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  2. 《1281》高齢者に使ってはいけ..
2025-07-09 12:55

《1281》高齢者に使ってはいけないクスリ💊使うクスリ💊

日本老年医学会

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025

https://www.medicalview.co.jp/catalog/ISBN978-4-7583-0497-9.html?srsltid=AfmBOoq4aVjWYTb_q-KFkQd6HK_orVmoLVZsLkbEZRNROTF6pA16NoUk


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以下に、音声内容を1000文字の箇条書きで要約します。


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### **高齢者の薬物療法ガイドラインの紹介と自己判断による服薬中断の危険性**


* **テーマの紹介**

* 今回は「高齢者シリーズ」として、日本老年医学会が発行した書籍『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025』を紹介。

* このガイドラインは、週刊誌などで「高齢者に使ってはいけない薬」リストとして引用されることがあるが、その情報だけで自己判断で服薬を中断する危険性について警鐘を鳴らしている。


* **『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025』の概要**

* 日本老年医学会が発行した専門家向けの書籍。

* 医学書としては非常に安価(1650円)で、医療関係者に広く読んでもらう意図がうかがえる。

* 一般の方向けではないため、購入の際は注意が必要。


* **ガイドラインの重要な視点**

* 週刊誌などでは「慎重に投与すべき薬(中止を検討する薬)」のリストだけが注目されがち。

* しかし、本ガイドラインには「開始を考慮すべき薬(むしろ使うべき薬)」のリストも掲載されており、総合的な視点での薬物療法を提唱している。

* 必要な薬まで自己判断でやめてしまうと、かえって健康を損なうリスクがある。


* **「特に慎重な投与を要する薬物」の例**

* 高齢者では副作用が出やすいため、使用に注意が必要な薬物がリストアップされている。

* **抗精神病薬、睡眠薬、抗うつ薬など**: 眠気、ふらつき、転倒のリスクが高まる。特に睡眠薬は、非ベンゾジアゼピン系(ゾルピデムなど)も注意が必要とされている。

* **抗ヒスタミン薬(第一世代)**: 抗コリン作用により、認知機能低下やせん妄のリスクがある。

* **NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)**: 腎機能障害のリスクがある。

* **糖尿病治療薬**: 低血糖のリスク管理が重要。多くの種類の薬がリストに含まれている。

* その他、スルピリド、ワルファリン、ジギタリスなど多数の薬物が挙げられている。


* **「開始を考慮すべき薬物」の例**

* 漫然と中止するのではなく、患者の状態によっては積極的に使用を検討すべき薬物も示されている。

* **抗パーキンソン病薬(L-DOPA)**: パーキンソン病の症状改善に不可欠。

* **吸入薬(気管支拡張薬)**: COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者には、症状緩和やQOL向上のために重要。

* **ワクチン**: インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンは、重症化予防のために推奨される。

* その他、特定の降圧薬(ACE阻害薬)、スタチン系薬剤などが挙げられている。


* **結論と最も重要なメッセージ**

* 高齢者の薬物療法は、多剤併用や副作用のリスクから慎重に行う必要がある。

* しかし、週刊誌などの断片的な情報だけで、医師から処方されている必要な薬を自己判断で中断することは非常に危険。

* 薬に関する疑問や不安がある場合は、必ずかかりつけの主治医や薬剤師に相談し、専門的な判断を仰ぐことが大切。

サマリー

このエピソードでは、高齢者に推奨される薬や避けるべき薬についての新しいガイドラインが紹介されます。具体的には、日本老年医学会が発表した安全な薬物療法ガイドライン2025や、高齢者薬物療法の注意点が取り上げられます。高齢者に使用すべきでない薬と、その慎重な使用に関する重要な情報が提供されます。特に抗パーキンソン病薬や抗ヒスタミン薬、ワーファリンなど、さまざまな薬剤のリスクと必要性が議論されます。

