに改定され、新しい治療戦略が示されています。


従来の治療は、骨が壊れるのを防ぐ「骨吸収抑制薬(例:ビスホスホネート製剤)」が中心でした。これに対し、近年では骨を新たに作る働きを強力に促進する「骨形成促進薬」という注射薬が登場し、特に骨折リスクが非常に高い患者さんに用いられています。これらの新しい薬は高い効果が期待できる一方で、治療費が高額になる傾向があります。


### 治療選択で大切なこと

骨粗鬆症の治療方針は、患者さん一人ひとりの状態によって大きく異なります。骨密度、年齢、そして何より「骨折した経験があるか」が重要な判断材料となります。一度骨折を経験した方は、次の骨折を起こすリスクが非常に高いため、より強力な治療が推奨されることが少なくありません。


今回のご質問のケースも、骨折後の治療であることから、医師が効果の高い新しい注射薬を提案したと考えられます。しかし、治療は高額であり、経済的な負担は無視できません。また、どんな薬にも副作用のリスクは伴います。


したがって、最も重要なのは、主治医と十分にコミュニケーションをとることです。

* その治療によって、将来の骨折リスクがどの程度減らせるのか

* 考えられる副作用は何か

* 費用は総額でどれくらいになるのか

* 他にどのような選択肢があるのか


これらの点について納得できるまで話し合い、ご自身が安心して継続できる治療法を選択することが大切です。治療費が高すぎて途中でやめてしまっては意味がありません。


骨粗鬆症による骨折は、生活の質(QOL)を著しく低下させ、寝たきりの原因にもなる深刻な問題です。適切な治療を早期に始めることは非常に重要ですので、ぜひ主治医とよく相談してみてください。

サマリー

このエピソードでは、骨粗しょう症の治療に関する高額な治療法についての疑問が取り上げられ、内科医の視点からその重要性や治療法の多様性が考察されています。また、新しい治療法の進化や治療の選択肢についても説明されています。

