内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっとやくいたつ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味心身論文ということで、論文のご紹介をしているんですけれども、
今日は論文ではなくて、マニュアルかな?
マニュアルじゃないな、これは。
のご紹介をしてみたいと思います。
今週のテーマはうつ病にさせていただいているんですけれども、
皆さんの関心度が高いのは、非常に昨日おとといの放送でも伝わってきておりまして、
今日はですね、昨日お伝えしたちょっと資料の深掘りみたいな形で、
うつ病の認知療法、認知行動療法のお話をしたいと思います。
これですね、実はバチコイの青木先生の超ド専門なんで、
青木先生、聞いておられたら、間違いあったらご指摘ください。
という、そういう業務連絡を先にさせていただいて、
でですね、今日ご紹介するのは、
厚労省の研究機関で出ていた、
精神療法の実施方法と有効性に関する研究ということで、
慶応大学のですね、この認知行動療法研究会っていうのがあるらしいんですけれども、
そこで編集された資料ですね、
これを元にお話ししていきたいと思います。
これ実は、今回ご紹介するのは患者さんのための資料なんですけれども、
治療者側のマニュアルみたいなのもあるので、
これは学会のホームページにありますので、
もしご興味あればそちらのほうをご覧いただけたらなというふうに思います。
はい、じゃあ全部で23ページの資料なんで、
ちょっと回数までお話していきたいと思いますけれども、
ちなみにですね、昨日もお話したようにうつ病の治療って、
休養と環境調整とお薬の治療、薬物療法と精神療法ということなんですけれども、
特に精神療法、昨日チラッとしか触れられなかったですけれども、
精神療法はですね、実はかなりエビデンスが高いものがあって、
今日ご紹介するこの認知行動療法はその一つっていう、
そんな感じになっております。
はい、なので非常に重要ですね。
ただ、ちょっと保険診療、保険一応通ってはいるんですけれども、
なかなかうつ病に対する認知行動療法をできる施設って限られているので、
うつの方全員がこの認知行動療法を受けているわけではないっていうのが、
今の日本の現状かなというふうに思いますね。
はい、ということでちょっと前置きが長くなりましたけれども、
まずは3ページ目ですね。
うつ病とはということで、これ昨日お話しさせていただいたので、
もうちょっと端折っていきますけれども、
珍しくありませんっていうことに、
日本人の約15人に1人が経験する身近なものですっていうことになってますね。
どんな人がうつ病にかかりやすいか。
これね、古典的にこの基調面で責任感や正義感が強く、
だからそれに気づいていくっていうことが、
認知行動療法において最大の肝になってきます。
例を一つ挙げてみましょうっていうことで書いてありますけれども、
皆さんも考えてください。
一人で夜道に迷っている場面を想像してください。
周りには誰もいません。疲れが全身に広がります。
このような時、どのような考えが浮かびますか?っていうことで、
どうですか?ちょっと3秒考えてください。
3、2、1。
そうですね。これ本当にいろんな考えが浮かぶと思うんですよね。
人によっては恐怖心みたいなのが出てくるかもしれないですし、
ただ遠くに明かりのついた家が目に入って道が開けるというふうに考えると、
希望が湧いてきますみたいな。
道が利けるかなという感じになってきて、
その考え方によっていろいろな気分とかが変わってくるっていうのが、
この認知行動療法の肝になってくる部分ですね。
そうですね。だから考え方の癖とか偏りみたいなのがこの後も出てきますけれども、
そこに注目して、それじゃない他の考え方もあるよみたいなのをやっていくっていうところになります。
PDFの7枚目ですね。
違う、8枚目かな。
資料で言うと7ページ目になりますけれども、認知行動療法の進め方ということで、
先ほど言ったように認知行動療法って実はしっかりしたやり方、カチッとしたやり方があって、
それでいくとこの面接を16から20回行って、
おのおのにテーマを設けてみたいな感じでやっていくんですけれども、
ただ保健診療でできるところで限られますし、
あとは我々診療大会も打つ見ることあるんですけれども、
この保健診療内で認知行動療法を少なくとも医者がやっていくってなかなか難しいのがあるので、
ただこの考え方に関して診療の中で扱っていくっていうことはありますね。
ここから具体的な方法に入っていきますけれども、
8ページ目ですね。3、行動活性化っていうことで書いてありますけれども、
先ほど言ったように打つの思考の特徴もあるんですけれども、
行動まで制限されて何事もオックになったりとかですね、
いうのが出てくるんですけれども、そこら辺が少しずつ行動範囲を広げていく、
リハビリをするようにって書いてありますけれども、
こういうのをやっていくのはこの行動活性化、
これは青木先生の超度専門ですけれども、
っていう感じになっていて、
こういった習慣の記録表みたいなのをつけながらですね、
少しずつ動くチャレンジをやっていくみたいな、
そんな感じになっていきます。というのが一つと、
あとその次のページですね、コラム4っていうのがあって、
これ非常に有名な方法ですけれども、
どちらかというと認知で働きかける方法ですけれども、
これ7コラム4っていう7つのコラムっていうので、
状況、気分、自動思考、根拠、反射、バランス思考、プラン、