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  2. 《1339》検査と食事のふか〜い話
2025-09-15 08:42

《1339》検査と食事のふか〜い話

【本日のご質問】

 疾患による定期通院による血液検査と食事タイミングの疑問をたけお先生に聞いちゃいます。

 受診時に血液検査がある場合、検査項目によっては、食事が大きく左右されると思いますが、普通に食事をして数値を観察した方がいいのか、それとも食事から何時間か空けて血液検査をした方がいいのかをお聞きしたいです。ちなみに主治医からは検査の前の食事についての注意事項はありません。

…が、経過観察をする場合の推奨をお聞きしたいです。

血液検査の項目は、健診とほぼ同じ場合だった場合と仮定してお願いします。


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏が、リスナーからの「血液検査と食事のタイミング」に関する質問に回答しました。


### **質問内容**

疾患による定期的な通院で血液検査がある場合、食事は普通にとって数値を測るべきか、それとも食事から時間を空けるべきか、という質問です。質問者の主治医からは特に食事に関する指示はないとのことです。


### **結論:主治医の指示に従う**

まず大前提として、「主治医の指示に従うこと」が最も重要です。以下はあくまで一般論として解説します。


### **血液検査と食事の関係**

血液検査の項目によって、食事の影響を受けるものと受けないものがあります。


* **影響を受けにくい項目**

* **肝機能**:前日の暴飲暴食で数値が急激に変動することはありません。ただし、脂肪肝など日頃の食生活の影響は受けます。

* **ヘモグロビンA1c、グリコアルブミン**:これらは過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映する数値なので、検査直前の食事の影響は受けません。糖尿病の管理ではこちらを重視することが多いです。


* **影響を受けやすい項目**

* **血糖値**:食事の影響を最も強く受けます。厳密な測定が必要な場合は、空腹時など時間を指定されることがあります。

* **中性脂肪**:前日の食事(特に油物やアルコール)の影響をかなり受けます。

* **コレステロール**:多少の影響はありますが、大きな変動はありません。


### **食事よりも「脱水」が影響することも**

食事よりも、脱水状態であることの方が検査値に影響を与える場合があります。特に**尿酸値**は脱水で大きく上昇します。また、ヘモグロビンやアルブミンなども、脱水によって血液が濃縮され、見かけ上高い数値が出ることがあります。


### **その他の検査と食事**

* **尿検査**:食事の影響は全くありません。

* **画像検査**:

* **腹部エコー、腹部CT、胃カメラ、大腸カメラ、バリウム検査**など、お腹の検査は、食事をすると消化管ガスなどが発生し正確な診断が困難になるため、**絶食が必須**です。

* 一方で、**頭部CTや胸部CT**など、お腹以外の部位の検査は食事の影響を受けないため、絶食の必要はありません。


### **まとめ**

検査の種類や目的によって、食事の指示は異なります。血液検査に関しては、多くの項目で直前の食事の影響は限定的ですが、血糖値のように大きく影響されるものもあります。自己判断で食事を抜いたりせず、基本的には主治医の指示に従うことが大切です。特に指示がない場合は、いつも通りの生活習慣で検査を受けるのが良いでしょう。

サマリー

このエピソードでは、血液検査と食事の関係に関する疑問に答え、主治医の指示に従う重要性や食事が血液検査に与える影響について詳しく解説されています。また、検査の種類によって必要な食事制限にも触れています。

