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2024-07-15 11:40

《982》患者さんとご家族のためのうつ病ABCを読む

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患者さんとご家族のためのうつ病ABC

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《AI要約》

内科医たけお先生が「内科医たけおの心身健康ラジオ」というラジオ番組で、うつ病についての情報を紹介しています。この番組は毎朝5時50分から10分程度放送され、毎朝5時半からはライブ配信も行われています。

今回のテーマはうつ病で、「患者さんとご家族のためのうつ病ABC」という冊子を基に説明しています。この冊子は大塚製薬株式会社が作成したもので、うつ病の基本的な情報がわかりやすくまとめられています。

うつ病は脳の病気であり、気分の落ち込みや意欲の低下などの精神症状と、睡眠障害や食欲不振などの身体症状が現れます。日本では2020年に約119.4万人がうつ病を含む気分障害で治療を受けていますが、実際にはもっと多くの人がうつ病を抱えている可能性があります。

うつ病の治療には4つの柱があります:休養、環境調整、薬物療法、精神療法です。休養と環境調整が基本ですが、多くの場合は薬物療法や精神療法も必要になります。薬物療法では主に抗うつ薬が使用され、SSRI、SNRI、NaSSAなどが一般的です。抗うつ薬は効果が現れるまで2週間から1ヶ月程度かかることがあり、継続的な服用が重要です。

精神療法では認知行動療法や対人関係療法が効果的とされています。その他の治療法として、運動療法、高照度光療法、修正型電気けいれん療法、反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)なども紹介されています。