質問への回答
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は質問回答をやっていこうと思うんですけれども、
Googleフォームにいただけなかった、レターの方にいただいた質問を
ちょっと私が転記しまして、読み上げさせていただきたいと思います。
知人、60歳代の知り合いの方が、先日骨折の後の内科の受診の時に、
もともと骨粗しょう症もあるためか、注射を進められたそうですが、
1回1万5千円で、理想はそれを毎月合計10回打つ治療があると聞いたそうですが、
効果なだけに、もし副作用があったらとか、効果はあるのかなど話してくれました。
本当にそのような治療があるのか、ちゃんとした治療なのか、
アドバイスしてくれたのが内科の先生らしいので、お聞きできればと思います。
ということで、ご質問・リクエストをいただいておりましてありがとうございます。
骨粗しょう症の治療
これに回答していきたいと思います。
結論、これは多分あるし、ちゃんとした治療だと思うんですけれども、
ちょっとその辺り、これから詳しくお話したいと思います。
まずはじめに、ちょっと引っかかったのが、内科医も本当に骨粗しょう症を見る時代なので、
むしろ整形外科の先生が骨粗しょう症を見るだけでは、骨粗しょう症患者さん非常に多いですし、
キャパがオーバーするっていう問題もありますし、
あとは私自身も以前の病院とかその場合の病院でもそうですけれども、
骨粗しょう症は常に見ております。
なので、骨粗しょう症イコール整形外科っていうのは、
もちろん整形外科でも治療してくださるとは思うんですけれども、
全然内科でも治療しますし、むしろ内科医の方がより緻密に見てくれる部分もあるんじゃないかなというふうに思ったりしますので、
アドバイスしてくれたのが内科の先生だからちょっと大丈夫かみたいに思うのは、
ちょっと内科医としては親って思うので、
内科医でもちゃんと骨粗しょう症治療はできますということをまず大前提とした上で、
今回のご質問にいただいた1回15,000円計10回っていうのがかなり特定的に書いてあって、
これとドンピシャのお薬は実はないんですよね。
ちょっといろんなパターン検討したんですけれども、
1割負担とか2割負担とか3割負担とか他の可能性とかも考慮したんですけれども、
ざっくり説明している可能性があるので、それで15,000円とかっていうことになっているのかもしれないですけれども、
ドンピシャの治療はないんですけれども、
ただ非常に高額なお薬で回数が限定されている治療というのは骨粗しょう症治療であるので、
おそらくちゃんとした治療なんだろうというふうに思います。
ただちょっとこれは具体的なお薬の名前とか書いていただいてないので、
これが何のお薬なのか、もしかしたらこれが怪しげな自由診療、実診療のお注射のことを言っているかもしれないので、
それがこの文面だけでは分からないというところが申し訳ないですけれども、
おそらくちゃんとした治療じゃないかなというふうに思います。
これまさに先月かな、今年10年ぶりに骨粗しょう症治療ガイドラインというのが改定されまして、
2025、その前が2015年、その間にちょっとだけ法則みたいなのが出たんですけれども、
改定されまして、この10年で骨粗しょう症治療って非常に大きく変わったんですよね。
特に変わったのが、骨を強くするような注射が出てきたりとか、
あとは骨って新しく作られたり、壊されたり、作られたり、壊されたりというこういうのを繰り返すんですけれども、
こういうのを骨対社というふうに言うんですけれども、
それの今まではどちらかというと骨が壊れるのを予防するお薬がメインだったんですけれども、
それは新たに作る方法で増強するというお薬が出てきたりとか、
あと骨を壊す方法のお薬も、今まではほとんどがその、
ビソホソネートっていうお薬ですね。
これも非常に古くからあるお薬で非常に良いお薬ではあるんですけれども、
それ以外のお薬も何種類か出てきたっていうのが、
ここ最近の骨粗しょう症治療の進化かなというふうに思います。
治療の重要性
ビソホソネート製剤もですね、本当に古くからあって、
エビデンス剤に非常に高いんですけれども、
飲み薬であったりとか、あと注射、
あと飲むタイミングもですね、もともとは毎日製剤、
毎日ちょっと飲み方が特徴的なお薬なんですけれども、
起床後すぐに大量のお水とともに飲むっていう、
飲んだ後は座っておかないといけないっていう、
ちょっと飲む薬としてはやりにくいお薬なんですけれども、
それの注射剤がいろんなパターンが出てきてですね、
いうのがあったりするんですけれども、
ただそれ以外のお薬のエビデンスもさまざま出てきたっていう、
そんな感じになっております。
で、どういうお薬をどういうふうに使うかっていうのはね、
もう本当にその人の状況と、あとやっぱり経済状況ですね、
これ個数少々の治療は非常にお金が高額になっていってですね、
今回の質問の中でも書いていただいたように、
それが実際に効果に見合うのかみたいなのをね、
ちょっと疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、多くの新しく出てきた個数少々の治療は、
しっかり臨床研究がされていて、
効果は保証できるものがあるんですけれども、
ただ遺憾性高いんで、
うん十万とかっていう、トータルで全部治療を完成しようとするとですね、
うん十万とかっていう治療になるので、
それが果たして支払えるのかとかですね、
効果をね、
なかなか実感することはないお薬なんで、
それをどう考えるかっていう、将来の、特に骨折なんですけれども、
骨折のリスクと天秤にかけてどうかっていうのを、
これこそまさに医者とよく話し合って決めていただくっていうことが必要かなというふうに思います。
もちろんで、ドクターとしてはですね、いいお薬、
特に骨折している方に関しては、
いいお薬を使うことを推奨されているので、
それを使いましょうっていうような提案になるとは思うんですけれども、
ただ、高すぎて治療が続けられないとかですね、
あとは、やっぱり今回も書いていただいているように、
副作用に関する心配があるとかですね、
どんなお薬でも副作用あるんですけれども、
そういう場合には、別の選択肢とかっていうことになったりすることもありますので、
そのあたりは、よくよくやっぱり主治医の先生、
かかりつけ医の先生と相談していただいた上での選択っていうことになるかなというふうに思います。
ただ、これ以前の放送でも言ったかもしれないですけれども、
やっぱりね、骨粗小症っていうのは非常に重要な病気の一つで、
特に骨粗小症からの骨折をするとですね、
それが原因で寝た気になったりとかして、
非常にね、給餌を得る、生活の質を著しく損なる原因の一つにもなりますので、
この骨粗小症対策、特に女性に関しては平形してからぐぐっとですね、
骨密度っていうのは低下していくので、もちろんその前から低下してはいくんですけれども、
特に女性ホルモンが減少する平形後の骨粗小症対策はですね、
早いうちからやっていかれる方がいいかなというふうに思いますし、
原則的にですね、骨密度って上げることができるお薬やね、
最近のお薬で出てきたんですけれども、
ただ、骨密度を上げることは非常に難しいかつお金もかかるので、
そこらへん治療を早い段階からやるっていうのは非常に重要かなというふうに思います。
はい、ということで回答になりましたでしょうか。
ちょっとね、具体的なお薬の名前が出てきていないんで、
本当に何のお薬かなっていうところと、
あとは、これちょっと特定の医療相談になりかねなかったんで、
ちょっと一般論的なお話でさせていただきましたけれども、
本当に個別性がかなり高いので、
このあたりは本当に主治医の先生とよく話し合っていただきたいなというふうに思いました。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、ちょき!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはないかいのたけでした。
きょうみしんしん。
09:12

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