内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
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あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はなんか舌が回ってないですけども、始めていきたいと思います。
今日はですね、超久々の質問回答会ということで、
質問・リクエスト回答でやっていけたと思っております。
今日いただいたのはですね、先週末に行われました、
日本産業衛生学会にご出席された方からのご質問で、
ちょっとお待ちくださいね。
ちょっと読むの省かれますが、産業医たけお先生大好きパンドさんからいただいております。
動脈効果をテーマとしたシンポジウムで、アキレス腱の厚みの話し、
違う、厚みの話題で盛り上がりました。
循環器の先生方はLDLが高い人を見ると、アキレス腱を触りたい腸道に駆られるそうです。
たけお先生も血液データを見て、アキレス腱を触ることはありますか?
ということでご質問いただいております。ありがとうございます。
このシンポですね、私も興味あったんですけど、
他のところで行きたいところがあったので見られなかったんですけれども、
非常に大事なシンポジウムかなというふうに思います。
これ何をテーマとしているかというと、動脈効果なんですけれども、
その中でも特に家族性高コレステロール結晶ですね、
これをちゃんと見つけようみたいな、そんな感じのシンポだったんじゃないかなと
勝手に個人的には思っているんですけれども、
特にこのLDLコレステロールですね、通称悪玉コレステロールというふうに言うんですけれども、
これが高い方って結構いらっしゃるんですね、健診。
なんですけれども、それがちゃんと治療に結びついていないケースって結構あって、
っていうのが多分問題っていうような話がされたんじゃないかなというふうに思うんですよね。
もちろんLDLが高い方の中で、その家族性でない方ももちろんいらっしゃるんですけれども、
特にこの家族性高コレステロール結晶って、ちょっと今からお話ししますけれども、
300人に1人ぐらいいて比較的頻度が高い病気なんですね。
なんですけれども、ちゃんと問診とか審査していかないと、それが放置されてしまったりとかっていうことがあるので、
結構重要な病気です。
ということで、ご質問いただいたですね、このアキレス腱を触りたい、衝動にかかる、
これ全員、循環キラー以外全員ではないと思うんですけれども、
特にこういうね、コレステロールを研究しておられる先生とかは、
アキレス腱をきちんと見ようっていうような、そういう啓発をされているんだろうと思うんですけれども、
私もですね、実際の体面の診察だったら、これは見ますね。
見るんですけれども、あとそのまぶたのところとか、あと肘とかですね、
そういうところにコレステロールが溜まっている部分ができるんですけれども、
それがあると、より一層家族性の高コレステロール結晶を疑うっていう感じになります。
ただ、これ多分献身を想定されているシンポジウムだったと思うんですけど、
献身の場合はですね、その献身の判定で見る方が多いので、
その場合には物理的に見ることができないっていう、そんな感じになりますけれども、
はい、っていう感じです。
ちょっと前置きがだいぶ長くなりましたけれども、
でですね、これいい一般向けの資料とかサイトがないかなというふうに思っていたらですね、
ちょうどこの日本動脈効果学会がですね、一般の皆様へ健康な生活のためにっていうところで、
家族性高コレステロール結晶FHとはっていうサイトをですね、準備していて、
これね、非常にいいサイトだったんで、こちらを一緒に見ていけたらなというふうに思います。
で、実は動画がですね、6分ぐらいの動画がありまして、
この動画をね、見ていただくだけでも非常に勉強になっていいかなというふうに思います。
はい。で、まずは、家族性高コレステロール結晶FHとはどんな病気ですかということで、
先ほどから言っているこのLDLコレステロールですね、通称悪玉コレステロールですけれども、
これが非常に血液中で高くなって、若い時からですね、動脈効果が進んで血管が細くなったり詰まったりする病気ですということで、
なので、今日のタイトルにもありますように、
この、昨日おとといとですね、連続して取り上げているこの循環器病ですね、
特に心筋梗塞ですけれども、
が、に非常に関係する病気で、特にこれ家族性というだけあってですね、
若い時からなっているので、それが発見が遅れたいとかですね、放置されていると、
早い段階で心筋梗塞になってしまうというような、そんな病気になっております。
で、ヘテロとホモってあるんです。