たけお先生は、うつ病の理解と適切な治療の重要性を強調しています。患者さんやご家族が正しい知識を持ち、適切な治療を受けることで、うつ病からの回復が可能であることを伝えています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと変化に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録やみなさんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味津々資料をお送りしているわけなんですけれども、
今週のテーマはうつ病ですね。
うつ病精神疾患なんで、今までほぼ扱ってこなかったかなと思うんですけれども、
実は結構ね、診療内科でも見ることもありますし、
そもそも患者数が非常に多いということで、精神科だけでね、見る病気ではないと個人的には思っているので、
というのと、あとやっぱりね、うつ病に対する誤解が非常にやっぱり多いなというふうにも思いますので、
昨日からですね、うつ病シリーズでお送りしております。
でですね、今日ご紹介するのはですね、この患者さんとご家族のためのうつ病ABCっていう冊子ですね。
これをご紹介したいと思います。
ちなみにこの冊子はですね、大塚製薬株式会社のこのスマイルナビゲーターうつ病っていうところの冊子なんですけれども、
大塚製薬さんには感謝申し上げますが、利益相反は特にございません。
ということで、全部で20ページの資料なんですけれども、
これね非常によくまとまっていて、
なんかブックレットシリーズナンバー1って書いてあって、これナンバー2以降あるのかなと思ったんですけれども、
僕が探す限りナンバー2以降ないんですけれども、
でもこの1冊で一通りうつ病の基本的なところはね、
理解できるかなと思って一緒に読めたらなというふうに思います。
はい、まずは2ページ目、あ、2ページ目は目次ですね。
うつ病とは、うつ病の症状、うつ病の治療方法、治療を続けていてもなかなか良くなったと感じられない方へ、
回復までの道のり、回復に向けてっていうそんな構成、読書構成かな、いうことになっております。
はい、で、まずうつ病とはということで、
これね非常に大事ですけど、うつ病は脳の病気です。
これね、今でこそ知ってる方も結構増えてきたと思いますけれども、
うつ病は怠けているとかね、そういう感じで思われている方もいるかもしれないですけれども、
もしかしたらですね、うつ病は明らかに脳の病気なんで、はい、という感じですね。
で、この後症状の話でできますけれども、
この気分が強く落ち込み、憂鬱になるとかですね、
昨日もちょっと抑鬱に関するクイズさせていただきましたけれども、
あとやる気が出ないとかですね、こういった精神的な症状もありますし、
眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気です、
ということで、なので昨日もお話したように結構内科で受診して、
対象的になんか内科的には何も病気とは言えないけど、
うつみたいなこともあったりしますよね。
で、日本では2020年の1年間にうつ病を含む気分障害で、
03:02
入院あるいは外来の治療を受けた患者数は119.4万人に上るとの報告があります、
ということで、ただ実際には昨日も言ったように、
より多くの方がうつ病になっている可能性があるということですね。
だから受診して治療を受けている方はよく、ごく一部という感じですね。
で、その下のくくってあるところに、気分と病気の違いということで、
昨日もお話したようにですね、よくうつ、憂鬱になることってね、
誰にでもあるんですよね。
なんですけれども、それがなかなか回復しないとかですね、
あるいはその落ち込み方が通常ではないという場合に、
うつ病というふうに診断されるというような感じです。
で、次のページ行っていただくと、このうつ病の症状ってありまして、
4ページ目が精神症状で、5ページ目が身体症状ということになってますけれども、
ちょっと全部読むと時間なくなるんであれですけれども、
こういったような、ちょっとイラストで書いてありますけれども、
精神症状が出てきます。
典型的にはね、その気分の落ち込みとか意欲がなくなるとかですね、
そういうのはありますけれども、
昨日もちょっと出したように、逆にね、不安とか焦りとかですね、
こういうのが前傾に出てくる方もいらっしゃいますし、
あと集中できないとかですね、仕事でミスが増えるとかっていうのがあったりしますよね。
あとは外見や服装を気にしなくなるとかですね、
あと、そうそうそう、お風呂に入れないとかっていうのも書いてないですけども、
よくあったりしますよね。
っていうのが精神症状で、
で、身体症状は本当にいろいろあります。
典型的には食欲がなくなって、この左側に書いてありますけど、
食欲不振または過食とかですね、
あと睡眠障害っていう、この辺は診断基準にも入っているところですけれども、
それ以外にもこの、
痛み系ですね、腰痛とか頭痛とかですね、そういうのもありますし、
あとは、耳鳴りも、耳鳴りだけっていうことはないですけれども、
起こることもありますね。
はい、という感じです。
はい、で、6ページ目はですね、
これ、医療者ならよく知っている話ですけれども、
鬱病と間違われやすい病気ということで、
特に僧侶性障害ですね。
今、僧侶症っていうことになりましたけれども、
はい、いわゆる僧鬱病ですね。
これは、鬱状態と僧状態を繰り返すような病気ですということで、
これね、非常に治療法が違いますし、
ただ、初めはね、丁寧に聞き取らないと、
この鬱病を僧侶症と間違え、
逆ですね、僧侶症を鬱病と間違われたりとかっていうことになったりもするので、
なかなかね、初めにね、その軽僧エピソードっていう、
ちょっと僧状態を見分けることが
問診上難しい場合もあるんですけれども、
でも、そこら辺を丁寧に問診するっていうのが、
まあ、医療者には求められているかなというふうに思います。
はい、で、ここから治療ですね。
7ページ目が治療なんですけど、
鬱病の治療方法ということで、
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治療の4本柱っていうのが書いてあります。
