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2025-09-04 11:06

《1330》自由診療でまた…、名医ランキング、精神疾患の入院ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・自由診療でまたもや…😢

・名医ランキングは当てにならない⁉️

・精神疾患入院患者75歳以上が44%

・デジタルでの医療データ活用!

https://note.com/naikaitakeo/n/n76bbf87feaf5


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


### 1. 自由診療の細胞投与で患者死亡、クリニックに業務停止命令

自由診療で本人の脂肪由来の幹細胞を投与された50代の外国人女性が死亡し、厚生労働省が東京のクリニックに業務停止命令を出しました。これは再生医療安全性確保法に基づく初の緊急命令です。

話者は、このような自由診療のトラブルは「氷山の一角」だろうと指摘。医療機関の不祥事は報道されやすい一方、自由診療の問題は表に出にくいと述べました。今回の件は、クリニック側がアナフィラキシーショックの疑いを主張しながらも、それに対する適切な体制を整えていなかった可能性など、多くの問題点をはらんでいると解説。さらに、このクリニックが事件直後に名称を変更し、ホームページを閉鎖するなど極めて悪質な対応を取っていることを挙げ、自由診療には副作用発生時などに責任を取ってもらえないリスクが伴うため、慎重になるべきだと警鐘を鳴らしました。


### 2. 「名医ランキングは参考にならない」医師と作家の対談記事

がん化学療法専門医の里見清一氏と作家の川上未映子氏の対談記事を紹介。記事では「名医ランキングは参考にならない」といったテーマが扱われています。話者は、里見医師が一般向けにも多くの書籍を執筆している著名な専門家であることに触れ、この記事が非常に示唆に富む内容だと評価。特に、雑誌などで特集される「名医ランキング」は全くあてにならないと改めて強調しました。


### 3. 精神疾患の入院患者、75歳以上が44%に

精神疾患で入院している患者のうち、75歳以上の高齢者が44%を占めるというニュース。精神科の入院患者総数は減少傾向にあるものの、若年層が減る一方で高齢者の割合が増加しています。

話者は自身の精神科病院での勤務経験から、高齢の患者が長期入院している実態を解説。特に認知症や身体的な合併症を持つ患者は、地域の施設では受け入れが難しく、退院できないケースが多いという社会的な課題を指摘しました。


### 4. 医療データの連結・活用を政府が検討

内閣府が、電子カルテや処方、健康診断といった医療データを連結させ、治療法の研究や創薬に活用するための検討会を設置したというニュース。

話者はこの方針に「大賛成」としながらも、「その前に電子カルテを普及させてください」と強く訴えました。データさえあれば分析は可能ですが、いまだに多くの医療機関で使われている「紙カルテ」をデジタル化することが最大の障壁だと指摘。「紙カルテが諸悪の根源」と述べ、全医療機関への電子カルテ導入を義務付けるくらいの強い施策が必要だと述べました。

サマリー

このエピソードでは、自由診療における新たな問題や名医ランキングの信頼性、精神疾患の入院患者の状況が取り上げられています。特に自由診療による死亡事例や、医療に関する重要な対談が紹介され、リスナーに向けた情報提供が行われています。精神疾患の入院患者数は若年層では減少していますが、高齢者は増加傾向にあります。特に認知症や身体合併症を抱える高齢者の退院が難しい現状についても触れられています。