高齢者シリーズの導入
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今週はですね、ちょっと高齢者シリーズが続きますけれども、
昨日のですね、学会による立場表明に続いてですね、
今日はですね、実はとある書籍をご紹介したいなというふうに思いまして、
その書籍が、日本老年医学会から、本月、もう出たばっかりの
高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025っていう書籍をですね、ご紹介したいと思います。
ちなみにですね、これ、私学会員で専門医でもあるんですけれども、
学会から送られてまいりました。
ちゃんと読んで勉強せいっていうことだと思うんですけれども、
送られてきましたけれども、ただ、市販もされていてですね、
これ、すごいびっくりしたんですけれども、
これ、なんとですね、医学書にもかかわらず、1650円。
なんでちょっと価格が言えるか、ジャパレント魂が出てしまいましたけど、
すごい安いんですよね。これ、ちょっとびっくりしました。
メジカルビューって、結構ね、普通のまともなというか、
医療系の出版社さんが出てますし、しかも、2色ずりなんですよね。
なんですけれども、なぜ1650円で出してくれているのか、
ちょっとよくわからないですけれども、安いです。
ただ、これ、一般書ではないんで、いつも言ってますように、
これは完全な専門書ですんで、一般の方は安いからといって
お手を取らないようによろしくお願いします。
で、なんで私、今回解説しようかなというふうに思ったかというと、
もちろん、自分が勉強しないといけないっていうのもあるんですけれども、
こういうのをもとに、結構、週刊誌とかが、今回、タイトルにも書きましたけれども、
高齢者に使ってはいけない薬みたいなので、一覧に出してくるんですよね。
出してくるんですけれども、逆に使うべき薬とかっていうのも載っているのと、
あとは、当然ですけれども、我々医者が、当然、薬って出すんですけれども、
その必要な薬を出していることが多いので、
もちろん、万全と必要ない薬を出しているのは良くないんですけれども、
ただ、必要な薬を出しているにも関わらず、
そういう、記事を見たとか、テレビでやってたみたいな感じで、
いきなり中断してこられる方とかいらっしゃるんですね。
だから、それに関する注意喚起みたいな意味合いもあって、
一早く放送しようかなというふうに思った次第です。
薬物療法の注意点
ということで、ちょっと前置きが長くなりましたけれども、
目次からいつものようにご紹介しますけれども、目次でいくと4章構成になっていて、
まず第1章がガイドラインの改定に当たってということで、
決まりきったことが書いてあります。
第2章からが実際の内容みたいな感じで、高齢者薬物療法の注意点ということで、
やっぱり高齢の方、当然ですけど、お薬が多くなったりとか、
あとそういうの総合作用で副作用が出たりとか、
あとは腎起動、肝起動が落ちて、
代謝、排泄の問題でお薬が溜まりやすかったりとか、
いろんな問題が起こってきますよね。
あともう1つが、お薬の副薬管理知念と一元管理ということになってますけれども、
いわゆるアドヒアランスっていう、お薬をちゃんと飲めてるかどうか問題、
もちろん人にあげたりする方もいると思うんですけれども、
自分の薬もちゃんと飲めていないことって非常に多くあるんですよね。
それでお薬が大量に余ってるみたいなことも多々あるので、
その辺が第2章で書いてあって、
高齢者の薬物リスト
今日ご紹介したいのは、この第3章のところなんですよね。
高齢者の処方的成果スクリーニングツールっていうので、
特に慎重な投与を要する薬物のリスト、
解消を考慮すべき薬物のリストということで、
ちょっとこの後お話したいと思います。
第4章が領域別の指針ということで、
いろいろあります。20個、全部は読めないですけれども、
認知症に伴うBPSDですね、心理行動の症状とかですね、
あと不眠症、鬱病、パーキンソン病、COPD、肺炎、不正脈、
高血栓薬、いわゆる血のサラサラ薬ですね、