質問の紹介
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は質問回答をやっていこうと思いますけれども、
今日いただいたご質問は、先々週間、1週間ぐらい前にいただいたご質問ですけれども、
10日前か、苦いお薬が嫌いな犬の方からいただきました。
ありがとうございます。
ご質問ですけれども、疾患による低域痛による血液検査と食事のタイミングの疑問をたけお先生に聞いちゃいます。
地震時に血液検査がある場合、検査項目によっては食事が大きく左右されると思いますが、
普通に食事をして数値を確認した方がいいのか、
それとも食事から何時間か明けて血液検査をした方がいいのかをお聞きしたいです。
ちなみに、手術からは検査の前の食事についての注意事項はありません。
が、経過観察する場合の推奨をお聞きしたいです。
血液検査の項目は検診とほぼ同じ場合、同じ場合だった、同じ場合だった場合と仮定してお願いします。
場合がなんか2つになってます。
はい、ということでありがとうございます。
ちょっとこれにちなんでですね、血液検査に限らず検査一般でお話をしたいなというふうに思いました。
血液検査と食事の関係
まずはご質問ありがとうございました。
で、結論ですね。
主治医の指示に従ってくださいっていう。
っていうので一瞬で終わってしまいそうなんですけれども、
これだとさすがに義援がなすすぎるんで、
ちょっと詳しく、一般論としてですね、お話ししたいなというふうに思いますので、
本当に主治医の指示に従っていただけたらと思うんですけれども。
血液検査ですね、当然食事の影響を受けるやつもありますし、全く関係ないやつもあるんですよね。
で、よくあるのが、検診の判定で肝機能異常とかが出た方が、
いやーちょっとこの日前日になんか暴飲暴食しまして、みたいな方でね、
言い訳っぽくっていうか、される方いらっしゃるんですけど、
そんなんで肝臓の機能が突然上がったり下がったりすることはありません。
なので肝機能とかは、もちろん日頃の食事の影響は受けますけれども、
脂肪感とか特にですね、アルコールとかもそうですけれども、
なんですけれども、別に前日の食事がどうこうっていうのは全く関係ないっていうですね。
逆にですね、血糖ですね、血糖はモロに影響しますので、
食後何時間かとかっていうのは、もし血糖を厳密に見たい場合には非常に重要。
要は空腹時かどうかっていうことですね。それが非常に重要になってきます。
ただ、それ以外の項目はですね、正直あんまり食事の影響を気にしない項目はほとんどですし、
私自身はですね、血液検査やってきていただくときに絶食を指示することはまずないですね。
というのは、血糖だけ見ることってほぼないので、
糖尿病であったらヘモノルウィンA1Cっていう血糖の2ヶ月ぐらいの平均値、
もしくはグリコアルウィンっていう、グリコアルウィンは健診で測ることないですけれども、
というので見ていくことが多いので、別に前日の食事がどうこうとか、
前の食事のタイミングは1時間前だろうが、空腹時だろうが全く関係ないので、
そこはもう全然食事関係なく採血していただくというふうにお話しています。
むしろですね、食事をしないことで食事をせずに薬だけ飲むとかですね、
その薬との関係が非常にややこしくなって、その指示出しが非常に複雑になって、
そういうふうにできない患者さんとかも結構いらっしゃるので、
それだったらもういつも通り食事して薬飲んできてくださいっていう感じで言うことが多いかな、
言うことが多いっていうか、特に指示しないですね、ことが多いかなというふうに思います。
逆にですね、指示しないと食事抜いてきたりとかしてちょっと変なことになることもあるので、
その場合には逆に普通にいつも通りの食生活で来てくださいっていうふうに言うことが多いですかね。
一応項目としてですね、例えば中性脂肪とかはですね、
前日の食事の影響とかまでかなり大きく受けるので、
例えば油物とかですね、アルコールとかもそうですけれどもの影響を受けたりするんですけれども、
でもこれもですね、中性脂肪は高かったからといって、
じゃあそれが治療に直結するかっていうとそうでもないこともしばしばなので、
まあこれ正直あまり気にしないっていう感じですね。
同様にコレストロールとかも多少は影響を受けるんですけれども、
でもそんな大幅な変化があるわけではないので、
これも全然気にしないっていう感じですね。
むしろ腎臓内壊としてはですね、食事の影響というよりもその水分の状態、
要は脱水かどうかっていうことの方がですね、検査値に影響を与えることが結構あってですね、
一番大きく影響を受けるのが尿酸ですね。
これ尿酸ってものすごい脱水で上がったりするので、
尿酸が高い方に関しては脱水の影響も多少あるのかなっていうのは多少考慮しますし、
あとは脱水だと貧血を表す数字ですね、ヘモグロビンっていうのがありますけれども、
ヘモグロビンとか、あとタンパク質の中の重要な、一番重要なタンパク質のアルブビンっていう、
そういうのが見かけ上、本来は低いんですけれども見かけ上濃縮して高めに出たりすることもあるので、
その辺はむちゃくちゃ脱水で検査を受けるっていうことはあんまりないかなというふうに思いますけれども、
そういうところは多少影響を受けてるかなっていうのは考えたりします。
っていうのが食事と検査、特に血液検査の関係でした。
それ以外の項目に関してはもう全く気にしないですね。
例えば尿検査に関してはもう全く食事関係ないんで、関係ないです。
ただ一部の画像検査ですね、特にお腹の画像検査をする場合には、これは逆に絶食必須になりますんで、
例えば検診でいくと、通常の項目には入っていないですけれども、人間ドッグとかは絶食でいくこと多いじゃないですか。
これは何でかというと、お腹の超音波をやるからということで、お腹の超音波はやっぱり食後はほぼ不可能なんで、
検査の指示について
なので食事を止めてきていただく必要性がありますし、同様にお腹の中を見たい場合のCTですね。
CTは実は食事しててもある程度は見れてしまうんですけれども、でも絶食の方がいいことが多いっていう感じですかね。
MRIも同様ですね。ただ逆にCT全部絶食しないといけないという風に思っておられる方もいらっしゃるんですけど、
これ全然そんなことはないので、お腹以外のCTを見たい場合ですね、例えば胸のCTとかですね、
あと骨だけをチェックするためのCTってあんまりないですけれども、とかは全然食事関係ないんで、
普通に食事してもらっても問題ないって、頭とかもそうですよね。はい、っていう感じです。
っていう感じですかね。あとは、当然ですけど、バリウム検査とかですね、胃のバリウム検査とか、
あと胃カメラ、あと大腸カメラ、まあ大腸カメラはね、全処置っていうのが必要になりますけれども、
この辺はね、当然食事の影響も諸に受けるんで、これは確実に主治医の指示に従って絶食期間を守っていただかないといけないっていう、
そんな感じになりますかね。はい、ですかね。はい、まあ依然にしても何回も言いますけれども、検査の指示によって全然違いますけれども、
血液検査に関しては影響を受ける項目も一部ありますけれども、個人的にはほとんど食事関係なくしていただくことが多いかなというふうに思いました。
ただ何回も言いますけれども、主治医の指示に従ってくださいという、そんな感じです。はい、ということで参考になりましたでしょうか。
はい、では最後しんしんじゃんけんいきたいと思います。いきますよー。しんしんじゃんけんじゃんけんぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いいただい、カリノタケでした。興味津々。
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