1つは急眠ですね。
2つ目に環境調整。
3つ目に薬物療法。
4つ目に精神療法ということになっています。
この順番もいいですよね。
あの、はい、鬱病というと薬物療法みたいに思われるかもしれないですし、
なんか、精神科に行くと薬漬けにされるみたいなイメージね、
持ってられる方も結構いらっしゃるかもしれないですけど、
まずは急療ですからね、はい。
はい、っていう感じです。
で、急療環境調整。
まあまあ、これは言わずもがなですね。
はい、あの、十分な急療をとって心と体を休ませることは
鬱病治療の第一歩です、ということで、
まあおっしゃる通りです、っていう感じですね。
はい。
で、薬物療法ですけれども、
そうは言ってもですね、
急療と環境調整だけで良くなるっていうことは少なくてですね、
やっぱり薬物療法とか精神療法が必要になってくることが多くてですね、
で、特に薬物療法の中心なのはこの抗鬱薬っていう、
まあ鬱に対するお薬ですね、はい、になります。
まあ主にはセロトリンとノドアドレナリンっていうのを調整するお薬を
使われることが多いんですけれども、
それが、えーと、この下のところに抗鬱薬の種類って
5つ書いてありますけれども、
SSRI、SNRI、NASAっていう、
NASSAっていうやつですね、
まあこれが比較的よく使われることが多い、
3大抗鬱薬のカテゴリーっていうことになります。
まあこれ実はね、他にもちょっとカテゴリー増えてきてるんですけれども、
まあでも臨床的にもね、
一番よく使われるのはこの3種類かなというふうに思います。
はい、で、まあ昔はですね、
この3関係抗鬱薬とか4関係抗鬱薬って、
まあこれ、要は鬱のお薬の構造が違うんですけれども、
こういったものがね、使われていた時代もあったんですけれども、
えーと、まあ特に3関係ですね、
まあ今はね、やっぱり副作用の問題から、
このSSRI、SNRI、NASA、
これが第一選択になってるっていう、そんな感じですね、はい。
で、えーと、あ、そうそうそう、
それでちょっと下の方にね、非常に大事なことが書いてあって、
この抗鬱薬ですね、
まあこれ患者さんにもね、必ず説明しますけれども、
飲んでもね、すぐに効かないんですね。
これね、結構、化粧薬みたいな感じで、
飲んだらすぐに良くなると思ってらっしゃる方がね、
結構いらっしゃるんですけれども、
えー、ここにも書いてある通り、
2週間から1ヶ月程度かかることもありますので、
焦らずに、主治医の指示に従って、
副薬を継続しましょうということで、
もうこれ本当にその通りで、
これを言っておかないとですね、
なんか効かないんですけどということで、数日でやめてしまう。
特にね、飲み始めにね、
副作用が出る方がかなり多い、
あ、まあかなりは多くないかな、
まあ言っていらっしゃるので、
えー、なので、むしろこの薬飲むと、
なんか吐き気がしますみたいな感じで、
やめてしまうと、せっかく効く薬も効かない
ということになってしまうので、
これはね、よくよく説明しますね。
はい。で、えーと、9ページ目からは、
抱負安薬とか睡眠導入薬、
あと気分安定薬とか書いてありますけれども、
まあこれはちょっと読んでおいていただいて、
えー、で、薬物療法で注意したい4つのポイントということで、
これ非常に大事ですね。
えーと、1つが、
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規則正しく副薬しましょう、ですね。
特にね、好物薬は先ほど言ったように、
そのトンプクで飲むっていうことはありえないんで、
毎日飲み続けてその、
セロトリンとかノルアドレリンとかですね、
まあ、あの、物によっては
ドーパミンを調整するものもあるんですけれども、
そういったホルモンを
きちっと調整していくっていうことが大事なんで、
あの、飲んだり飲まなかったりっていうのは
よろしくないっていう感じですね。
で、指示された通りに飲みましょう。
まあ、これはいいですね。で、気長に
副薬を続けましょう。自分の判断で
副薬を中止しないようにしましょう。
まあ、この4つ非常に大事ですね。はい。
っていう感じです。
で、でですね、まあ先ほど言ったように、
この好物薬の飲み始めに見られる
副作用っていうことで、
副作用の期間後に
効果が出てくるっていうのをですね、
僕、患者さんには必ず
図示して説明するんですけれども、
なので、この間に
副作用が出てドロップアウトしないように
っていう工夫は非常に大事です。
で、
それ以外にも副作用ありますけども、
ちょっと省略させていただいて、で、
12ページ以降が
精神療法の話ですね。
はい。
精神療法ね、まあいろいろあるんですけども、
これはね、認知行動療法と対人関係療法
っていう2つが書いてありますけれども、
特にね、やっぱり認知行動療法に関しては
非常にいろんな
エビデンスがありますので、
まあ、あの、
薬物療法と合わせてですね、
使っていくこともありますね。はい。
で、その他の治療法として、
運動療法、高消毒控え療法、
修正電気系電療法、
あと、
軽頭蓋磁気刺激法、TMSですね。
これRTMSですけども、
はい。というのが
載っています。まあちょっとこの辺はね、
もう、あの、
少なくとも精神科でないと治療できない
っていう感じ、まあ運動療法はちょっと別ですけども、
はい。というか、
より専門的な治療っていう、そんな感じですね。
はい。という感じです。
はい。で、
ここからですね、治療を続けてもなかなか
良くなったと
感じられない方へとかですね、
続いているんですけれども、ちょっとこれは
時間がなくなったので、また
どうしましょうかね。
明日は別なのを紹介しようと思ってたので、
またご自身で
読んでおいていただけたらなという風に思います。
ちょっとこの後、アフタートークでは少し取り上げようと思いますけれども、
はい。ということで、
最後、心身じゃんけんにいきたいと思います。
いきますよー。はい。
心身じゃんけん
じゃんけん
パッ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いではないかいのたけでした。
よみしんしん。
11:40

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