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2025-09-16 08:07

《1340》支え、支えられる力~病院ラジオ(20)心の医療センター編を見て思ったこと~

★必見番組★

病院ラジオ(20)心の医療センター編▼サンド新潟県へ

配信期限 :9/22(月) 午前 まで

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025091523453


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


内科医たけおが、NHKのテレビ番組「病院ラジオ」第20回「心の医療センター編」の感想を語った。この回は、新潟県上越市にある犀潟(さいがた)医療センター(精神医療・依存症治療に特化)が舞台となり、話者は番組から三つの重要な視点を得たという。


**一つ目:支え、支えられる力**

番組には主に精神疾患の当事者が登場し、自らの病や経験をオープンに語った。話者は、この「生の語り」こそが、精神疾患に対する世間の偏見(スティグマ)を解消し、理解を深める上で極めて重要だと強調する。特に、孤立が依存症に繋がるケースがある中で、当事者同士や医療者との相互扶助が大きな力となることが示された。また、医療者自身も何かしらの病を抱える可能性があるため、「誰もが全て健康なわけではない」という前提のもと、支える側と支えられる側が状況に応じて入れ替わる、相互の支え合いの社会が理想であると述べた。


**二つ目:病気に対する理解の重要性**

病気に対する深い理解(自己認識)が治療の第一歩であり、特に精神疾患においては、自分の症状や病気の受け入れ方が難しいため、特に重要だと強調した。理解が進めば、適切な自己対処が可能になる。これは身体疾患(内科、腎臓病、癌など)にも共通する。さらに、精神疾患は完治を目指すだけでなく、「病気を抱えながらどううまく付き合っていくか」という、長期的な視点の切り替えが非常に大事であると論じた。


**三つ目:心理師の役割**

犀潟医療センターには心理師が多く在籍しており、彼らの関わり方がリアルに描かれていた。心理師の役割は1対1のカウンセリングに留まらず、グループワークなど多岐にわたる専門性を活かしたサポート体制が示された。話者は、心理師の専門性や特徴を活かせているこの病院の姿勢を評価し、このような取り組みが広がることを望んだ。


**総括**

全体を通じて、前回のリハビリ病院の回と同様に「知ることの重要性」を再認識した。このような病院の存在を広く一般に伝えたNHKの試みは非常に意義深く、視聴を強く推奨した(NHKプラスにて翌週月曜まで視聴可能)。

サマリー

このエピソードでは、心の医療センターに関する放送を通じて、精神疾患への理解と支え合いの重要性が強調されています。特に、ピアの力や医療者との協力が重要であり、心身の病に対する理解を深めることが治療の第一歩であると再認識されています。