心腹腺、高血圧、慢性腎臓病、
全部読みますか、心水上昇、糖尿病、便秘、ガード、
飲食道逆流症ですね、あと骨粗小症、消化活動、暴行、
全熱腺肥大症、で、最後は薬剤師の役割って、
ちょっとこれ病気じゃなかったです。失礼しました。
はい、ということで書いてあります。
で、最後不力として日本版のこうこれに、
薬リスクスケールっていうのが書いてあります。
ということで、非常に盛りだくさんな本なんですけれども、
その中でですね、この第3章ですね、
高齢者の処方適正化スクリーニングツールっていうですね、
ここをちょっとご紹介しようかなというふうに思います。
で、具体的にはですね、リストがあってですね、
そのリストに書いてある薬が入っているときにどうするかとかですね、
あとは新たに処方するときどうするかとか、
あとは解消・考慮すべき薬剤っていうのもあるんですけど、
要は使っていなかったらむしろ使うことを検討しましょうよっていう薬があるんですけれども、
その3つのフローチャートが各々載っていて、
で、実際にリストがザザーッと10ページぐらいに渡って載っているっていう、
そんな感じになっております。
はい、まずは特に慎重な投与を要する薬物のリストということで、
こういう薬が入っていたらやめられないか検討しましょうよっていうことになっていて、
これ対象がですね、4つ書いてありまして、
まず75歳以上の高齢者および75歳未満でも触れるから
要介護状態の高齢者ということで、
満席、特に1ヶ月以上の長期投与を基本的な適用対象とするということになってますね。
で、利用対象は実地以下、特に非専門領域の薬物療法を対象とする薬剤師、
副薬管理の点で看護師も利用対象となるということになってますね。
ということで、いろんな分類があるんですけど、
全部お話は今日できないので、分類だけササッと言っていきますけれども、
ちょっと多分ね、話若干難しい内容になるかなと思うんで、
ご容赦いただけたらと思うんですけど、
まずは抗精神病薬ですね。
いわゆる統合視聴症に使う薬ですけれども、
高齢者に関しては専門とかですね、
あとBPSDですね、に使ったりされるお薬ですけれども、
やっぱりこれはね、長期で使うと衰退外露症状といって、
いわゆる手足の震えとかですね、そういうのが出てきたりとか、
あとは過沈性ですね、寝すぎてしまう。
こういうお薬ってどうしても眠たくなってしまうんで、
それによる転倒リスクとかですね、そういうのが起こってくるっていうことがあります。
で、2つ目が睡眠薬ですね。
で、睡眠薬もですね、これベンゾジアゼピン系はなんか悪だみたいな感じで、
今結構使われにくくなってますけれども、
ここではね、非ベンゾーもですね、やっぱり取り上げられてるんですね。
具体的にはゾピクロン、ゾルピテム、エスゾピクロンっていう3つ薬出てますけれども、
これはベンゾジアゼピン系ではないんですけれども、
基本的にはね、同じレセプターにつきますし、
やっぱり副作用の研究も非常に多く出てるんで、
個人的にはね、やっぱりやめられるんだったらやめていく方がいいかなというふうに思いますね。
で、続いてが好物薬ですね。
酸関系好物薬とSSRIが出てますけれども、
これSSRIだけなんだっていうのはちょっと思いましたけどね、
SNRIとかですね、
性器以下で痛みに対して結構使われてるお薬とかあるんですけど、
これは何か入ってないんですよね、なぜか。
ナッサとかも非常に高齢者に使うとものすごい過賃性になったりするんで、
高齢者に使用すべきではない薬
具体的にビルターサピンっていうお薬なんですけれども、
これは入ってなくてちょっと意外かなと思いました。
ちょっと多分研究ベースで記載されてるんで、
多分研究はないんだろうと思うんですけどね。
あとは有名、スルビリドですね。
スルビリドは本当に高齢者には非常に慎重に使わないといけないお薬で、
使うとしても本当にごく少量短期間っていう感じですね。
このペースでいくと全然終わらないじゃないですか、これ。
すいません、全然終わらないです、このペースでいくと。
ちょっとカテゴリーだけ言っていきますけど、
抗パーキンソン病薬のうちの特に抗コリン薬ですね。
