内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストは質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は今週の興味津々医療ニュースをやっておりますけれども、
今日も4本ご紹介したいと思います。
前半2つは国立がん研究センターが同じ日に2つのプレスリリースを出しまして、
それを別の記事で報じられていたので、それを2つご紹介するのと、
あと3本目が認知症に対するお薬ですね。
レカネバブという通称というか、商品名レケンビというお薬ですけれども、
それの記事が出ていたのと、
あと最後はですね、またまたこれ、OTC類似薬の話を取り上げたいと思います。
まずは1つ目のニュースですね。
7月の3日のG通信社のニュースですね。
最後の過ごし方5割が相談。
コロナ禍の患者1死に遺族1万人調査研究センターということになっております。
という記事のタイトルになっております。
冒頭を読ませていただくと、
新型コロナウイルスが感染拡大した2021年にガンで亡くなった患者のうち、
2人に1人が最後の療養場所について医師と話し合っていたとする推計を、
国立ガン研究センターがまとめ3日に公表したということで、
望んだ場所で過ごせたと回答した割合も約6割に上り、
いずれも17から18年の前回調査から増加していたというような記事になっております。
記事の書き出しになっております。
これ、コロナ禍なんでかなり特殊な状況だとは思うんですけれども、
逆に2人に1人しか話し合っていないんだというのはちょっと衝撃でしたけどね。
ACP人生会議の、これ人生会議の話なんですけれども、
逆に半分の人は話し合えていないんだというのはちょっとびっくりしましたし、
あとは望んだ場所で過ごせた割合は6割に上っているというのは良いことだと思うんですけれども、
ただ話し合いできている人が非常に少ないなというような個人的な印象なのと、
あとは下のほうに書いてあったんですけれども、
下から2段落目ですね。
体の苦痛が少なく過ごせたは、前回から4ポイント減の37.3%にとどまったということで、
これは非常に少ないですし、しかも減なんだと思って、
これまた衝撃でしたね。
ちょっとこれ、また来週ですね、プレスリリースが2つとも出てますので、
来週ちょっとまた取り上げてはいいかなというふうに思いました。
まずは1つ目のニュースでした。
これもプレスリリースが出ていたんで、ちょっと来週また紹介してもいいかなというふうに思いました。
続きまして3つ目ですね。
3つ目は7月9日、昨日のG通信社のニュースですけれども、
認知症薬レカネマーブ値下げ、費用対効果悪い厚労省ということで出ました。
レカネマーブですね。厚生労働省の専門組織は、
9日、製薬大手製薬などが開発したアルツハイマー病における認知症の治療薬レカネマーブ、
括弧商品名、値顕微について、費用対効果が悪いとする評価結果をまとめたということで、
現行の公定価格は1人当たり年間約300万円。
だが、結果を踏まえ最大15%引き下げられる見通しというような、そんな記事になっております。
これは予想された事態でもありますし、
費用対効果が悪いというのは、これもともとから言われてたんで、
改めて市販されて普通に使われてもやっぱりそうなんだというのが改めて明らかになったという感じかなというふうに思いますね。
これですね、日本は保険でやってますけども、そもそも保険を通っていない国とかもありますし、
あとは、高額な薬剤って非常疾患ですね、
患者さんが非常に稀で、使う人が非常に限られるので高額みたいなお薬もあったりする一方で、
このお薬はもちろんね、認知症の中でもかなり対象は絞られるとは言っても、
対象患者さんかなり多いじゃないですか、多いはずなんですよね。
実際に使うかどうかは別として。なので、ここまでの価格が必要なのかどうかというところですね。
当然、価格高いと全体の医療費にかなり影響していきますので、これは引き下げられたらなというそんな感じですね。
ですし、あとは本当に有効性があるのかどうかというのは、今後検証が必要かなというふうに個人的には思いますね。
期待される薬剤ではあると思うんですけれども、それを保険の範疇でやっていくべきなのかどうかっていうのは、
今後ちょっと議論が必要かなというふうに個人的に思いました。
というのが3つ目のニュースでした。
4つ目は、東京ヘッドラインっていう、これちょっと初めてな気がしますけれどものニュースで、
これヤフーニュースに出てきたんでちょっとピックアップしたんですけれども、7月9日のニュースですね。
東京都医師会、6期目の岡崎会長、いきなりオーディシー・ルイージ役、ヘルスリテラシーがない方は無理!
っていうような衝撃的なタイトルになっておりますけれども、
これ東京都医師会の岡崎会長ってちょいちょい出てきますよね。
私は一方的に知っているだけなんですけれども。
岡崎会長が7月の8日に定例記者会見を行って、7つの重点医療政策を発表したということになっております。
ちょっと7つご紹介しようと思って、全然いいのもあるんですけど、
1つ目が地域福祉ケアネットワークのサーナー推進、これは当然そうですよね。
2つ目が災害パンデミックへの備え、これはそうですよね。
東日本大震災とかコロナのパンデミックとか、これは当然そうですね。
3つ目、セルフケア、セルフメディケーションの推進ということで、
これもタイトルだけはいいんですけど、ちょっとこれ後から言おうと思います。
4つ目、民間病院支援の継続、東京総合医療ネットワーク病院診療所の電子カルテカの推進ということで、
これ電子カルテカ推進なんだと思って、ちょっとこれ意外でしたけどね。
でも支援せいっていうふうに言われてますけれども。
あと5つ目が、しっかりと女性と子どもの安心・安全を守る。
6つ目が、ウェルビーングを重視した高齢者医療の在り方の検討。
ちょっとこれウェルビーングって最近の流行り言葉なんで、あえて入れた感じにしないでもないですけれども。
で、7つ目が、こういう活動の活性化っていうことになっていて、
中でもですね、やっぱり③ですね、セルフケア、セルフメディケーションの推進ということで、
いや、推進なんだと思ったんですけれども、
でもですね、言っている内容としては、いきなりOTC類似薬の保険的を外し、
十分なヘルスリダーシーがない方が、薬局で治療薬を購入して治癒しようとするのは無理。
現状では薬局や薬剤師の方も対応できないと思うので、
それらを整備して初めてOTC類似薬を使ったらどうかという話になるということで、
ちょっとこれ、推進と言っている割にはかなり慎重な姿勢かなというふうに思いますが、
これはね、同時並行でやっていくしかないかなと個人的には思いますし、
これを言っていたらいつまで経ってもできないというか、やらないと思うので、
これはもう推進していくしかないかなというふうに思いますし、
そんな時にですね、このヘルスリダーシーの向上のためにですね、
この心身健康ラジオを聞いていただき、東京都民全員に聞いていただけたらいいかなというふうに個人的に思いました。
はい、ということで、じゃあ最後の心身ジャンケンいきたいと思います。
あ、最後の冗談ですよ。
ヘッダン。
どこまでが冗談、どこまでが本気か分からないとたまに言われるんで。
では最後の心身ジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。
心身ジャンケン。
ジャンケン。
パッ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いいたないかいのたけでした。
興味津々。