心の医療センターの重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はテレビ番組のまた感想を話していこうと思うんですけれども、
先週に引き続きまして、NHKの番組ですね。
ちょっとNHKの回し物っぽくなってますけれども、NHKとDXファン全くございませんが、
病院ラジオの20回ですね、記念すべき20回目の放送ですね、サンドイッチ版の。
これをですね、ご紹介したいと思います。
今回はですね、心の医療センター編ということで、
新潟県上越市の最型医療センターに行かれたお二人ですね。
はい、いつものようにですね、いろんな方が出てきて、インタビューというかお話をしていただくっていうような、
そんな感じの回になっておりました。
はい、先週はですね、リハビリ病院の再放送だったんですけれども、ご紹介しましたけれども、
今回もですね、今回はね、たぶん初めての放送だったと思うんですけれども、
非常に神回でしたね。
はい、やっぱりね、すごい生の語りというかの重要性というか、
訴える力みたいなのがすごい改めて感じましたね。
今回出てきた方は、ほとんどの方が精神疾患の方なんですけど、
一部医療者が出ていたりとか、神経疾患の方もいらっしゃいましたけど、
ほとんどが精神疾患の当事者の方だったんですけれども、
なかなかですね、この世の中にいると精神疾患を抱えているんですけれども、
オープンにしていない方がかなり多くいらっしゃって、
そうすると精神疾患の方への偏見とかですね、マスティグマとかっていうのはね、
改善されないことって結構あると思うんですね。
まず知ることから始めるっていう点でですね、今回の番組非常に良かったかなというふうに思います。
一部の方はですね、顔を出しなしで出ておられたりしましたけれども、
でもそれでもね、こういう番組に出ていただけるっていうことは非常に有益な行動かなというふうに思いました。
支え合う力の重要性
で、いろいろ思うところあったんですけれども、やっぱりですね、
一つは、今日のタイトルにも書きましたけれども、
支え、支えられる力って書きましたけれども、特にそのピアの力ですね。
今回の病院、依存症の専門プログラムをやってるっていうことで、
そういう場面が結構出てきたんですけれども、
やっぱり孤立したりとかですね、孤立したり孤独になったりとかっていうことで、
そういう依存に走ってしまうことって、少なからずあると思うんですね。
で、それをお互いに支え合うっていう。
で、これ当事者同士の支え合いもそうですし、医療者と一緒に支えるっていうところもですね、
今回の番組を見ていただいたら非常によくわかるんじゃないかなというふうに思います。
で、ただですね、医療者もですね、やっぱり自分の中の病気の部分とかっていうのを持って行ったりすることもありまして、
今回も実際、医療者の方で病気になった方っていうのも出ておられましたけれども、
全て健康っていう人はね、一人もいないと思うんですよね。
僕も何かしらのその病的な部分を持っていますし、
いずれその精神疾患も含めてですね、病気になるかわからないっていう部分もあるので、
お互いの支え合い、支えが必要な時には支える側にもあるし、
逆に支えられないといけない、ないといけないというか、支えられる必要がある時には支えられるっていう、
そういうのが非常にいい社会なんじゃないかなというふうに思ったりしましたね。
はい。っていうのが一つ目でした。
二つ目はですね、これいつも松浦さん、
そういったカタナクラブの松浦さんとかもいつもよく言ってる話ですけれども、
やっぱりね、病気に対する理解ですね、これが非常に重要かなというふうに改めて思いましたね。
で、これやっぱりなかなか難しい部分もあるんですけれども、その受け入れがたいとかですね、
あとはやっぱり症状が、どういうのが症状かっていうのをきちんとご自身で理解できない、
理解が難しいっていうのもあったりするので、
この辺ね、なかなか難しいんですけれども、でもね、やっぱりそれが治療の第一歩っていうか、
これ別に精神疾患に限った話ではないんですけどね、
何かの病気とか、例えば腎臓病とか、マガンとかでもそうですけれども、
それがね、どういう病気かっていうのをね、結構ね、
解像度荒くしか理解していない方って結構いらっしゃるんですけれども、
でもそれはね、やっぱり理解が徐々に深まっていくと、
そういう病気なんだっていうことで、自己対処もおのずとできるようになってくるっていうのもあるので、
心身症もね、多くの場合そうですけれども、
やっぱりね、病気の理解をね、いろんな人との話し合いの中で高めていくっていうことも非常に重要かなというふうに思ったりしました。
あとはやっぱりね、病気、肺炎とかですね、そういう病気と違って、
やっぱりね、付き合っていく姿勢っていうのは非常に大事で、どなたかも言われてましたけれども、
治りますかっていうのもね、よく聞かれるんですけれども、治るのを目指すんではなくて、
その病気を抱えながらどういうふうにうまいこと付き合っていくかっていうことの視点の切り替えみたいなのが非常に重要じゃないかなというふうに思いましたね。
心理師との関わり
はい、っていうのが二つ目でした。
三つ目ですね、三つ目は、この病院ですね、非常に心理師さんが多くいる病院だなというのを今回改めて見て思ったんですけれども、
その心理師さんの関わりですね、非常にね、うまいことというか、実際リアルなんですけれども、描かれてるなというふうに思って、
どうしても心理師さんというと、なんか1対1のカウンセリングみたいなイメージをお持ちの方もいらっしゃるというか、
そういうイメージをお持ちの方が多いんじゃないかなというふうに思うんですけれども、
今回のやつを見ていただいたら、そうではないんだっていうのがわかるんじゃないかなというふうに思います。
思いますし、あとは、その心理師さんって何やる人みたいな感じで、心理師さんの専門性とか特徴を活かせない場面とかっていうのは結構あるかなと思うんですけれども、
今回の出てこられた、インタビューに答えておられた心理師さんもそうですし、そうじゃない他の心理師さんの姿勢とかも、
こういう心理師さん多くいらっしゃったらいいなっていうふうに思ったりしましたね、という感じでした。
ちょっと詳しくは番組をご覧いただけたらなというふうに思います。
ただ、そうしてですね、やっぱりこの間のリハビリ病院もそうですけれども、やっぱり知ることの重要性ってすごい大事で、
こういう病院もあるんだよっていうことを言い出していただいたのは、非常にNHK、グッドジョブだと思いますし、
是非、来週の月曜日、22日までNHKプラスでご覧いただくことができるので、見ていただけたらなというふうに思いました。
はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、ちょき!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会い頂きたいだけでした。
今日も、しんしん。
08:07

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