これは抗コリン作用があっていうのはありますよね。
あとは抗ヒスタミン薬の、特に第一世代のやつですね。
古い世代の抗ヒスタミン薬。
これも抗コリン作用もありますし、万年地球の低下のリスクになると。
あとは吐き気止めですね。
吐き気止めも先ほど言ったドパミンっていうのを抑えるんで、
そのパーキンソニズム、薬剤性パーキンソンの原因になったりしますよね。
あとはステロイド、ベータ、遮断薬、ジギタリス。
ジギタリス、今、高齢者で使うことあんまりないですけどね。
でも使わないといけない時もありますけれども、
その時にはかなり慎重に使うという感じですね。
あとはワーファリンが出てきました。
抗抗抗薬、血の沢山が薬ですけれども。
ワーファリン、最近使う機会が非常に減ってはきましたけれども、
でもやっぱりワーファリン、昔からずっと使っていてみたいな方とかはいらっしゃるので、
この辺は注意かなと思いますね。
あとはアスピリン。
あとアルファブロッカー。
アルファブロッカーも血圧のコントロールが非常に悪い方に限って限定的に使う場合もありますけれども、
あんまり使わないかなという感じですね。
あとはエネセイズ全般ですね。
非ステロイル性の抗炎症薬全般。
あとリリノ薬ですね。保守効果がそう薬。
あとトネウ病の薬。
トネウ病の薬、最近いろんな薬が出てきたので、
非常に良いお薬もあるんですけれども、
ただ使い方は注意しないといけないということで、
研究も多分いろいろされてるからというので、
もうありとあらゆる薬が載ってますね。
SU薬、ビグアナイド、チアゾレジン系、
アルファグルコシラージソガイ薬、
SCLT2ソガイ薬、JLP-1、
アナログ、
あとインスリン。
ほとんどですね。
あとは歓迎剤として酸化マグネシウムが出ていますね。
これは高マグネシウム結晶になる。
これでも人気が悪くなければ基本高マグネシウム結晶になることないんで、
普通に使う分には全然問題ないんですけれども、
知らず知らずのうちに人気が悪くなっていると、
マグネシウムが蓄積する可能性があるという感じですね。
使用を考慮すべき薬
あとは大エビ、かかつ道膀胱の薬という感じになっております。
最後ちょっと1分だけ、
この開始を考慮すべき薬剤のリストということで、
先ほど今言ったのが、
中止とか原薬を検討できないかというやつなんですけれども、
もしくは開始する前にちょっと一度立ち回ってみたいな薬なんですけど、
逆にね、開始考慮した方がいい薬とかっていうのが載っていてですね、
1つがコーパーキンソン病薬ですね。
うちのエルドパが出ているのと、
あとは吸入薬で基幹死拡張薬ですね。
長時間作用型のコーコリン薬とか、
長時間作用型のβ刺激薬ですね。
この辺は特にCOPDのある方に関しては、
入ってなければ入れることを検討するという、
これは本当にその通りだなと思いますね。
あとはワクチンとしてインフルエンザワクチンが出ていて、
肺炎吸血ワクチンも出ていますということですね。
あとは、あと高圧薬の中でですね、
A素外薬という分類があるんですけれども、
これもこれすべきということになっています。
あとはスタチン、かかつ道膀胱の治療薬のうちのβ3の刺激薬ですね。
あとは前日炎肥大のうちのα1ブロッカー、
あとはPD5素外薬という感じになっております。
ということで、ちょっと大幅に、
ちょっとペースハイブをミスりました。
時間超過しましたけれども、こんな感じでですね、
高齢者にはお薬、慎重に使わないといけないけれども、
でも必要なお薬もあるんで、
そこら辺は急にやめるんではなくて、
指示と相談してくださいという感じです。
はい、では、最後にシンシンジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。
シンシン、ジャンケン、ジャンケン、パー!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただきありがとうございました。
興味シンシン。
12:55

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