内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと変化に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録やみなさんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味津々資料をお送りしているわけなんですけれども、
今週のテーマはうつ病ですね。
うつ病精神疾患なんで、今までほぼ扱ってこなかったかなと思うんですけれども、
実は結構ね、診療内科でも見ることもありますし、
そもそも患者数が非常に多いということで、精神科だけでね、見る病気ではないと個人的には思っているので、
というのと、あとやっぱりね、うつ病に対する誤解が非常にやっぱり多いなというふうにも思いますので、
昨日からですね、うつ病シリーズでお送りしております。
でですね、今日ご紹介するのはですね、この患者さんとご家族のためのうつ病ABCっていう冊子ですね。
これをご紹介したいと思います。
ちなみにこの冊子はですね、大塚製薬株式会社のこのスマイルナビゲーターうつ病っていうところの冊子なんですけれども、
大塚製薬さんには感謝申し上げますが、利益相反は特にございません。
ということで、全部で20ページの資料なんですけれども、
これね非常によくまとまっていて、
なんかブックレットシリーズナンバー1って書いてあって、これナンバー2以降あるのかなと思ったんですけれども、
僕が探す限りナンバー2以降ないんですけれども、
でもこの1冊で一通りうつ病の基本的なところはね、
理解できるかなと思って一緒に読めたらなというふうに思います。
はい、まずは2ページ目、あ、2ページ目は目次ですね。
うつ病とは、うつ病の症状、うつ病の治療方法、治療を続けていてもなかなか良くなったと感じられない方へ、
回復までの道のり、回復に向けてっていうそんな構成、読書構成かな、いうことになっております。
はい、で、まずうつ病とはということで、
これね非常に大事ですけど、うつ病は脳の病気です。
これね、今でこそ知ってる方も結構増えてきたと思いますけれども、
うつ病は怠けているとかね、そういう感じで思われている方もいるかもしれないですけれども、
もしかしたらですね、うつ病は明らかに脳の病気なんで、はい、という感じですね。
で、この後症状の話でできますけれども、
この気分が強く落ち込み、憂鬱になるとかですね、
昨日もちょっと抑鬱に関するクイズさせていただきましたけれども、
あとやる気が出ないとかですね、こういった精神的な症状もありますし、
眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気です、
ということで、なので昨日もお話したように結構内科で受診して、
対象的になんか内科的には何も病気とは言えないけど、
うつみたいなこともあったりしますよね。
で、日本では2020年の1年間にうつ病を含む気分障害で、
入院あるいは外来の治療を受けた患者数は119.4万人に上るとの報告があります、
ということで、ただ実際には昨日も言ったように、
より多くの方がうつ病になっている可能性があるということですね。
だから受診して治療を受けている方はよく、ごく一部という感じですね。
で、その下のくくってあるところに、気分と病気の違いということで、
昨日もお話したようにですね、よくうつ、憂鬱になることってね、
誰にでもあるんですよね。
なんですけれども、それがなかなか回復しないとかですね、
あるいはその落ち込み方が通常ではないという場合に、
うつ病というふうに診断されるというような感じです。
で、次のページ行っていただくと、このうつ病の症状ってありまして、
4ページ目が精神症状で、5ページ目が身体症状ということになってますけれども、
ちょっと全部読むと時間なくなるんであれですけれども、
こういったような、ちょっとイラストで書いてありますけれども、
精神症状が出てきます。
典型的にはね、その気分の落ち込みとか意欲がなくなるとかですね、
そういうのはありますけれども、
昨日もちょっと出したように、逆にね、不安とか焦りとかですね、
こういうのが前傾に出てくる方もいらっしゃいますし、
あと集中できないとかですね、仕事でミスが増えるとかっていうのがあったりしますよね。
あとは外見や服装を気にしなくなるとかですね、
あと、そうそうそう、お風呂に入れないとかっていうのも書いてないですけども、
よくあったりしますよね。
っていうのが精神症状で、
で、身体症状は本当にいろいろあります。
典型的には食欲がなくなって、この左側に書いてありますけど、
食欲不振または過食とかですね、
あと睡眠障害っていう、この辺は診断基準にも入っているところですけれども、
それ以外にもこの、
痛み系ですね、腰痛とか頭痛とかですね、そういうのもありますし、
あとは、耳鳴りも、耳鳴りだけっていうことはないですけれども、
起こることもありますね。
はい、という感じです。
はい、で、6ページ目はですね、
これ、医療者ならよく知っている話ですけれども、
鬱病と間違われやすい病気ということで、
特に僧侶性障害ですね。
今、僧侶症っていうことになりましたけれども、
はい、いわゆる僧鬱病ですね。
これは、鬱状態と僧状態を繰り返すような病気ですということで、
これね、非常に治療法が違いますし、
ただ、初めはね、丁寧に聞き取らないと、
この鬱病を僧侶症と間違え、
逆ですね、僧侶症を鬱病と間違われたりとかっていうことになったりもするので、
なかなかね、初めにね、その軽僧エピソードっていう、
ちょっと僧状態を見分けることが
問診上難しい場合もあるんですけれども、
でも、そこら辺を丁寧に問診するっていうのが、
まあ、医療者には求められているかなというふうに思います。
はい、で、ここから治療ですね。
7ページ目が治療なんですけど、
鬱病の治療方法ということで、