自由診療の問題
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問や要…、ご質問やリクエストに回答しております。
医療ニュースの解説などもしております。
質問、リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、神々で申し訳ございません。
毎週木曜日は、今週のきょうみ心身医療ニュースをさせていただいておりまして、
きょうも4本のニュースをご紹介したいと思います。
まずは1つ目、また先週に引き続きなんですけれども、自由診療絡みのニュース。
2本目は、名医ランキングは参考にならないみたいなので、
対談の非常にいい記事が出ていたので、これをご紹介2本目にしたいと思います。
3本目は、精子疾患の入院患者さんのニュースが出ていたので、これが3つ目。
4つ目は、医療データ活用という、だいぶマニアックな4本を用意しましたので、お付き合いいただけたらと思います。
まず1本目は、8月29日の共同通信のニュースですけれども、
記事のタイトルが、自由診療の細胞投入で患者死亡、東京のクリニックに業務停止命令ということになっております。
これはちょっと他の報道、各社は報道していて、報道内容は若干違うものもありましたけれども、
おおむねこういう内容で各社報道されていました。
ちょっと冒頭だけ読ませていただくと、
厚生労働省は29日、自由診療として本人の死亡由来の患細胞を投与された外国籍の50代女性が治療中に急変し死亡したと発表した。
実施した東京サイエンスクリニックに対し、この治療の提供を一時停止させる緊急命令を出した。
患者の死亡を受け、再生医療安全性確保法に基づく緊急命令を出した。
初の事例だということで、なっております。
これまた、再生医療安全性確保法、先週はカルタヘナ法でしたっけ。
ちょっとこの法に基づかないと処分ができないっていうのは、法治国家なんでいたしかたないんですけれども。
これはですね、個人的にはこういうのって本当に氷山の一角じゃないかなというふうに思ってますね。
よくニュースになるのはですね、医療機関の不祥事みたいなのとかですね。
毎日のようにニュースになりますけれども、
なかなかこういう自由診療のこういったトラブルって表に出てこないんですよね。
こういう形で厚労省が動くと、こういった感じで記事になるっていう感じかなというふうに思います。
今回のことに関しては、ちょっといろいろ悪質だと個人的には思いますね。
記事の一番最後に書いてありますけれども、
クリニック側がですね、このアナフラキシーショックが起きた疑いがある。
そもそもそうなのかというところもあるんですけれども、
仮にそうだとしてもですね、アナフラキシーショックに対しては、
通常、医療者でなくてもですね、そのエピペンっていうアドレナリンっていうのが入ったお注射をですね、
ご自分で打てるぐらいの対応はですね、できるもので、
少なくともそのアドレナリンを打てるような体勢を整備していなかったのかとかですね、
いろいろちょっと突っ込みどころがあるんですよね。
なので、ちょっと本当にね、重心量に関しては何が起こるか分からないっていう、
しかもこういった、今回アナフラキシーショック疑いで亡くなられてますけれども、
そうじゃなくても副作用が起きるとかですね、
あとはそれによって例えばガン患者さんだったら、
ガンが進行してしまうみたいなことになってもですね、
最終的には責任を取ってくれないんですよね。
なので、今回のクリニックに関しては、
これが起こった直後にね、クリニック名とか変えてるんですよね。
クリニック名と医療法人名かな、変えてるんですね。
これもね、すごい悪質だなと思って、当然ホームページもないですし、
みたいな感じで、これはね本当に、
ちょっと評算の一角だと思うんですけど、
気をつけていただきたいなというふうに思いますね。
と思いました。というのが一つ目のニュースでした。
名医ランキングと精神疾患
二つ目はデイリー新庁の記事ですけれども、
9月の2日の記事ですね。
記事のタイトルが、
名位ランキングは参考にならない。
延命のために高額の医療費を使うべき。
医者と患者はガンとどう向き合うべきか。
里見誠一×川上美恵子さんとお呼びするのかな。
の記事が出ておりました。
これはですね、
週刊新庁の8月の28日号に掲載されているやつの、
多分これ全文なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、
それが記事として出ておりまして、
ちょっと私、川上美恵子さんという方は、
ちょっとご存じ上げなかったんですけれども、
里見先生はですね、非常に有名で、
これペンネームなんですけれども、
西関の科学療法部長をされておられる先生で、
いろんな書籍をですね、医療者向けもそうですし、
今回は新書という形で、
この患者と目を合わせない医者たち、
これちょっとまだつんどくなっているんですけれども、
いうのが出版されたということで、
今回の対談になったっぽいですね。
この川上美恵子さんは患者側の立場としてということで、
お話しされたっぽいですけれども、
非常にいい対談でしたし、