ちょっとこれ難しいな。
2段落目に行くとですね、
大部分の患者さんは若い頃からエルリエルコレステロールが高いこと以外、特に症状はありません。
そうなんですね、症状はないんですけれども、
一部の患者さんではコレステロールが沈着した黄色っぽい流気、皮膚黄色種と呼ばれますが、
手の甲、膝、肘、まぶたなどに見られますということで、
その遺伝病なんですね、遺伝病で遺伝子の異常で、
このLDLが通常、肝臓で処理されるんですけれども、
それがうまいこと処理できないというような病気なんで、
それでドミアコが進むという感じになっております。
で、先ほど言ったようにですね、心筋梗塞って通常はですね、中高年の病気なんですけれども、
このFHを持つ方に関しては、男性では20歳代から、女性では30歳代から始まりますということで、
だから若い方の心筋梗塞を見たらですね、必ずこういう方は血液中のLDL・コレステロールを見るんですけれども、
それで疑っていくという、そんな感じになりますね。
で、続きましてが診断についてということで、
当然LDL・コレステロールは測定するんですけれども、それに加えて家計内調査ですね、
ご家族さんにそのFHの方がいないか、
FHの方がいないかと聞いてもですね、ただこの診断されている方が確か数パーセントだったと思うんで、
そうではなくて、その若い時に心筋梗塞になった方がいませんか、みたいな聞き方をするんですけれども、
それが非常に大事なのと、あとは先ほどから出ているこのアキレス腱の厚さですね、
これが役に立つという感じになっていますね。
で、あとはそれ以外の動脈効果の進行を見る検査ですね、
例えば首の経動脈をエコーしたりとかですね、
あとはABIといってですね、腕と足の血圧の差を見る検査とかですね、
あとは必要に応じて心臓の検査をしていくというような、そんな感じになっていきます。
はい、で、えっと、続きまして治療についてですね、
はい、治療についてはですね、やっぱりスタチンというですね、
これは私の母校で発見された非常に素晴らしい日本初の薬なんですけれども、
これが中心になるんですけれども、
まあそれプラス、他の注射を含めたお薬も出てきていますし、
あとは非常にですね、この最重症例に対してはということで書いてますけれども、
非常にLDLが高い場合にはこのLDLアフィレースですね、
ここで腎臓内科に登場するんですけれども、
えっと、LDLを吸着するという方法があるんですよね、
はい、それで一気に除去するという方法があって、
まあこういう方法をとられる場合もあります。
はい、です。
はい、で、えっと、で、最後ですね、
えっと、ちょっと他もあるんですけど、ちょっとこれ最後にしようと思うんです。
どんな場合に家族性高コレステロール結晶、FHを疑うべきですか?ということで、
3つ項目が書いてあります。
で、1つ目がですね、
未治療時のLDLコレステロールが180以上であるということで、
これですね、結構検診で実はいらっしゃるんですよ。
はい、いらっしゃって私はね、結構検診後の事後措置で引っ掛けてるつもりなんですけれども、
あの、明らかに若いのにLDLがね、100台後半あるっていうのはこれおかしいので、
はい、これはですね、ぜひとも医療機関に行っていただきたいなというふうに思いますね。
はい。
で、あとは皮膚や腱に汚触症があるということで、これ先ほど言ったやつですね。
はい、コレステロールの溜まりがそういうところに起こりやすいのでということですね。
はい。
で、あとは家族、両親、祖父母、子供、おじ、おばでいかに当てはまる人がいるということで、
LDLコレステロールが180以上。
まあこれは、でもその人の検診のデータとか知らないじゃないですか、両親とか。
で、むしろ先ほど言ったようにこの若年で感動脈疾患、特に狭心症、心筋梗塞などと診断されているということで、
特に男性は55歳以下、女性は65歳以下で、こういう心筋梗塞、狭心症になっている家族にあったら、
より積極的に疑うというような、そんな感じになっております。
はい。
でですね、はい。
で、まあ遺伝子検査とかもあるんですが、これちょっと今日は省略したいと思います。
はい。
ということで、非常にね、頻度が高い病気なんですけど、意外と知られていなくてそのまま放置されている、
特に検診レベルでですね、これ見つけるのは非常に重要な病気だと思うので、
改めてお話しさせていただきました。
はい。
ということで、最後、心身ジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。
心身ジャンケン。
ジャンケン。
チョキ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いできていただきありがとうございました。
興味津々。