1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《1324》電子カルテを導入でき..
2025-08-28 10:11

《1324》電子カルテを導入できない理由、胃カメラで異常がないのに胃もたれ⁉️ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・電子カルテ「導入不可能」54% 驚きのその理由…

・カルタヘナ法で自由診療に措置命令!

・胃カメラで異常がない胃もたれ…その原因とは?

・病院が生き残る方法・・

https://note.com/naikaitakeo/n/n750ee177cff9


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏が、今週の医療ニュースを4本紹介・解説しました。


1. **電子カルテ導入「不可能」54%(日本医師会調査)**

紙カルテを使用する診療所の54%が、電子カルテの導入は「不可能」と回答。理由として費用負担や操作の煩雑さを挙げています。これに対し話者は「喝!」と一喝。IT導入補助金などもあり、操作は慣れの問題だと指摘。音声入力など紙より効率的な側面もあるとし、医療の無駄をなくし効率化を進めるためにも、電子化は必須だと強く主張しました。一般病院ですら普及率が66%という現状にも驚きを示し、医療界全体のデジタル化の遅れに警鐘を鳴らしています。


2. **がん自由診療に措置命令**

都内のクリニックが、末期がん患者に対し「カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)」に基づく手続きをせずに遺伝子治療を行い、措置命令を受けました。話者は、このような科学的根拠の乏しい自由診療を、本来の目的とは異なる法律でしか規制できない現状を問題視。多くの怪しげな治療が野放しになっているため、より直接的にこうした医療行為を規制する仕組みが必要ではないかと提言しています。


3. **機能性ディスペプシアについて**

胃カメラで異常が見つからないにもかかわらず、胃もたれや痛みを感じる「機能性ディスペプシア」を紹介するニュース。ストレス社会における国民病であり、かつては慢性胃炎などと診断されていました。話者は、この病気の認知度が低いことを指摘。目に見える異常がないと患者が納得しづらく、ドクターショッピングにつながるケースもあるが、心療内科の領域も含め適切な対処法が存在すると解説。患者側も正しい知識を持つことの重要性を訴えました。


4. **病院の生き残り競争と共倒れの危機**

患者を奪い合う病院間の過当競争により、共倒れの危機に瀕しているという記事を紹介。今後、医療機関の淘汰が進むことは避けられない中で、この記事が「危機感の薄い患者も共犯者」と指摘している点に言及。話者は、医療を提供する側だけでなく、患者(利用者)側も賢くなり、医療の現状を理解し、適切に医療機関を選ぶリテラシーを高める必要があると強調。医療提供者と患者、双方の努力が不可欠だと締めくくりました。

サマリー

このエピソードでは、電子カルテの導入に関する最新の調査結果や医療現場の反応、がん治療の規制に関するニュース、さらにカメラでは異常が見つからないも関わらず胃もたれや痛みを訴える患者の問題について掘り下げています。また、患者の医療機関への理解不足や競争が激化する医療の現状についても触れています。