いろんな要素がエッセンスが詰まっている対談だったかなというふうに思います。
なので、ちょっと記事は5ページ目まであってですね、
結構長めなんですけれども、
ぜひ読んでいただけたらなというふうに思いますね。
特にこの記事のタイトルにあります、
これ以前もどっかでお話ししたように思いますけれども、
この名位ランキングですね、
これ全く当てにならないですからね、
はい、気をつけていただけたらなというふうに思います。
こちらも、はい、でした。
続きまして3つ目ですね。
3つ目は8月31日の福祉新聞のニュースですね。
記事のタイトルが、
精神疾患入院患者75歳以上が44%退院支援を検討ということになっておりまして、
また記事の冒頭だけ読ませていただくと、
精神疾患のある入院患者のうち75歳以上の占める割合が、
2023年は4割超に上ることが、
8月20日、厚生労働省の精神保険医療福祉の今後の施策推進に関する検討会で分かったと、
病床や精神疾患のある入院患者の数が減る一方、
高齢化が進んでいることが分かったということになっておりまして、
はい、これはちょっとね、グラフも出てるんですけれども、
そちらもご覧いただけたらと思うんですけれども、
全体としてはですね、もうずっと見方下がり、
2005年をピークにですね、
精神疾患の入院患者の状況
精神疾患を有する入院患者数の推移というのが出てますけれども、
見方下がりなんですよね。
はい、なんですけれども、どの部分が一番減っているかというと、
やっぱりね、若年層なんですね。
若年から中年ぐらいが非常に減っていて、
一方、高齢者は減らないばかりか、
むしろ割合的には増えているっていう、
割合じゃないかこれ、時数か、
増えてるっていう感じになっていて、
その割合がどんどん増えてるよっていうのはそんな記事でした。
はい、で、これですね、私も今言ってないんですけど、
以前ですね、精神科の病院にですね、
内科の応援とかに行っていたこともあって、
その時にも非常に痛感していたんですけど、
やっぱりね、もう非常に高齢者の方が多いですね。
やっぱり、特にそういう方はね、
長期に入院しておられる方が非常に多くてということで、
なかなかね、退院するのはね、
地域の受け皿的には難しいっていうような現状もあって、
その辺のことが記事の後半で書いてありましたけれども、
特にやっぱり認知症の方ですね。
認知症の方とあと、そうそうそう、身体合併症の方ですね。
いつもお話しているように、やっぱり高齢になると、
多宿間併存、マルチモビティっていう方が非常に増えてくるので、
そういった方は、やっぱり施設とかではね、
なかなか対応が難しいみたいなこともあるので、
その医療的なことに関してもですね、
なので退院できないっていうようなこともあったりとかして、
なかなかこの辺はね、検討しても難しい部分もあるんじゃないかなという風に思いました。
っていうのが3つ目のニュースでした。
医療データの活用
続きまして4つ目。4つ目はちょっとシンプルにいきたいと思いますけれども、
9月の3日、昨日の共同通信ニュースですけれども、
医療データを連結、活用や検討、内閣府治療法研究や創薬促進へということになっております。
また冒頭読ませていただくと、内閣府は3日、
アデンシカルテや薬の処方、健康診断といった医療データを連結させ、
有効な治療法の研究や創薬などへ活用するための検討会を設置した。
医療情報をビッグデータとして患者本人の治療以外にも幅広く利用できる制度やデータベースの在り方などの具体化を進めるということで書いてありました。
はい、これはですね、皆さんご想像の通り私は大賛成なんですけれども、
大賛成なんですけれども、その前に、その前に、電子カルテをね、進めてくださいっていう。
これね、データさえあればですね、やることはすごいシンプルだと思うんですね。
なんですけれども、そのアナログデータをね、デジタルにするっていう、そこがね、もう一番のハードルになっていて、
特にやっぱり神カルテですね、が一番のね、あの主役の根源だと思ってますので、
ぜひともね、もう全医療機関に電子カルテ必須ぐらいな勢いでやっていただけたらなというふうに思うんですけれども、
はい、なかなか何年かかることだというふうに思いますね。
はい、でした。
はい、ということで、今週もいろいろニュースがございました。
他のニュースもですね、ご紹介しきれていないものもありますので、ノートに貼ってありますので、またご覧いただけたらと思います。
はい、個人的にはね、この電費薬が腎臓を守る可能性のやつですね。
これ、うーん、いや、そうなんだと思って、ちょっとびっくりしましたけどね。
はい、あの、とか面白かったので、ぜひご覧いただけたらと思います。
はい、それでは、えー、最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、じゃんけん!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いいただきありがとうございました。
きょうみんしんしん。
11:06

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