00:03
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週日は今週の興味津々医療ニュースをお送りしております。
今日も4本、ニュースをご紹介したいと思います。
電子カルテ導入の現状
まず1つ目が、電子カルテに関連するニュースですね。
2つ目が、がん治癒診療のお話。
3つ目が、カメラで異常がないのに、みたいなお話。
4つ目が、病院の生き残りのニュースですね。
というので、4本ご紹介したいと思います。
まずは1本目ですね。
これが一番ね、今回ちょっとびっくりしたっていうニュースなんですけれども、
日経新聞の8月21日のニュースですね。
記事のタイトル、電子カルテ導入不可能。
54%日本医師会調査、費用負担など懸念ということになっております。
何を言いたいかだいたいお分かりだと思いますけれども、
ちょっと記事の冒頭だけ合わせていただくと、
日本医師会が今年春に実施した調査で、
紙のカルテを使う診療所の54%が電子カルテの導入について不可能と回答した。
小規模な医療機関を中心に、
費用負担の重さや操作の煩雑さを懸念する声が上がるっていうような、
そんな記事の書き出しになっております。
はい、これはカーツですね。
これはちょっとお貯金ですね。
これはそうなんですけど、
いや、まあもう費用補助もしてますし、
IT導入補助金とかもありますし、
あとは、なんだ、導入できない理由3つまで挙げてもらったところ、
操作に時間がかかり、診察が十分できなくなるとかいうことなんですけれども、
それはもう慣れていただくしかないんですよと思いますね。
というか、電子カルテのほうが早いこともありますし、
なんなら電子カルテだったら音声入力とかもできますからね。
そこは工夫次第なんとでもなるっていうか、
もう紙カルテはやめましょうと個人的には思いますね。
これね、記事の一番最後に書いてあったんですけれども、
電子カルテの普及率、2023年、一昨年の段階ですけれども、
一般病院では66%、診療所では55%ということで、
まだまだね、いや、一般病院でまだ6割なんだと思って、
3分の1は導入されてないんだっていう、
これもこれで衝撃でしたけど、
もう全部ね、全部電子カルテ化しましょうよって個人的には思いますけどね、本当に。
私は、以前から私の放送を聞いていただいていることはよくご存知だと思うんですけれども、
電子化してちゃんとデータを取ったりとか、ここにも書いてありますけれども、
とかしてちゃんと効率的な医療をやるべきと本当に思うんですけどね、
こんな末端の医者の一人が言っててもあんまり変わらないと思うんですけども、
本当に医療の無駄ってものすごい多いですし、
でもそれを炙り出せないんですよね、紙カルテとかデジタル使わないと。
なんですけれども、やっぱり一丁目一番地が電子カルテかなというふうに思いますし、
共通基盤で電子カルテ今やってますけれども、
それでもとりあえず何でもいいので電子化していこうというふうに個人的には思いますし、
こういうので、こうやってちょっと日本医師会が調査してるっていうのもね、
すごい反映してるなというふうに思うんですけれども、
しかも不可能と答えた割合を解説者の年代別に見るとということで、
80代以上が64%で最も高かったということで、
これも差もありなんていう感じではあるんですけれども、
電子カルテ化必須ぐらいの勢いで電子カルテ化していただきたいなというふうに個人的には思います。
はい、ちょっと盛り上がりすぎました。
がん治療の規制
続きましてが、8月22日の共同通信ニュースですね。
がん重診療に措置命令、都内クリニックに手続きおこたりというような、
こんな記事のニュースが出ておりました。
ちょっと記事の冒頭だけ読ませていただくと、
厚生労働省と環境省は22日、末期がん患者を対象とした重診療の遺伝子治療で、
遺伝子組み替え生物の使用を規制するカルパヘナ法に基づく必要な手続きをしていなかったとして、
北大山Dクリニックに再発防止や製剤の破棄報告を求める措置命令を出した。
同法による重診療への措置命令は初めてというようなことになっております。
クリニックはCDC6SHRNA治療をやっていたらしいですし、
私、カルパヘナ法というのを初めて聞いたんですけど、
正式名称はカルパヘナ法というのは略称でして、
正式名称は、遺伝子組み替え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律というのらしいんですけれども、
それによって今回のやつは規制されたということですけれども、
なんですけれども、これは逆にこういう法律でないと規制できないのはおかしくないですかって思うんですよね。
これちょっと詳しくは見てないんですけど、絶対怪しげな治療をやっているクリニックなんですけれども、
それをこのカルパヘナ法を使って規制する、勧告するみたいな感じなんだろうと思うんですけれども、
そうじゃないのも5万とありますからね。
だからこれ本当にそういうのじゃない別な規制方法を考えた方がいいんじゃないかなと個人的には思ったりしましたけどね。
今回のこのカルパヘナ法による措置命令も有効なのかもしれないですけど、
そうじゃないのもいっぱいありますからね。そのエビデンスに基づかないの結構ありますんで、
ちょっとその辺の何らか規制する方法も考えていただきたいなというふうに思いました。
というのが2つ目のニュースでした。3つ目、ちょっとここから急ぎ足でいきます。
機能性ディスペプシャの問題
3つ目はFNNのプライムオンライン、これヤフーニュースにも載ってましたけれども、のニュースで8月27日のニュースですね。
カメラで異常ないのに、もたれや痛み、ストレスフルの現代では国民病、機能性ディスペプシャ。
大事なポイントは完璧を求めすぎないということで、機能性ディスペプシャのニュースがヤフーニュースに出ておりました。
でですね、これなんで取り上げたかというとですね、これ実は福井テレビの記事でして、
このFNNの方には画像しか載ってないんですけど、福井テレビのホームページに行くと動画も載ってるんですけれども、これ実は知り合いなんですよね。
むちゃくちゃ知り合いが出てまして、なんかテレビデビューする話はしてたんですけれども、
テレビデビューしてるやんと思って、しかもYahooのトップニュースに出てると思って取り上げさせていただきました。
ただ、この本当に機能性ディスペプシャってまだちょっとこのネーミングが良くないんじゃないかと個人的には思うんですけれども、知られていないですよね。
昔で言うとこの慢性異変とかですね、機能性異常症なんですけれども、その異カメラで、タイトルの通りなんですけど、異カメラで異常がない系でも異常が出るっていうことはね、もうしばしばあるんですよね。
これ過敏成長症候群もそうですけれども、大腸カメラとかで当然異常がないんで。
なんかね、そこら辺がね、やっぱり世間一般の病気自体の認知っていうのもそうですし、やっぱり目で見て見える異常を探したくなるっていう心理が働くじゃないですか。
なんですけれども、そうじゃない病気もあるし、あとはちゃんと対処法もあるっていうことで、なんかね、これでドクターショッピングみたいなことをされる方も中にはいらっしゃるんですけれども、
それはちょっともったいないなというふうに思いますね。最終的にはね、診療内科も治療に関わったりすることもある病気なので、っていう感じでございます。
続きましてが、最後4つ目ですね。4つ目は、これ非常に読みごたがあるいい記事だったんですけれども、
8月の22日のウェッジのニュースですね、ニュース記事ですけれども、患者を奪い合う病院競争、子供漏れや友だわれに医療機関を襲う危機は誰のせいなのか?
っていうことで記事が出ておりました。非常にね、3ページ、そうですね。Yahooニュースでいくと3ページにわたるニュースで、かなり読みごたえがある記事なんですけれども、
その中で非常に冷静な分析というかされていて、医療機関はね、本当にこれから潰れていく時代かなというふうに思います。
その中でどういうふうに生き残るかということと、あとやっぱり2ページ目に書いてありますけれども、危機感の薄い患者も共犯者である自覚をということで、
やっぱり利用者側、患者さん側も賢くなっていただかないといけないという、これいつもこのラジオでも言っている話ですけれども、
やっぱり双方に理解、努力が必要かなというふうに思いますので、ぜひともこちらを読んでいただいてご協力いただきたいなというふうに思いました。
はい、ということで、じゃあ最後しんしんじゃんけんいきたいと思います。いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、パー!
ということで、今日も幸せな一日がありますように、お会いとはないかいのたけでした。
きょうみんしんしん。
10:11

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